一見、なんの変哲もないスピニングリール「キャタリナ12」のハンドル。
実はこれ壊れています。
本来「EVAグリップ」と「アルミノブ」は一緒に回るものなので、
無理やりハンドルを回せば回せないこともないですが、
ガタつきがあり、
もはや力を込めて巻くことはできません。
その症状は、
本来くっついているものが剥がれてしまいました。
原因は相模湾のキハダ釣りです。
- 想定以上のキハダが掛かってしまった
- ポンピングでうまく魚を浮かせることができず
- 「力任せにリールを巻いた」ことにより
- 「EVAグリップ」と「アルミノブ」の接着がねじ切れた。
…(。-_-。)
ただのへたくそじゃねーかぁ( ꒪ д꒪ ⊂彡☆))Д´)ボベラ
どうやらEVAグリップは「触りごこち」が良い反面、「壊れやすい」という繊細な一面もあるようです。
やむなく釣具店に持ち込み
「交換パーツ」を注文しました。
げ。
くそ高い…(꒪⌓꒪)ナニナノ…
これが「ノブ」ごときの値段なのでしょうか…。
スシロー満腹コースじゃねぇかぁー( ꒪ д꒪ ⊂彡☆))Д´)ブ゙゙゙゙ベラベラ
自分で修理っきゃない(*`エ´*)
EVAノブの修理
剥がれた「EVAグリップ」と「アルミノブ」をくっつけるだけですから修理は簡単です。
選ぶべきは接着剤。
googleで検索すると、接着しにくい素材で有名な「EVA素材」の接着剤がいろいろ出てきます。
でもわたしがお勧めするのは…
エポキシ樹脂系最強の接着剤
アラルダイトだああっ!!(*`エ´*)
自作竿のリールシートやバットエンド(竿尻のEVAグリップ)の接着はもちろん、大物竿のリールシートも頑強にくっつけてきた竿師ご用達の接着剤です。
あっさり接着完了です^^
※接着面はパーツクリーナーやエタノールで脱脂してから接着します。
ただしEVAノブは液剤が染み込みやすいため、
EVAノブの脱脂は「麺棒にパーツクリーナーやエタノールを含ませて軽く拭く」くらいで大丈夫です。
※アラルダイトは完全硬化に3日かかる本格的な2液性のエポキシ樹脂(接着剤)です。2液の混合比は1:1。混合量は目合わせで大丈夫ですが、室温18℃以上でないと硬化しない点にご注意ください。
キャタリナ4500番「ハンドルノブのパーツ交換」
ダイワの4500番以上に適合する
Lサイズのハンドルノブが自宅に届きました…。
せっかくなのでハンドルノブを交換します。
ここではより詳細にメモしていきたいと思います。
リール購入時に付属する「キャップオープナー」を使用し
「ノブキャップカバー」を開けます。
「ノブキャップカバー」を外すと「ノブキャップ」がポロッと外れます。
- おそらくメンテナンスを怠ってきたせいでしょう、アルミノブ内のベアリング等が固着し取り出せない状態です。
- そこでメンテナンス等で使用するパーツクリーナーをアルミノブ内に吹きかけて汚れを落とします。
- アルミノブをポンポンと叩くと「ブッシュ」「ボールベアリング」「調整ワッシャ」が取り出せます。
純正パーツの中で使用するのは上図の通り、
- 調整ワッシャ x 2個
- ブッシュ
- ボールベアリング
- ネジ
計5点です。
各パーツはそれぞれパーツクリーナーで脱脂し、
オイルまたはグリスを付け直します。
※オイル…サラサラなので回転は軽い。ただし耐久性に劣る。ちょくちょくメンテナンスするならこっち。
グリス…粘度があるため回転がやや重い。ただし耐久性はオイルより上。
ハンドルのパーツに関しては
オイルとグリスは好みかと思います^^
交換するのはダイワの4500番以上に適合する
スタジオオーシャンマークのハンドルノブです。
コイン等で「ノブキャップカバー」を外します。
ハンドルリベットに「純正ワッシャー」「純正ブッシュ」の順にはめ込みます。
続いてハンドルノブの穴に
「ボールベアリング」、「ワッシャ」の順にはめ込みます。
「ボールベアリング」と「ワッシャ」は、
「ハンドルリベット」と「ハンドルノブ」の隙間にはめ込みます。
ピンセットを使うと便利です。
ハンドルのガタつきはベアリング保護のためほんの少し「遊び」があるくらいが丁度良いです。もし大きくガタつくようなら、
ハンドルノブに付属の「調整ワッシャ」を追加するか、もしくは「純正ワッシャ」と「調整ワッシャ」を交換してガタつきを調整します。
今回は未調整でうまくいきました。
なおメンテナンスは「ハンドルノブ」と「ハンドルリベット」の隙間にオイルまたはグリスを注油するだけ^^
余談
キャタリナの4500番はPE4号が300㍍巻けます。
…でも本当はPE4号を400㍍巻きたいです。
…。
…うっ。