タチウオの剥き身(すきみ)と中落ちのお刺身

 

先日、沼津へタチウオ遠征に行ったときのこと。

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仲良くしてくださったおじ様からこんなことを教わりました。

 

 

「タチはよぉ、中落ち剥き身(すきみ)がウマいべ」

 

 

…。

 

 

中落ち…?

 

 

 

中落ちといえばマグロが有名ですね。
スプーン等で削った「中骨の身」のことを中落ちと言いますが…。

 

 

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(゚Д゚)

 

あまりにペラペラですが…

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、

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スプーンで削ってみました。おらおら~ヾ(`Д´)ノ

 

 

 

 

 

 

 

 

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おらおらおらおら~ヾ(`Д´)ノ

 


 

 

 

 

 

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おおっΣヽ(`д´;)ノ

 

今までは「スープ」か「骨せんべい」にしかならなかった
タチウオの「中落ち」でしたが…

 

これはふわっ(人´∀`).☆.。.:*・°として、

美味しいですね!

 

 

 

 

 

そして剥き身(すきみ)とは、お刺身等でサクの皮を引いたとき、
「皮側に残った脂身」のことを指しますが、

 

 

「タチの剥き身(すきみ)はよぉ、
ペラペラの尻尾をそのままスプーンとかで削ぐとウマイよ」

 

 

と教わりましたので、

 

 

 

 

 

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尻尾のほうをスプーンで削いでみました。おらおらおら~ヾ(`Д´)ノ

 

 

…お、

 

 

…おら( ̄▽ ̄;)?

 

 

 

 

ス、スプーンじゃうまく削れないよおじさん

 

 

 

 

 

 

 

 

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こうなったら包丁で贅沢におらおらおら~ヾ(`Д´)ノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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おおっΣヽ(`д´;)ノ

 

こちらはコリッとした食感と、冬季ならではの
しっとり感が、またたまりませんね…(人´∀`).☆.。.:*・°

 

いずれも1日寝かせたほうが美味しいですが、
冬季の魚はなんだって贅沢です。

 

寒さに耐えてゲットするだけの価値があるってもんです~^^

 

ありがとうおじ様(*>v<)ゞ

 

 

観音崎タチウオ好調も事件発生でテンションヘコヘコ~( iдi )攻略法まとめ(2014/01/25)

 釣行データ
釣行日 2014/1/25(土)
船宿 川崎つり幸 / タチウオ
竿 ダイワ(Daiwa) A-ブリッツ タチウオ M-195
リール ダイワ(Daiwa) レオブリッツ 270MM
仕掛け ハリス8号3メートル2本針(自作
ヤマリア(YAMARIA) タチウオ針 WF 2/0
オーロラスレッズ(ケイムラ、ピンク、蛍光)、ムラムラパイプ
ちもとホタル
テンビン ヤマリアK型天秤50cm
水温 11℃
観音崎:濁り、ゆるい~速い  棚70~80m
パターン 長潮  (満潮 10:58)  
月輝面 -40.5% 月齢23.7
南西、弱い
波高 0-0.5M
天候 晴れ
船の釣果 タチウオ:  12,10,9,5,5,4(6人)
自己釣果(左舷ミヨシ) タチウオ:       12本 

 

やってもうた~

 

朝から財布を忘れて顔面蒼白ながら

「いつも乗ってくれてるからいいよ^^」とツケにしてくださった
「つり幸」に感謝して「タチウオ船」に乗船です~

 

 

 

さて…。

 

水温も11℃とだいぶ下がり心配だったタチウオの活性も
ふたを開けてみればなんのその。

 

「観音崎タチウオはこれからが旬なのか?!」
と言わんばかりに9時の時点でタチウオ7本と絶好調~^^

 

 

 

 

 

 

 

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この時期は本当に型がいいですね!
ドラゴン級も上がり、写真の映りもいいかんじでした^^

 

 

いい感じ….

 

 

写真いい感じだったんです。

 

 

 

 

…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログ始まって以来の危機

私のブログは、写真点数の多さが特徴…かと思います

 

時系列に写真をならべるのが好きでした。

 

何よりへたくそな文章がごまけるので「写真は釣果と同じくらい大切」です。

 

 

であるのに…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12時…。

 

 

手元を撮影するために一旦、
船べりにカメラを置いたんです。

 

 

 

 

…ぽちゃん。

 

 

 

 

(゚◇゚)

 

 

 

 

 

(゚◇゚)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━(°Д°;)━( °Д)━(  °)━(  )━(°; )━(Д°;)━(°Д°;)!!!!!

 

 

 

 

 

ぶくぶくと泡を出しながら沈んでいく
大切な写真データたち…。

 

 

 

思いのほかゆっくりと、
スローモーションで沈んでいきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タチウオ攻略はまず集中力???

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カメラを落としてからはズタボロでした…。

 

 

釣り方は体が覚えているので「当たり」はあるものの、

 

 

 

 

あっ、バレた。

 

あっ、またバレた

 

 

 

 

タチウオの当たりになかなか「集中」できず…。

 

 

 

 

 

 

ε=ε=ε= 。・゚(゚ノT-T)ノ

 

 

 

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集中力、大事。

 

 

 

 

 

 

 

 

マイセオリー

 

自分のなかでだいぶセオリーが確立してきましたので
釣法をまとめてみました^^

 

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1投目はロングストローク釣法

タチウオの当たり(触り)を探るために、1投目はだいたいロングストロークで攻めます。これで当たりがあるなら、ちまちまと同じ棚を攻めていては時間がもったいないからです。

 

しかし、ロングストローク釣法では「当たり」を「本当たり」に変えるのは難しいため、当たりの有無にかかわらず1投目以外は「おじさん釣法」に切り替えます。

 

もしくは、「当たり棚まで素早く餌を移動させる」という目的でロングストローク釣法を使用します。

 

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ロングストローク釣法とは:

竿先を2mシャクりあげては、リールを2巻き(約1m)しつつ竿先を2m下げ、1寸の間をおいて、再びシャクり上げる。
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おじさん釣法

毎度紹介している同釣法ですが、覚えるならまずはコレ。テンポよくシャクることで幅広い棚を短時間で攻略します。何より「活性の低いタチウオをやる気にさせる釣法」であり、指示棚のうち「浅い棚」でのヒットを可能にします。

 

私の場合、海底から3~6mまでは「ロングストローク釣法」で誘い、以降6m以浅からは、「おじさん釣法」に切り替えて誘い上げ、8~15mでヒットする、というのがもっとも多く釣果をあげているパターンです。たとえ指示棚が海底から4~6mであったとしてもです。

 

やっている人は、
…まあ少ないですねぇ

 

 

 

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おじさん釣法とは:

海面まで下げた竿先を、目線よりやや下くらいまでスッと「柔らかめ」に誘いあげ、ここで1秒ほど待って、リールを一巻きしながら竿先を下げます。

すぐにちょん、とテンポをつけるように海面で1回、竿先を動かしてから、ふたたび目線よりやや下くらいまでスッと、「柔らかめ」に誘いあげます。
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※「目線よりやや下の高さで1秒(弱)待つ」…この動作は、手前まつりを防ぐ、または、タチウオが目標を定める時間を与えるために重要な動作かと思います。腕が辛い場合は、竿を下げたときに1秒(弱)待っても有効かと思います。

 

 

 

 

 

おじさん釣法改:ゆらゆらブレンド

もっともポピュラーな釣り方でしょうか。基本はおじさん釣法と変わりませんが、ゆらゆら誘うぶん棚を探るには時間がかかるため、たとえば4~6mなど限られた棚を狙うとき有効な釣法です。

 

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おじさん釣法改~ユラユラブレンドとは:

海面で竿先をユラユラさせてタチウオを誘い、2~5回ほどユラユラさせたら、竿先をゆ~っくりと目線の高さまで聞きあげます。1秒ほど待ち、当たりがなければリールをひと巻きしながら竿先を下げ、再びユラユラとタチウオを誘います。
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MIX

潮って常に変化していますよね。
潮の流れ次第でタチウオの機嫌はコロコロ変わるように思います。

 

だいたい潮が緩いときは「おじさん釣法改:ゆらゆらブレンド」が有効ですが、潮どまり前後や、潮流れの速いときは、「おじさん釣法」が有利と感じます。

 

もしくは低活性時のタチウオは棚が低いことが多いため、たとえば海底から8mまでは、「おじさん釣法改:ゆらゆらブレンド」で誘いあげ、8m以浅では、「おじさん釣法」で誘いあげるというのも有効です。

 

いくらでも派生できるので面白いですね^^

 

 

 

 

周囲の状況次第では

自分だけ釣れない場合は
「おじさん釣法改:ユラユラブレンド」にて固定棚に切り替えます

観音崎の場合はだいたい6~10m、8m前後で当たることが多いです。

 

 

 

 

 

 

ガツンと本当たり

ガツンときたら言うまでもなく電動MAXで確実にフッキング~!!

しかし大型タチウオが掛かった場合は、やや電動パワーを加減し「針穴が広がる」のを防ぎます。「取り込みバラシ」のリスクはできるだけないほうがいいですね^^

 

 

 

 

 

前当たり

「前当たり」の感触は竿の調子によっても違いますから、
ここで詳細に触れるのはやめておきます。

 

しかし前回沼津で学んだ餌取り対処がまず有効でした^^

 

また、タチウオは一度餌にロックオンすると同餌に「執着」するため、
「何回か同じ棚を探りなおす」というのは竿に関係なく有効かと思います。

 

 

 

 

 

 

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結局、12時以降はすべてバラしてしまいましたが

 

 

 

 

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釣れれば型はデカいので満足でしたョ~^^

 

 

 

 

タチウオの蒲焼きって

 

トゥルルル…、トゥルルル…。

 

はい。ごまプリンです。

 

かば焼き?
いえ、作ったことないです。

 

 

 

 

ええっ?!

 

蒲焼って、にある調料だで作れるんですか??

しかもタチウオで??

 

…はい。

 

…ええ。

確かに釣りはしましたが。

 

 

 

 

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…本当にんですかぁ?

 

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…エエ。ハイ。

 

 

 

 

 

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まあ、そこまで言うならやってみますよ。

 

 

 

 

 

 

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いやだなぁ、それくらいますって^^;

 

 

 

 

 

…え??

 

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あ、山椒必要なんですね。

 

 

生姜も?

…チューブでもいいですか。

 

 

…ハイ。まあ、買います。

 

 

 

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ネギも必要…と。

 

あ、待ってください。
…メモってます。

 

 

 

オリーブオイル?

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あったあった、がはははは^^

 

え?

別に、…ただ笑っただけです。

 

ハイ。ハイ。わかりました。どうも~。ガチャン。

 

 

 

?????

 

 

…誰だろ

 

 

 

 

 

食材(2人前)

 

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タチウオは3枚に卸して食べやすい大きさにカットします。
蒲焼きですから、やっぱり脂ののった腹身がいいですよね!

 

 

 

 

 

タチウオの腹身はこうやって…

 

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ぐあああi||l|i(;゚∀゚;)||i|li; 

いきなり大失敗

 

腹身をすべて「落として」しまいました…。
本当は腹骨を「スク」だけでいいみたいです。

 

ま、気にしないどこ~^^;

 

 

 

 

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小麦粉をまぶしてハタいておきます。

 

 

 

 

 

 

タレ(2人前)

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(刺身)醤油:     大さじ4
みりん   :     大さじ4
酒     :     大さじ4
砂糖    :     大さじ4
だし汁   :     大さじ4
生姜チューブ:     小さじ1

 

 

 

だし汁は、

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「こんぶだし」が良いそうです。
なければ塩で味付けしただけの「あら汁」でもいいですね。

 

 

 

 

 

 

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タレは混ぜておきます。

 

…うん、甘めですね。
「砂糖」の加減でお好みの味になりそうです。

 

 

 

 

 

 

焼く

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オリーブオイルを敷いてネギを焼きます。
ネギのうまみ成分をオリーブオイルに移すのですね。

 

 

 

 

次いで、タチウオを入れます。

 

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あらら

皮面から焼くと
縮んで丸まってしまうようですね

 

 

 

 

 

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腹側から焼くと綺麗に焼けました。

両面をこんが~り焼きます。

あんまり火が強いとすぐ焦げちゃうので、
小~中火くらいで加減するのが良さそうです。

 

 

 

 

焼けたら、

 

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タレをどば~。

煮詰まる前に火を止めます。
およそ2分前後です。

 

煮詰まると、焦げるばかりか、
タレもなくなっちゃいますのでご注意ください^^;

 

…焦がしたこと?

ありますよ、苦いですよ~

 

 

 

 

 

盛る

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ご飯に、刻み海苔をふりかけ、

 

 

 
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うなぎ….

あ、いやタチウオを乗せ、

 

 

 

 

 

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タレを回し入れます。

 

 

 

 

 

 

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山椒と白ごまをふりかけたら、

 

 

 

 

 

 

 

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最後に白髪ネギを盛って、完成~^^

 

 

 

 

 

━.+゚*(о゚д゚о)*゚+.━☆

 

 

 

 

こ、

….ここここりゃあウマイ!!

 

うなぎほどトロっとした感じはありませんが、
どう食べても蒲焼きですね!

 

山椒がアクセントになっていて…くぅ~っ。
ご飯が進みます。ビールも合います。

 

 

家庭でも作れるとは、驚きです!!

 

 

 

 

トゥルルル…、トゥルルル…。

 

 

あ、ハイ。食べました。
かなりうまいです。ありがとうございます。

 

ええ、ええ。

 

…いや、さすがに100万円の価値は、
ないんじゃないですかね。

 

 

…え?

 

 

 

100万円振り込め?????

 

 

 

続く

 

夜沼津タチウオ(2014/01/18)

 釣行データ
釣行日 2014/1/18(土)
船宿 静浦港・清時丸 / タチウオ
竿 ダイワ(Daiwa) A-ブリッツ タチウオ M-195
リール ダイワ(Daiwa) レオブリッツ 270MM
仕掛け ハリス8号3メートル2本針(自作
ヤマリア(YAMARIA) タチウオ針 WF 2/0
オーロラスレッズ(ケイムラ、蛍光)、ムラムラパイプ夜光・紫・ケイムラ
ケミホタル
ちもとホタル
テンビン ヤマリアK型天秤50cm
水温 14℃
夜沼津沖:澄み・ゆるい  棚20-45m
パターン 中潮1日目  (満潮 17:49)(干潮: 00:18)
月輝面 -96.6% 月齢16.7
北東、弱い
波高 0-0.5M
天候 晴れ
船の釣果 船宿釣果タチウオ: 32-56本????別船????コレホント??????   
自己釣果(右舷大トモ) タチウオ:   13本

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本日は「沼津」へやってまいりました。
「清時丸」にて夜タチウオに挑戦です^^

 

 

 

 

 

 

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夜は極寒です。とくに足元が冷えると最悪ですから、今回は体の芯が冷えないよう足もとカイロでばっちり対策しました^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、

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「夜タチウオ」攻略に欠かせないとされる集魚ライト

 

水中でピカピカと点滅するさまはとても綺麗なものですが、しかしタチウオの活性が低いときは、この点滅が「かえってタチウオに警戒心を与えることもある」と聞きますから、水中ライトは使用するか迷いますね…。

 

もっとも皆さん使用されていますから
右へならえなら使うべきですが、

 

 

 

 

 

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今回はよりナチュラルなケミホタルを選択しました。

 

 

 

 

 

 

そしてもうひとつ、

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今回は試したかったアイテムはコレです。

 

 

 

 

 

 

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ちもとホタルはケミホタルながら、チューブの根元に埋め込むことができる極小サイズ。餌の一部として光がユラユラ動くため、よりタチウオにアピールできると考えました^^

 

これでタチウオを「落とし」ますよ…。

 

 

 

 

 

 

さて

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釣り場所は千本浜沖。(沼津沖)

 

 

 

 

 

 



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夜沼津のタチウオ釣りは、場所に着いたらまず「釣り場所を確保」します。そしてアンカーを下ろして船を止め、あとは「餌を求めて回遊してくるタチウオ」をひたすらに待ちます。

 

釣りはじめは「日没後」…。

 

 

 

 

 

 

 

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暇なのでお菓子でもあるといいですね…。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ゴングは17時過ぎ。

だんだん寒くなってきます。

 

 

 

 

 

 

 

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しかしなにやら、日が落ちてもゴングは鳴らず…。

 

 

 

 

 

 

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なんと、18時を過ぎてもゴングは鳴らないまま…。

 

たいていは「来たよ~!」という他船からの無線が聞こえて威勢よくゴングが鳴るのですが、本日は静かな状態がしばらく続き、なんと合図があったのは19時過ぎ

 

 

 

「群れ入ってきたよ。誘ってよ~。35m前後」

 

 

 

 

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待ちに待ったゴングとともにビシを40mまで落とし、30mくらいまで誘いあげます。 しかし誰にも当たらないので、棚を下げ、ビシを45mまで落として再び誘いあげると、40mの棚でようやく船中1本目をゲット。

 

「棚いくつ?!なんメートル?!」

 

すかさず質問されたので40mと答えます。

 

こうしてみなで棚を教え合い、
わきあいあいと爆釣スタートになる予定でしたが…。

 

 

 

 

 

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今回は当たりが途切れることが多く、
沼津にしては渋かったですかねぇ…

 

 

 

 

 

 

 

「前当たり鮮明」も「針掛かりせず」

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今回、タチウオがヒットして
まずハッとしたのが「前当たり」の鮮明さです。

 

だいたい竿をス~っと持ち上げたときに魚信が訪れる点は東京湾と同じですが、「ククッ!」または「コココン!」というような当たりのディテールが、東京湾のタチウオより鮮明に伝わってきます。

 

であるのに、なかなか針掛かりしません。
最初はこれがとても不思議でした。

 

しかしよくよく考えると、
東京湾に比べ「水深が浅く」「オモリも80号と軽い」沼津では、
そのぶん当たりが明確なだけなのですね。

 

つまり夜沼津のタチウオは、東京湾より当たりが取りやすいと言えそうです。比較的しゃくるテンポが早い私でも、比較的余裕をもって「当たり」に反応することができました。

 

しかし渋く…。

 

 

 

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前回学んだセオリー通り、「当たりを感じたら竿を止め、1~2秒待ってから合わせる」という釣法で何度かヒットしました。

 

しかしタイミングが悪いのか、
「餌だけ取られる」ことのほうがやはり多いです。

 

なぜ、

「餌だけ取られる」のでしょう…

 

 

 

 

 

 

餌摂り考察

タチウオの繊細な前当たりを感じたら、餌の動きを止めるのは、タチウオが餌を深く咥える「本当たり」の時間を与えるためです。

 

しかし結果として、「餌だけ取られてしまう」ということは、タチウオに「仕掛けを見破られる時間」を、余分に与えてしまっていることになります。

 

2秒も待ったら仕掛けを見破らてしまうのでしょうか。

ならば1秒だけ待ってみます。

 

1秒だけ待った上で、ゆっくりと聞きあげると、今度はタチウオが「慌てたように」「コココン」と食い上がったうえで、「ガツン!」と竿が入ることもありました。

 

しかし待ち時間が1秒だと、やる気のないタチウオを針掛かりさせるのはやはり難しく、なんともじれったいです。

 

せっかくタチウオが「餌に興味を示している」のですから、よりフィッシュイーターの本能をくすぐるような、「魅惑的なアクション」で誘えないものでしょうか。

 

今回は、以下の釣法で、なんとか釣果を伸ばすことができました^^

 

 

 

 

 

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おじさん釣法改:ゆらゆらブレンド

 

海面まで下げた竿先を、目線よりやや下くらいまでスッと「柔らかめ」に誘いあげ、ここで1秒ほど待って、当たりがなければリールを一巻きしながら竿先を下げます。

すぐにちょん、とテンポをつけるように海面で1~3回、竿先を動かしてから、ふたたび目線よりやや下くらいまでスッと、「柔らかめ」に誘いあげます。
================================

 

 

 

そしてしゃくった時、
または「目線の高さに近い位置」で当たりがあったなら、

 

 

その1

タチウオの「触り」を無視してリールを一巻き(50cm)しながら竿先を(80cm)下げます。餌が暴れながら30cmほど下に逃げるイメージです。慌ててタチウオが餌を追うさまを想像します。

 

1秒ほど置き、再びスゥーっと聞き上げたときに、
ガツン!と入るケースがひとつ。

 

 

 

その2

それでも「本当たり」にならない場合は、まだ餌が残っている可能性がありますから、ゆっくりめに「おじさん釣法改」を続行します。

 

あくまでタチウオの微妙な「触り」は無視します。タチウオにかまえば、いいように餌をとられるだけなので、餌をとられないよう竿を動かすイメージで、タチウオを焦らしまくります。

 

しかし3mほど余分に誘っても食わないときは、おそらくタチウオは本来の棚で、去っていく餌を悔しがりながらじっと見つめているはずです。ですから再度仕掛けを落とせば「しめた!」とばかりに食いついてくるかもしれません。

 

 

 

 

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再び仕掛けを4mほど落として、もう一度だけ誘います。

 

落としているときにヒットすることもありましたし、
餌が残っていれば、タチウオは高確率でふたたび餌に触れてくるはずです。

 

それでも当たらない場合は、餌がない可能性を疑います。

 

 

 

 

 

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本日は3時間ちょっとで13本、頑張りました~^^

 

これまた東京湾で試してみたいところですねぇ…。

 

 

 

 

観音崎タチウオ復調!?ユラユラ誘って当たり多くも(2014/01/11)

 釣行データ
釣行日 2014/1/11(土)
船宿 川崎つり幸 / タチウオ
竿 ダイワ(Daiwa) A-ブリッツ タチウオ M-195
リール ダイワ(Daiwa) レオブリッツ 270MM
仕掛け ハリス8号3メートル2本針(自作)
ヤマリア(YAMARIA) タチウオ針 WF 2/0
オーロラスレッズ(ケイムラ、ピンク、蛍光)、ムラムラパイプ
テンビン ヤマリアK型天秤50cm
水温 14℃
観音崎:濁り、ゆるい  棚75m
パターン 若潮  (満潮 11:54)
月輝面 +78.3% 月齢9.7
北東、弱い
波高 0-0.5M
天候 晴れ
船の釣果 タチウオ:  5,7,9本(3人)
自己釣果(左舷ミヨシ) タチウオ:       9本  マサバ :3本

 

本日はなんと釣り人3名

 

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先週は食い渋りが続いたからでしょうか

 

水温の影響かもしれませんね…。

 

もしやタチウオは深場に潜ってしまったのかもしれません。
今回は120号のオモリも用意しました。

 

 

 

 

 

 

 

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しかし場所についてビックリ、
本日も観音崎のようです。

 

これは「観音崎でも釣れる」という復活の予兆でしょうか…?

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、

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本日の付け餌はサンマとサバです。

 

ニオイが強く集魚効果のあるいつものサンマに対し、
今回は皮が厚く身切れしにくいサバ餌の投入です。

 

明らかにタチウオの餌取り対策ですね。
船長もいつになく本気モードのようで…^^

 

 

 

 

 

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はたして朝一の活性は思いのほか高く、前回同様ロングストロークでテンポ良く誘うと浅めの棚でタチウオが食ってきます。

 

 

 

 

 

 

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2回ほど針を飲まれハリス切れをやらかしながらも、
11時の時点で4本。

 

いずれも棚の上限より浅い棚で食いましたから、
今日もロングストロークでの誘い上げは有効かと思っていました。

 

しかし…。

 

同船されたお二方は、私の倍ほど当たりがあると
船長は言います。

 

11時の時点でお二方の釣果は5本、3本。
いずれも6m付近の固定棚でユラユラと誘って食わせたそうです。

 

なんと…。

 

 

 

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多船を見ても釣る方はたいていユラユラ釣法のようです。

 

 

うむむ…。

 

 

 

 

 

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こうなったら仕方がありません。
5~10mの指示棚に限定してユラユラ誘ってみます。

 

海面で竿先をユラユラさせてタチウオを誘い、3~5回ほどユラユラさせたら、竿先をゆ~っくりと目線の高さまで聞きあげます。1秒ほど待ち、当たりがなければリールをひと巻きしながら竿先を下げ、再びユラユラとタチウオを誘います。

 

はたして海底から7mの棚で当たりが出るようになりましたが、
これまた
繊細な当たりで、なかなか針掛かりしません

 

船長曰く、手感度であたりを感じてから反応するようじゃ遅いそうです。聞きあげるときは、竿先の動きを目でも追い、わずかでも竿が入ったら「ぴたり」と竿を止め、1、2秒ほどおいて合わせると、針掛かりするそうです。

 

(もし竿先を頭上まで持ち上げたときに当たりが出たら、合わせることができないため、1、2秒待った上で、電動をMAXに叩き入れます)

 

コンスタントに釣る方ほど
「繊細な当たり」の処理が上手いそうですね…。

 

 

 

 

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しかし私は気が短いようでダメですねぇ

 

釣れないといつの間にかテンポが速くなってしまい、集中力が切れて「繊細な当たり」に反応できず、当たりが出ても反射的に合わせてしまうため、どうにも針掛かりしません

 

ユラユラ釣法は苦手です…。

 

ただし、繊細な当たりを逃してもあきらめるにはまだ早いそうです。

 

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餌を逃したタチウオはその場で上を向いてしばらく待機するそうです。ですからそのまま誘い上げ続ければ、比較的良い確率で餌の付いたもう一本の針に食うそうです。

 

 

 

 

 

 

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確かにタチウオは餌にロックオンすると
その餌に「執着」する感じがありますね…。

 

結局私はいつものように、繊細な当たりを逃したら1mほど仕掛けを落とし、今度はテンポよく「おじさん釣法」で誘いなおすことで、なんとかガツン!と針掛かりさせられました。

 

 

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おじさん釣法とは:

(海面まで下げた竿先を、目線よりやや下くらいまでスッと「柔らかめ」に誘いあげ、ここで1秒ほど待って、リールを一巻きしながら竿先を下げます。

すぐにちょん、とテンポをつけるように海面で1回、竿先を動かしてから、ふたたび目線よりやや下くらいまでスッと、「柔らかめ」に誘いあげます)
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本日はバラし多くもタチウオ9本。
繊細な当たりに課題の残る釣行となりました^^;

 

 

 

 

 

ところで、今回はさして活躍しなかったこだわりのロングストローク釣法ですが、指示棚で釣れなくてもかまわず誘い上げていると、海底から15~20mくらいの棚でマサバが釣れる時間帯がありました。

 

DSCN7174b

「寒サバ」です。

 

仕掛けを落としている最中にも反応がありましたから、
マサバが釣れたらあえて狙うのもいいかもしれません。

 

 

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東京湾の寒サバは本当に美味しいですね…。

もちろん、あえて狙いましたョ…^^;

 

 

 

 

 

ピチットシートでらくらく干物。タチウオの「一夜干し」と「みりん干し」

 

みなさん干物の作成はどうされていますか??

 

我が家の近隣にはカラスや野良猫が多いため、まず屋外で魚を干すことが難しく、かといって冷蔵庫での乾燥は場所を取るので難しく…

 

 

今までは、風呂場の乾燥機能を利用して
魚を干してきました

 

そうなんです。

 

 

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こんな便利なものがあるなんて知らなかったんです~ヾ(`Д´)ノ

 

オカモトのピチットシート

 

なかなかの優れものですので、
干物の作り方と合わせてちょいとご紹介です^^

 

 

 

 

 

塩水の塩分濃度は何%が正解なの~???

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3枚に卸したタチウオを塩水に漬けます。
酒をひと回し入れると美味しくなりますよ^^

 

ところで、干物の作り方は色んなサイトで紹介されていますが、
推奨されている塩水の「塩分濃度」は実にさまざまですよね。

 

「3~5%」を良いとする方もいれば、
「10~15%」が良いとする方もおられます。

 

では一体、何%が正解なのでしょう??

 

とりあえずこちらの図をご覧ください^^

 

 

 

DSCN7064b

※中型…90cmクラスのタチウオ
※大型…100cmオーバーのタチウオ

 

1月3日に釣れたタチウオの場合は、
図のような塩分濃度で概ねうまくいきました。

 

では、何を基準に塩分濃度を決めたのかと言えば、
それはもう経験なんです。

 

たとえば上図の右列、
大型の腹身」>「9%の塩分濃度」で「一夜干し45分」にしたのは、

 

12月23日に釣れたタチウオの試作で、
大型の腹身」>「4.5%の塩分濃度」で「一夜干し60分」を試したとき、
やや水っぽいと感じたからです。

 

理屈的なことを言うなら、「脂がのっている魚」ほど塩分濃度を上げて浸透圧を高め「身を締める」ことになりますが、魚の「部位」や「個体差」によっても脂のノリは違いますから、やはり「脂のノリに最適な塩分濃度」をさぐる必要があります。

 

ですからもしかすると、
大型の腹身」>「12%の塩分濃度」で「一夜干し30分」でも
美味しかったかもしれませんし、

逆に、夏場のサンマみたいなタチウオを干物にする場合は、
3%の塩分濃度」で「一夜干し25分」も漬ければ十分かもしれません。

 

 

ある程度は想像つくものの、
こればかりはやってみないとわかりませんね^^;

 

一夜干しの場合は、
塩水に漬けたらあとはピチットシートで挟むだけです。

 

 

 

 

みりん干し

DSCN6570b

塩水の「塩分濃度」と「漬ける時間」は上図を参考にしてください。
塩水から取り出してよく水気を切ります。

 

 

 

 

 

 

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醤油とみりんを1:1の割合で入れ、

 

 

 

 

 

 

DSCN6564b

1~2時間漬けます。

今回は型良く脂ノリノリなので2時間としました。

 

 

 

 

 

 

 

DSCN6571b

取りだしたら再び水気をよく切り、白ごまを振りかけます。

 

 

 

 

 

 

 

ピチットシートでらくらく干物

DSCN6573b

さてピチットシート。

一見してただのビニール袋ですが、これが
「魚の臭み」と「水分」を吸収してくれるそうです。

 

※「一夜干し」も「みりん干し」も
ピチットシートでの工程は変わりません。

 

 

 

 

 

DSCN6574b

魚を並べてシートで(2つ折りに)挟むだけ~^^

 

 

 

 

 

 

 

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このまま冷蔵庫で放置です。

 

 

 

 

 

 

 

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「干し時間」の目安は箱に記載されています。
12~20時間だそうですね。

 

私は時間を気にせず、食べる分以外はピチットシートに挟んだまま最大1週間ほど冷蔵庫で保管します。ピチットシートの水分吸収率は決まっているのでカラカラになりすぎることはないという安易な考えがあるからですが、完璧を目指す方は箱のとおりやってください^^;

 

 

 

 

 

 

 

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タチウオのみりん干しは、

 

 

 

 

 

 

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激ウマじゃ~ヾ(`Д´)ノ

これは本当に美味しいので、
ぜひやってみてくださいね^^

 

 

 

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タチウオ捌きは超簡単、炙りのお刺身、塩焼き、ムニエル、骨せんべい、フライ、澄まし汁、ラーメン!?

 

タチウオ料理は数知れず、
釣り味のみならず食味のほうも大満足~^^

 

さらに捌き方も簡単とあっては、
もう釣りに行くしかありません???

 

 

 

タチウオの捌きかた

DSCN6547b

歯が鋭いので、触れないように気をつけながら、
水でさっと洗います。

 

 

 

 

 

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胸ビレの下に包丁を入れて、頭を落とし、内蔵を取り除いたら、
水で洗い、中骨をしごいて血と一緒に血合いを取り除きます。

 

またお腹に黒い膜がありますので、

 

 

 

 

DSCN6551b

指でこすってこれも取り除きます。

 

 

 

 

 

 

DSCN6554b

食べやすい大きさにカットします。
よほどの大型でない限り3等分が適当かと思います。

 

 

 

 

 

次いで、焼き物にする場合は、

 

tachihirebone

背ビレと腹にある鋭い骨を取り除きます。
図のように包丁を入れ、

 

 

DSCN6557b

こんな感じに取り除きます。

 

焼き物にする場合はこれで下処理完了です。
簡単ですね^^

 

 

なお、刺身にしたり、一夜干しにする場合は、上記の「背ビレと腹にある鋭い骨を取り除く工程」を無視して3枚に卸します。(もしくはこの工程を踏んでから3枚に卸しても、どちらでも大丈夫です)

 

 

 

 

スープ・ラーメン

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タチウオの頭やアラはけっこう良いダシになります。

 

タチウオは「歯」も「骨」も「エラ」も鋭いので、ヘタに触れず、
頭は出刃を落として真っぷたつにし、エラごと下半分は捨ててしまうと簡単です。

 

 

 

 

DSCN6583b

「塩」ベースに「酒」「醤油」少々のみ。
「刻み生姜」を入れてさっぱり頂いてもいいですね^^

 

 

 

 

 

 

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少量のアラでもけっこう濃厚^^

 

 

 

 

 

 

 

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また、中骨など、白身のついた多くのアラで2時間ほど煮込むと、

 

 

 

 

 

 

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濃厚な白いスープが取れます。

 

 

 

 

 

 

 

DSCN6001b

またはタチウオを丸ごと何本か贅沢に煮込むと
相当に濃厚なダシがとれますから、

 

 

 

 

 

 

DSCN6000c

塩、酒、醤油を加えただけのシンプルなスープに
お好みで肉やネギを加えて「醤油ラーメン」にしても旨いですねぇ^^

 

 

 

 

 

 

 

骨せんべい

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中骨は、少量の塩をふって5分。
水気を出したらキッチンペーパーで拭き取り、

 

 

 

 

 

 

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フライパンに多めの油をしいて弱火でじっくり10~15分程揚げると、

 

 

 

 

 

 

 

DSCN7130b

骨せんべいになります。
これは良いおつまみになりますよ^^

 

 

 

 

 

フライ

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「塩こしょうしたタチウオの切り身」を、
「小麦粉」>「溶き卵」>「パン粉」の順につけ、

 

 

 

 

 

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180℃の油で3分ほど揚げるだけ~^^

 

 

 

 

 

 

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タチウオのフライは定番メニューですね^^

 

 

 

 

 

 

炙りのお刺身

タチウオは皮を引けない魚として有名ですね。

しかし皮はけっこう口に残るので、
お刺身にするなら私は意地でも皮をとります(笑)

 

 

そんなわけで、

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炙りが簡単でおいしいです^^

 

「腹身」には当然ですが「腹骨」があるので、
真ん中の部位を炙りにすると簡単です。

 

ガスバーナーがあれば一番てっとりばやいですが、
ないときは串に刺して直火でもいけます。

 

 

 

 

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炙ってから冷蔵庫で冷まさすと脂質が変わってしまうので、
食べる直前にさっと炙るのがおすすめです^^

 

 

 

 

 

 

塩焼き・ムニエル

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まずは塩焼きですよね~^^

もちろんとても美味しいですが、
ひと手間加えてムニエルにするとまた別格かと思います^^

 

 

 

 

 

 

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ムニエルは、まず塩こしょうします。
こしょう強めでスパイシーもいいですね^^

 

 

 

 

 

 

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次いで、片栗粉か、なければ小麦粉をまぶして余分をはたきます。

 

オリーブオイルでしっかり両面を焼いてパリッと仕上げ、
最後にバターを絡めて風味をつけます。

 

 

 

 

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レモンの酸味とパリッとした触感がまた絶妙です^^

 

 

料理初挑戦の方でも決して難しくないタチウオ料理。
あとはたくさん釣れるよう腕を磨くばかりですね^^

 

 

 

 

2014タチウオ初戦でまさかの竿頭?!(2014/01/03)

 釣行データ
釣行日 2014/1/3(金)
船宿 川崎つり幸 / タチウオ
竿 ダイワ(Daiwa) A-ブリッツ タチウオ M-195
リール ダイワ(Daiwa) レオブリッツ 270MM
仕掛け ハリス8号3メートル2本針(自作)
ヤマリア(YAMARIA) タチウオ針 WF 2/0
オーロラスレッズ(ケイムラ、ピンク、蛍光)、ムラムラパイプ
テンビン ヤマリアK型天秤50cm
水温 14℃
観音崎:濁り、速い~ゆるい  棚65-75m
パターン 中潮1日目  (干潮 12:04)
月輝面 +4.4% 月齢1.7
北東、弱い
波高 0-0.5M
天候 晴れ
船の釣果 タチウオ   0-16本
自己釣果(右舷胴の間>左舷舳先) タチウオ      16本

 

2014年1月3日。

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年末に引き続き、
相変わらずの人気を見せるタチウオ船にて初釣りです^^

昨日の釣果はあまり奮わなかったようですが、
はたして本日やいかに…?

 

 

 

 

 

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本日は、全体的に渋いながらも朝のうちは潮流れゆるく、
「おじさん釣法」によりコンスタントに2時間で4本をゲット^^;

 

 

 

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おじさん釣法とは:

(海面まで下げた竿先を、目線よりやや下くらいまでスッと「柔らかめ」に誘いあげ、ここで1秒ほど待って、リールを一巻きしながら竿先を下げます。

すぐにちょん、とテンポをつけるように海面で1回、竿先を動かしてから、ふたたび目線よりやや下くらいまでスッと、「柔らかめ」に誘いあげます)
================================

 

 

DSCN7015b

しかし潮流れが速くなると、サミングしても道糸がフケてしまい、
どうにもオマツリが避けられず、釣果も伸びず

 

このままでは隣同士でお互いに撃沈しかねないので、
意を決して大移動することに…。

 

 

 

 

 

 

舳先へ

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11時40分、舳先へお引越しです。

 

舳先は、海面から高い位置にあるので、決して釣りやすい席ではありませんが、なにより席の間隔が広くて快適です。

 

 

 

 

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さっそく釣りはじめた11時45分。

 

ちょうど潮替わりの直前で潮が速く、道糸がどんどんフケていきます。しかしオマツリしないなら速い潮は大チャンス?!

 

舳先の利を生かして超ロングストロークで速めに誘い上げます。

 

 

 

 

ところで、

DSCN7034b

 

 

おじさん釣法がなぜ釣れるのか、
自分なりに分析してハッとしたことがあります。

 

そもそも天秤仕掛けは吹き流しなので、
「餌を流してこそ釣れる」わけですよね。

 

究極的な吹き流しは「真鯛」のように超ロングハリスで餌を吹き流すわけですが、タチウオのように3mと短い仕掛けでは、自然な吹き流しに期待できないため、たとえば「おじさん釣法」のように80cmシャクり上げては、リールをひと巻き(約50cm) しながら80cm竿先を下げ、結果的に天秤を約30cm沈めることで餌をフワッと潮に流し、「吹き流し効果」を得るわけです。

 

つまり…。

 

シャクリ上げることでスゥ~っと気持ちよさそうに泳ぐ餌が、
次の瞬間には脱力したように潮に流される。

 

かと思ったら、また気持ちよさそうに泳いでいく…。

 

 

DSCN7036c

タチウオはこの「脱力からの~泳ぎ動作」に対して、
テンションが上がるのかもしれません^^

 

ならば、手っ取りばやく棚を探るために、
タチウオを魅力的に誘えそうなロングストローク釣法がありそうです。

 

 

 

 

 

DSCN7033b

潮流れが超速いとき

竿先を3mシャクりあげては、リールを3巻き(約1.5m)しつつ竿先を3m下げ、1寸の間をおいて、再びシャクり上げる。

 

潮流れが速いとき

竿先を2mシャクりあげては、リールを2巻き(約1m)しつつ竿先を2m下げ、1寸の間をおいて、再びシャクり上げる。

 

 

これら2通りのロングストローク釣法で、
潮止まりまでの20分間にタチウオを4本追加。

全体的に渋いなか一人で入れ掛かり状態でした^^;

 

 

 

 

 

舳先でのヒラメキ

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潮流れが緩くなると、
ロングストローク釣法では針掛かりしなくなりました。

 

しかしこの日は当たり棚が散乱しており、万能な「おじさん釣法」では
当たり棚を探すのにものすごく時間がかかります。

 

じれったいのでもう一度ロングストローク

 

すると…?

 

これは「当たり」なのかと疑うほど、
超~繊細な「お触り」があるじゃありませんか

 

今まで逃していたかもしれませんね…。

 

 

ここでヒラメキました。

 

 

 

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もしやタチウオは、ロングストロークでの誘いに強く惹かれながらも、
「誘いが速いと食えない」というだけではないでしょうか。

 

ならば、あえてロングストロークでタチウオを誘い、活性を上げつつ、タチウオが餌に触れたなら、ストロークしすぎた分仕掛けを落とし、今度は同じ棚をゆっくりめに誘い、活性の上がったタチウオを確実に食わせるという釣法はどうでしょう…?

 

 

 

ということで、名付けて…

 

 

 

 

ロングからのおじさん釣法:略して2段構え釣法~ヾ(`Д´)ノ

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基本的には2mのロングストロークで
棚の上限プラス数m上まで誘いあげます。

 

その最中に、わずかでもタチウオが触れたなら、へたに止めず、すぐに仕掛けを1~2mほど落とし、タチウオが触れた棚周辺を、今度は「おじさん釣法」でじっくり誘います。

 

 

 

これがまた面白いように釣れまして…

 

 

ロングストローク時の当たりはほんのわずかでしたから、これを「当たり」と気づけないと釣れませんが、そこはさすがにA-ブリッツ タチウオ 。カーボン竿なりの感度の良さを光らせて、当たり棚を直撃!

 

 

 

 

 

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果たして仕掛けを落としているときにも「当たり」があることに気づきます。やはり今まで見逃していたであろう繊細な当たりですが、当たりを感じたら仕掛けの落下を止めて、そのまま「おじさん釣法」でゆっくり目に誘い上げると、竿が入りました。

 

 

 

 

 

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2時間半で12本追加し、計16本。

初釣り大成功です^^

 

せっかくの2段構え釣法、
どうか今回限りの釣法じゃありませんように