「マダイ・ワラサ攻略」カテゴリーアーカイブ

真鯛の仕掛け選び

 

東京湾・相模湾の真鯛であれば、
細すぎず、太過ぎない3号ハリスが最初はおすすめです。

良型がでるような日並みなら4号でカバーしましょう。

 

 

 

ところで、真鯛の口のなかに
指を突っ込んだことありますか?

 

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噛まれます。

かな~り痛いです

 

甲殻類を割って食べるくらいですから当然ですね^^;

真鯛に針を飲み込まれると、ハリスが歯に「こすれて」切れることがあります。ですからハリスは、「こすれに強い」ものを選ぶのにこしたことはありません。

 

ただ、どんなに「こすれに強い」ハリスでも、やっぱり「細」ハリスですから、1度釣って傷ついたハリスは都度、チェックし、船の上でも結びなおせるようにしておきたいですね^^

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョイナー船ハリス (リンクはメーカーページ)

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現在は「ジョイナー船ハリス」をメインで使用しています。

 

これは一押しですね~^^それほど高価ではないのに質感がいいです。硬すぎず、それでいて結びやすく、個人的にはやはり「見えない」ハリスという効能がとても気に入っています(笑)

 

 

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先日のワラサ4.5㌔も「ジョイナー」の4号です^^

 

 

 

 

しかし、
なかには「船」ハリスそのものを「弱い」と敬遠する方もおられますね。

そんな方にはシーガーがおすすめです。

 

 

 

 

シーガー

ハリスの原料からして自社で開発している唯一の会社だそうですね。こだわりがあるメーカーは大好きです^^

商品の「品質表示」がしっかりしており、何を重視したハリスなのかが非常にわかりやすいので、一度メーカーのページを覗いてみると良いでしょう。

 

 

基本となる「シーガー船ハリス」はもとより、
真鯛で究極のハリスを試すなら…

 

 

 

DSCN4953b

シーガー・リアルFXもしくは
シーガー・FXR船」。

 

フロロカーボンの強さはそのままに「やわらかさ」があります。ちょっと高価ですが、食い渋り対策の一つとして、覚えておいて損はないハリスかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 針

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個人的な一押しは「がまかつ」の「一刀真鯛7~8号」です。
とても軽く、吸い込みも抜群ですから、

 

 

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7号であれば
こんなお子様まで掛かることも

 

細軸なので、食い渋り対策として最高ですが、大物には針を伸ばされてしまうかもしれません。そんなときは太軸の「真鯛王8号」に切り替えるか、迷いますね..。

 

 

 

なお、「ケン付真鯛」という針。

 

「ケン付」なので餌がズレないのが特徴ですが、個人的に注目したいのはそこではなく、同じ号数であれば針の強度は「真鯛王」より上という点です。

 

つまり同じ強度でもワンサイズ小さな針を使用できますから、大鯛の食い渋り用として、「吸い込み重視」の「7号」という選択も面白そうですね。

私はまだ使ったことがありませんが、
いずれ試そうかと思います^^

 

 

 

 

 

クッションゴム

 

クッションゴムは伸びてこそ効果を発揮するアイテムです。細いほうがいいです。あまり安いものはおすすめしません。2.5ミリという太さでありながら、おろしたての新品をワラサに切られたことがあります。

 

 

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商品によってかなり強さに差があることに注意です。

細くても強く、「伸び」のあるクッションを選ぶなら、やはり高価な「ロングライフクッション1.5ミリ1メートル」がおすすめですが、

 

 

 

 

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厳選ゴムヨリトリ真鯛」もおすすめです^^

 

ロングライフクッションに迫る強さを持ちながら、その価格はほぼ半値!
真鯛に最適なのは1.5ミリかと思いますが、私はビビリなので「同1.75ミリ」を使用しています

 

 

 

 

ジョイナー船ハリス3・4号

シーガー船ハリス3・4号

シーガー・リアルFX3・4号

シーガー・FXR船3・4号

 

一刀真鯛7・8号

真鯛王8号

ケン付真鯛7・8号

 

ロングライフクッション1.5ミリ1メートル

厳選ゴムヨリトリ真鯛 1.5~1.75ミリ1メートル

 

 

コマセ真鯛のビシと天秤

 

長ハリスを使用する真鯛釣りでは、仕掛けの落下中に道糸にからむのを防ぐため、アーム長は60センチ前後と「長め」の天秤を使用するのが一般的です。ただ、それ以外の性能は好みのわかれるところ。

 

はじめて天秤を選ぶ場合は
どんなところがポイントになるのでしょう^^

 

 

 

 

アーム型天秤

 

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アーム型天秤こそ基本中の基本。アームの先端に「弾性」があるため、真鯛の鋭い突っ込みを「いなせる」天秤として、むしろ愛用されている方もおられるかと思います。

 

シンプルで使いやすく、値段も安いので、
私の場合はロスト時の保険として携帯しています^^

 

 

 

 

 

チドリ天秤 108c (マダイ表記のあるもの)

 

DSCN3053b

「当たりをダイレクトに感じられる」というのが半遊動式最大の利点です。鋭い魚の引きに「ビシの重さ」が介入しないため、質の良い「手感度」を得やすいのがいいですね^^

私の場合は「手持ち設計」の竿を使用していたとき、好んでチドリ天秤を使用していました。

 

ただ「形状の複雑さ」が少々やっかいです。船が混み合うと、他人の長ハリスが天秤に絡みやすいかもしれません。

 

 

 

 

 

夢の天秤

 

DSCN5295b
別名、誘い天秤。形状記憶合金でできており、アーム部分がぶらぶら動くので「誘い」が効くそうですね。実際、この天秤に変えてから、コマセワーク中のヒット率がぐんと上がりました^^

 

試しに、竿を煽ったときの「アーム」と「付け餌」の動きを想像してみてください。思わず真鯛が「付け餌」を咥えてしまうような動きが想像できるなら、この天秤は向いていると思いますよ^^

 

なお、

 

DSCN5296b

同じ夢の天秤でも
このようにゴテゴテしているものはオマツリしやすいです
シュリンプカラーシリーズの70センチ、太さ1.2φ なんかはシンプルでいいですね^^

 

 

 

 

 

ビシ

 

もし「アミコマセ」を使用する船宿なら目の細かい「サニービシ」がおすすめですが、「オキアミのみ」をコマセとする場合も「サニービシ」をおすすめします。

DSCN5284b

 

サニービシは「オキアミコマセ」を「ポロポロ出す」ことに長けています。真鯛はたくさんコマセを撒いても釣れません。ポロポロと少量のコマセを撒き、上に誘うイメージで、真鯛を本来の棚である「底」から浮かせ、底にいる餌摂りを回避し、通称「プラス2メートル前後」の棚で食わせるのがセオリーです。

サニービシであれば、
上は1/3前後、下は1センチ(以下)というのが個人的なセオリーです。

 

東京湾・相模湾ではLサイズの80号が標準です。BIGはやめましょう。すぐお腹パンパンです^^;

 

 

 

ちなみにこのサニービシ、どうして赤いかご存知ですか?

「赤」という色は海中では補色にあたり、「青緑」と相殺されて「無色」に見えます。魚にいたずらに警戒心を与えずにすみますね。

 

 

 

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私は昔、さんざんシルバーの鉄仮面を使用しましたが、ある日まったく釣れず、達人にこう教わりました。

 

「シルバーは餌摂り集めるから難しいね。活性が高ければそれでもいいけど。プラスチックないの? …どうしても鉄仮面がいいなら、黒いつや消しスプレー吹くといいよ」といって、黒い鉄仮面を貸してくださいました。

 

さらに、

「青物でも狙うってんなら、話は別だけどさ」
とシルバーの有用性も教えていただきましたが…。

 

 

このときの「教え」が印象的で、
個人的にはサニービシに落ち着いています^^

 

ただし、サニービシは落下スピードが遅いです。人より早くコマセを撒きたいなら、ダイワのプラビシ、シャベルビシ速攻が色も選べて良いと思います。

 

 

え?
ではどうして私はサニービシなのかって?

 

…。

 

「釣れちゃった」から…。

…かなぁ

 

 

 

コマセマダイに必要な竿の性能

 

 

DSCN5000b

コマセ真鯛を攻略する竿の性能、それは、

 

「跳ねない竿」

 

この一点に尽きますね!

 

「船のショックを吸収する竿」とも言われますね。

 

しかしこう書くと、「それは置き竿にする場合の話でしょ?」と思われるかもしれませんが、そうでもないです。あえて「手持ちであっても跳ねない竿が良い」と言い切っておきましょう。

 

 

真鯛竿はそのほとんどが5:5の胴調子です。だいたいバット(ブランクスの根本)部分にのみパワーがあり、穂先にかけては柔らかく粘るように作られていますから、たとえばコマセワークで竿を振り上げたとき、初期動作では胴の部分だけが持ち上がり、やや遅れて穂先が粘りながら収まります。俗にいう「ムーチングアクション」というやつですね。

 

この動作こそ、ビシの動きを「違和感のない」動きにしてくれます。

 

真鯛に余計な違和感を与えない」ので、ここで初めて付け餌のアクションバイト効果に期待できます。船の揺れによるものだろうが、コマセワークによるものだろうが、真鯛に警戒心を与えてはアクションバイト効果は薄いでしょうから。

 

ですから、より釣りたければ、

 

コマセを振っても「跳ねない」
船が揺れても「跳ねない」
手持ちでも「跳ねない」

 

竿が、理想的です。

 

 

 

 

 

 

跳ねない竿を選ぶ

 

どんなに柔らかく性能が良い竿でも、短いと跳ねます。なぜなら、波が高いと船の高低差が1メートルを超えることもあるからです。

船の揺れを吸収するには「長い竿」が有利ですね。

 

しかしいくら長くとも、棒ではやはり跳ねますから、
「柔らかさ」と「粘り」が必要です。

 

「跳ねない」竿を選ぶには、
「長く」「柔らかく」「粘る」竿を選びましょう。

 

簡単ですね^^

 

しかし、過去の私は、この簡単な選択ができませんでした
なぜなら、この条件を満たす竿はのきなみ「高価」だからです。

せっかくですから私の失敗談も聞いていただきましょう^^;

 




 

 

4本目の正直

 

私は過去4本の真鯛竿を使用してきました。

 

最初に購入した竿は無名の万能竿。これはもう、魚が掛かっても「当たり」はわからないわ、「跳ねる」わで、なるほど5千円の竿とはこういうものかと勉強した次第です。どこかへいってしまいました…。

 

 

 

 

 

次いでシマノの「海春」。

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良い竿だとは思うのですが、大は小を兼ねるだろうと「パワー竿」を購入し、大失敗。釣れても面白くないのですぐに買い換えてしまいました。

 

 

 

 

 

 

3本目がダイワの「手持ち真鯛X」。

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手持ちで攻めてこそ信条! と思い喜んで「手持ち竿」を購入したものの、やはり手持ちを謳うからには船の動きを吸収しにくいんですねぇ

しばらく使用したものの、あまり本命に出会えず、当時の達人たちが持っていた柔らかい竿に目を奪われてしまい、結局買い換えることに

 

 

この時点で総額7万円。最初からもっと高価な竿を購入しておけばよかったと後悔したものです。こうなったら1ピースの竿しかないと、思い切って購入したのが…

 

 

 

 

 

 

 

ダイワの「ヘルバイパー 270(ⅱ)」。

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「グラスソリッド芯」に「カーボンシート」を巻いて「粘強」を実現したという「ワンピース竿」に憧れて軟調子のⅱを購入。

 

これはもう大ヒットでして、
魚が食い込んだときの「どこまでも粘る」感覚は特筆もの。「軟調」と「粘強」のグラスソリッドに大感動し、真鯛竿は「柔らかさだ!」と思い至った次第です。

 

もはや10年前の竿ですが、今なおたいへん気に入っており、
後継竿を見つけるまでは頑張ってもらう予定です(笑)

 

 

ただしこのヘルバイパー、カーボンシートが巻かれているとはいえ芯はグラスソリッド。やはり「手感度」は低く、繊細な当たりがよく分かりません。底狙いだった昔は、仕掛けを上げたらトラギスが付いていたなんてことがよくありました。

 

この点をカバーするのが最近のカーボン竿、またはカーボンとグラスのコンポジット竿なのでしょうね。

 

 

うっ!?

 

あ。

まずいです。

 

なんか、すごく新しい竿が欲しくなってきました….。
病気です。釣り病。よくかかります。

 

 

リーオマスター真鯛なら何がいいですかね…。
スタンダードの 「リーオマスター真鯛」でも十分良さそうですが、
やはり真鯛の基本はグラス竿、「リーオマスター真鯛GM」が本命でしょうか…。でもグラス竿なら持っているしなぁ…。

「リーオマスター真鯛AGS」のカラーリングがすごく綺麗ですね…。

細身、軽量って、やっぱり楽しいんですかね!

 

あああどうしよう

 

 

 

ちょっと自分用に…。

  品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先経
(mm)
元経
(mm)
錘負荷
(号)
カーボン
含有率
(%)
メーカ希望
本体価格(円)
   
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真鯛の電動リール選び

 

10年前の冬…。

 

当時、極端に活性の低くなった冬の真鯛を釣るには細ハリスが基本でした。私はヒヨっこでしたから、ハリス3号が関の山。しかし当時の達人はみなハリス2.5号です。

 

ある日、長くて柔らかいS達人の竿が、根本から曲がりました。

 

2.5号」という細ハリスでのファイトは、見ているこっちの息が止まりそうになるほど「繊細」です。慎重にやりとりすること15分、浮上したのはなんと「7㌔オーバーのブリ」、それはもう信じがたい光景でした。

 

 

「2.5号」のハリスと言えば、直線強力たったの5㌔、「ワラサ」どころか「イナダ」でさえ危うい細ハリスです。いかに達人が、ハリスに負荷をかけずにやり取りしたかがうかがえます。

 

 

「真鯛はドラグだよ」

 

とは、S達人のお言葉。

 

「いかに引っかかりなく道糸が出ていくか」

 

真鯛の強烈な3段引きをかわすのは、
他でもなく「ドラグ性能」だと言うことですね。

 

しかしまあ、「ドラグ性能」だけで釣れるなら、わけないですね
達人の力量からしたら、ドラグ性能が肝だったということなのでしょう。

 

 

 

 

DSCN4926b

10年前は、「ダイワ」のドラグ性能に定評がありました。達人のリールもダイワ製でしたし、「右へならえ」で私のリールもダイワ製(笑)。ただ、今ではパワーとトルクのある「シマノ」の人気が高いようです。

 

ダイワなら「レオブリッツ300j」が軽くて個人的には好みですが、
シマノなら「フォースマスター800MK」あたりがトルクもあって良さそうですね。

 

私の場合、「軽さ」を取るか「パワー」を取るかは、
他の釣りものに合わせて選ぶことにしています。

 

 

 

DSCN4935b

↑このリールは「レオブリッツ300j」の前身、
2012年に型落ちした愛機「レオブリッツ 270MM」です。

 

買ってよかったと思うのはまず「手のひらサイズ」。
パワーでは上位機種に劣りますが、何より軽快で扱いやすいです。

 

小さいと軽く感じますね^^
とても580gもあるようには思えません。

 

私の場合、1日中シャクリ続ける「タチウオ」も同じリールで獲りたかったため、「軽さ」を重視しました。しかし水深100メートル以上と棚が深めの「スルメイカ」を釣りたい場合は、安定したパワー(中速トルク)があったほうがいいですから、「軽さ」を取るか「パワー」を取るかは、悩みますねぇ。

 

ダイワ製品で真鯛用のリールを考えるなら、「この商品はドラグを重視しています」というリールを素直に選択するのが良いですよ^^

 

 

 

 

ちなみに、「最大ドラグ」という数字。

 

「最大ドラグ力15㌔!」などと書かれているとどうしても良さそうなリールに思えますが、実用負荷はせいぜい1~2㌔の真鯛に15㌔とはどうにもオーバースペックです。

電動リールのように、ドラグの「効き幅」を変えられない「スタードラグ」の場合、最大ドラグ力が上がれば実用域での調整が狭くなるだけなんですよ^^

ですから、あまり「最大ドラグ」の数字にとらわれないようにしましょう。あとは、好みのPEラインが300メートルも巻ければ、デザインや好みでメーカーを選べる時代かと思います。

 

 

 

 

なお、参考までに私が使用するPEラインはウルトラダイニーマの3号です。潮の影響を受けやすいパーツなので、PEラインは細いほど釣りやすいです。

 

PE「3号」はおすすめですが、しかしオマツリだけは怖いので、私は「ウルトラ2」を選ぶことで安心感を得ています。

 

 

 

 

 

※追記

DSCN3758b

年々ライトタックル化が進みどんどんPEラインが細くなってきていますね。船宿にもよりますが、2015年現在わたしのPEラインは2号です。

 

そこで細いPEラインに対応するため、写真のように強化チューブを通してからビミニツイストにすると、結節強度がUPするのでおすすめです。(写真はPEライン2号に強化チューブ0.5mmを通しています)

 

 

 

 

DSCN3760b

強化チューブは20cmくらいにカットしてPEラインに通します。 強化チューブの両端をライターで軽く炙ってからPEラインに通すと、写真のように端っこがほどけないかと思います