カツオ・キハダのクッションゴム

カツオ仕掛け

 

魚の突っ込みをいなすために取り付ける「クッションゴム」。しかし「切れると危ない」という理由から、クッションゴムの使用を禁止している船宿もあります。

使用OKな船宿の場合は、
クッションゴムは天秤と道糸の間につけます。

 

もし、↓こんな風に下につけてしまうと、

 

dummy仕掛け

取り込みの際、魚の突発的な突っ込みによってクッションゴムが切れる可能性があり、クッションゴムの端についたサルカンが跳ね返って非常に危険ですから、クッションゴムは必ず天秤と道糸の間につけるようにします。

 

 

 

DSCN4650b

クッションゴムを禁止している船宿の場合は、適度な伸びでショックを吸収してくれるナイロンハリス50号前後(100lb~140lb)をリーダーとして代用することも可能です。

 

(その場合、ナイロンハリスの上端に「ボールベアリング系のサルカン」、下端には「トローリングスナップ」を取り付ければ、クッションゴムと同じように使用できます)

 

※追記
PEラインとハリス(リーダー)の接続は、摩擦系ノット最強と言われる「PRノット」で結節するのがおすすめです。実際、キハダが掛かってもノット部分で切れたことはありません。PRノットはボビンという特殊な道具を使用して結びます。

 

またリーダーに使用するハリスは、オマツリ等が心配な場合はフロロカーボンでも大丈夫です。フロロカーボンとナイロンの良いところ取りをしたカーボナイロン というリーダーも売っています。 

 

 

 

ロングライフクッション

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最強と謳うだけあって、3.5mmという太さで48㌔の負荷に耐えるというロングライフクッションは素敵です^^

 

切れたらシャレにならないので
信頼のおけるものを使用したいところですが…。

 

ただ、クッションゴムは太いので潮の影響を受けやすく、そもそもオマツリの原因になるとして好まない方もおられます。あまりにオマツリするようなら、外したほうが良いのかもしれませんね^^;

 

 

 

 

↓以下号数表です。

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★ロングライフクッション3.5mmの楽天価格はこちら★

 

相模湾のカツオ船に乗りたい初心者さんへ

 

8月に解禁となるコマセ釣り、「カツオ・キハダ船」

 

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カツオ釣りがはじまると、多くの船がこのお祭りに参戦し、
相模湾のあちこちで船団が見られます。

 

魚が見つかるまではゆったりとクルージングする、
というのがカツオ釣りのスタイル。

 

しかし、ひとたびカツオが見つかると、船は急発進します。猛烈な勢いでカツオの動きを先回りし、急停止するかどうか、船長の合図とともに即、仕掛けを投入します。

仕掛けの投入が遅れると時合いを逃しますから、最初はちょっと慣れが必要な釣りですが、慣れてしまえば非常に興奮度の高い釣りものです。

 

今回はそんなカツオ船に乗るための、心の準備についてです。

 

 

マナー

 

カツオ船は、正直、熱くなります。釣れているときにオマツリしたりすると魚を逃しかねませんから、どうしても熱くなってしまいますね。

ですから朝、「よろしくお願いします^^」
と隣の人に一声かけましょう。

トラブル防止は挨拶が一番。話しかけてみると良い人たちばかりですから、ぜひ、心にゆとりを持って、熱いカツオ釣りにチャレンジしてください^^

 

 

オマツリ

 

カツオは、瞬発力の半端ない魚です。
取り込み直前まで猛烈に横に走ります。

もしオマツリしたら、無理せず船長に指示をあおぎましょう。

 

※オマツリを回避するコツは、針掛かりしたら、魚に遊ぶスキを与えず、竿をロッドキーパーに掛けて、ひたすらにリールを巻く(ゴリ巻きする)ことです。それを可能にするために太い仕掛けを使用します。

※オマツリしたら、誰の魚だろうとまず魚を取り込むことを優先します。その上で、みなで協力してオマツリをはずしましょう。ほとんどの場合、船長の指示があるかと思います。

 

 

到着

 

予約制ではない船宿の場合、早めに行くことをおすすめします。とくに前日の釣果が良いときは、次の日は混み合います。(当たり前ですね^^;)

 

 

タックル

 

マグロとなると貸し竿で捕るのは難しいかもしれませんが、カツオ・キメジ用の貸し竿であれば置いてある船宿も多いので、無理して道具を揃える必要はないかと思いますよ^^

 

なおカツオ用の貸しリールは手巻きですが、8月はたいてい棚が浅いので苦にはなりません。実際に船に乗ってみると、電動リールと手巻きリールの割合は半々です。

 

時合いが良いときは、釣れたカツオの血しぶきが飛ぶこともあります。カッパを着用するなら話は別ですが、着替えはあったほうが無難です。

 

 

 

中乗り(上乗り)さん

 

カツオ、マグロは思いのほか「取り込み」が難しく、取り込み時にバレる(針がはずれる)ことが多いです。慣れないうちは、中乗りさんが面倒を見てくれる船を選ぶと良いと思います。

 

船に乗ってからの手順については、
船で道具をセットするも参考にしてみてください。

 

↓次回は仕掛けについて紹介します。

カツオ仕掛け

 

無視できない竿のステータス「錘負荷」

 

竿選びの際、
とくに「錘(オモリ)負荷」は無視できない要素です。

 

竿の「錘負荷」と、使用するオモリの号数が適していないと、たとえ高価な竿でもその性能が発揮されず、ただの棒切れ同然になってしまいます。

「錘負荷」というのは、

 

品名 全長 (m) 継数 (本) 仕舞 (cm) 自重 (g) 先経 (mm) 元経 (mm) 錘負荷 (号) カーボン 含有率 (%) メーカー希望 本体価格(円)
S-300 3.0 2 154 195 1.7 9.4 40-80 96 58,500
M-270 2.7 2 139 190 1.7 9.4 60-100 96 57,500
M-300 3.0 2 154 200 1.7 9.9 60-100 96 59,500
M-330 2.2 2 164 210 1.7 10.4 60-100 96 61,500
MH-270 2.7 2 139 195 1.9 9.9 80-120 96 59,500
MH-300 3.0 2 154 205 1.9 10.4 80-120 96 61,500
H-330 3.3 2 169 230 2.1 10.9 80-150 97 63,500

 

↑これのことです。

ダイワシマノ等、大手メーカーのホームページで、竿のラインナップを見ると、必ず竿のスペック表が載っています。これはただの数字の羅列ではなく、当然ですが意味があります。

中でも「錘負荷」について、ここでは見ていきます。

 

 

竿と錘負荷の関係

 

たとえば相模湾で「コマセ真鯛」を想定しましょう。

相模湾ではだいたい80号のオモリを使用します。80号という重さは、漁協や船宿の規定ですから、その重さは個人で変更できるものではありません。そうなると、個人のほうでは、80号のオモリに適した竿を選ぶ必要がでてきます。

そこで目安となるのが「錘負荷」です。

 

↓ダイワの真鯛竿「リーオマスター真鯛」

品名 全長 (m) 継数 (本) 仕舞 (cm) 自重 (g) 先経 (mm) 元経 (mm) 錘負荷 (号) カーボン 含有率 (%) メーカー希望 本体価格(円)
S-300 3.0 2 154 195 1.7 9.4 40-80 96 58,500
M-270 2.7 2 139 190 1.7 9.4 60-100 96 57,500
M-300 3.0 2 154 200 1.7 9.9 60-100 96 59,500
M-330 2.2 2 164 210 1.7 10.4 60-100 96 61,500
MH-270 2.7 2 139 195 1.9 9.9 80-120 96 59,500
MH-300 3.0 2 154 205 1.9 10.4 80-120 96 61,500
H-330 3.3 2 169 230 2.1 10.9 80-150 97 63,500

 

「リーオマスター真鯛」の場合、表を見る限り、ラインナップされているすべての型式が80号のオモリに適合しています。ですから、どの型式を選んでも、80号のオモリに対して問題なく性能が発揮されることになります。

しかし、はたしてどの型式も、80号のオモリに対して竿の「感触」は一緒なのでしょうか?

 

 

品名 錘負荷 (号) 竿の固さ
S-300 40-80 柔らかい
M-270 60-100 普通
M-300 60-100 普通
M-330 60-100 普通
MH-270 80-120 やや硬め
MH-300 80-120 やや硬め
H-330 80-150 硬い

 

 

 

 

 

 

 

↑答えは「いいえ」です。竿の「感触」はどれも違います。

 

一般的には、

オモリの最高負荷が高いほど竿は硬く、その分パワーがあり最高負荷が低いほど柔らかく、その分繊細な傾向にあります。

Hの場合は150号Sの場合は80号というところを見ます)

 

↓これはリーオマスター真鯛のメーカー説明です。

汎用性に優れたMを基準に、Sは食い込み重視で細ハリスでの繊細な釣りに最適なモデルMHはアグレッシブに誘い、攻めるためのパワーモデルHはさらにパワーを持たせ、大鯛、青物の突っ込みをもいなすハイパワーモデルとなっております。

↑ダイワの竿は説明がしっかりしているので、「錘負荷」の知識がなくても十分竿を選べますが、こういった説明は必ずしもあるわけではないため、「錘負荷」を読めるようにします。

 

しかしこう見ると、大鯛、青物もカバーしているHが、何でも釣れて良さそうな竿に見えませんか?

 

実は、10年前、Hタイプの竿を購入して失敗したのが私です。

 

Hが大鯛の突っ込みをいなすのであれば、Hは小鯛のささやかな引きは無視します。おそらくは、 Hで小鯛が釣れても、竿が硬すぎてちっとも引きを楽しめないはずです。

東京湾、相模湾で釣れる真鯛は、ほとんどが0.3~2㌔前後ですから、これでは硬すぎるのです。釣れても面白くないので、結局2回ほど使用して買い換えてしまいました。

Hは大鯛専用の竿と考えるべきです。MHもほぼ大鯛専用と考えてさしつかえないでしょう。

 

私が持っている真鯛竿は、リーオマスターに置き換えるならSとMの中間くらい(つまり柔らかいってこと)ですが、それでも3㌔オーバーのメダイや4㌔のワラサも問題なく釣れています。

ですから、私としては少し柔らかめの竿をおすすめしたいです。

柔らかめの竿は、曲がり方が尋常じゃないので、すごく面白いですよ^^

 

⇒リーオマスター真鯛の実勢価格を見てみる

 

活き締めって本当に必要?

※この記事は2015/3月に表現の間違いを書き換えました。

 

釣った魚は美味しく食べたい~♪

ですよね?

 

だからこそ「活き締め」をして鮮度を保つわけですが、やり方を間違えると逆効果なのもまた事実。

活き締め」というくらいですから殺さずに締めます。活きたまま神経を破壊することで、脳に身が死んだことを知らせるすべをなくし、腐敗を遅らせます。

つまり「殺さずに神経を破壊する」のが「活き締め」ですね^^

 

「活き締め」することで腐敗が遅れます。そのぶん鮮度が保たれます。長いこと熟成できるのでそのぶん美味しくなります。つまり 「活き締め」するなら熟成させる必要があります。

ですから熟成期間を必要とする大きめの魚を釣った当日に食べたいなら、むしろ「活き締め」はしないほうが美味しいこともあります。 「活き締め」したら冷蔵庫で数日寝かせて(熟成させて)はじめて美味しくなります。

 

 

ここではyoutubeより動画を引用し、中でも初心者さん向けの締め方について、考察してみたいと思います^^

 

 

 

「活き締め」には大別して3つの方法があります

 

  1. 神経締め
  2. ナイフ締め
  3. 氷締め

 

 

神経締め

「魚の鮮度が全然違う!!必見!神経〆講座.wmv」より引用

 

「鳴門で鯛釣り!神経絞め」より引用

 

 

見ての通りアイスピックと針を用いて締めます。

プロ向けですね~

 

 

 

ナイフ締め

↓これはアイスピックで締めますが、ナイフでも応用できます。

「カンパチを〆る」より引用

 

「マゴチの締め方(茅ヶ崎一俊丸)」より引用

 

 

このようにナイフで締めるやり方が一般的ですが、
それでも最初は敷居が高いですよね。

そこでよりおすすめの方法とは…。

 

 

 

 

万能ハサミ締め

「釣った魚を初心者でも簡単・安全・迅速・確実に締める方法(その1)」より引用

 

この方法は比較的簡単です。
万能ハサミを使用して延髄を切断するわけですね。

 

 

なお私の場合、

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万能ハサミ締めとほぼ同じ要領で、ナイフ で締めます。

エラを開いて内側からナイフを差し込み、「中骨」をブスっと切断。神経を切断します。一瞬ビクッ!と跳ねた後、力なく身が垂れていれば成功です。

 

 

 

うまくいかないとどうなるの?

 

活き締めを失敗すると魚は暴れます。そうなると、旨み成分をより消費して、かえって美味しくなくなる可能性があります。

 

ですから「活き締め」とは真逆の効果です。

 

活き締めが難しいと感じたら、以下の方法をおすすめします^^

 

 

 

氷締め

 

クーラーBOXに突っ込むだけですから、これが一番簡単ですね^^
氷に漬け込むことで、より早く魚の機能が麻痺します。

 

小物に限ってはもともとこれが最善の方法ですが、
大きな魚でも確実に効果が得られます。

 

クーラーBOXにはあらかじめ少量の海水を張っておき、小さな魚はそのまま、大きな魚は血を抜いたらすぐ氷締めにしましょう。

 

 

 

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血抜き

DSCN2773

ナイフ等で締めない場合は、真っ先に血抜きします。
エラを切るだけで血は抜けます。

 

だいたい5~10分くらいで血は抜けますから、
血抜きをしたら放置せず、すぐクーラーBOXに放りこみます。

 

 

青物の血抜き

 

青物は血が悪くなるのが早いです。

血が悪くなると臭いですから、釣れたら即、血抜きすることをおすすめします。

 

 

 

小物の血は抜かない

 

アジやメバル等の小物は、放置すると旨み成分がすぐになくなるそうですから、真っ先に氷締めにして鮮度を保ちます。

血抜きは捌くときに行います。

頭を落として内蔵を取り出したら、
中骨をしごいて血を抜きましょう。

 

熟成についての記事も参考までにどうぞ^^

 

 

メダイの漬け丼

 

メダイの定番といえばユッケですよね!

ただ、ユッケは釣船聡丸のレシピが十分に美味しいのでまた今度!

今回は漬け丼の紹介です。

メダイの漬け丼は意外と知られてないようですが、
漬けると身がトロッとして程よい弾力があり、美味しいですよ♪

 

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■材料
・ぶつ切りにしたメダイ
・醤油とみりん 1:1
・生姜、わさび(お好み)
・大葉、ネギ(お好み)
・卵の黄身と刺身醤油(お好み)
・白ごま(黒ごま)

 

私の場合、分量とか結構、目分量なんで、
配合割合だけ書いときます^^

 

 

1・醤油とみりんを1:1の割合で混ぜる

醤油とみりんを1:1の割合で混ぜるとやや「甘め」に仕上がります。
みりんを減らしてそのぶん酒にすれば、辛め、砂糖を足せば甘めです。

好みの味を見つけてください^^

配合したタレは、弱火で沸騰させて、アルコールを飛ばします。

タレが冷めたら、お好みで生姜やわさびを入れてください。
生姜はアクセントになるのでおすすめですよ^^

 

 

2・1~2時間漬け込む

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マグロの漬け丼と違い、メダイの場合は30分くらいだと味が染み込まないので、1~2時間と長めに漬け込みます。漬け時間は好みかな~^^
1日放置しても問題なし♪

冷蔵庫で保管します。

 

 

3・ごま、大葉、ネギ、卵の黄身をお好みで

卵の黄身を乗せる場合は、一緒にわさび醤油も加えると美味しいです。
大葉がない場合はネギでも十分美味しいですし、
ごまに至っては白黒どっちだって合います。

ブラックペッパーをかけるときもありますね。

 

釣り人は魚を捌くところからが料理のスタートなので、
料理は素早く作れてなんぼですよね♪
紹介する料理はそっけないものが多いですが、
参考になれば幸いです^^

 

お刺身を美味しく食べる方法

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釣った魚はやっぱ刺身でしょ~♪
ってことで、まずは定番の「お刺身」からご紹介です^^

 

メダイの捌き方」で紹介した「サク」状のメダイを
やや斜めにスライスして、段々に盛り付けましょう。
盛りつけは、切り身を少しづつずらして盛り付けると、ちょっぴり見栄えが良くなります。
しその葉がよく合いますよ^^
我が家では、腹身だけを贅沢に刺身にして、
それ以外は揚げ物にしちゃいます。

お醤油はやっぱり刺身醤油で決まり♪
お刺身の味が薄れるから刺身醤油は邪道!なんて言う方もいますけど、なんのなんの、お醤油おいしいです~。

 

さて、
お刺身を美味しく食べる方法は、ここからです。

 

 

メダイの刺身は美味しくない?

 

どうもメダイのお刺身は、人気ないみたいなんですよ。

船でお知り合いになった人の話を聞くと、
刺身は美味しくないっていう人が多いんですね。

 

たしかにメダイは大きくなるほど味が良くなると言いますから、
春の小メダイは人気がないのかもしれません。

でも、4月あたりから釣れはじめる中型以上のメダイなら、
とっても美味しいと思うんですけどね^^

 

ここで、刺身を美味しくいただくための
コツをひとつ…。

 

 

一晩以上寝かせる(置いとく)

 

 

これ、とっっても大切です。

 

お刺身というと「鮮度が一番!」ということで、
当日食される方が多いと思いますが、
実はこれ、鮮度の意味がちょっと違います。

 

鮮度というのはまず釣り上げて、
その後どうするかで決まります。

 

  1. 活け締め(瞬殺)にしてから血を抜くか
  2. または氷締めにして

 

はじめて鮮度が保たれるそうです。

 

こうして保たれた鮮度は、今度は時間を置いて、
熟成させることで、
旨みを引き出します。

 

よく「熟成ポーク」とかスーパーで売ってますよね。

あれと同じことをするわけです。

 

熟成といっても、やり方は簡単。

放置するだけ^^

 

肉のタンパク質が、アミノ酸に分解されて、
旨み成分に変化するまでの間、「熟成」します。

お店に出ている肉や魚は、
すでに熟成されたものが陳列されているんですね。

 

放置すると聞くと、腐るイメージがあるかもしれませんが、
でも白身魚はほうっておいてもすぐには腐らないですから、
ご安心ください。

よくよく考えると、果物だって少し「熟れた」ほうが
美味しいですよね^^

 

経験上、

メダイのような1㌔以上ある白身魚は
1~2日くらい寝かせたほうが美味しいです^^

我が家では、その日のうちに刺身を出しても
誰も食べてくれませんが、次の日に出した刺身は、
ぺろっとなくなります。

それくらい味が変わるんですね。

 

釣れたらぜひ、何日か寝かせてお刺身でどうぞ♪

 

※寝かせ方
クーラーBOXに氷を張った状態で、そのまま1~2日放置します。
それが難しい場合は、当日、3枚におろした身をキッチンペーパーでくるみ、さらにラップで包むか、ジップロック等で密封して酸化を防ぎ、冷蔵庫に保管します。

 

メダイの捌き方

メダイの捌き方を紹介します。

 

「できるだけ白身に触れずスピーディに捌く」

 

どんな魚でもそうですが、
これが美味しく食べる捌き方のコツです^^

とはいえいきなりスピード重視で捌いたら危ないですし、最初から白身に触れず捌くなんて神ワザです。最初は慎重にやってください。

ここで言いたいことは、包丁がうまくいかなくても無理せず、手抜きして、ぱっぱと捌いで美味しく食べよう!ってことです^^

 

ではさっそく参りましょう~♪

 

注:魚の内臓が見える写真もあります。苦手な方はご遠慮ください。

 

 

1・ぬめりを取る

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メダイは「ぬるぬる」で有名です。荒塩または普通の食塩をふりかけて、たわしでこするところからはじめます。

 

このとき、魚のヒレに気をつけてください。頭から尻尾にかけて撫でるぶんには問題ありませんが、その逆を撫でると手がヒレに突き刺さります。(これはどんな魚にも共通することです。)特にタイ系の魚はヒレが鋭く、突き刺さるとかなり痛いので、注意して作業しましょう。

 

 

2・うろこを取る

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ぬめりが取れたらうろこを取ります。

うろこ取りというのが¥1,000くらいで売っています。うろこが飛び散らないのでかなり便利ですが、ない場合は出刃包丁の背の部分でこそぐように落とします。

料理のなかにうろこが入ってると家族に避難を浴びますから、ここだけは丁寧にやります

 

 

3・ 頭を落とす

20130612_160953

胸ヒレと腹ヒレの2か所を避けるように包丁を入れます。片側だけで断ち切らず、ある程度包丁を入れたらひっくり返し、逆側から分断するようにします。

 

 

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逆側から分断することで、慣れると内臓を傷つけずに頭を落とすことができます。その場合、最後は頭を引き抜けば、内臓が全部くっついて出てきます。

 

落とした頭は捨てないでください
正直、メダイの部位で一番、美味しいところです。

 

4・3枚におろす

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頭を落とすとこんな↑状態になります。

次に、3枚におろすために、まず半身から捌いていきます。

 

20130612_161222

①・お腹の部分に包丁を入れ、包丁の先端が中骨に当たるのを意識しながら、小骨の上を尻尾のほうにおろしていきます。

 

 

20130612_161302

②・背側のほうも同様に、今度は尻尾から包丁を入れ、包丁の先端が中骨に当たるのを意識しながら、小骨の上を背のほうにおろしていきます。

 

20130612_160953c

イメージとしてはこんな↑感じです。
青い線に包丁を入れます。この段階ではまだ中骨がつながっていますから、最後に③に包丁を入れます。

 

 

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③・ 尻尾から包丁を入れ、中骨の上を、頭のほうまで卸します。

 

 

20130612_161858

一枚ゲット~^^

 

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残りの半身も上記と同様の手順で卸します。青丸の部分に血合いが残っている場合は手で取り除きましょう。

 

 

20130612_161618

半身2枚と中骨が1枚取れました。これで3枚おろしの完成です。

中骨は汁のだしになりますから、適当に分断して取っておきましょう。

 

 

5・腹骨を取り除く

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焼き物やみそ漬けにする場合は3枚におろせば完了ですが、刺身やフライにするなら、腹骨を取り除く必要があります。

 

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腹骨をなぞるように、刃を引きながら、腹骨を切りとります。

これは意外と難しいので、失敗したら大胆に切っちゃいましょう^^

 

 

20130612_162045

腹骨を取り除いた状態です。

 

 

6・小骨を切り取る

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小骨の脇に切り込みを入れます。
切り込みを入れたら、手で引っ張って小骨を取り除きます。

 

小骨が取り除けたら、小骨があった部分に刃を入れて皮を切おとし、身を半分にします。

 

7・皮を削ぐ

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尻尾のほうから皮と身の隙間に包丁を入れ、皮を指で押さえながら、皮を引いていきます。

これがなかなか難しい

途中で皮を切り落としてしまうと後が大変なので、最初は少し皮を厚めにとる感覚で皮を引くとよいです。慣れてきたら、皮の厚みを薄くし、身のほうにより多くの脂が残るようにします。

 

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でけた~♪

これが「サク」というやつですね。刺身にもフライにもなります。

 

 

8・ お頭(かしら)

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メダイの骨は比較的やわらかいので頭は割りやすいです。

腹側でなく頭側から包丁を入れます。上図のような角度で包丁を入れ、出刃包丁の上に手を添え、重みで切ります。出刃包丁がない場合は危ないのでやめたほうがいいかもしれません。

 

20130612_164151

頭が割れました。

同様に腹側も出刃包丁で落とします。

 

 

20130612_164252b

半分に割れたら、次はエラを取り除きます。青線の部分を目安に切り込みを入れてください。エラは無理やり手で取り除こうとすると手が荒れるので、包丁の刃を当てながら取り除きます。

 

取り除けたら、あとはお酒で洗って軽く血を落とします。

これで料理の下準備は完成です。

お疲れ様でした^^

次回は誰にでもできる定番料理を紹介します!

 

ヒロ

沖釣りでは、仕掛けの長さを「ヒロ」という単位で表現することがあります。

1ヒロ=約1.5メートルとされています。

では、なぜ、「1.5メートル」とストレートに表現せず、
「1ヒロ」と言うのでしょうね?

 

「ヒロ」という単位は、
古くは漁師たちの「時間節約術」として生まれました。

仕掛けを作るとき、ハリスの長さをいちいち巻尺で測っていたら時間がもったいないですよね。

そこで、両手を広げたときの長さを1ヒロとし、両手を巻尺の代わりにすることで、素早く仕掛けを作れるようにしたわけです。

 

「1ヒロ=両手を広げたときの長さ」 

 

これが本来の1ヒロです。

 

さて、ここで人によっては疑問が生じます。

両手を広げたときの長さはだいたい身長に等しいですから、1ヒロの長さは人によってまちまちです。必ずしも1.5メートルになるとは限りませんよね。

実は、両手を巻尺の代わりにすることが本来の目的ですから、1ヒロ=何メートルでもいいのです。

 

ただ、1ヒロ=何メートルとした場合、他人との共通言語としては使えなくなりますから、できれば自分なりの1.5メートルをしっかり測っておくのがベストです。

 

仕掛けを自分で作るようになると「ヒロ」という単位はとても便利です。
ぜひ活用しましょう^^

 

1ヒロ以外にも、体の部位で「1メートル」と「50センチ」を測れるようにしておくと、細かい仕掛けを作るときとても役立ちます。

 

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メダイでカツオ近況報告

2013年、夏。

相模湾のカツオは釣れるのか!??

 

毎年、8月が近づいてくると
カツオやマグロの近況が気になりますよね!

 

年によって当たり外れのある魚ですから、
今年が当たり年なのかどうか毎年、やきもきします。

 

とくに昨年、4年ぶりの当たり年となった2012年は、
30㌔オーバーのキハダマグロが釣れまくるというマグロ祭りで大興奮でした!!

ヾ(*ΦωΦ)ノ ヒャッホゥ 

 

 

…まあ、昨年、私は釣れなかったんですけどね

 

当たりさえなかった…。

運なのか、腕なのか…。

 

今年こそは釣りタイ(_≧Д≦)!

 

 

そんなわけで、
待ち遠しい8月を前に相模湾の近況報告です!

 

まあ見てくださいよこの写真~^^

見る人が見たらヨダレもんです。

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メダイ釣りの沖上がりに見たナブラの数なんと5つ以上!

 

いずれも鳥山になっていて、

 

はやく釣らせてくれ~!

ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ

 

と心の中で叫んだ次第…。

 

DSCN2954
8月になれば相模湾でのコマセ釣りがようやく解禁です!!

 

なんとも楽しみな夏になりそうですよっ!

Ψ( ̄∀ ̄)Ψ ウケケ

 

 

 

竿とリールは最初に買っちゃダメ?

沖釣りにおいて最も重要な道具は、
やっぱり魚を釣るための道具、竿とリールです。

竿とリールがないと釣りができませんからね^^

 

だからこそ、一番最初に用意すべきだと思いがちですが、
むしろ、一番最初に買わないほうがいいのが竿とリールです。

 

竿やリールは高価です。内容もピンキリで、
何が重要なのか最初はわかりません。

 

安価な品物もありますが、安いといっても高価な道具ですから、
できれば慎重に選びたいですよね^^

 

竿とリールのように、釣りに重要であればあるほど船宿で貸してくれる傾向にありますから、まずは貸し竿を利用して、船で扱う竿やリールの特性を肌で感じてみてください。

その上で、好みの竿やリールを選ぶと良いと思います。

 

好みは、実際に道具に触れてみないとわかりませんからね^^