釣行データ
本日は「沼津」へやってまいりました。
「清時丸」にて夜タチウオに挑戦です^^
夜は極寒です。とくに足元が冷えると最悪ですから、今回は体の芯が冷えないよう足もとカイロでばっちり対策しました^^
さて、
「夜タチウオ」攻略に欠かせないとされる集魚ライト。
水中でピカピカと点滅するさまはとても綺麗なものですが、しかしタチウオの活性が低いときは、この点滅が「かえってタチウオに警戒心を与えることもある」と聞きますから、水中ライトは使用するか迷いますね…。
もっとも皆さん使用されていますから
右へならえなら使うべきですが、
今回はよりナチュラルなケミホタルを選択しました。
そしてもうひとつ、
今回は試したかったアイテムはコレです。
ちもとホタルはケミホタルながら、チューブの根元に埋め込むことができる極小サイズ。餌の一部として光がユラユラ動くため、よりタチウオにアピールできると考えました^^
これでタチウオを「落とし」ますよ…。
さて
釣り場所は千本浜沖。(沼津沖)
夜沼津のタチウオ釣りは、場所に着いたらまず「釣り場所を確保」します。そしてアンカーを下ろして船を止め、あとは「餌を求めて回遊してくるタチウオ」をひたすらに待ちます。
釣りはじめは「日没後」…。
暇なのでお菓子でもあるといいですね…。
ゴングは17時過ぎ。
だんだん寒くなってきます。
しかしなにやら、日が落ちてもゴングは鳴らず…。
なんと、18時を過ぎてもゴングは鳴らないまま…。
たいていは「来たよ~!」という他船からの無線が聞こえて威勢よくゴングが鳴るのですが、本日は静かな状態がしばらく続き、なんと合図があったのは19時過ぎ
「群れ入ってきたよ。誘ってよ~。35m前後」
待ちに待ったゴングとともにビシを40mまで落とし、30mくらいまで誘いあげます。 しかし誰にも当たらないので、棚を下げ、ビシを45mまで落として再び誘いあげると、40mの棚でようやく船中1本目をゲット。
「棚いくつ?!なんメートル?!」
すかさず質問されたので40mと答えます。
こうしてみなで棚を教え合い、
わきあいあいと爆釣スタートになる予定でしたが…。
今回は当たりが途切れることが多く、
沼津にしては渋かったですかねぇ…
「前当たり鮮明」も「針掛かりせず」
今回、タチウオがヒットして
まずハッとしたのが「前当たり」の鮮明さです。
だいたい竿をス~っと持ち上げたときに魚信が訪れる点は東京湾と同じですが、「ククッ!」または「コココン!」というような当たりのディテールが、東京湾のタチウオより鮮明に伝わってきます。
であるのに、なかなか針掛かりしません。
最初はこれがとても不思議でした。
しかしよくよく考えると、
東京湾に比べ「水深が浅く」「オモリも80号と軽い」沼津では、
そのぶん当たりが明確なだけなのですね。
つまり夜沼津のタチウオは、東京湾より当たりが取りやすいと言えそうです。比較的しゃくるテンポが早い私でも、比較的余裕をもって「当たり」に反応することができました。
しかし渋く…。
前回学んだセオリー通り、「当たりを感じたら竿を止め、1~2秒待ってから合わせる」という釣法で何度かヒットしました。
しかしタイミングが悪いのか、
「餌だけ取られる」ことのほうがやはり多いです。
なぜ、
「餌だけ取られる」のでしょう…
餌摂り考察
タチウオの繊細な前当たりを感じたら、餌の動きを止めるのは、タチウオが餌を深く咥える「本当たり」の時間を与えるためです。
しかし結果として、「餌だけ取られてしまう」ということは、タチウオに「仕掛けを見破られる時間」を、余分に与えてしまっていることになります。
2秒も待ったら仕掛けを見破らてしまうのでしょうか。
ならば1秒だけ待ってみます。
1秒だけ待った上で、ゆっくりと聞きあげると、今度はタチウオが「慌てたように」「コココン」と食い上がったうえで、「ガツン!」と竿が入ることもありました。
しかし待ち時間が1秒だと、やる気のないタチウオを針掛かりさせるのはやはり難しく、なんともじれったいです。
せっかくタチウオが「餌に興味を示している」のですから、よりフィッシュイーターの本能をくすぐるような、「魅惑的なアクション」で誘えないものでしょうか。
今回は、以下の釣法で、なんとか釣果を伸ばすことができました^^
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おじさん釣法改:ゆらゆらブレンド
海面まで下げた竿先を、目線よりやや下くらいまでスッと「柔らかめ」に誘いあげ、ここで1秒ほど待って、当たりがなければリールを一巻きしながら竿先を下げます。
すぐにちょん、とテンポをつけるように海面で1~3回、竿先を動かしてから、ふたたび目線よりやや下くらいまでスッと、「柔らかめ」に誘いあげます。
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そしてしゃくった時、
または「目線の高さに近い位置」で当たりがあったなら、
その1
タチウオの「触り」を無視してリールを一巻き(50cm)しながら竿先を(80cm)下げます。餌が暴れながら30cmほど下に逃げるイメージです。慌ててタチウオが餌を追うさまを想像します。
1秒ほど置き、再びスゥーっと聞き上げたときに、
ガツン!と入るケースがひとつ。
その2
それでも「本当たり」にならない場合は、まだ餌が残っている可能性がありますから、ゆっくりめに「おじさん釣法改」を続行します。
あくまでタチウオの微妙な「触り」は無視します。タチウオにかまえば、いいように餌をとられるだけなので、餌をとられないよう竿を動かすイメージで、タチウオを焦らしまくります。
しかし3mほど余分に誘っても食わないときは、おそらくタチウオは本来の棚で、去っていく餌を悔しがりながらじっと見つめているはずです。ですから再度仕掛けを落とせば「しめた!」とばかりに食いついてくるかもしれません。
再び仕掛けを4mほど落として、もう一度だけ誘います。
落としているときにヒットすることもありましたし、
餌が残っていれば、タチウオは高確率でふたたび餌に触れてくるはずです。
それでも当たらない場合は、餌がない可能性を疑います。
本日は3時間ちょっとで13本、頑張りました~^^
これまた東京湾で試してみたいところですねぇ…。