マグロッ!リングと海園を使って相模湾マグロを攻略!!


ご無沙汰しております~‹‹\(´ω` )/››
サニー商事フィールドテスターのごまプリンです。

相模湾のキハダマグロ釣りでは、必須アイテムとも言えるサニー商事のマグロッ!リング。いつもお使い頂きありがとうございます。リングのラインナップに直径28センチの特大バージョンが追加されましたので、紹介いたします。

 

そもそもマグロッ!リングとは

マグロッ!リングは、マグロの頭にリングを嵌めることでエラブタの動きを封じ、マグロのエラ呼吸を妨げるアイテムです。うまくハマるとマグロは大人しくなり、引き上げまでのやり取りがしやすくなります。

とくにサメ被害が多くなってくる秋以降は必須アイテムと言えるかもしれません。

 

例年通りであれば、季節が夏から秋に代わるころ、水温低下とともに湾内にサメが増えていきます。

サメを回避する方法に絶対はありませんが、今のところ最も有力な方法は、海園で電荷を放電しサメを近寄せず、さらにマグロッ!リングでマグロを弱らせ、サメのスイッチが入る前に捕獲する方法です。

 

サメ被害軽減装置【海園ver2】に進化

海中で電荷を放電する海園。これまで10ボルトの電圧だった初期型から、2020年10月にバージョンアップした新型では30ボルトの電圧となりました。黄色い導線が新型の目印です。

海園の新情報はfacebookページでぜひチェックしてみてください^^

 

サメには、捕食ターゲットとなる魚が動くときに発する微弱な電流を感知するためのロレンチーニ器官という、微弱な電流を感知する電気受容感覚があります。この器官は、100万分の1ボルトという極小の電位差を感知できる繊細な器官だそうです。その繊細な器官に、強力な電荷をあてることでサメを驚かせる装置こそ「海園」です。

耳元で突然「わー!!!!!!!!!!!」って叫ばれたら、誰だって驚くし、そんなことをする人を不審な目で見ますよね。動物だって驚いて逃げます。

サメにも同じようなことをするわけです。マグロに近づくと「わー!!!!!!!!!!!」って海園が叫んでサメを一定の距離以内に近寄せないイメージです。

もしくは、鼻っ面にアンモニアをあてるようなイメージだと開発者の名古谷さんは言います。食事からアンモニア臭がしたら食欲も削がれそうですね!

 

船をゆっくり周回する体長2~3mくらい大きなサメを見かけたことがあるでしょうか。背中は青っぽいグレー。ヨシキリザメです。

多くのヨシキリザメは、水深40mくらいに潜み、人が釣ったマグロやカツオを横取りします。

このヨシキリザメというサメには海園がよく効きます。

晩秋になるとサメの数も半端なく増えるものですが、ある日水深40mにびっしり並んだヨシキリザメの壁を、海園ひとつ付帯したマグロが難なく突破した事例もあります。

もちろん、海園が効かないサメもいます。血を見てすでにスイッチが入っているヨシキリザメや、相模湾では通称「茶色いサメ」と呼ばれる超スピードで泳ぐサメには効果が薄いです。

いずれにせよ、幾度となくヨシキリザメの被害に合ってきた自分としては、海園はこれ以上ない画期的なサメ被害軽減装置であることに間違いはありません^^

 

海園とマグロッ!リングの基本的な使い方

海園は、常時海の中に入れておいても魚のヒット率に影響はないそうですが…自分の場合はどうしても気になってしまうので、マグロが掛かったらできるだけ早く海園を投入するようにしています。

  1. マグロがヒット!
  2. 手持ちなら合わせてマグロを走らせ、(置き竿なら走るのが止まってから合わせを入れる等で対応し、)
  3. マグロの走りが止まったら海園を入れる

海園はPEラインを伝って天秤のところで止まります。たとえ魚を逃しても、海園を失う心配はありませんので躊躇なく使用できます。

 

ある程度やり取りをして魚の重さを把握します。写真のようにラインが斜めになっているときは魚の重さはわかりにくいです。ある程度正確な重さは、ラインが垂直になって重さが乗ったときにわかります。

  • ~45キロ ⇨ 22センチのリング
  • ~60キロ ⇨ 25センチのリング
  • 60キロオーバー ⇨ 28センチのリング

 

リングを投入。

リングがマグロに到達したとき、マグロの頭が上を向いていないとリングはハマらないので、マグロの頭を上に向かせるよう頑張ってファイトします。

マグロが弱ってくると、竿先がクンクン揺れはじめます。1秒2~3回の振幅です。マグロが横たわって頭を振ったときの振幅が穂先に現れています。こうなるとマグロの体力もだいぶ減っていることが予想されます。勝負をかけてサメゾーンを突破できる合図です。

 

リングサイズの最適は?

マグロの頭の大きさには個体差があるため、リングの大きさも絶対コレという決まり事はありません。ただ、相模湾でよく使われるリングのサイズは直径22センチが一般的です。

以下、自分の経験談で恐縮ですが一例をあげてみたいと思います。

 

  • マグロ31キロ
  • リング25センチ ⇨ X

リングが大きすぎて効きませんでした。大きければいいというものではないようです。適切なサイズを選ぶ必要があります。

 

  • マグロ27キロ
  • リング22センチ ⇨ 〇

効果を実感。30キロ前後のレギュラーサイズは22センチのリングが最適であることが多いです。

 

  • マグロ32キロ
  • リング22センチ ⇨ X

なんと、レギュラーサイズであるのに22センチのリングが効かないというレアケースです。安室〇美恵級に頭の小さなマグロだったようです。

 

  • マグロ44キロ
  • リング22センチ ⇨ 〇

効果を実感。

というわけで、相模湾で釣れるマグロの多くは22センチのリングが有効と言えそうです。

しかし昨今の小田原モンスター、略してオダモンを手なずけるはワンランク上のサイズが必要になってきました。

 

  • マグロ52.5キロ
  • リング22センチ ⇨ X

明らかにリングが小さく、エラブタにはハマっていませんでした。それでも手ごたえがあったことを考えると、もしやリングのサイズが小さい分には、少なからず呼吸をさせにくくするような効果があるのかもしれません。

 

  • マグロ56キロ
  • リング25センチ ⇨ 〇

効果を実感。リングの大きさはジャストサイズでした。60キロ未満であれば25センチのリングでも十分通用しそうです。

では、60キロ以上の大きなマグロに対してはどうでしょうか。

2021年9月現在、相模湾のコマセ釣りにおけるマグロのレコードサイズは、2019年にオキエモンで釣り上げられた81キロ。続いて2020年に坂口丸や長三朗丸で釣り上げられた70キロクラスでしょうか。

そんな夢のあるマグロには…

 

28センチの特大リング!ヽ(`Д´;)ノ

各号ラインのすり抜け防止に嵌合がきつくなってリニューアルされました~^^

このリングが使えるような相手に出会いたいぜっ(σ≧▽≦)σ