「沖釣りをはじめタイ!」カテゴリーアーカイブ

沖釣り(船釣り)の服装

季節の服装を紹介します。

 

夏場

 

  • 帽子
  • Tシャツ
  • 動きやすいパンツ(または短パン、海水パンツ)
  • 長靴または(滑りにくい)マリンシューズ、ぎょさん
  • カッパ、または濡れても良い何か羽織れるもの
  • 日焼け止め
  • サングラス

 

夏場は日焼け対策がメインです。

日差しがきついと普通は服を脱ぎたくなりますが、気づかずに日焼けした場合は必ず羽織れるものが欲しくなります。首に巻けるタオルや、カッパ、または濡れても良い何か羽織れるものがあるとよいでしょう。飛沫をかぶることもあるのでカッパがおすすめです。

日焼けを嫌う人は、最初から長袖のシャツや7分丈のTシャツを着ています。

 

また、船は足場に循環ポンプで海水を流しますから、お尻が濡れやすいです。(※一部の船では循環ポンプのない船もあります)

少々暑いのを我慢して下履きだけカッパをはくか、
思い切って汚れて着替えを持参するのがよいです。

 

※オニカサゴ等、とげに毒がある魚を釣りに行くときは必ず長靴にしてください。足に刺が刺さると非常に危険です。

 

 

冬場

 

  • 厚手のニット帽(ネックウォーマーなど)
  • Tシャツx2
  • ロングTシャツx2
  • トレーナーx2
  • ヒートテックパンツ
  • ももひき
  • スウェットパンツx2
  • 厚手の靴下x2
  • カイロ
  • 手ぶくろ
  • カッパ
  • 長靴

 

 

私は寒いのが苦手なので、上6枚、下4枚着込んで
だるまのようになります(笑)

 

少し動きづらくなりますが、
いくら厚着をしても暑いことはありませんから、
防寒対策はしっかりしていきましょう。

死ぬほど寒いなか厚着をして平然とするのもオツなもんです(ノз`)

 

 

春、秋

 

この季節は夏と冬の中間ということになりますが、
服選びのときミスしやすい注意点を書いておきます。

 

1・海は寒くなりやすい

特に朝、移動のため船が走っているときは肌寒いです。カッパがあって丁度良いときもあるので、たとえ天気予報の最高気温が28度だとしてもカッパはあったほうがいいです。

もちろん突然暑くなるときもありますが、その場合は脱げばいいだけです^^

 

2・いつの間にか日焼けしている

ギラギラに光る海ですから天気が良ければ冬でも日焼けします。服装とは直接関係ありませんが、日焼けを気にする人は注意です。

 

 

 

釣行日の風を知る

 

せっかく釣りにいくのですから
良い日に行きたいですね^^

 

釣行日の天気でもっとも気にしたいのは「風の強さ」です。

 

 

風が強いとこうなります。

 

  • 波が高くなる。
  • 船が揺れる。
  • 仕掛けが風になびいて扱いづらくなる。
  • 道糸が潮に流されて釣りづらくなる。

 

あまり良いことはありません

 

ですから、たとえ船酔いしなくても、
はじめてなら「風速4」くらいまでを釣行の目安にしましょう。

 

 

また東京湾と相模湾はその特性から「北風には強い」です。

 

逆に言うと「南風には弱い」ですから、

一日を通して南風が強い場合は、
当日の朝、船宿さんに出船の有無を問い合わせましょう

 

 

 

風を知る

「風向き」と「風の強さ」は、
私の知るかぎり「釣行日の3日前」から調べることができます。

 

 

(今日から)3日後の風予報

 

3日後の風予報は天気図で調べます。

Yahoo!>天気・災害トップ > 天気図

にジャンプして
3日後を見てください。

 

ここでは天気図の見方を簡単に説明します。

 

「風の強さ」は「等高線の間隔」でなんとなくわかります。

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赤い矢印のように、等高線の間隔が狭いほど風が強く
青い矢印のように、等高線の間隔が広いほど風が弱いです。

 

また低気圧の中心は風が強く、
高気圧の中心ほど風は穏やかです。

 

 

↓次に風向きです。

weathermap5-28guruguru

高気圧は時計回り、
低気圧は反時計回りに風が発生します。

風はつねに渦を巻いてるんですね。

 

上の天気図を見るかぎり、
関東付近は高気圧と低気圧に挟まれています。

 

黄色い矢印が画面下から上に巻いてますから、
だいたい南風であることがわかりますね。

 

これらの結果をまとめると、この天気図からは

およそ南風、風は強いかも

と予想できます。

 

 

 

 2日後の風予報

 

2日後の予報になると
もう少し正確な情報が得られます。

 

天気・災害トップ >  風予測 > 関東・信越<風予報

天気・災害トップ >  波予測 > 関東・信越<波予報

 

これらは見たままの情報が得られますから、
説明は省きますね。

三日後よりは正確な情報が得られます。

 

 

明日の風予報

 

明日の予報になるとだいぶ正確になります。

 

YAHOO!>天気・災害トップ>釣りにジャンプして
見たい地域を選んでください。

 

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明日の天気が「時間単位」でわかるのが嬉しいですね。

波の高さは2メートルを超えるなら考えたほうがいいですが、
基本は風が弱ければ問題ないです。

「南風」が強い場合はとくに
出船の有無を事前にご確認ください。

 

 

まとめ

 

 

 

 

車がなくても大丈夫?

車がない場合は、
船宿の「送迎サービス」を利用するとよいです。

 

最寄りの駅まで電車で行けば、送迎バスで迎えに来てくれるという
一部の船宿が取り扱っているサービスです。

 

ただし、
まずは誤解なきよう…。

 

車はあったほうがよいです。

 

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たくさん釣れた場合は、その重いクーラーBOXを持ち帰らなければなりませんし、船は朝が早いですから、車があれば余裕を持って船宿に到着できます。

 

ですから、もし、友人や家族を誘ったりして「車が手に入る」なら、
それに越したことはありません。

免許を持っているならレンタカーもいいですね。

タクシーで来られる方も見かけます。

 

それでもやっぱり車が難しい場合は、
船宿の「送迎サービス」を利用するとよいでしょう。

 

 

送迎サービス

川崎つり幸ホームページ」をクリックしてください。

つり幸さんを例に送迎サービスを紹介します。

 

1・ ページの左下にある紫色のカテゴリー欄から、
「アクセスマップ」をクリックしてください。

2・表示されたページには「車でお越しの方」という見出しがあり、
下の方にスクロールすると「電車でお越しの方」という
見出しが出てきます。

 

バスで送迎してくれるとはっきり書いてありますね。
具体的な乗り方が書いてあるのでとても安心です^^

 

川崎つり幸さんはわたしが最初にお世話になった船宿です。

この黄色いバスに乗って、
妹とふたりでアジを釣りに行った記憶が懐かしいです。

 

もしわからないことがあったら遠慮なく電話で聞きましょう。

快く答えてくれますよ

 

「送迎サービス」を利用する場合は、
前日に必ず電話を一本入れましょう。
電話することで、船宿さんに覚えてもらうことが大切です。

 

 

船宿探し5つのポイント

 

数ある船宿の中から気に入った船宿を見つけるのは
一苦労ですよね

そこでもし迷ったら、
下記5つのポイントを参考にしてみてください。

 

なおここで紹介するポイントは管理人が重視するポイントです。

人によっては当てはまらないかもしれませんから、
その場合は参考までにお願いします^^

 

 

 

1・最初は近場で

 

気に入った船宿が近くにあるならそんな幸運なことはないです^^

気分が楽です。

交通費も安くて済みます。

遠いと

  • お金がかかる
  • 行き帰りの時間が長くなる

 

もちろん遠くても問題はありませんが、
ひと手間増えることは知っておきましょう。

 

 

2・毎日釣果が更新されている

 

釣果の更新は私がもっとも重視しているポイントです。

 

たとえ出船しなかった日でも、
たとえ釣果が厳しくても、

 

「今日はお客さんが見えず出船しませんでした」
「今日は潮が流れず苦戦しました」

 

正直に書かれているほうが私は信用できます。

 

釣果情報でわかるのは決して釣れた魚の数だけではありません

船長の人柄も出るものです。

 

 

3・まんべんなく釣れている

 

あなただったらどちらの船に乗りたいですか?

 

  • A船のアジの釣果  2-120
  • B船のアジの釣果  35-80匹

 

釣果を見るとどうしても最高数を見てしまいがちです。

しかしそれは竿頭(ベテランさん)が釣った数です。

初心者さんでもたくさん釣れるのはB船です^^

 

 

4・ホームページに「初心者さんに向けたメッセージ」がある

 

お気に入りの船宿ホームページには
以下の情報がありますか?

 

  • 初めての方へ
  • 乗船手順について
  • 詳しい交通マップ
  • スタッフ(船長)紹介

 

とくに「乗船手順」というのは船宿さんによって違いますから、
これが詳しく記載されていると安心です。

 

ホームページは情報料の多さもよいのですが、
気遣いがそこにあるかを気にしたいですね。

 

細かいことは電話で聞けば済むことです^^

 

 

5・アジ船がある

 

アジ船がある船宿は初心者さんに優しいことが多いです。

少しでも不安が残るなら、
アジ船を出してくれる船宿を選びましょう。

 

 

補足:居心地が良い

 

これは、一回は船宿に行ってみないとわからないことですが、
居心地がよいかどうかは一つのポイントです。

 

実際に船宿に行ってみて
「あまり居心地が良くなかったなぁ」と感じたら、

たとえ他人からの評判が良くても
見直したほうがよいかもしれません。

 

人と人との付き合いですから、どうしても相性がありますね^^

 

 

まとめ

 

もし、ここまで読んで

「え~、遠くてもいいじゃん!」

というふうに思われたなら、遠くてもいいと思いますww

 

これはちょっとした心理テストです。

 

ためしにこのページで紹介した5つのポイントを
自分が重要だと思う順番に並びかえてみてください。

 

きっと求めている船宿が見つかります^^

 

  • 1・船宿が近場
  • 2・毎日釣果が更新されている
  • 3・まんべんなく釣れている
  • 4・ホームページ情報に初心者さんに向けたメッセージがある
  • 5・アジ船がある
  • (補足)実際に行ってみて居心地が良かった

 

 

船宿を探そう

 

船に乗るためには「船宿探し」からです。

色々な検索ページが存在しますので、
ここでは管理人がおすすめする2つのページを紹介します。

 

 

マリネス

 

マリネスは東京から足を伸ばせそうな関東圏を網羅しています。
各船の釣果情報が比較しやすいところがポイントです。

 

 

 

マリネス釣り情報 」にジャンプします。

 

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  1. ページ上部のリンクから「行ってみたい地域」を選択して下さい。
  2. すると選択した地域の「船宿さんの釣果情報」が下部に一覧されます。

 

 

 

↓さらにページ左側、

koueiA

「船宿ページ」にジャンプすれば、
その船宿さんに個別の情報が得られます。

気になる船宿さんがあったら確認してみます。

 

このとき、「船宿ページ内」にURLのリンクがあれば、
船宿のオリジナルサイトにジャンプできます。
(※船宿がオリジナルサイトを運営していなければURLはありません)

 

オリジナルサイトはマリネスとは関係なく、
その船宿独自のページですから、個性たっぷりです。

独自の割引があったり店の雰囲気もわかりやすいので、
オリジナルサイトがある場合は覗かないと損です。

 

マリネスはとにかくシンプルで見やすいので、管理人も気に入って利用しているのですが、もし、船と港の位置関係がわかりずらければ、
GyoNetまたは次に説明する「釣割」のスクロール地図検索もわかりやすいです。

 

 

 釣割

 

釣割」のページにジャンプします。

2007年から始まった比較的新しいサービスです。
サイト名通り、割引きなどのサービスが非常に充実しています。

 

↑カテゴリー別にランキングできるサービスもあります。

 

「へぇ、真鯛はこの船宿が人気があるんだ」

「団体で行くならこの船宿がよさそうだな」

 

といったような視点別で選べるのは新鮮ですね^^

 

 

そして特筆すべきは「釣割」のポイント制です。

乗船予約すると、一回の予約で
1500ポイント(1500円相当)
のポイントが貯まります。

 

なんと、乗船代が6,000円の船を予約しても1500ポイント貯まります。
この場合、割引率は25%OFF

これはすごいです。

 

そしてポイントゲットするといろんな商品と交換できます。

中には電動リールなんてのもありますね。

うーん魅力的…。

 

 

ただし、釣割に限らず、船宿以外のサービスを利用すると、
船宿オリジナルの割引が効かなくなることがあるので注意です。

残念ながら割引は併用できないんですね。

どちらがお得かはケースバイケースですので、
色々検討してみてください。

 

 

行きたい船宿は見つかりましたか?

 

「船宿・情報」という複合キーワードで検索すれば、
他にもたくさん船宿ポータルサイトが出てきます。

ただめまぐるしい情報量ですから、
探すのは「船宿」だということをくれぐれもお忘れなく

 

さて、ここからが本題ですね。

ぜひ自分に合った船宿を探しましょう!

 

もし船宿探しで迷ったら、
次のページで紹介する「船宿探しのポイント」も参考にしてみてください^^

 

 

 

一日の釣行にかかるトータル費用

 

一日の釣行にかかるトータル費用は
およそ「¥10,000~¥20,000」です。

 

細かく分けるとこんな感じになります。

  • 乗船代
  • 船で借りる道具代
  • 船で追加する仕掛け代
  • 食事代
  • 交通費

 

トータル費用はとくに5番の交通費で大きく変わります。
中には抑えられる費用もありますから、ひとつずつ見ていきましょう。

 ※下記の金額は一例です。

 

 

1・乗船代

 

船に乗るための代金です。

およそ、

一日船で ¥10,000
半日船で ¥ 6,000

 

1日船の中でも高い安いがあります。

コマセを使用する > 高め  例:真鯛、イナダ    ¥10,000
船がたくさん走る > 高め  例:カツオ       ¥11,000
コマセを使用しない> 安め  例:タチウオ        ¥9,000
餌を自分で釣る  > 安め  例:ヒラメ泳がせ釣り  ¥ 6,000

 

船酔いするかもしれない人は
最初は半日船に乗って様子を見るのがいいですね^^

 

 

2・船で借りる道具代

 

竿とリールがなければ船宿で借りましょう。

 

手巻きリールであれば無料、
電動リールになると貸し料金がかかる船宿が多いです。

 

電動リールの料金は¥1,000~¥2,000です。

(※船で借りられる具体的な道具は、別途、
船で借りられる道具のページで紹介しています)

 

ほか、カッパや長靴を貸してくれるという船宿もありますから、
購入するにはちょっと…という方は、
事前に船宿に問い合わせることをおすすめします。

 

 

3・船で追加する仕掛け代

 

ずっと同じ仕掛けを使っているとどうしてもハリスがヨレてきたり、
 オマツリなどで仕掛けがぐちゃぐちゃになったりします。

 

そういった場合に、船長に声をかけてその場で仕掛けを購入できます。
(※購入できない船もあるので事前に確認してください)

 

だいたい一個¥500で販売してくれます。

 

 

4・食事代

 

一度沖に出てしまうと何も買えません

特に夏場は飲み物を多めに持っていってください!

食べ物は、揺れる船の上で食べることを考えると
おにぎりやパンが食べやすくておすすめです。

 

 

5・交通費

 

交通費が最もトータル費用を左右します。

もし東京から伊豆方面まで足を伸ばしたなら、
交通費だけで¥10,000近くかかります。

極端な話、自転車で行ける場所があるなら無料ですよね?

 

ですから金銭的には近場であるほど楽です。

 

船宿は朝が早いので車を利用するのが一般的ですが、
「電車と徒歩」または「電車と送迎バス」を利用して
行ける船宿もあります。

※送迎バスに関しては別途、車がなくても大丈夫?で紹介しています。

 

 

まとめ

 

例:
交通費            ¥     1,000
乗船代            ¥  10,000
貸し電動リール        ¥     2,000
食事代            ¥     1,000
船で仕掛けを追加購入       ¥     1,000
合計             ¥   15,000

 

交通費さえ抑えられれば、一日船に乗っても
だいたい¥15,000で収まるでしょう。

ただしあまりギリギリだと不安ですから
¥20,000くらい見ておくと安心ですね^^

 

 

なお、上記の例はあくまで一回にかかる釣行費用のトータルです。

 

はじめて船に乗るのであれば、
はじめに必要な道具」も参考にしてみてください^^

 

 

一日船と半日船

 

乗り合い船の基本は一日船ですが、
ほかにもいろんなサービスがあります。

 

 

一日船

 

早朝に出船し、およそ7時間、沖に出ます。
6時に出船するなら1時ごろ沖あがりです。

季節ごとに出船時間が変わりますから、
しばらく釣行しなかったときは時間を確認しましょう。

 

出船時間は漁協によって決まっていて、
関東の中でも東京近郊の船であるほど出船時間が遅い傾向にあります。

逆に地方の朝はめっぽう早く、都内からだと
夜中の2時頃には出発しないと間に合わなかったりします。

 

半日船

 

およそ4時間沖に出ます。
午前船と午後船があり、時間の定義はまちまちです。

だいたい12時くらいをさかいに
午前船と午後船が入れ替わる船が多いです。

 

一日船が時間を釣りものに表記しないのに対し、
半日船は「午前アジ」などのようにして区別します。

 

船酔いの心配がある人は
最初は半日船をおすすめします^^

 

リレー船

 

「午前はアジ、午後はイカ」といったように、
2種類の釣りものをリレーしてくれるサービスです。

おかずの種類が増えるのでとてもありがたいサービスなんですが、
このサービスをやってくれる船宿は地方に多く、
東京湾ではあまり見かけません。残念~。

 

 

半夜船

 

5~6時間沖に出ます。
だいたい17時ごろ出船し、23時~24時ごろ沖上がりです。

イカ、アナゴ、タチウオ、メバル等、夜行性の魚が対象です。

 

しかし船酔いする人にはおすすめできません^^;

夜は視点が定まらないので、
とくに外房で、晴天や月のない日は避けたほうが無難です。

 

 

遠征船

 

文字通り遠征してくれる船で、カンパチ、シマアジ、ヒラマサ、ブリ等、
大物狙ってナンボの釣りです!

関東からの遠征場所としては「銭洲」が有名ですね。往復で6~8時間近く移動するので、船室には個別のベッドが用意されています。

出船は夜中です。

 

銭洲の遠征船がまとまったページはこちら。

 

初心者にして銭洲というのはなかなか敷居が高いですが、
でも、いずれ行って、デカイ獲物を釣り上げたいですね!

 

 

乗り合い船と仕立て船

船に乗るための乗船プランには大きく分けて
「乗り合い船」と「仕立て船」があります。

 

「乗り合い船」

知らない人同士が同じ船に乗って釣りをします。
一般的にはこちらを利用します。

「仕立て船」

船を貸し切って釣りをします。
家族や仲間内だけで釣りを楽しみたい場合等に利用します。

 

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乗り合い船の特徴

船宿がホームページ等で事前に告知している乗船プランはほとんどが乗り合い船です。以下のような特徴があります。

 

  • 当日、指定された時間に「船宿」に集まる。
  • 自分を含め3人以上のお客さんが集まれば出船できる。※1
  • 先着順で釣り座を決める。※2

 

※1…1人でも客がいれば船を出してくれる船宿もあります。赤字覚悟の滅多にないサービスかと…。

※2…釣り座の決め方は様々です。船に並ぶクーラーBOXの順番であったり、乗船名簿に記載された名前順であったりします。中には予約時に釣り座を決める船宿もあります。

 

乗り合い船は気軽に乗れるのがいいところです。

当日の朝、寝坊しても文句は言われませんし、逆に突然行きたくなってもふらっと手軽に乗船できます。

ただし当日になってみないと何人集まるかわかりませんから、混雑はあります。満席で船に乗れなくても文句は言えません

この点、予約制の船宿は、電話予約したときに乗れるかどうかわかります。安心といえば安ですが予定を決めなきゃいけないんですね~。お手軽さが薄れます。

 

 

仕立て船の特徴

 

  • 船長との相談次第で好きなようにプランを組めます。
  • 「5人まで4万円、1人増えるごとに8千円増し…」
    といったような船ごとのルールはあります。
  • 釣りものや時間に応じてくれます。時期によっては「午前は真鯛・午後はイカ」といったようなリレーに応じてくれることも。

 

懸念点があるとすれば、事前に予定を組まなければならないので
当日の天気が読めないことです。

また、仕立て船は多人数で行きたい場合にはとても便利ですが、
全員が素人というわけにはいきません。船長と詳しい話をしないと何も決められませんから、誰かひとりは慣れている人「=幹事」が必要です。

 

 

初心者さんにアジをおすすめする理由

 

初心者さんに「アジ」をおすすめする理由、
それはズバリ 釣れやすく、釣りやすく、美味しいからです。

初心者さんでもそこそこ釣れるのが「アジ」という魚です。

 

 

(相模湾 城ヶ島沖)(五エム丸)  (メダイの外道として)
20130510aji

 

 

釣れやすい

 

日によって釣果に差はあるものの、それでもほかの魚と比べたらやっぱり「アジ」は安定して数が釣れます。

 

「初めて釣りに行ったのに釣れなかった!」

なんてことのないように、まずはアジを釣りに行って数が釣れる楽しさを味わっちゃいましょう。

 

最近は「ライトアジ」と称しして軽い仕掛けで釣らせてくれる船宿が多くなりました。ライトアジなら魚が小さくてもそこそこ引きが強いので楽しめますよ^^

 

注:「アジ」だと思って舐めてかかるとゼイゴでばしっと叩かれます。

 

 

釣りやすい

 

アジの仕掛けは約2メートルです。

ajishikake

 

沖で扱う仕掛けとしては短いです。

仕掛けが短いと、扱いやすく、釣りやすいです。

 

 

例えば真鯛の仕掛けは8メートルもあります。(人によっては6~10メートルを使いわけます)
長いですよね。
それだけ長いと、仕掛けの投入にはコツが必要ですし、
釣り方そのものも難しくなります。

 

「ようやく仕掛けの扱いに慣れてきたと思ったら沖上がりの時間になっちゃった!」

なんてことのないように、最初は短い仕掛けの釣りものから慣れるとよいです。

 

 

美味しい

 

外道として魚が釣れたとき、ごまサバは捨てちゃう人が多いのに対してアジを捨てる人はいません。それは美味しいことを意味します(笑)調理が面倒くさければ包丁でたたいてナメロウにしちゃいましょう。

 

ナメロウ茶漬け。これがまた美味しいです^^

 

なお、アジ以外で初心者さんにお勧めなのは「キス」です。やっぱり釣れやすく、釣りやすく、美味しいです。沖で釣れたキスは刺身が甘~くて美味しいです。もちろん王道の天ぷらも激ウマ。

 

 

やさしい船宿

 

アジ船を扱っている船宿さんは初心者さんが来ることに慣れています。ですから、そういった船宿さんにはまず「貸し道具」がありますし、
あなたが釣れるようにやさしく教えてくださいます。

 

初めてなんです!

と言って甘えちゃいましょう。

 

 

コマセワークの基本が学べる

 

管理人の釣り魚紹介で紹介した魚にはコマセで釣れる魚が多いです。

 

真鯛、イナダ、ワラサ、メダイ、カツオ、マグロ…

 

これらはすべてコマセで釣ります。(他の釣りかたもあります)しかしどの釣り方も一癖ありますから、まずは癖のないアジを釣ってコマセワークの基本を学ぶといいです^^

 

コマセ釣りにおいて、コマセワークというのは
釣れるか釣れないかほど重要なポイントです。
まずはアジで基本を学ぶのがおすすめです。

 

管理人の釣り魚紹介

 

ここでは管理人が得意な釣りものを例に、

釣りかたの簡単な説明と
どんなところが釣りの魅力なのかを紹介していきます。

 

写真の上には「釣った場所」と「船宿」を記載しましたので、
参考にしてみてください。

 

ショウサイフグ

(茨城県 鹿島沖)(第三幸栄丸)
DSC_0177

フグの釣り方は独特です。

針につけたアオヤギ(貝の身)をエサにして、
そのニオイに寄ってきたフグを、別の針で「引っ掛けて」釣ります。
罠を仕掛けて引っ掛けるんですから
騙してますよね。この釣り方…

カットウ釣りと言います。

 

フグは釣られると怒って?パンパンに膨れ…

DSC_0176

元に戻れなくなっちゃいます…

 

外道にはハナダイ、石カレイ、マコカレイ、イナダ、マゴチと多彩。

 

フグは船宿で無料で調理してくれます。
(第三幸栄丸、フグ捌きの映像)

 

fugu3

フグ鍋、白子の塩焼き、刺身、フライ、なんでも美味しいです。

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白子好きにはたまりませんね~^^

 

 

ワラサ

大物?の引きが味わいたければ…。
(東京湾 久里浜沖)(川崎つり幸)

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ワラサは4キロ近くなると強烈に引きます。
この青物パワーに魅了される方が大勢いらっしゃいます。

ルアー対象とされる場合もありますが、
湾内では主にイカの短冊をちょんがけにして「コマセ」で釣ります。

竿を腹に当て、腰で踏ん張って、
竿のしなりを最大限に活かして釣り上げます。

 

刺身はもちろん、しゃぶしゃぶ、ぶり大根と、調理法も多彩。

 

tabeWarasa

 

 

 

このワラサを釣ったときに、
釣り仲間の友人とカワハギを交換しました^^

カワハギ

(相模湾 カメギ根沖)(五エム丸)
kawahagi

カワハギ釣りにハマる人はとても多く、
特に「肝パン」(=肝がパンパン)になる初冬は大人気!

カワハギは別名「えさ取り名人」…。

友人曰く、取るか、取られるかの駆け引きが面白いのだそうです^^

私はまだカワハギをやったことがないのですが、
食べたらカワハギ人気の秘密が分かりました。

 

なんといっても「肝」が旨い…。

これはズルイです…。

肝醤油とあえて食べる刺身は「絶品」でした。

 

kawahagi2

 

 

 

真鯛

同じく真鯛もその引き味
魅了される方が多くいらっしゃいます。
(相模湾 カメギ根沖)(五エム丸)

tai

 

真鯛はその外道の多彩さに
惹かれる方も多いのではないでしょうか^^

 

湾内だと「コマセ釣り」
外房に行くと「一つテンヤ 釣り」「かもし釣り」が主流です。

 

写真の真鯛は1.2キロくらいのものですが、
春先になると6キロを超える大鯛が上がることもあります。

この時期は、産卵のためにメスが浅場まで「乗り込んでくる」ので
関東では「乗っ込みダイ」と言ったりします。

 

 

刺身、湯引き、ユッケ、しゃぶしゃぶ、カマ焼き、タイ飯、タイ茶漬け…キリがないです(笑

特に冬は、脂がのっていて美味しいです。

 

 

メダイ

(相模湾 カメギ根~城ヶ島~沖の瀬)(五エム丸)

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目がとてもキュートなメダイ…。

この写真のメダイは1~2㌔の小物ながら、
その引きの強さには驚かされます。

数が釣れればもう最高^^

 

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時期によっては3~5キロの大物?が上がることもあります。

大きくなると体色がより赤茶を帯びてきて、
メダイは大きいほど美味しいとされています。(実際おいしい)

イカの短冊をちょんがけにして「コマセ」で釣ります。

 

西京焼きが有名ですね。

身が蛋白なので、小物なら刺身よりユッケ、フライは王道です。
※私はカマ焼きが好物

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タチウオ

(東京湾 観音崎沖)(つり幸)
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タチウオはその
ゲーム性の高さに魅了されます。

鏡のように綺麗な見た目とは裏腹にとても凶暴な性格の持ち主で、
誘い上げたあとにガツン!と入る感覚がたまらず
一時期やみつきになりました。

 

そして夏場でもこれほど美味しい魚は珍しいです。

とてもそうは見えないのですが、
脂が乗っているので塩焼き、一夜干しがたまりません。

 

酢や昆布で締めると美味しい刺身になりますし、
バーナーで炙ってもオツです。

 

tabeTachi

 

 

 

金目鯛

(相模湾 真鶴沖)(国敏丸)

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高級魚の代表格です。

深海の魚なので重装備、
タックルを揃えるのには財力が必要です。

私はそこまでのお金がないので貸し竿でチャレンジしました

なんといっても
美味しいから釣りたいと思う魚です。

 

刺身、しゃぶしゃぶ、味噌漬け、
煮付けは料亭の味を超えるでしょうか…?

 

tabeKinme

 

 

 

カツオ、キメジ

(相模湾 ??沖)(五エム丸)

katsuo

なんと言ってもカツオほど
瞬発力のある魚はいないでしょう!

 

コマセ」で釣ります。

ソナーを頼りに怒涛のごとく船で魚を追いかけます。

慣れが必要な釣りですがこの釣りは熱いです。

夏にはじまり秋になると5キロくらいの大きさになります。

 

その引きは、たまらんです…。

 

 

キメジが回遊することもあります。(写真はキハダマグロの幼魚で6キロ)

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こんな魚が相模湾で釣れちゃうんですね~^^

 

刺身はもちろん、土佐作り、血合いステーキが美味しいです。

土佐作りにしておくと保存も効くのでオススメです。

 

tabeKatsuo