相模湾キハダ・カツオの針選び2017!!

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2017年に新発売となったキハダ針。

 

 

どちらの針も「マキエのオキアミと同調しやすい軽量仕様」を全面に推しだしたキハダ対応の軽量モデルとなっています。

 

OWNERのページには、針の号数に対して適合ハリスが記載されています。針の大きさに対して無理なく結べるハリスが選べるので、ありがたいですね。

 

ただ、針の形状はどちらもヒネリなしの早掛け仕様。どちらかと言うと近年流行の「手持ちスタイル」で、アタリを取ってカンヌキに掛けていくための針と言えそうです。

 

また軽量針であることから、「ふかせ釣り」で、
活きイワシの負担を軽減させるのにも貢献しそうな針ですね^^

 

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結びは「南方延縄結び」
保険で「ノットガード」を一吹きすればより安心でしょうか^^

 

キハダ・カツオの針選び

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独断と偏見により今年活躍しそうな針を並べてみました^^

(パソコンで画像をクリックすると高解像度版が見れます。スマホの場合は画像を長押しして「新しいタブで画像を開く」を選択)

 

基本的には、

 

  • キハダ… 鋭い魚歯を避けたい。また、魚を横向きにさせて体力を奪いやすくしたい⇨ カンヌキに掛けたい…針先にネムリ・ヒネリがあり、飲まれにくく、カンヌキに掛かりやすいタイプの針
  • カツオ… 口が弱いため上顎・または上顎に近い部位に掛けたい…針先がストレートでヒネリ・ネムリが少ないタイプの針(アタリを取って早掛けできる)

 

となりそうですが、年々変化する魚の状況に合わせ
針の流行も変わってくるかもしれません。

 

今年はどんな針が活躍するのでしょうか^^

 

キハダ・カツオの入門針は…? 

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キハダ・カツオの入門針といえば「INTERHOOKメジ・ヒラマサ」が扱いやすくて個人的にはお勧めです。

 

「マグロを専門に狙いたいんだ!」と言うなら話は別ですが、カツオを狙いつつマグロも狙ってみたい…!なんて方には、

 

  • カツオ…  針13号・ハリス14号
  • マグロ…  針15号・ハリス20号
  • 何でもいい…針14号・ハリス18号

 

あたりが無難かと思います^^ 

 

その根拠は、

 

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  • 環付なので結びに自信がもてる(中村式カン付南方延縄結び、坂本結び等)
  • ヒネリがないのでオキアミが刺しやすい。
  • ヒネリなくカツオの早掛けに対応しつつも、適度なネムリでキハダのカンヌキに掛けやすいバランス形状。初期のストップ&ゴー向き。
  • 環付のわりに軽量。
  • 簡単に言うと扱いやすい。

 

平打ち加工されていないので強さは平凡ですけど、
同針の14号・15号で25㌔オーバーのキハダの実績もあります^^

 

置き竿でキハダを狙うなら…?

2015b2015年の後半はキハダマグロという針にハマりました!

 

ネムリとヒネリがキツく、オキアミが刺しにくい代わりに「飲まれにくさ」にも期待できる針だと思っています^^

 

とはいえ、ハリスを長くするとどんな針でも飲まれ易くなるので…

 

手持ちでアタリを取るようになった年

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2016年度はすべてオキアミマグロでゲット^^

 

 

DSCN0595b30㌔オーバーのマグロは一度も捕ってないので何とも言えませんけど、今のところ18号で一度も曲げられていません。ネムリ・ヒネリが適度にあり、扱いやすさはジャイアンとキハダマグロに匹敵。

 

強度がある割に軽量な点が気に入ってます。

 

今年も主戦力になりそうです^^

 

おまけ:キハダが好む針の色は…?

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2016年からジャイアンとキハダマグロの「金」バージョンが上州屋オリジナルで限定発売されはじめました。

 

「シルバー」より弱いとされる「金」に需要があるのだから、ちゃんと実績があっての「金」好みなのでしょう。

 

しかしわたしの場合、獲れたキハダはいずれも黒かシルバー。

 

もしかすると、潮色の明るさや、天候、またはベイトの状況により、その日その海域によって、マグロが好む色というのがあるのかもしれません。

 

そうなると、何色が良いかなんて、
ロシアンルーレットでしかありませんよね。

 

強いて言うなら、

 

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2016年の8月後半、コマセ釣りであるのにキハダがワームに良く喰った時期があるのをご存じでしょうか。

 

この一件以来、ワームは完売。
どこに行っても置いてない状況がシーズン終了まで続きました。

 

わたしはこのワームを買いそびれ、

 

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それを機にケイムラチューブ

 

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ケイムラベイトに着目。

 

すると偶然なのかどうか
キハダの連釣が始まりました。

 

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好みの針にケイムラを塗ってしまうのもアリですね^^

 

DSCN0613b塗り具合の確認はブラックライトでどうぞ(σ≧▽≦)σ 

 

  

カワハギHyper極意伝が凄い!!

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カワハギフリークのみなさま!!7月15日発売のカワハギHyper極意伝はもう購入されたでしょうかヽ(`Д´;)ノ 

 

いや、久々に釣りの本に飛びついた^^;

 

なぜならー!!ヽ(`Д´;)ノ 

 

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各カワハギ大会でのファイナリストを飾るような凄腕の方々17名がそのノウハウを惜しげもなく書き綴っているからでありますっ ヽ(`Д´;)ノ 

 

もちろん各人、2ページで紹介しきれるほどカワハギのノウハウは少なくないと思います。本にあるノウハウはその一部にすぎないかもしれません。

 

しかーしヽ(`Д´;)ノ 

 

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内容が非常に濃いです。

 

1ページ考察するだけでわたしは日が暮れます。

 

中には「えっ?こんなこと紹介しちゃうの?」
っていうくらい濃いヒントもありました。

 

20170722_202354bそれでいて超入門をカバーしヽ(`Д´;)ノ 

 

 

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さらに各ポイントの特徴やヽ(`Д´;)ノ 

 

 

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そうそう知り得ない
潮の話など!! ヽ(`Д´;)ノ 

 

amazon 
楽天ブックス 
ヨドバシ.com

 

値段は税抜き1200円。
シーズン入りする前には在庫がなくなりそうな予感です^^;

 

【マルイカ】直結仕掛けおさらい編

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↑浅場マルイカの直結仕掛け。

 

一見簡単そうな仕掛けに見えますけど、
じつは各人に感度を上げる工夫が見られたりしますよね!

 

DSCN0354Bとくに小型が出現するよな流しでは「感度を上げる工夫」にも意味があると思います。

 

感度を上げるには、仕掛けの「伝達効率」に
着目するのも良いかもしれません。

 

そこで今回は、仕掛けの「伝達効率」を上げるべく
スナイプビーズとスイベルの扱いについて考察してみたいと思います^^

 

まずはおさらいからです♪

 

「ビーズ式移動チチワ」の作り方おさらい

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マルイカ用「直結仕掛け」の定番ビーズといえば、スナイプビーズ。(でも美〇は潰れちゃったからもう定番ではないのかな…)

 

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ハリス4号にスナイプビーズを通し、

 

DSCN0436b同じ穴に折り返してハリスを通し、 

 

DSCN0437B別のハリスをあてがい、(スナイプビーズ3mmはハリス4号に対して穴が大きいため、別のハリスをあてがいコブが抜けないよう太くします) 

 

DSCN0438b別のハリスと本線を一緒に八の字結びにする。

 

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八の字結びを締め、ハリスの余分をカットすれば
移動式チチワの出来上がり。 

 

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移動式チチワはカンナ(イカ針)の真ん中に通します。(針が12本あったらそのうちの6本にチチワを掛けます。そうすることでチチワがカンナからスッポ抜けるのを防ぎます)

 

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ビーズは何でも良いですね!

 

ハリス4号の直径は0.33㍉、
ビーズの穴に折り返したら0.66㍉です。

 

なので穴径0.8㍉のビーズなんて丁度良いかも^^ 

 

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穴径0.8㍉のビーズであれば、

 

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8の字結びが1重でも抜けません^^

 

さて本題です。

 

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このようなマルイカ用の「ビーズ式移動チチワ」はそもそも「スッテの交換をしやすくするため」に考案された素晴らしいアイデアです。

 

ですが、スッテの交換がしやすくなるぶん
「遊び部分」が多くなるのも確か…^^;

 

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遊びが全くない元祖「移動結び」に比べると、

 

 

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「ビーズ式移動結び」はどうしても遊びが出ちゃいます。

 

これが細かいアタリをスポイルしているのでは?
という意見を持っている方も少なくないのではないでしょうか。

 

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しかし、元祖「移動結び」はやっぱりスッテが交換しにくいので^^;

 

 

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そこで先にハリスにビーズを通してから、

 

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元祖「移動結び」にします。

 

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すると、スッテ交換もまずまず良好で、
より遊びの少ない「感度良好」なチチワができます。

  

  スッテ交換のしやすさ 仕掛け感度
ビーズ式移動チチワ
元祖移動結び
元祖移動結びビーズ版

 

 

 

まーどれをとっても一長一短。
悩ましいですねー^^;

 

スイベルの必要性 

DSCN0495b糸撚りを防いで手前マツリを減らすべく「小型スイベル」を付けるか、それとも回転系のアタリを少しでも明確に得るため「小型スイベル」は不要とするか。

 

賛否両論ありますね!

 

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個人的にはできればスイベルは付けたくないです。でもPEラインの保護を考慮し、1番上にはつけても良いと思うんですね。あと手前マツリ軽減のため真ん中にも一つ。

 

個人的な意見です^^

 

浅場マルイカスッテ地獄!~後編~(2017/07/02)

浅場マルイカスッテ地獄!~前編~(2017/07/02)の続きです。

 

DSCN0270b7月2日の潮は薄濁りでした。

 

それでは早速から晴天にかけてどんなスッテに乗ったのか
時系列に確認してみましょ~ (σ≧▽≦)σ

 

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スタート時のスッテです。

 

下から、

  • チビトト玉露(チビトトブルーにアクリルのクリアグリーンを塗ったもの)
  • ミッドスッテ黄緑(ミッドスッテ黄色の頭にクリアグリーンを塗ったもの)
  • チビトトクリア(内部に2Bのガン玉、夜光玉の緑、ブルーを埋め込んだもの)
  • ミッドスッテピンク37s
  • ミッドスッテ草色(45Hゴールドにクリアグリーンを塗ったもの)
  • 30sミラーブルーss

 

いずれのスッテも、クリオネサイズに対応できるよう4㌢以下に詰めたものを使用しました^^

 

名島

maruika0016時40分。

 

この日は葉山柴崎港から出船して
すぐのポイント「名島」から探索です!

 

水深は18㍍ヽ(`Д´;)ノ 

 

オモリ30号(☆∀☆)

 

やや暗めの曇天ヽ(`Д´;)ノ 

 

はたして本日を占う1投目は~(☆∀☆)

 

何色に乗るのかいって
みましょ~ヽ(`Д´;)ノ 

 

じゃかじゃかじゃか~♪

 

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▲ミッドスッテピンク(下から4番目)  

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▲ミッドスッテ黄緑(下から2番目)  

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▲チビトトクリア(下から3番目)

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▲ミッドスッテ黄緑(下から2番目)

 

ここのところ天候を問わず好調な黄緑が2回。ピンクも足切れが1回あったのでアタリは2回と、黄緑と同等のヒット率です。

 

ただ アタリがあったのは下から2・3・4番目。同じような棚で、色を問わず乗っているため、単純にイカの活性が高かっただけかも?

 

  

maruika002続いて時刻は6時46分。

 

小雨が降りはじめました。

 

1投目と同じ群れを叩いてやや警戒心の上がった2投目は何色に乗るでしょうかカモン~っヽ(`Д´;)ノ 

 

じゃかじゃかじゃか~♪

 

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▲チビトトクリア(下から3番目)&
▲チビトト玉露(下から1番目)

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▲ミッドスッテ黄緑(下から2番目)

maruika07

根掛かり…^^;

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▲チビトト玉露(下から1番) 

 

何やらイカの移動が速いようで
手返しの数だけ釣れた感じでした。

 

1投目と同じくアタリがあったのは下から1・2・3・4番目とバラバラです。もしやイカの移動が速いときは、色はそこまで関係ないのでしょうか? 

 

maruika006続いて時刻は6時53分。

 

雨がやや強くなってきました。

 

同じ群れを叩いての3投目はちょっと渋いんでねぇのカモン~っヽ(`Д´;)ノ 

 

じゃかじゃかじゃか~♪

 

maruika09▲ミッドスッテ黄緑(下から2番目) 

 

イカの移動が速いようです。

 

すぐに流し変えて4投目ヽ(`Д´;)ノ 

 

maruika10▲チビトト玉露(下から1番目) 

maruika11▲ミッドスッテ草色(下から5番目) 

maruika12▲ミッドスッテピンク(下から4番)   

 

これ以外にも何回かバタバタ釣れたんですが
撮れておらず^^;

 

maruika13雨足がやや強くなった7時16分に1杯追加して
モーニングサービス終了~(^o^;) 

 

ここで船長、名島に見切りをつけて佐島沖に移動です!

 

 

佐島

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時刻は7時55分。

 

雨は上がったもののまだ曇天です。

 

水深は15メートル ヽ(`Д´;)ノ

 

ここから10時まで少しずつ明るくなっていく2時間の過程でスッテの色はどう変化していくのか一気にいっちゃいましょカモン~っヽ(`Д´;)ノ 

 

じゃかじゃかじゃか~♪

 

maruika14▲ミッドスッテ黄緑(下から2番目)  

あらっ。チビトト掛け遅れかしら^^;

 

maruika15▲チビトトクリア(下から3番目) 

maruika16▲チビトト玉露(下から1番目)  

maruika17▲ミッドスッテピンク(下から4番)    

maruika18▲チビトト玉露(下から1番目)

maruika19▲チビトトクリア(下から3番目)  

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▲チビトトクリア(下から3番目)   

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根掛かり^^;

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▲チビトトクリア(下から3番目)   

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▲チビトトクリア(下から3番目)   

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▲チビトトクリア(下から3番目)   

 

げげー(^o^;)

明るくなるにつれ下から3番目の「クリア」強し(^o^;)

 

このとき、隣の方も下から3番目のミラー「ケイムラ」でけっこう乗せていたので、色なのか、棚なのか…?

 

 

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おっ!!雲間から光が漏れはじめたぞっ!!

 

時刻は10時30分。

 

まだ曇天ですが
そこそこ明るいです。

 

先程からだいぶ時間があきましたが、チビトト「クリア」の確変は続行か否か~っヽ(`Д´;)ノ 

 

じゃかじゃかじゃか~♪

 

maruika26▲ぎょぎょ丸黄緑(下から2番目) ※35黄色の頭に緑を塗ったものです。 

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▲ぎょぎょ丸黄緑(下から2番目) 

 

うーん。続かない。

 

別の群れを探して
11時6分!!ヽ(`Д´;)ノ 

 

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▲ぎょぎょ丸黄緑(下から2番目)

maruika30▲ぎょぎょ丸黄緑(下から2番目)

 

マジかぎょぎょ丸4連発!!ヽ(`Д´;)ノ 

 

どうも明るくなりはじめてから「クリア」系が強いような?

そこで同じ黄緑でも鱗タイプ から クリアなぎょぎょ丸に変更してみたところ、たまたまぎょぎょ丸がうまくハマったようです^^;

 

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この系統は強いときは強いですね!(写真は他の方のスッテです)

 

ここでトラブル発生

 

連荘中だというのになぜか再投入で
仕掛けがスっぽ抜けてしまい… 

 

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愛しのトトちゃんさようならー(。>д<)

 

「ぎょぎょ丸」緑のトト」ちゃんもお疲れっす(。>д<)

 

また作るからねー(。>д<)

 

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「喰う?」 

 

喰いませーん(^o^;) 

 

マルイカ船の楽しみ方も人それぞれです笑

 

カメギ根38㍍(オモリ40号に変更)

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浅場の調子が悪くなってきたのでやや深めのポイントに移動です。

 

時刻は11時半。

日がさしてきました。 

 

実はイカは、偏光グラスの機能を持っているそうです。私たち人間がサングラスをかけて水面のギラつきを抑えるように、イカも偏光グラスの能力で水面のギラつきをカットして、水面の上を見ることができるそうです。

 

ならば日がさしてきた今ヽ(`Д´;)ノ 

 

イカの目は
サングラスモード…!!
ヽ(`Д´;)ノ 

 

暗闇に包まれたイカははたしてどんなスッテに乗るのか
カモン~っヽ(`Д´;)ノ 

 

じゃかじゃかじゃか~♪

 

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▲ぎょぎょ丸黄緑(下から2番目)

これは単発で、

 

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▲ミラー黄緑(下から4番目)

これも単発ながらクリア系の黄緑強しヽ(`Д´;)ノ 

 

どうも後が続かないので佐島沖に戻りますー。

 

佐島沖15~25㍍

maruika35雲が多いせいか天候は不安定で太陽は出たり隠れたり。

 

時刻は12時11分。

この流しは明るい曇天です。 

 

はたして6連勝中の黄緑
止めるのは誰じゃカモン~っヽ(`Д´;)ノ 

 

じゃかじゃかじゃか~♪

 

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▲ミラーブルー(下から6番目) 

 

おまえかーっ(^o^;) 

この日唯一のムギが単発で乗りました^^;

 

maruika40この後はずっと晴天ですので
一気にいきますカモン~っ!!ヽ(`Д´;)ノ 

 

 

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▲ぎょぎょ丸ケイムラ(下から3番目)  

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▲ぎょぎょ丸ケイムラ(下から3番目)  

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▲ぎょぎょ丸黄緑(下から2番目)  

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▲ぎょぎょ丸黄緑(下から2番目)  

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▲30sミラーss玉露(下から1番目)  

 

いや後半ビックリするくらい撮れてなかったです。すみません^^;

 

補足しますと最後の流しでわたしは黄緑系ばかり。ですが単発が多く、アタリスッテとは思えない乗りの悪さでした。ところが胴の間のMさんはミラーブルーで連発しており、それに気づいたときは後悔先に立たず。

 

途中からブルーを外してしまったのが
最後の流しで裏目に出たようです。 

 

また他船のT丸は、この日「オオガシマ」でラスト1時間ほど爆乗りしたそうですが、そのときのアタリスッテはムラサキだったとか。

 

条件が変わればスッテも変わる…。
スッテはほんと面白いですねぇ^^; 

 

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なおこの日は写真のようなクリオネ級は混じりませんでした。 

 

いれば「チビエビ3.5」や「30sミラーss」
「ぎょぎょ丸35」などもっと活躍したのでは? 

 

chibitotoHaimenritsu

チビトトはやや大きめのイカにアピール力が高いと感じております。

 

 

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玉露or草色 7回
黄緑 14回

 

ケイムラorクリア

10

ピンク 3回
ブルー 1回
不明 12回

 一応「浅場」「薄濁り(やや澄み)」時の
データまとめです。

 

潮が濁ってきたらまたデータとりたいですねー^^

 

 

 

 

浅場マルイカスッテ地獄!~前篇~(2017/07/02)

釣行データ
釣行日 2017/07/02(日)
船宿 五エム丸 / マルイカ船
竿

自作竿(2017年度版藤沢ブランク – 並継部分4.5㍉)

リール

shimano スティーレ100XGPE0.8号200m)

daiwa スパルタンRT TW 100XHPE0.8号200m)

オモリ スカリー30~40号(水深30㍍以内で30号、それ以上深い場合は40号を使用しました)
ハリス  直結:ホンテロン + R18の直結び (感度良好硬調ハリス)
仕掛け図 仕掛け図  幹間1㍍ 直結5~6本
研ぎ器 カンナくん大成功です
竿休め チョイ置きキーパー
ツノマット ツノマット300
投入器 Daiwa イカヅノ投入器 6本 ピンク
水温 20.3℃
葉山沖~佐島沖: 薄濁り 15~25m(ちょっぴり38m)
パターン

小潮3日目  (満潮 10:26) 

月輝面 60.8% 月齢 8.0
南 弱い
波高 0.5-1M
天候 曇りのち晴れ
船の釣果 マルイカ:3-47杯(次頭34杯)

自己釣果(左舷ミヨシ)

マルイカ:47杯(うちムギ1杯)

DSCN6164bいやほんと浅場マルイカはスッテでしょー(^o^;) 

 

だって浅場は (誤解を恐れずに言うなら) アタリがダイレクトで分かりやすいもの(^o^;) 

 

その「わかりやすいアタリ」が直結で出ないなら、
もうスッテが悪いと思うしかない^^;

  

DSCN0270bみなが着乗りで終わるところを2回目、3回目と連荘するにはアタリスッテが必要だとつくづく思います。

 

もちろんそのアタリスッテが毎度変わるから読めないんですけど、読めないからこそ捨てヅノなるものも必要かもしれません。

 

捨てヅノとは、たとえばそのとき「ピンク」がアタリスッテだったとしても、対極の濃色たとえば「玉露」が同時に必要かもしれないということです。

 

maruika32浅場は、深場と違い、船体の影がモロに影響するため、晴天ならたとえば日陰と日向の境目にスッテがあるかもしれません。

 

こうなると何色が当たるか想像もつきません。

 

だから微妙な影の落ち具合で、たとえば左舷では玉露がよくても、右舷ではピンクがよいかもしれず、またそういった現象は、自分の仕掛け内でもよく起こることだと思うんです。

 

なぜなら海面に入射した光は、急速に赤みを失い、水中で最も届く450~495ナノメートルの青~青緑色に変化していくため、水深が浅いと、自分の仕掛け内でも、クリアから濃色にかけての水色変化がスッテ毎に影響していると思われるからです。

 

DSCN0259bだから浅場のスッテ配色は、上のほうが淡色で下のほうが濃色という基本になるのでしょうけど、それもまた潮色や天候などの組み合わせを考慮しはじめると、難しいですよね^^;

 

強いて言うなら浅場は(とくに澄み潮は)一概にどのスッテが良いかなんて定義できないので、まんべんなく配色するのが正解だとここ一ヶ月の浅場経験で感じるのでした^^;

 

さて、本日のアタリスッテを分析する前に…

 

 

スッテ考察

DSCN0170b遡ること6月17日(土)

 

長三朗丸に柏崎さんが来るという情報を聞きつけて
マルイカ船に乗り込むと、

 

「どう?あれからおたまじゃくし活躍した?」

と柏崎さん。

 

はて(´-ω-`)

 

おたまじゃくしとは…(꒪⌓꒪)?

 

DSCN0247b

「あーチビトトのことですね^^;
柏崎さんが難色を示していたのであれから使ってません笑」

 

ところでその日、柏崎さんがよく乗せていたスッテは、ダイワのミッドスッテ45Hピンクのウェイト入り。そしてもうひとつ良く乗っていたのはウェイトの軽いチビエビ3.5ブルー…といった結果から、

 

重いスッテを上に、軽いスッテを下に配置すると互いの動きが良くなるかもしれない。

 

と、スッテ毎のウェイトバランスも気にするようになりました。

 

そんなことがあって、

 

DSCN0273b奇しくもチビトトを敬遠する柏崎さんからチビトトの良さを教わることに。

 

というのもチビトト重いんですよ。

 

DSCN0306b

ダイワのミッドスッテ45hはもはや廃版なので、今後は使用できないとして、となると「叩き動作でスッテを揺らす役目」として、チビトトは良い意味でコマセになるのでは?

 

さらに非対称デザインのチビトトは、ぽっちゃりしたお腹がウェイトになって意外と重心バランスが良い=動きが良さそうなんです。

 

DSCN0220bせっかくなのでガン玉を埋め込んでやりましょう。

 

45hのウェイトを模倣するなら約0.7g=2B相当のガン玉。

 

せっかくなので夜光玉も埋め込み、
最後にフィッシングボンドを流し込んで接着しました。

 

DSCN0227bすると起き上がりこぼしのように姿勢が安定。

 

熱した釘でグサグサ穴をあけたことにより内臓感も出たし、
これなら45hより単体の動きも良さそうです♪

 

DSCN0222bいや愛着でるわー (ノ´∀`*)

 

残るチビトトの問題はこのお腹ですねー。

 

DSCN0240cメーカー曰く「イカは魚の背中に抱きつくので、背中の形状をフラットにして針掛かりさせやすくした」 とチビトトの優位性を謳っておりますが、そうは言ってもこのおデブなお腹が100%刺さりを邪魔しないとは言い切れません。

 

DSCN0240bそこでカンナを巻き直し、少しでもカンナの足を長くするよう糸巻部分を短くして、イカがお腹に乗っても問題ないよう工夫してみました。

 

カンナの足を長くする工夫は、とても有効だと思います。なぜならカンナの足が長いほど、イカが乗った瞬間刺さる確率が上がり、明確なアタリを出しやすくなると思うからです。

 

ただこのままだとハリスの糸巻量が足りず、
カンナ強度に不安が残るので、

 

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「30sミラーss」のカンナ補強を模倣して、カンナに蓋をするイメージでフィッシングボンドを塗り補強しました。

 

30sミラーssは浅場ではすでに有効の声多数ですね^^

 

DSCN0308bぎょぎょ丸35もカンナを巻きなおすとかなーり強力に^^ 

 

 

DSCN0236b柏崎さん一押しの浅場カラー「黄緑」のバリエーションを作ってみました。イエローボディの頭にアクリル塗料のクリヤーグリーンを塗ったものです。

 

今までマッキーで塗っていたのですが、マッキーだとグラデーションを出すのが難しいので、アクリル塗料を試してみました。

 

アクリル塗料はうすめ液で濃度調整ができる上、水洗いできるので扱いやすく、塗りでもそれなりに綺麗に塗れるのでおすすめです。もちろんエアブラシで吹いたほうが綺麗なのは間違いないでしょうけど^^;

 

 

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DSCN0318b

DSCN0311d

ブラックライトを照射すると各スッテのケイムラ具合がわかります。赤丸は紫外線に反応したスッテです。 

 

あれ、チビトトの「ケイムラバイオレット/クリア」はケイムラかと思っていたら、ほぼクリアなんですね。

 

maruika27さて実釣のお時間です!

 

後編では、

  • 潮色は薄濁り(どちらかというと澄み)
  • 雨から晴天へと変化していく天候

 

という条件下で

 

maruika00アタリスッテがどう変化していくのか時系列に追ってみたいと思います(σ≧▽≦)σ

 

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