相模湾キハダマグロ・最上級の瞬殺対策は針結びだけじゃない?(2017/09/24)

釣行データ
釣行日

2017/09/24 (日)

船宿 五エム丸/カツオ・キハダ船
竿(コマセ) 自作(1900mm 先径2.2mm元径13mmのグラスソリッド)
リール(コマセ) シマノ(SHIMANO) ティアグラ30A
ビシと天秤(コマセ) 青物バスター120号 
305式 NH型天秤
天秤とショックリーダーの結節具(コマセ) トローリングスナップ5号 (ショックリーダー:ナイロン 60号/200lb3m、結節はPRノット
 PE10号500m(ラインはフッ素加工済み
カツオ仕掛け(コマセ) ハリス14号3メートル しげき針14号
マグロ仕掛け(コマセ) ハリス24号6メートル  18号
水温

25度

澄み 緩い メインの棚 35~50m

パターン 中潮3日目  (満潮 7:05 干潮 13:03 )
月輝面 15.5% 月齢3.9

北東 凪

波高 0.5M
天候 曇りときどき晴れ
船の釣果

キハダマグロ:29 kg、29kg    2本
本ガツオ      :1-3.5 kg         0-5 本

自己釣果(右舷トモ) キハダマグロ:29 kg          1本
本ガツオ      :                     5 本

フロロカーボン

フロロカーボンの弱点。

 

擦れに強いフロロカーボンにも弱点があります。

 

それは、

分子構造がタテ配列で単純構造のためにラインが硬くなり、巻き癖がつきやすく、ノットも作りにくい。つまり、ノットの結節強度が低い、もしくは結節強度が回復しないといった現象が起こりやすい。
 その最大の原因は、素材自体が硬いために素材の弾性が確保されておらず結節部分において繊維同士の密着度が低い、そのことが原因で結節部分(ノット)で素材同士・繊維同士の摩擦が起こりやすいことが挙げられます。
 結節強度のデータを見ると、ノットの種類によっては、強度回復がポンドテストに対して1/3という現象も確認されました。こういった現象がフロロカーボンでのラインブレークに繋がっていると考えられるのです。”~FMZLincより引用~”

 

上記内容から強いノットを作るにはまず、

  • ノットの密着性を上げたい

 

そのためにはまず、

  • 締めるとき水で塗らす。
  • ゆっくり、しっかり、均一に締める。

 

そして忘れてはいけないのが、

「ハリスは直線であれば最大強力が得られる」ということです。

 

ハリスは直線であれば最大強力が得られる 

DSCN1242bたとえばノットの曲面は「大きな曲面」であるほど直線に近くなり、結節強力は稼ぎやすくなります。だから太軸の針を使用する、または強化チューブ等を使用して、ノットによるハリスの曲面を大きな曲面にして、結節強力を稼ぐといった工夫ができます。

 

まとめますと、瞬殺やハリス切れが多発するようならまず、
太ハリスにするよりも先に、

 

  • 締めるとき水で塗らす。
  • ゆっくり、しっかり、均一に締める。

 

そして

  • 針の軸を1サイズ太くできるなら、そうする

 

でも針は小さいほうが良いとするなら、

 

  • ケイムラチューブや強化チューブを使用して結節強力を稼ぐ。

 

で太ハリスを使用するならその前に、

  • 強靭なハリスの使用を検討する。

 

というのも、「細軸の針」に「太ハリス」という組み合わせは、上記理由により結節強力が落ちやすいからです。

 

たとえばがまかつの「オキアミマグロ18号」であれば、ハリスは本来、太くても20号くらいまでが結節強力の適合だと思っています。ケイムラチューブの0.8mmで補強するならハリスは22号まで、ケイムラチューブの1.0mmで補強するならハリスは24号まで、強化チューブを使用するならハリスは26号くらいまで…というのは私見ですけど、結節強力のバランスは少なからずあります。

 

このように細軸の針を前提に結節強力を稼ぐなら、一般的なハリスの26号(80lb)よりプレミアム万鮪の22号(80lb)のほうが有利かもしれません。

 

より強いハリス  

DSCN1147b

わたしが今までDフロンを選んできた最大の理由は「柔らかさ」。

冒頭にあるフロロの弱点を考えるなら、「柔らかいハリス」は結節強力を稼ぎやすいハリスとも言えるので、気に入って使用しています。(エビングの仕掛けとして売られているセイカイコレクションもこのハリスです)(ハリス20号以下なら強靭かつ柔らかいFXR船もいいですね!)

 

ですが最近は40㌔オーバーのモンスターも潜んでおり、それを確実に仕留めたいとなると、より強靭なハリスが欲しくなります。

 

DSCN1150bそこで直線強力はプレミアム万鮪の上をいく「万力フロロ」を試してみることに^^

 

24号で100lbの超強力。それでいて柔らかく、結びやすいハリスです。(シーガ―のプレミアム万鮪は22号80lb、26号90lb、30号100lb)

 

このハリスなら、

 

DSCN1230b

けっこうデカいのいけるんじゃないのヽ(`Д´;)ノ 

 

ハリス:万力フロロ24号/
針:オキアミマグロ 18号
チューブ:ケイムラ1.0㍉
結び:ゲット流最強結び

 

写真のビーズは、キハダ爆釣日の全アタリ30数回のうち、8回を独占した方が付けていたクリスタル、そのピンクバージョン5号です^^

 

   
うーむ。

 

29㌔じゃ100lbの強度テストにはならないですかねー^^;

 

DSCN1184b機会があれば

 

DSCN1188b今後も、

 

DSCN1220b

色んな強化バージョンを試してみたいと思います(*≧∀≦*) 

 

カモン40㌔!!(`д´/;)/ 

 

相模湾キハダ・禁断の強化結び(2017/09/09)

釣行データ
釣行日

2017/09/9 (土)

船宿 五エム丸/カツオ・キハダ船
竿(エビング) Daiwa ソルティガAP J66XHS
リール(エビング) Daiwa キャタリナ4500H
ジグ(エビング) スピードスラッシャー 
天秤(エビング)

エビング専用直線テンビン (ショックリーダー:ナイロン 40号/140lb2m、結節はPRノット)  PE4号300m(ラインはフッ素加工済み

ワーム エビングスティック とDRスティックの2個付
マグロ仕掛け ハリス22号2.9メートル 針 2/0
水温

26度

澄み 緩い メインの棚 30~40m

パターン 中潮2日目  (満潮 6:45 干潮 12:59 )
月輝面 90.6% 月齢18.3

北東 凪

波高 0.5M
天候 晴れ
船の釣果(2隻の高低)

キハダマグロ:26-27kg  2本
本ガツオ :1-3.5 kg   0-6 本

自己釣果(お立ち台) キハダマグロ:27kg    1本

oomono

前回はマグロを「締め切れ」でバラし
ちょー悔しい思いをしたので…^^;

  

harisugireこんなんじゃデカいマグロはいつまでたっても獲れないので
仕掛けを見直すことにしました。

  

DSCN1091b禁断の「強化チューブ」…。

 

 

DSCN1095b「強化チューブ」で補強するとコマセ釣りでは喰いが悪くなる(もしくはそう思い込んでいるだけ?)ので敬遠してましたけど…

 

 

DSCN0447bDSCN0448bサルカンとハリスの結節でその実力は折り紙つき。こんな単純な「補強結び」で天秤側の結節が切れたことは1回もありません。

 

相当信頼できるチューブです。

 

DSCN9767b

そんな強化チューブと比べると、ケイムラチューブは素材が柔らかくてちょっと頼りない感じです…

 

むしろケイムラチューブの摩擦によって
ハリス同士の負荷が均等に掛かりにくいのではないか、

この結びをやるなら「締めるとき水で濡らす」「ゆっくり締める」等、根本的な部分をまずはしっかり見直すべきではないかと、

思うようになりました。

 

実は一口にウレタンチューブと言っても
その性能は様々であることがわかります。

 

ウレタンチューブ  

DSCN1082b

この中だとカツイチが良さそうです。

 

ナカジマも「結節部補強」をうたっているので
TOHOよりは良さそうですけど、

 

こればっかりは使ってみないとなんとも言えませんね^^;

 

DSCN1084bカツイチは固めでちょっと結びにくいですけど、「強化」を主目的としたウレタンチューブ。

 

欲を言えばケイムラ反射してほしいのですが、
カツイチさん作ってくれないかしら…^^;

  

DSCN1096b

TOHOの0.8㍉と1.5㍉をかぶせてみました。 
かなり分厚くなるので、これもアリ…?

 

とまあ、このあたりは今後の検証課題として^^;

 

20170909_154756b

掛かってしまえば

 

 

20170909_154736b

強化チューブによる強化結びの安心度は別格です。

 

常にワームを動かすエビングなら
仕掛けを見切られることもないでしょうか?

 

今回はゲット流最強結びで、

 

  

フルスタンディングに挑戦でありますっ!!(`д´/;)/

 

相模湾コマセキハダ備忘録・ナブラを読む【後篇】(2017/09/04)

相模湾コマセキハダ備忘録・ナブラを読む【前篇】(2017/09/04)
の続きです。

 

ステージ2:魚の水流について 

suiryu魚の水流は手感度で得ることができます。

 

例えばお風呂で水をかき回すと体に水流を感じます。同様に、魚が水流を乱すと、水中に沈めた道具や仕掛けに水流が伝わり、それがラインを伝って振動として手に伝わってきます。

 

もちろん魚が近くにいなければ水流を感じることはできませんが、魚の水流がわかると以下のような情報を得ることができます。

 

  • 魚の水流がまったく感じられないときは、魚が遠いか、いません。こんなときは指示棚の下限でコマセを撒くのが常套手段となります。

 

  • 20~30メートルといった幅のある指示棚のうち、どこに濃い反応があるのかがわかります。魚に食い気があれば即アタリします。たいてい仕掛けの落下中、最初に得た水流でコマセを撒くと、カツオが喰ってきます。

 

  • 魚の遊泳スピードがなんとなくわかります。ストップ&ゴーで仕掛けの落下中に捉える魚の遊泳スピードはそれなりに速いです。でもコマセをついばみ始めた魚の遊泳スピードは遅くて繊細。

    この差がわかれば、魚がビシまたは仕掛けの近くでコマセを喰いはじめた瞬間がわかるようになります。針に喰うのも秒読み。リーチが見えるわけです。であるのに、針を喰わないとなれば、解決すべき問題も見えてきます。(このとき手持ちで「もぞっ」とした感触が手に伝わってきたならそれは、針が口の中にありますので、アワセを入れます)

 

もちろんこのような情報が常に見えるわけではありません。また水流がわかったからと言って釣れるわけでもありません。

 

ただ、水流がわかると、次の策が打ちやすくなります。

 

この日の一例をあげてみます。

 

samたとえばキハダの指示棚45メートルの流し。

仕掛けは4.5メートルです。

 

状況としてはストップ&ゴーですが、魚は船下を避けずに通過している(水流を感じる)ので、コマセに対する反応は悪くない模様。

 

指示棚45メートルに対し、わたしの場合は最大で45+ハリス分ビシを落とします。水流を感じるためにそうします。

 

水流を感じたらビタ止めです。このときは道糸のマーカーで30メートル付近に(おそらくカツオの)水流を感じつつもスルー、48メートル付近に(おそらくキハダの)水流を感じながらも50メートルくらいまで滑ってしまったので、48メートルまで巻き上げてからコマセを撒きました。

 

かなり濃い水流だったので、キハダの足を止めたく、そこからコマセを0.8メートル(リール1巻き)ずつ3回にわけて濃いめに振って、45メートルにセット。奇しくも船長の指示棚ドンピシャです。

 

しかし30秒たってもヒットしなかったので「次の流しではハリスを長くしようかな」なんて考えていたところ、3分後にヒットしました。

 

船長の指示棚ドンピシャですから、水流なんて感じられなくてもよかったわけですけど、一例としてはこんな感じになります。

 

さて一日のなかでも状況は少なからず変化していきます。

 

同じナブラを追いかけていればキハダだって次第に警戒心を上げてくるでしょうし、また、いつコマセについて船を周回しはじめるかもわかりません。

 

この日は、キハダがコマセについた次の流しで、ハリスを6メートルと長めに変更したらキハダが掛かりました。

 

…分殺だったんですけどね(笑)

 

ステージ3:コマセ釣りについて

komase

コマセ釣りなので当り前ですが
基本はコマセと針の同調がキモだと思っています。

 

コマセと針の同調時間をできるだけ長くとるため、コマセは棚下ハリス半分~2/3くらいから数回にわけてコマセを撒き、棚にセット。

 

5秒後には沈みゆく針がコマセの只中にあり、10~20秒後には、沈下した針がコマセの下のほうで馴染むイメージでやることが多いです。

 

このイメージはいつからかわたしの基本ですが、
良いかどうかは正直、わかりません。

 

でもイメージすることはとても大事だと思います。なぜなら喰わなかったとき、そのイメージが次の一手の手がかりになるからです。

 

というわけで、

 

 
今回は「コマセ」と「エビング」で
キハダマグロに挑戦ですっ!!(`д´/;)/

 

ぬおー

 

次回の課題はデカいぞ

 

相模湾コマセキハダ備忘録・ナブラを読む【前篇】(2017/09/04)

釣行データ
釣行日

2017/09/04 (月)

船宿 五エム丸/カツオ・キハダ船
竿(エビング) Daiwa ソルティガAP J66XHS
リール(エビング) Daiwa キャタリナ4500H
ジグ(エビング) スピードスラッシャー 
天秤(エビング)

エビング専用直線テンビン (ショックリーダー:ナイロン 40号/140lb2m、結節はPRノット)  PE4号300m(ラインはフッ素加工済み

ワーム エビングスティック とDRスティックの2個付
マグロ仕掛け(エビング) ハリス20号2.9メートル 針16号
竿(コマセ) 自作(1900mm 先径2.2mm元径13mmのグラスソリッド)
リール(コマセ) シマノ(SHIMANO) ティアグラ30A
ビシと天秤(コマセ) 青物バスター100号 
青物バスター120号 
305式 NH型天秤
天秤とショックリーダーの結節具(コマセ) トローリングスナップ5号 (ショックリーダー:ナイロン 60号/200lb3m、結節はPRノット
 PE10号500m(ラインはフッ素加工済み
カツオ仕掛け(コマセ) ハリス20号3.3メートル 針14号
マグロ仕掛け(コマセ) ハリス20号4.5メートル 24号6メートル でそれぞれヒット
  18号
水温

25度

澄み 緩い メインの棚 20~50m

パターン 大潮1日目  (干潮 9:52 満潮 16:45 )
月輝面 95% 月齢13.3

北東 ほどほど

波高 0.5-1M
天候 雨のち曇り
船の釣果

キハダマグロ:27 kg、28kg    2本
本ガツオ      :1-3.8 kg         1-16 本

自己釣果(右舷ミヨシ) キハダマグロ:28 kg         1本
本ガツオ      :                    12 本

キハダ祭り

台風後の日曜日から続いているキハダ祭り!! 
どの船もすごい釣れっぷりですね(*≧∀≦*)

 

20170904_230511b月曜日に釣れたキハダの胃袋の中身は空っぽでした。どうやらこの日はベイトに対してキハダの絶対数が上回っていたようです。

 

となるとコマセやエビングの出番となりますが、

 

sametsukinoiwashinaburaこれがイワシパターンになると途端にオキアミには目もくれず、 ルアーやフカセ組の優位となるから難しい…

 

 

DSCN0905bとまあ、イワシパターンについては棚に上げておいて^^;

 

ここではオキアミに反応する日を前提に
キハダマグロの「ナブラパターン」について考えてみたいと思います。

 

ちゃんと棚を合わせているのに なぜ自分の仕掛けにはキハダが喰わないのか。

 

そんな疑問をステージごとに考えてみようというのが今回のお題です。

 

ステージ1:キハダのナブラパターンについて
ステージ2:水流について
ステージ3:コマセ釣りについて

 

ステージ1:キハダのナブラパターンについて

patoLamp

キハダを掛けてやり取りしている船は黄色いランプを回しています。

このランプをつけている船が3隻もあれば「激・熱」

カツオ仕掛けなんて装着している場合ではありません^^;

 

船の動きから判断できることはてんこ盛りです。

 

stopandGoたとえば船の移動が速ければ魚の移動も速いので仕掛けの投入は速攻。 コマセを振って間もなくヒットすることが多いですし、ハリスも4メートル等、短めが吉(であることが多い)と判断できます。

 

いわゆるストップ&ゴーのパターンです。

 

ストップ&ゴーは、船長がカツオやキハダの動きを先読みして船を止め、その魚を船下に通してくれます。魚が通り過ぎればチャンスはないため仕掛けの投入速度は重要です。

 

もちろん魚が船下を通らなければ誰も釣れませんが、そこは船長の苦悩するところ。我々釣り人の仕事は、できるだけ早く仕掛けを棚に到達させ、そして通過した魚を喰わせることです。

 

katsuokongo多くのナブラ(魚の群れ)はカツオとキハダの混成であることが多いです。(もちろんキハダ単体のナブラもあります)キハダはたいていカツオの下、5~10メートルくらいの棚を、カツオに少し遅れて入ってくることが多いです。

 

ただ、カツオとキハダの棚がごちゃ混ぜになっているパターンもあります。 指示棚はキハダであるのに、真っ先にカツオが釣れてしまう。こんなときはキハダとカツオがごちゃ混ぜである証拠です。

 

こんなときは、いち早く棚に到着した重たいビシの方にカツオが喰い、軽いビシの方にキハダが当たったりします。後から到着した軽いビシの方に、遅れて入ってきたキハダが喰うという理屈です。

 

maguroHitなので、キハダとカツオがごちゃ混ぜである場合は、あえてビシを軽くしてカツオを通過させ、コマセの振りはじめを意図的に遅らせるというテクニックもあります。

 

このようなストップ&ゴーのキハダは、ビシを嫌うでしょうか。

 

そもそもキハダは、イワシやシラスがいればオキアミなんて目もくれません。お腹を空かせているからオキアミを喰うわけです。なのでキハダがオキアミを喰うときはたいていお腹ペコペコ。

 

お腹の「ペコペコ指数」が高ければ高いほど、キハダはビシを警戒することなくコマセに突っ込んできていると思われます。

 

つまりストップ&ゴーでオキアミを喰うキハダは、短めのハリスでも喰う。むしろハリス3メートルのカツオ仕掛けにキハダが喰ってくることも珍しくありません。

 

でも昨年のように、ベイトが豊富でお腹いっぱいのキハダは、仕掛けを落とすとビシを嫌がって反応を下げるケースもあります。こんなときはハリス6㍍等、長めのハリスで交通事故を狙うのが有利かもしれません。

 

往々にして船長の指示棚がどんどん下がっていくようなときは、ハリスを長めにするとヒットすることがわたしは多いです。

 

ほかストップ&ゴーで魚の移動が速すぎて、船が止まっていないうちに投入の合図があるようなときは、仕掛けが後方に流されます。ここで即アタリするようなときはハリス長めの方にヒットするケースが目立ちます。

 

komaseMaguroさて、ストップ&ゴーのキハダも、お腹を空かせていればコマセを好みます。さっきまでストップ&ゴーだったはずなのに、いつの間にか船を流している時間が(意図的に)長くなってきたら、それは魚がコマセにつき始めた合図かもしれません。

 

「反応入ってきたよーあれー? 当たらない?」

 

やがてキハダが足を止め、船下に居つき、船のまわりを周回しはじめれば、コマセマグロのパターンになります。

 

「さっきからマグロの反応出っ放しなんだけどな…誰に当たってもおかしくないくらい凄いんだけど」

 

そんなアナウンスがあったなら、間違いなくコマセマグロ。

 

コマセマグロのパターンでは、マグロはビシを警戒する傾向にあります。よってハリスも長めが有利となりますが、実は、潮下であれば、マグロの頭上にビシはないため、潮況によってはむしろ長すぎないハリスが良いときもあると、過去の経験で学んでいます。

 

さて、こういった情報をより正確に得るために、「魚の水流」を感知します。

 

後編に続く