カマス引っ掛け仕掛け新バージョン!! ~泳がせ船でカマス爆釣?!~

 釣行データ
釣行日 2015/4/11(土)
船宿 小田原・坂口丸 / カマス泳がせ船
竿(泳がせ) ダイワ(Daiwa) VIPER TAILM-227
リール(泳がせ) ダイワ(Daiwa) レオブリッツ 750メガツイン
竿(カマス) ダイワ(Daiwa) メタリア・ヤリイカ MH-175
リール(カマス) ダイワ(Daiwa)レオブリッツ300J
仕掛け(泳がせ) 上糸:シーガ―FXR船16号1.5m
ハリス:シーガ―FXR船16号1m
捨て糸:シーガ―FXR船16号10cm未満
トローリングスナップ 5号
クロスベアリング 4×3
BBサルカン 2号
BBサルカン スナップ付 3号(道糸との結節)
おもり150号
仕掛け(カマス) 上糸、幹間、捨て糸:ハリス12号・1.2m
ハリス8号・20cm
プラヅノ

Wクレン親子
BBサルカン 2号
オモリ 120号
水温 14℃
瀬の海:うす濁り ゆるい  棚:80-100m
パターン 小潮2日目   (満潮 8:33)  (干潮 15:52)                
月輝面 -61.5% 月齢21.7
北東、吹いたり止んだり
波高 0.5-1M
天候 雨のち曇りときどき晴れ
船の釣果 カマス:2 – 98
自己釣果(右舷) カマス:     98  スズキ:1

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本日は小田原の坂口丸さんにお邪魔してきました^^

 

狙いは…

 

 

 

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カマス爆釣っ!ヽ(`Д´;)ノ

 

前回に引き続きカマス「引っ掛け釣り」の考察です。

 

前回の反省点からもろもろ改良を加え仕掛けをバージョンアップ。さらに釣り方も、掛かりの良いフリーフォールだけでなく、シャクリによる「誘い」を重視して作戦を練ってきました。

 

 

 

結果…(°Д°) 

 

 

 

 

 

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ばくちょ~ばくちょ~(`д´/;)/

 

途中から小型をリリースしなければ100本超えてました(^o^;)

 

正直、こんなにも釣れてしまう「仕掛け」と「釣り方」を
公開して良いものかちょっぴり悩みましたが…(^o^;)

 

お師匠も書いてるのでわたしも全部書きます(笑

 

題して

「ごまプリン流?!
カマス引っ掛けルアー釣法!!~攻略編~」

でございますっヽ(`Д´;)ノ

 

 

わ~パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ…

 

 

 

 

…(ノ ̄△ ̄;)アラ?

 

 

 

※追記:関係者の方にお話を伺ったところ、カマスの引っ掛け釣りにおける「プラ角仕掛け」の考案者は、渚丸さんとのことです。素晴らしいアイディアに拍手ですね! オリジナルの爆釣仕掛けが気になる方は、渚丸さんにレッツゴーです^^

 

 

 

 

プラヅノ仕掛け改

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11センチのプラヅノに小さめのトリプルフックを取り付けたのが、前回

 

これ、作成にけっこうな時間がかかるうえ、仕掛けをロストしたとき
現地で仕掛けを作れないのが難点です。

 

そこで考えたのが、

 

 

 

 

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こちらっ(σ≧▽≦)σ

 

今回はブランコ用ではなく直結用のプラヅノを使用しました。お尻のほうにハリスを結べば簡単にフックが結べます。これで仕掛けをロストしても、予備さえあれば簡単に交換できますね^^

 

さらにはトリプルフックが尻尾の役割を果たし、
落下中にヒラヒラと踊って誘いの効果も演出できると考えました。

 

 

自信作ですっ!(`д´/;)/

 

 

※プラヅノとハリスの結び方は移動結び
フックとハリスの結び方は深海結びで十分かと思います。

 

 

 

 

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そしてトリプルフックの大きさは「1」と「2」を試しました。

 

どちらもよく掛かりますが…

 

 

 

 

 

トリプルフックの弱点

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トリプルフックには弱点があります。一つ目はサバです。

 

5本針のすべてがサバに飲み込まれたときは
なかなか針が外れなくてげんなりしました(^o^;)

 

これを改善するならお師匠のように針を変えるしかないと思います

 

が、トリプルフックの威力が凄すぎるのも事実。

 

この日は1日トリプルで通しました。

 

 

 

 

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そしてトリプルフックのもう一つの弱点は
「幹糸」をひどく傷つけることです。

 

これは幹糸を太くすることで対応できます。今回はハリス12号を試し、仕掛けをロストすることなく1日を通すことができました。

 

が、仕掛けをロストすると痛いので
傷の状態は定期的にチェックするのが良さそうです^^

 

※追記:幹糸の傷はどんな針でもその「返し」によって多少なりとも傷つきます。その点、「返し」のないルアー用のバーブレスフックは幹糸への傷を与えにくく、またバーブレスフックは「返し」がないぶん魚が取り込みやすく、手返しよく釣れるため昨今の引っ掛け釣りにおけるトレンドになってきました。タチウオ用のトリプルフックが人気あるようです。

 

 

 

針数と取り込みのコツ

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針数は、4本以上なら
風で飛ばされないようマグネット必須でしょうか(^o^;)

 

写真はスーパーマグネット
ほかウルトラマグネットなんかが売っています。

 

今回は泳がせ竿も同時に出していたため、
「ヒット率」と「手返し」のバランスを考えて5本針としました。

 

が、胴付き仕掛けは「強風」というだけであっさり糸が絡みます。中には8本以上を使いこなす方もおられますが、慣れずに5本はちょっと多いかもしれません。

 

なお取り込みのコツは、魚を1本ずつ針から外しながら取り込むことです。魚はイカと違い、暴れますので、複数のカマスを一気に取り込むと、仕掛けを知恵の輪状態にされがちですから、ご注意ください

 

 

 

 

枝スの長さ

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枝スの長さは前回同様、20センチとしました。短めです。

 

その理由は、

 

  • 糸絡みしにいくい
  • 取り込んだとき手前マツリしにくい
  • 電動シャクリ中にフック同士がオマツリしにくい
  • ルアー効果を狙う(後述)

 

という考えです。

 

※ほかフリーフォール中に「引っ掛かり」やすいことから察するに、まず枝スが先にカマスの体に触れ、その枝スを伝って針掛かりするのだと考えます。ならば、枝スは短いほうがカマスに悟られる時間が短いと考えました。

 

 

※追記: その後の考察により枝スの長さは5センチでも10センチでも問題なく掛かることがわかりました。が、枝スの長さに従って針やプラツノの動きも変わってくるはず。今後、海や魚の条件次第ではこの枝スの長さも課題になってくるかもしれませんね!

 

 

プラヅノと空針 ~誘いの検証~

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今回は、プラヅノの「誘い効果」がどのくらいあるのか
「空針」を混ぜて検証してみました。

 

 

まず面白いのが…

 

 

 

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こちら!(≧∇≦)

 

サバ多点掛け最悪~(^o^;)

 

と思いながらハッとしました。

 

 

 

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「針のみ」の仕掛けを丸呑み…?!

 

黒い針がにでも見えるのでしょうか。

 

ご存じの通り、サバは仕掛けをフリーフォールさせているとき食ってきます。しかし仕掛けを止めているときにはまず食いません。あくまで動いているものに反応します。

 

って、まるっきりルアーじゃないですかっ(`д´/;)/

 

 

 

ということは…(ノ ̄△ ̄;)

 

 

 

あくまでフリーフォール的な動きが有効な引っ掛け釣りですが、より多くを釣りたいなら巻き上げ時の動きも考察する価値がありますね!

 

 

 

…針さえも疑似餌と考え…(°Д°) 

 

 

どう躍らせて、食わすか…(°Д°) 

 

 

 

 

んんんん萌お

キタ━― ヾ(ΦωΦ* )ノ―━!!

 

 

 

 

ヾ(ΦωΦ* )ノ

 

 

 

 

電動ジギングのイメージ

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電動ジギングのイメージは仕掛けによって変わると思います。今回の場合は「胴付き仕掛け」の「枝ス長20センチ」ですので、この枝スがうまく踊るように考えてみます。

 

まずシーボーグビーストマスターであれば電動を中速か、それよりやや速めに巻きます。わたしのリール・レオブリッツはパワーがないのでMAXで巻きました。

 

 

 

 

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電動をonにして、竿先を下げた状態から50センチほどシャクり、

 

 

 

 

kamasuB

竿先を下げます。

 

このとき「電動巻き上げのスピード」を相殺するように竿先を下げます。シャクって持ち上げた仕掛けを一瞬、その場に停滞させるイメージです。すると枝スは、慣性の法則でフワッと浮くと思います。

 

もし、枝スの長さを長くした場合は、シャクリのストローク量を増やしたほうが良いかもしれません。色々試してみてください^^

 

 

 

kamasuB

フワッヽ( ̄▽ ̄)ノ

 

 

kamasuA 

シャクリ~の!(`д´/;)/

 

 

 

kamasuB

フワッヽ( ̄▽ ̄)ノ

 

 

 

kamasuA

シャクリ~の!(`д´/;)/

 

 

 

kamasuC

あ~んどフリーフォール!ヽ( ̄▽ ̄)ノ

 

 

 

 

… ヽ( ̄▽ ̄)ノ

 

 

 

 

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今回はこのイメージで、

 

 

 

 

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フリーフォールに負けじと

 

 

 

 

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シャクリでも

 

 

 

 

 

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たくさん食わせ&掛けましたぞ(≧∇≦)

 

 

 

以下Q&Aです。

 

================================
Q・ツノの色や種類はなんでも良いのですか⁇

 

A・この日はピンクやグリーンに当たりましたが、色までは考察が進んでおりません^^;どうなんでしょう笑

でも基本は引っ掛けなので、空針でも大丈夫です。
プラヅノと空針を交互に入れても良いかもしれません。
================================

 

 

================================
Q・しゃくりは大きく⁇ 触りみたいな感じを引っ掛けるのですか⁇

 

A・この日はいろいろ試しましたが
シャクリは50センチくらいが良かったです。

触りとかは関係ないです!

引っ掛けです(笑)

 

 

Q・サバが途中で仕掛け止める感じですか⁇

 

A・そうです! そのまま錘の重さで引っ掛けたほうがいいときもありますし、積極的にシャクって掛けたほうが良いときもあります。(と思います)

 

( ̄▽ ̄)ニヤッ
================================

 

 

 

 

 

 

当たってるよ~

 

 

 

 

 

 

 

なんか竿の様子がおかしいよ ~

 

 

 

 

 

 

 

 

atari

 

 

 

 

 

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キテル━― ヾ(ΦωΦ* )ノ―━!!

 

 

と船長の呼びかけでようやくハモノ竿の異変に気づき

 

 

 

 

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スズキゲット! (`д´/;)/

 

 

…カマスに夢中でまったく気づきませんでした(笑

 

 

 

 

 

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ちなみに今回は針の付け方を工夫しました。

 

というのもカマスは口が堅いので、針を上顎に掛けると、ハモノが掛かったとき合わせを入れても口が壊れず、ハモノの掛かりが悪そうです。

 

そこで、

 

 

 

 

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比較的壊れやすい口角に掛けたところ

 

 

 

 

 

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バッチリ親針に掛かってました^^

 

 

 

 

え~ …(ノ ̄△ ̄;)

 

 

…針が呑み込まれて
ハリスがギザギザだってことは …(ノ ̄△ ̄;)

 

 

恥ずかしいので言えませんな~(ノ ̄△ ̄;)

 

 

…(ノ ̄△ ̄;

 

 

 

どこまで進化する!?~カマス釣り新釣法~(2015/04/06)

2015/04/06

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最近、相模湾のカマス釣りが絶好調ですが、
気づいている方は気づいていると思います。

 

竿頭とスソの方の釣果に差がありすぎる日があることを。

 

カマス50本といったら6~7分に一本は釣れる計算です。水深100メートル以上ならまさに入れ食い。…であるのに、スソの方は2本?!

 

秘密の匂いプンプンします~(^o^;)

 

この謎を解明すべく、先日、
スソを覚悟してカマス船に乗ってきました。

 

 

 

 

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結果、スソでした(笑)

 

しかもこの2本、どちらも口に掛かったわけではないのです。思えば1年前にも引っ掛けでカマスを釣っていたことを思いだしました

 

まさに知るべくして知った「引っ掛け」釣り…(^o^;)

 

 

 

 

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カマス釣りにおいて「引っ掛け釣り」が有効なことは、ごく最近知られたことだと思います。この情報は、一部の方しか知らないから釣果に差がでるのだと思います。

 

もちろん状況が良ければ従来の餌釣りが功を奏することもあると思いますが、 カマスの群れが動かずに固まった状態を狙うなら、「引っ掛け」釣りが猛威をふるう日もあるのだと痛感しました。

 

そしてその釣り方と仕掛けを工夫する技をいくつか見聞きしてきました。いずれも独自の考えで工夫されたオリジナリティー溢れる仕掛けです。しかしそのテーマはみな共通。いかに「引っ掛け」て釣るかです。

 

さすがに見聞きしただけの仕掛けをここで紹介することはできません。多くの事実はカマス船に乗船し、ご自身の目で確かめてただければと思います。

 

 

しかし先日、

 

 

 

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渚丸さんが正式に「電動ジギングによる引っ掛け釣り」と称してカマスの「釣り方」を変更しました。

 

ときを同じくして諸先輩方のありがたい情報により
「プラヅノ」が有効だと判明。

 

 

 

 

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そこでプラヅノを使用してみたのですが…

 

プラヅノにはカエシがありません。

 

最初に試したときは引っかかってもすぐにバレてしまい、プラヅノでは一本も船内に取り込めないまま惨敗を喫しました

 

そこで二回目は…

 

 

 

 

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11センチのプラヅノを改良してトリプルフックを取り付けました。従来の胴突き仕掛けの枝スをプラヅノに変えるだけです。

 

幹糸は120センチ。

 

引っ掛けるので、枝スの長さはあまり長くないほうが絡みなく良さそうだと感じ、枝スは20センチとしました。

 

写真の針は、ツノの大きさにあわせて小さめのトリプルフックとしましたが、餌に反応しないような渋い日は、もっと大きめの針で引っ掛けに専念したほうが良いと感じました。

 

ただトリプルフックは幹糸を傷つけてしまうこともあるようです。
まだまだ改良の余地がありそうですね^^;

 

 

 

なお参考までにプラヅノの作り方を紹介しますと、

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カンナをペンチで曲げて

 

 

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ハリスを切ってカンナを分解。

 

 

 

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素のプラヅノに、トリプルフックを釣名人などで仮止めします。

 

 

 

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6号くらいのハリスを結びます。 ちょ~雑で心配になったので
さらに釣名人でガチガチに加工しました

 

 

 

 

 

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引っ掛け釣りですから「スレ掛かり」が大半ですが、しっかり口に掛かることもありました。これはプラヅノに「誘いの効果」があることの証明かもしれません^^

 

 

 

 

釣り方はいたって簡単。

 

仕掛けをフリーフォールさせて、電動ジギングのように中速よりやや速いスピードでシャクるだけ。それを指示棚の範囲で繰り返すだけです。

 

まだまだ未開拓の釣りですから
いろいろ試す価値はあるかと思います^^

 

 

 

 

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なお通常のカマス仕掛け(3本針の胴突き仕掛け)でも、より大きな針をつければそれだけで仕掛けの落下中に引っ掛かりやすくなります。

 

餌をつける場合は、カマスをフリーフォールさせた餌にまとわりつかせて、大きな針で引っ掛ける…そんなイメージでしょうか。

 

仕掛けを落としている最中に引っ掛かったら、サバが掛かったときのように仕掛けが浮きますので、すかさず合わせます。

 

 

 

 

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なお引っ掛けるので、ムツ針のように針先がネムっている針は向きません。ストレート針が有効です。丸せいご丸海津のようなストレート針の、大きなものが良さそうです。

 

きっとこれから、みなオリジナルの仕掛けで、
人それぞれに仕掛けが進化していくのでしょうね^^

 

 

 

 

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編集後記=============================

ここで紹介した内容は、カマス釣り本来の釣り方や仕掛けではありません。よってわたしはこれらの釣り方を推奨しているわけではありません。

 

ではなぜ、引っ掛け釣りを紹介したのかと言えば、いままでカマス餌釣りで撃沈を繰り返してきた方にとっては、リベンジできる貴重な情報になると思ったからです。

 

ここで紹介した内容は、現時点(2015年4月)では主流ではない釣り方です。

 

あくまでご自身の判断で、やりたいと思ったなら試されて下さい。船長の指示がある場合は、あくまでも船長に従って頂きますようよろしくお願いいたします^^

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※釣りの先輩めじ吉さんがカマス釣りの独自ノウハウを公開されています。研究熱心なハートに脱帽です

 

※追記:関係者の方にお話を伺ったところ、カマスの引っ掛け釣りにおける「プラ角仕掛け」の考案者は、渚丸さんとのことです。素晴らしいアイディアに拍手ですね! オリジナルの爆釣仕掛けが気になる方は、渚丸さんにレッツゴーです^^