「タチウオ攻略」カテゴリーアーカイブ

タチウオの自作仕掛けにチャレンジ(作成篇)

 

※素材の準備にかんしては「準備編」をご覧ください。

 

 

DSCN6384b

↑今回はバランスが良いと感じる市販仕掛けをコピーしつつ、
オリジナル要素を足してみようかと思います。

 

 

 

 

 

DSCN6831b

私の場合、下針1.6m、枝ス0.5m、幹糸1.6mと、
パーツごとにシートを分けておき、現地でパーツを結節します。

 

こうしておくと、たとえば枝スだけタチウオに噛み切られたとき、
枝スのみの交換を素早く行えます。

 

※なお仕掛けの長さが1.5mではなく1.6mなのは、仕掛け巻きの都合上ちょうど良かったからで、特別な意味はありません^^;

 

 

 

 

結ぶ

DSCN6375b

あらかじめハリスにチューブを通しておき「深海結び」で結びます。

 

チューブ長は3センチ(もしくはそれ以下)が良いそうです。
それ以上長いと食いが悪くなるそうですね^^

 

 

 

 

 

DSCN6376b

チューブをすぽっ。

 

 

 

 

 

 

DSCN6370b

幹糸とサルカンの結節も「深海結び」、

 

 

 

 

DSCN6368b

ステン親子も「深海結び」です。

 

 

 

 

 

 

 

DSCN6694c

ファイバーを結びたい場合は、

 

 

 

 

 

DSCN6818b

ファイバーを7~8センチ(お好み)にカットします。ファイバーはあまり多く取りすぎるとブ厚くなって巻きにくくなるので注意です。

 

5ミリ程の長さに切ったセロハンテープを
ファイバーに巻いて「仮止め」します。

 

 

 

 

DSCN6820b

針とファイバーはセキ糸で結ぶのが本来だと思いますが、私は面倒なのでハリスで4回ほど巻いて外掛け結びにします。

 

 

 

 

 

DSCN6822b

 

 

 

 

 

 

結んだら、はみ出たファイバーをカットします。
セロハンテープは取らなくても大丈夫です。

 

 

 

 

 

DSCN6824b

外掛け結びにしたハリスがすっぽり覆うようにチューブをかぶせます。

 

 

 

 

 

 

DSCN6729b

魅力的じゃの~^^

 

 

 

補足:

いつだったか、「食い渋りには1本針2mの仕掛けが良い」と聞いて、指示棚150mを攻めたところ、まったく釣れず、船長にこう指摘されました。

 

「棚が深いから2mじゃ餌が動かなくて釣れないよ!」

 

そこで、さっそく「3m2本針」の仕掛けに変えると、あら不思議。
すぐに釣れるじゃありませんか。

 

棚が浅いときには2mの仕掛けでけっこう釣れたこともありますが、色々やってみた上で、3mという長さはあらゆる水深で万能と感じています。

 

また相当に渋い日に、仕掛け長を5mくらいにして釣っている方も見たことがあります。仕掛けを長くしすぎるとシャクっても餌が踊りにくいため、シャクリ釣りには向かないと思っていましたが、アイデア次第で釣れることもあるのですね^^

 

仕掛けが作れるようになると、
釣りの可能性がぐっと広がりますよね^^

 

 

 

タチウオの自作仕掛けにチャレンジ(準備篇)

 

もっと効率よくたくさん釣りたいっヾ(`Д´)ノ

そう思ってはじめたタチウオの自作仕掛け。

 

 

 

 

DSCN6386b

仕掛けのバランスは「市販仕掛け」のコピーで十分かと思います。そのうえで針やチューブ、ファイバー等オリジナル要素にこだわって、釣果アップを目指すのも楽しいですね^^

 

 

 

 

 

 

DSCN6482b

数あるタチウオ針のなかでも特におすすめなのが、
ヤマリアのワームフック(WF 2/0)す。

 

 

理由は2つありまして、

 

 

DSCN6364b

・餌ずれ防止の「ケン」が3本ついていること。
・またはその「ケン」の位置が、「チューブ」や「自作ファイバー」の邪魔にならない位置についていることが、おすすめの理由です。

 

 

 

ただ、食い込みの良さを重視するならがまかつのタチウオ針もいいですね。

 

 

DSCN6812b

「ヤマリア」と「がまかつ」の針を並べてみるとよくわかります。

一番上の「ケン」で揃えて比較すると、「付け餌が針に固定される部分の長さ」はどちらも同じ、つまり「ヒラヒラと漂う餌の長さ」はどちらも同じで、餌のアピール力はほぼ同等です。しかし針掛かりの良さは、より下に針先がある「がまかつ」に分があるといえるでしょう。

 

それだけに残念です…。がまかつは「ケン」の位置がチモトに近い場所にあるので、自作ファイバーを付けられる場所がありません

 

 

また、ファイバータチウオは、
ファイバーを自作している時間がないときに使っています^^

 

 

 

 

 

 

ハリス

DSCN6372b

タチウオのハリスは8号または10号が標準です。

 

8号…。太いですね…。

 

ハリス8号といえばその引っ張り強度はおよそ13㌔。
ワラサを強引に上げられる強度です。

 

つまり本来であれば、タチウオの引きに対してハリス8号はオーバースペック。それでもタチウオに太ハリスを使用する理由は、タチウオの歯がハリスに触れても「切れにくい太さ」だからです。もしくは太ハリスによる「糸がらみの軽減」と考えるのが妥当でしょう。

 

やむを得ず太いわけです。
ならばハリスは「見えない」ほうがいいですね…(☆ω☆)

 

私は見えないハリスのジョイナー船ハリスをメインで使用していますが、もし「タチウオにジョイナーは高価だ」という方は、擦れに強いDUEL船ハリスもいいかもしれません^^

 

 

 

 

 

サルカン

DSCN6807b

タチウオは基本、2本針です。

 

実は、もっとも自然にフロートして糸絡みが少ないのは「編み込み」による2本針です。しかしタチウオの場合、オマツリに対応したり、仕掛けの取り替えをよりスムーズなものとするために、「三叉サルカン」を使用します。

 

ご存じのとおり
ステン親子NTパワーオヤコが一般的ですね。

 

大きさは、より自重の軽い「6×7」をおすすめしますが、
小さくて扱いづらいようなら「5×6」でも大丈夫かと思います。

 

 

 

 

なお、

DSCN6811b

天秤との結節に使用するサルカンは通常、
「ハリス強度より強い」ものを選ぶのが一般的です。

 

しかしハリスの項目でも述べたように、
タチウオの場合は強度10㌔もあれば十分です。

 

私は「糸がらみ軽減」に期待して、
Wクレンサルカンを使用しています。

 

 

 

 

 

チューブ

DSCN6688b

市販仕掛けに使用されているチューブと同等のものを選ぶなら、
夜光うきゴム。大きさは「中」です。

 

上針にはピンク、
下針にはグリーンというのがセオリーのようです。

 

また、タチウオのルアーは「紫」が基本色だそうですから、「ムラムラパイプの紫」もありかもしれません。より自然な発光はケイムラ(蛍紫)といいますね。

 

 

 

 

 

 

 

ファイバー

DSCN6694c

試しにファイバー素材を使ってみたら、
水中で泳ぐファイバーの「動き」に私が魅了されてしまいました

 

いやあ、
この魅力はご自身の目で確認されるべきでしょう^^

 

とりあえず試したいなら、
シールで張り付けるだけのテンモールが簡単でおすすめの予定でしたが…

 

 

 

 

DSCN6707b

あんら~

冬場のせいかテンモールは静電気でクルクルになってしまうようです

 

 

 

 

DSCN6708b

水に濡らせば大丈夫なので差し支えはないはずですが…。

 

 

 

 

 

というわけでオーロラスレッズ

 

DSCN6727b

「素材の切り貼り」や「外掛け結び」を苦としないなら、より自然なきらめきと素材感を得られるオーロラスレッズがおすすめです^^

 

 

 

 

 

 

仕掛け巻き

DSCN6363b

スプールシート」が一番ヨレなくて最高です。
ただ、何枚も買うとなるとお財布にも負担がかかるので

 

 

 

 

 

DSCN6388b

意外と便利なのがイカヅノ仕掛け巻きです。

 

くりぬいた穴に「大きな針」を掛けられるので、
ジップロック大での収納にも困りません。

上針用、下針用とわけておけば混乱もないかと思います。

 

 

 

さて、準備が整ったところで、
次回は仕掛けの「作成篇」です~^^

 

 

 

タチウオ仕掛けの手前マツリ対策「深海結び」を覚えよう

 

DSCN6483c

手前マツリすると、たいてい三叉サルカン(ステン親子)の前後でハリスが「知恵の輪」のように絡まってしまいます。

 

「知恵の輪」をほどくのは大変ですね

ならば「知恵の輪」をほどくのはやめましょう^^

 

 

実は、ハリスを「サルカンの根本」で切って、結びなおしたほうが素早くオマツリを解決できます。切ったハリスを針の方向にスーッと抜けば、オマツリは解決。ハリスもヨレにくいですね^^

 

あとは、切った仕掛けを「深海結び」で結びなおしましょう。

 

深海結びは、慣れるとハサミを必要としません。余分のハリス長をコントロールできる結び方なので、それ以上ハリスが短くなることもありません。

 

最も簡単な結び方のひとつですから、
覚えて損はない結び方ですよ^^

 

 

 

タチウオの天秤仕掛け

 

DSCN6764c

タチウオもメーター級となると、中型電動リールが悲鳴をあげるほど強烈な引きを味わえますね。そしてオマツリが発生すると、タチウオの大きさに関係なくその鋭い歯によって、道糸が切れてしまうことがあります。

 

ですから天秤などの仕掛けは、
「安価」で「強靭」なものを2セット持っておくと安心ですね^^

 

 

 

 

 

天秤

 

DSCN6686b

ヤマリアのK型天秤(写真下)は強さも値段も申し分ありません。
ワンコインで買えるお値段です。

 

 

 

 

 

 

ところで、
天秤のアームは何のためにあるかご存知ですか?

shikake

天秤のアームは仕掛けの落下中、または操作中に発生しやすい仕掛けと道糸の「糸がらみ」を防ぐためにあります。つまり仕掛けが長いほど天秤のアーム長も必要になります。

 

タチウオの仕掛けはそれほど長くありませんから、
アーム長は40センチと短めの天秤が基本です。

 

ただ、よくやってしまいがちな手前マツリを少しでも回避するため、
天秤はやや長めの50センチをおすすめします^^

 

 

 

手前マツリの原因と回避方法

手前マツリの原因は「潮流れの速さ」が関係しています。

 

潮流れがあるときは、仕掛けが潮になじみやすいため、海中でただよう仕掛けと道糸に適度な距離ができます。そのため多少、仕掛けを乱暴に操作しても手前マツリしにくいものですが、潮流れがないときは、仕掛けが潮になじみにくいため、海中でただよわない仕掛けと道糸が絡みやすく、仕掛けの操作が荒いと簡単に手前マツリしてしまいます。

 

慣れないうちは仕掛けが着底したら5秒待ち、指示棚までシャクって再び仕掛けを落とすときも何秒か待つようにしましょう。

 

 

 

 

オモリ

DSCN6392b

沼津(駿河湾)では80号、東京湾では100号を使用することが多いです。ただし水深が100メートル以上と深場のときは、オモリ120号を使用することもあります。

 

オモリはたいてい船宿でも売っていると思いますが、
今時期の使用号数を事前に確認することをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

水中ライトとケミホタル

DSCN6391b

夜沼津では標準の水中ライト。
光モノの好きなタチウオを寄せるための集魚灯です。

 

効果のほどはわかりませんが
日中の東京湾で使用される方もおられます。

 

昔と違い、今では小型が主流ですね^^

 

個人的には通電式のルミカがおすすめです。水中に入れると勝手に光るタイプです。電池の交換はできませんが、交換式のように接触不良等の心配はいらないため、比較的トラブルの少ない集魚灯かと思います。

 

なお水中ライトの使用は手前マツリを誘発することがあります。比較的「結節が安定」しいやすい水中灯リングサルカンと合わせて使用することをおすすめします。

 

通常は天秤とハリスの間に取り付けます。

 

 

 

 

そしてナチュラル派には

DSCN6485b

ケミホタルという選択もあります。

 

50センチと75センチを使い分けて明るさを変えることもできます。

 

もちろん水中ライトのように点滅はしませんし、1回きりの使い捨てですが、そのぶん安価で、色の変更もしやすく、仕掛けをロストしてもお財布には優しいです。

 

私は2本針仕掛けの幹糸上部(ハリス)に取り付けます。
手前マツリが多いならこちらを使用するのも一手でしょう^^

 

 

 

 

 

市販仕掛け

DSCN6377b

つり幸がおすすめする「ヤマリアのタチウオ仕掛」。
はじめのうちはこの仕掛けでけっこう釣らせてもらいました^^

 

「つり幸」に行けばサービスで1組もらえますね。
船上での追加購入も可能です。

 

 

 

DSCN6384b

バランスが良いので自作するときにも参考になりますよ~^^