マルイカのスッテ【NJネオン】の復刻版

DSCF7231b2018年4月に美咲NJネオンの新作が「復刻版」として
販売されはじめたのをご存知でしょうか?

 

店頭に並ぶことはないので知らない方も多いかもしれません。

 

販売者は

ナイストレーディングカンパニー合同会社
 

2016年7月に創業開始の貿易会社だそうです。

 

DSCF7230bもちろんスッテは正真正銘NJネオンなんですけど、

 

通販のみの復刻ってw

 

NJネオン復刻版

バラ売りなしのセット販売がいやらしいー^^;

 

ラインナップは全15色です。

 

復刻版NJネオン 

DSCN8558bオリジナルで一番人気のあったピンクヘッド。

 

この微妙な差(爆笑)

 

人気があった証拠だと思いますw

 

DSCN8560bレッドヘッド。

 

DSCN8562bピンク&パープルヘッド。

 

DSCN8563bグリーンヘッド。

 

DSCN8564bブルーヘッド。

 

DSCN8565bオレンジヘッド。

 

まだ全ては試せていないのですが、

 

NJネオンブルーグリーンツートンひとまず18/6/23の「曇天・雨」の日にいくつか試してみたところ、

 

DSCN8556b渋いなりに葉山のカメギで乗ったスッテの全色はこんな感じでした。

 

なーんか曇天なのに青が強い日でしたねー^^;

 

DSCN8566b一番下の旧作もぜひ復刻して欲しいです!!

 

マルイカPE0.8号の寿命を考える

高切れあーっ高切れしたぁ(^O^;)

 

先日まで何ら問題のなかった
PE0.8号が軽く合わせただけでプツリと切れる。

 

「きっと過去オマツリした部分が弱っていたのだろう」と気を取り直し、

 

高切れ2再投入するとまた切れる…(=_=)オオ… 

 

…はて…(=д= )

 

なんかおかしいです。

 

だって、

 

yariikaこれまで何度となくオモリ60号を背負いながら、ヤリイカの多点掛けやニセイカ級も上げてきたPEラインです。

 

そのPEラインがアワセを入れただけで
突然スパスパ切れる(=д= )?

 

ちょっと調べてみたところ、

 

images実はPEの劣化酸化による分子切断。その劣化が進行すれば、応力集中による急激な強力低下が起きるという話なのです。

 

えっなに(=д= )?

 

えっえっえっ(=д= )?

 

PE0.8号の寿命は

DSCN8548b今回使用したリールはスパルタンRTTWとSAEXELITEの2機種で、PEラインはシーガーPEX8の0.8号です。

 

20180211マルイカ
20180218マルイカ
20180225マルイカ
20180303マルイカ
20180311マルイカ
20180318マルイカ
20180324マルイカ
20180414タイラバ
20180417マルイカ
20180421マルイカ
20180428タイラバ
20180501マルイカ
20180506麦イカ
20180512タイラバ
20180513タイラバ
20180519タイラバ
20180527LTアジ
20180530マルイカ

20180603マルイカ←詳細は省きますが2機種ともこの日に切れました。

 

新品から約3ヶ月半、ほぼ15回目の使用で切れています。

 

どのように劣化し切れるに至ったのか…。

  

はたしてPEはポリエチレンの略ですので、その劣化工程は以下文献による「ポリエチレンの強度劣化のメカニズム」が参考になります。

 

屋外におけるポリエチレンの強度劣化のメカニズムは、以下のとおりである。
(1)ステップ 1:紫外線により表面が酸化され、分子切断が生じると同時にカルボニル基が発生する。
(2)ステップ 2:表面において分子切断が頻繁に起こるため分子量が減少する。
(3)ステップ 3:内部に空気中の酸素が徐々に拡散し、紫外線や熱により樹脂が酸化されて分子切断とカルボニル 基の発生が進む。 
カルボニル基分布によるポリエチレンの寿命予測より引用

 

なんと紫外線と熱によりPEの表面が酸化分子切断が起きると言うんですね。

 

その科学反応は、

 

sanka 

高分子劣化のメカニズムより引用

 

えっえっえっ(=д= )?

 

詳しいことはさっぱりですが炭素Cと水素H2のみからなるポリエチレンが酸化の工程により別物に変化したということだけはわかります。

 

つまりPEラインが酸化によって
本来の形を失うわけです。

 

その、酸化の原因は紫外線

 

とくに釣りでは摩擦熱が発生しやすいことの対策として、

 

DSCN0088bPEの表面に「フッ素」をコーティングして摩擦係数を減らしたり、

 

DSCN8555bまたガイドにも「フッ素」をコーティングして
摩擦熱を抑制したりするわけですけど、

 

それでも私の使い方だとPE0.8号は概ね15回、約3ヶ月がマルイカ船で使う場合の寿命のようです。

 

PEを多めに巻いて3ヶ月で反転すれば
ちょうど半年もつ計算になりますね!

 

それにしても、
なぜPEラインは突然切れるのでしょうか?

 

ノットを組んでいるときにでもブチブチ切れはじめてくれれば、あーもうヤバいなって判断できるのに(^o^;)

 

PEが突然切れる理由 

引用

 

カルボニル基分布によるポリエチレンの寿命予測より引用

上図を見ると、

 

  1. 最初はほぼ劣化しない
  2. しかしある程度劣化すると、応力集中により急激に強度が低下する

 

とあります。

 

この急激に強度が低下する時期というのが、高切れしやすい時期に当てはまるのかもしれません。

 

では、PEの寿命はどの釣りものでも同じなのでしょうか…?

 

PEの寿命は釣りものによって違う?

magubたとえばPE10号を使用するマグロ釣りでは過去一度も高切れしたことがありません。ワンシーズン20回以上の使用で酷使しているにもかかわらず、です。

 

これはおそらくPE10号の強力がリーダーなしで結節することを踏まえたある意味過剰な強力であるからで、その強力は55㌔もあり、半分に劣化しても28㌔もあるからだと思います。

 

maruika対してPE0.8号の強力は約5㌔。半分に劣化すれば2.5㌔しかありません。

 

なるほど釣りの内容に対してギリギリの強力で攻めた結果、マルイカ船でPE0.8号を使用すると、寿命が短く感じるだけなのかもしれませんね。PE0.6号はさらに寿命が短く感じることでしょう…。

 

なのでPEの寿命は「釣りものによる」と言えそうです。

 

※余談になりますがPEラインの強力を参考にするなら「よつあみ」がお勧めです。切れるときは最低強力で切れますから、最大強力や平均強力の数値は何の参考にもなりません。

 

強くて安いPEライン!!

DSCN8951b 

今回使用したPEラインはシーガーPEX8。その寿命は、昨年まで使用していたウルトラ2と遜色ない印象です。

 

やや毛羽立ちやすいものの、コスパ最強。
今後も使いたいPEです。

 

ただやっぱりよつあみのラインはしっかり感があって扱いやすいです。
マグロではこっちを使う予定です^^

 

マルイカ船でハモノを狙う!!ほかスッテメモ(2018/05/30)

釣行データ
釣行日 2018/05/30(水)
船宿 五エム丸 / マルイカ船
竿

自作竿(2017年度版藤沢ブランク- 並継部分4.5㍉- 先径0.3㍉)

リール

Piscifun SAEX ELITE(注:淡水リール)

daiwa スパルタンRT TW 100XH

PE

シーガーPEX8 0.8号150m

オモリ

スカリー60号銀 or ドラゴンシンカー60号

ハリス  ホンテロン 4号 or R18 4号
仕掛け図 仕掛け図   直結7本
幹間1m、捨て糸1.5m
研ぎ器 カンナくん大成功です
竿休め チョイ置きキーパー
ツノマット ツノマット300
投入器 Daiwa イカヅノ投入器 6本 ピンク +増設2本
水温 21.3℃
亀城根沖:薄濁 ゆるい 40~70M
パターン

大潮  (満潮 4:14  干潮11:7) 

月輝面 74.6% 月齢 19.6
北 弱い
波高 0-0.5M
天候 曇り(ときどき微量の小雨)
船の釣果 マルイカ:2-62杯

自己釣果(左舷ミヨシ)

マルイカ:62杯(ムギ2割弱含む)

hamono毎年5月も終わりになるとマルイカ船のあちらこちらで「あーっまたハモノに横取りされたぁー!!」なんて叫び声が聞こえてきますね!!

 

そりゃー本命のマルイカを横取りされたら誰だって堪らないです。

 

けしからん!!ヽ(`Д´;)ノ 

 

誰かが
退治しないと!!(`д´/;)/

 

平和な世の中にしなければっ(;꒪ö꒪)

 

hamono3本当はハモノが釣りたいだけなんて口が裂けても言えな…

 

微塵も思ってませんヽ(`Д´;)ノ 

 

マルイカ船でハモノ狙い 

DSCF7079b意気揚々と乗り込んだのはマルイカ船でハモノ狙い。
空いているから成立することではあります。

 

DSCF7078bまずはマルイカを釣らないと。

 

しばらくマルイカをやっていると直結で釣ってこそのマルイカゲーム」なんて妙なプライドが出てくるものですが、今回はハモノ優先。迷わず下2本を直ブラにしました。

 

maruika2いやぁ、直ブラは楽ですねー(^o^;) 

 

直結とはアタリの出方が違うので一歩間違えれば墨だらけにされますが、速潮で仕掛けが寝てしまうようなときや、大きめのイカには強いと感じております。

 

maruika朝一マルイカの2杯掛けをしたところで右舷ミヨシから「あーっ、やられた!」と雄叫びが!!ヽ(`Д´;)ノ

 

迷っている暇はありません。

 

仕掛け図aライトタックルだと仕掛けはこんな感じでしょうか。

 

メモ:小さすぎるマルイカは非常に柔らかく、すぐに身切れするので適さないようです。20㌢以上が良好。

メモ2:親針は、背骨や内臓を傷つけないようエンペラと胴の間(エンペラ側)に刺す。孫針は、漏斗(水管とも呼ばれ水を吐くところ)から針を入れ、胴に抜く。

maruika3

さようなら僕のマルイカ…(T-T)スン

 

 

atari仕掛けが着底し、リールを巻いていると、ちょうど5メートル付近で魚信が訪れました。

 

我慢や…(;꒪ö꒪)

 

合わせたらいかん…(~_~;) 

 

 

突っ込むまで待つんや…(꒪⌓꒪)

 

 

ここは忍耐やー(。>д<)

 

 

kokodaここだあっ( Д)クワッ!!

 

 

madai12号ハリスでドラグも効かせずあっと言う間に上がってきたのは2.8㌔の真鯛でした♂(σ≧▽≦)σヤッター

 

1527660467-2-9084bその後、誰かがハモノに横取りされるようなことはなく、ハリスを8号に落として誘いを入れたところでアタリなく、マルイカを楽しんで終了となりました^^;

 

やはりマルイカ船である以上、ハモノは「時合い」にどれだけ仕掛けを投入できるかが勝負どころと言えそうです!

 


動画はアタリのダイジェストです。ちょっと編集方法を変えて「ラウンド(何回目か)」と「アタリスッテ」を事前に明記して見やすく改良してみました!

※動画中の表記「40sミラー」はすべて「35sミラー」の間違いでした。大変失礼致しました。

 

スッテメモ:ピンクと赤、そしてムラサキ

ピンク系スッテピンク系のスッテはイカの活性が高いときに有効という話を聞いたことがあります。確かに動画を見返してみると赤やピンク系のアタリは大きいように思います。

 

ならばピンク系は一つは入れておきたいですね。

 

ただ、「青だらけにすることはあってもピンクだらけはないね」と以前達人が言っていたように、ピンク系は、青ほどは乗りが持続しない印象です。

 

それはおそらく「活性が高い状態は長くは続かない」=「ピンクは長くは続かない」からだと思いますが、ではムラサキはどうでしょう?

 

DSCN0446b先日ヤマカワで復刻したFNネオン50PKムラサキ。エアinヘッドでFNネオンよりも比重を抑え、より直ブラ向きの仕様になったようです。

 

↑写真は復刻前のものですが、いずれにせよ昨年浅場に大きなマルイカが回ってきたとき猛威をふるったPKムラサキ。先日の6月3日もなぜか左右の隣人含め直ブラとこのスッテの組み合わせにしか乗らない流しがありました。

 

DSCN8520b↑復刻版は内部に透明感があります。
どうせなら完全再現版も欲しいですねー^^;