釣行データ

なんとクロムツ専門船なんてあるんですね!
 
 
 
 
 
 

船宿の釣果ページを見ていると「ダイヤ級」に価値のある「美味しい魚」が連日のように釣れています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

もんもんとする日々…。
わかりますでしょうかこの気持ち……(°д°)…。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

というわけで、
本日は千葉県内房の勝山港、「萬栄丸」さんにお邪魔してきました^^
 
 
 
 
 
 

初めての港は迷いやすいものですが、
 
 
 
 
 
 

港内には萬栄丸の「看板」がいくつも出ていましたので、
 
 
 
 
 
 

初めてでも迷うことなく「受付」に到着~^^
 
 
 
 
 
 
 

船長に「クロムツのタックルについて」を相談したかったため余裕をもって乗船の3時間前に到着しました^^
 
「社長」と呼ばれていた受付の船長はとても気さくな方で、
相談しやすかったですよ~^^
 
 
 
 
 
 
 
 
LTクロムツに最適な竿

深海魚を狙うとはいえその「指示棚」は100m前後と浅めです。
 
せっかく浅場で釣れるクロムツですから
できれば「ライトな竿」で「誘って」楽しみたいですよね^^
 
そこで、「150号のオモリ負荷」に耐えられる軽量竿「メタリア・ヤリイカMH-175」を使用する予定でしたが、ポイントによってはサメもいるという話ですから、「繊細なメタリア」では強度的にちょっと心配です。
 
そこで、
 
- ダイワ(Daiwa) メタリア・ヤリイカ MH-175
- ダイワ(Daiwa) GOUIN BULL HH-220
- ダイワ(Daiwa) HZ剣崎100-200
 
 
念のため船長に「3本の竿」を見てもらうことにしました。
 
すると…?
 
 
 
 
 
 
 

 
「メタリアは無いな…」
 
 
 
 
きゃ~
ヤリイカ竿、一発で却下!
 
 
 
「俺だったら迷わず
ゴウインブルにするよ」
 
 
やはりメタリアでは、サメに対する強度に不安があるそうです
また9:1調子の硬い竿では、食い込みが悪くなり、針掛かりが浅くなって「巻き上げ中」にバレやすくなるため、できれば食い込みの良いグラス竿が適しているのだと教えてくださいました^^
 
 
 
 
 

そんなわけでゴウインブルHH-220をチョイス!
 
結果的にゴウインブルは「150号のオモリ」を背負いながらも誘いやすく、食い込みの良さもあり、またサメに負けないパワーを備えており大正解!
 
受付の船長ありがとうございます><!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
仕掛け

さて、仕掛けは「胴突きの三本針」です。
 
カマス釣りなんかと同じで、餌を船べりに並べ、オモリを放り投げて一気に仕掛けを投入します。キンメ釣りのようにマグネットがあれば「針を船べりに固定できる」ので最高ですが、3本針程度ならなくても大丈夫^^
(胴突き仕掛けの投入法など、詳しくはカマス釣りのページで紹介しています)
 
 
 
 
 

仕掛けは、枝スのフロート効果を狙って「回転ビーズ仕様」としましたが、いざ使ってみると悩みますね~
 
というのも、回転ビーズ仕様の仕掛けは「幹糸」が上から下まで繋がっているため、オマツリしたときに「幹糸」を切れず、「枝ス」以外は結びなおすことができません。
 
ですからオマツリしたときは「親子サルカン」のほうが
気楽ではないかと思います…。
う~む…。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
餌

驚いたことにベテランの方ほど「支給されたサバのちょん掛け」のみで食わせていました。ですから夜の場合は「餌の種類」よりも、「棚」または「誘い方」のほうが重要なのかもしれません。
 
しかし、ホタルイカをつけるとなぜか
ホタルイカが先になくなるんですよね…。
 
「渋い時合い」のときほどホタルイカに「当たり」があったのは確かですから、やっぱり私のようなクロムツ初心者には、ホタルイカは有効なのかもしれません^^
 
またホタルイカは身が弱いため、
常にサバ餌と抱き合わせて使用しました。
 
 
 
 
 
 
 
実釣!!

はじめてのクロムツ釣りなので
釣り方はあらかじめイメトレしてきました^^
 
胴突き仕掛けで狙う魚の多くが、「フワッ」と餌が落ちる瞬間に「リアクションバイト」するように思いますので、今回もカマス釣りと同じく「ストン!」と仕掛けを落とす釣法を試すことにしました^^
 
 
 
 
 
 
 

すると1投目から無難なサイズをゲット~^^
 
ベテランの方もほぼ同じような釣り方をしていましたから「釣り方」は間違っていないかと思います。
 
一応、釣り方をメモっておきますね^^
 
 
- オモリが着底したら1m底を切り、(1mリールを巻き、)
- ゆっくり目線の高さまで竿先を上げ、
- ストンと竿先を下げる。
- そこで当たりがなければ、もう1mリールを巻いて、
- ゆっくり目線の高さまで竿先を上げ、
- ストンと竿先を下げる。
 
もしくはタチウオ釣りのように、
 
- オモリが着底したら1m底を切り、(1mリールを巻き、)
- ゆっくり目線の高さまで竿先を上げ、
- リールを一巻き(約50cm)しながらストンと竿先を(80cm)下げる。
- そこで当たりがなければ、
- ゆっくり目線の高さまで竿先を上げ、
- リールを一巻き(約50cm)しながらストンと竿先を(80cm)下げる。
 
これを繰り返し、指示棚の上限に達したら、再び仕掛けを着底させて、
同じことを繰り返します。
 
ただ「受付の船長」曰く、サバが多い日は、誘うと「サバが先に食ってしまう」ため、「誘わないほうが良いときもある」と教えてくださいました。
 
 
 
 

またクロムツは根魚だと思われがちですが、尾を見ればわかるとおり遊泳能力のしっかりした魚なので、浮くことも多いそうです。
「底で釣れないときは棚を上げないと釣果が伸びないよ」
とも教えてくださいました^^
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

またムツ針を使用するので早合わせは禁物だそうですが、ちょっとでも待ち時間が長いとハリスが切られましたから、
誘って魚の活性を上げ、浮かせて釣るなら、
合わせは早めが良いと思った次第です。
 
 
 
 
 
 

1㌔近くになるとかなり引きますね!
 
どうやらクロムツには「濃ゆい時合い」があるようです。
周囲でバンバンヒットしているようなときは
棚さえ合っていれば食うように感じましたから、
自分だけ釣れないときは
「釣れている方の棚」を観察あるのみです^^
 
 
 
 
 
 

そうして時合いが訪れたなか
今日一番の 強~烈な当たり!!
 
「サメがいるから電動フルで巻いてよ~!」
 
という船長のアナウンスがあったのですが無理無理も~
あまりに魚の引きが強いためチビりまくり~
 
 
 
 
気の弱い私は…。
電動MAXとしながらも…。
「手持ち」で魚の引きをいなしながら電動で巻きあげ..。
 
 
 
やっとこさ残り5mヽ(`Д´;)ノ!
 
大急ぎで竿をロッドキーパーに掛けた、
 
…次の瞬間!!
 
 
 
 
 
 

フルロックしたはずのドラグが音を立てて逆回転~
 
 
きゃ~
 
サメです…。
 
仕方なしにスプールをグッと指で押さえてハリスを切りました
 
 
 
「竿をキーパーに掛けてから
電動入れないとサメにヤラレちゃうよ~!」
 
とは船長のお言葉…。
 
ごもっともでございます…
 
そうしてこの「強引」極まりない釣り方を敢行したところ、
 
 
 
 
 
 
 
 

良型のハチビキを難なくゲット^^
これは着底と同時にヒットしました。
 
 
 
 
 
 
 
 

なおハチビキを捨てている方もおられたためちょっと書いておくと…。
ハチビキは皮目の脂が半端なく、
皮を炙って食べるとめちゃめちゃ美味しいですよ~^^
 
 
 
 
 
 
 
 
 

夜になると一転して急に渋くなりましたが、
 
 
 
 
 
 
 
 
 

指示棚の上限まできっちり狙えば、
 
 
 
 
 
 
 
 

いずれも仕掛けを「ストン!」と落とした直後に食いました。
 
 
 
 
夜の場合は濁りがきついと渋いのだそうですね。
 
船長が何度か大きくポイントを変えてくださいましたが…。
…渋いまま納竿まで残すところ1時間30分…。
 
 
とうとう「ある魚種」が爆釣することになります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

うお…!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

うお…!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

わお~^^
 
型はなんと26-38cm!
深海を狙うのと同じような型で、
 
 
 
 
 
 
 

「キンメ鯛」入れ食い~^^
 
ちょっとでも棚を上げるとキンメ鯛が入れ食うので、途中からクロムツに絞ってベタ底を狙っていたのですが、こりゃ本気で狙っていたら30は超えていたと思います^^
 
餌は、支給のサバ餌を短くすると食いが良く、(長いと小さい型が食えないようです)当たりがあったら1m棚を上げ、それを繰り返せば、だいたい3匹ついてました^^
 
 
 
 
 

いやコレ最高でしょ~(≧▽≦)