中深場マルイカ~スッテ地獄と直ブラ攻略!?~(2017/04/24)

釣行データ
釣行日 2017/4/24(月)
船宿 五エム丸 / マルイカ船
竿

自作竿(2017年度版藤沢ブランク – 並継部分4.5㍉)

リール

shimano スティーレ100XGPE0.8号200m)

daiwa スパルタンRT TW 100XHPE0.8号200m)

オモリ タングステン50号
ハリス  直ブラ:ホンテロン (超絶・硬調ハリス)
直結:ホンテロン + R18の直結び (感度良好硬調ハリス)
仕掛け図 仕掛け図  幹間1~1.2㍍ 直結ブラ仕掛け
(直結3 + 回転ビーズ式直ブラ4 = 7本)
研ぎ器 カンナくん大成功です
竿休め チョイ置きキーパー
ツノマット スーパーツノマット400 ツノマット300
投入器 Daiwa イカヅノ投入器 6本 ピンク
水温 15.6℃
城ケ島沖: 薄濁り 60~70m
パターン

中潮2日目  (満潮 09:46 干潮15:52) 

月輝面 8.0% 月齢 27
南 弱い
波高 0-0.5M
天候 晴れ
船の釣果 マルイカ:1-47杯(次頭41杯。30杯以上の方も)

自己釣果(右舷ミヨシ)

マルイカ:   47杯(ムギ混じり)

DSCN6164bここ最近はなぜか月曜日と金曜日が好調というジンクスに誘われてやってきたのは 4月24日月曜日(*≧∀≦*)

 

 

DSCN9926bみな好調にスタートを切る中、

 

わたしには「お触り」すらなく

 

いきなり迷走からスタートしたものだから

 

ほんとスッテの選択は
何より重要
だと思い知った一日でした^^;

 

 

スッテ地獄

DSCN9844b

遡ること4月14日金曜日。

 

 

DSCN9885bこの日はチビトトのブルーケイムラミラー玉露ブルーイエローが個人的には好調な一日でした。

 

ほか、ヤマシタの新作「ピカピカ8㌢」が大人気で入手困難であるため、

 

 

DSCN9834b

その代用品として、デュエルの「ミラクル11㌢」を8㌢に詰めた自作版を試してみたところ、

 

まずまずの手応え。

 

 

kurione1

ムギ狙いだったんですけど上のほうに小型のマルイカが良く乗りました。

 

 

 

スッテプラヅノこの傾向は4月23日(日)も顕著で、

 

 

choltuketsu33

なぜか小型のマルイカが上のほうにつけた8㌢のプラヅノに乗り良く、

 

  

midleMaruikaそして直ブラにつけた5㌢のミラクルには中型のマルイカが良く乗りました。

 

ムギ狙いで試したはずのプラヅノが
マルイカに効く…(꒪⌓꒪)

 

 

DSCN9880bここでプラヅノに妙な手応えを感じてしまったものだから

 

 

DSCN9903b

4月24日月曜日もプラヅノ主体でスタートしたところ

 

全く触らなくて迷走しました^^;

 

スッテをとっかえひっかえ後半戦に入ってようやく落ち着いたのはチビトトのブルーイエロー。

 

と、ここで実験です。

 

アタリスッテは棚なのか色なのか 

choltuketsuよく、スッテは棚なのか色なのかが議題にのぼることがありますが、果たして真には棚なのでしょうか色なのでしょうか?

 

もし、色はあまり関係ないというのであれば、

 

たとえば上のほうで好調だったブルーイエローを下のほうにつけても乗らないことになります。

 

そこで試しにブルーイエローを交互に4つ連続で取りつけて、下のほうでも乗るかどうかテストしてみたところ、

 

 

chokuburaそれまでは触りの形跡すらなかった下のほうでも
ちょくちょく乗るようになりました♪

 

ただ、乗りが良かったのはやっぱり上のほうなので、結局は棚も色も重要ってことに落ち着きそうです^^;

 

同系色を並べると潮変わりで失敗することもあるので悩みますけど、

同じ群れを追いかけるような流しでは同系色のアタリスッテを並べるのも攻略の一手となるのかもしれませんね^^

 

 

直ブラのアワセタイミングは水深によって変わる?!

DSCN9919b

この日に限ってなぜか即アワセでは乗らないので、タイミングを遅らせたら乗るようになりました。

 

そんなときはだいたい直ブラに乗りました。

 

そして反射的にアワセて乗るようなときは、
だいたい直結でした。

 

思えばこの日の水深は60㍍前後。

 

一時期よりだいぶ浅くなりました。

 

そこから考察するに…

 

どうやら直ブラのアワセタイミングは水深によって変わるようなんです。

 

※以下ひとつの考察に過ぎませんがわかりやすく説明するため断定的に書きます。

 

おそらく直ブラは、直結と違い、上下左右に動くので、最初に触ったときのアタリではまだ乗っていません。触腕でスッテを引きつけて、乗るまでに、タイムラグがあります。わたしの竿だとチョン、という触りがあった後、モタレるようなアタリに変化したところが本アタリです。

 

だから直ブラだと、前アタリで合わせても乗らないことが多い…と言いたいところですけど、それはあくまでラインの伝達が速い浅場での話。

 

深場は、ラインの伝達が遅いため、最初に触ったときのアタリで即アワセしておけば、ちょうど乗ったときのタイミングと合うようなイメージです。

 

しかし浅場は、ラインの伝達が速いため、最初に触ったときのアタリではまだ乗っていないことが多いので、そこで即アワセしてしまうと、掛からないことがあります。この場合アワセのタイミングを遅らせる必要があります。

 

まとめますと、

  • 直ブラは深場で即アワセが利きやすい
  • 直結は浅場で即アワセが利きやすい
  • 直ブラは海の条件が悪いときもアワセが利きやすい
  • 直結は海の条件が良いときほど即アワセが利く

 

とまあ極端ですけど、このような考察が当てはまるかもしれません。 

 

そんな所感から、そろそろ直結オンリーに
しようかなと思い始めた60㍍前後の流しでした^^

 

 

…でもですね。

 

上記の感覚は使用している竿や勘どころにもよるので、人それぞれかと思います。

 

 

補足:人それぞれ

ゼロテン竿わたしの竿は水深や潮流によって最適なアタリが得られるよう毎週削っては模索しているような「自分の勘どころに合わせた」ゼロテン竿です。

 

ハッキリと言って名人級の方々の能力には遠く及ばないので竿をそのまま真似してもわたしには釣れないと思っています。

 

だから竿が柔らかければいいというものでもなく大事なのはバランスで、実際深場では穂先はやや固めに、それでいてスローテーパーに調整していました。

 

なので人によって、たとえば硬めの竿であれば、直結が有利であろう浅場でも、直ブラのタイミングが丁度良いと感じる方もいるはずです。

 

また一口に直ブラと言っても、動きやすい回転ビーズ式と、感度の良いチチワ式があり、スッテの動きはそれぞれ違いますから、一概に上記の通りではないかもしれません。

 

理屈的に、より浅場に向く直ブラは感度の良いチチワ式ですが、それも人の感覚によるかもしれません。

 

どんな名手でも、竿や仕掛けが変わったら、途端に迷走する可能性がありますので、あくまで上記内容は参考までに、自分の勘どころに合った竿と仕掛けを模索するのが、釣るための早道かもしれませんね^^

 

追記:

水深60㍍前後の「直ブラ」のアタリと「直結のアタリ」をそれぞれ確認していただける動画を作ってみました^^

 

改めて動画を確認してみると…

 

下のほうはアタリが小さいですねー^^;

 

下のほうにしか乗らないなら
スッテの数は少ないほうがアタリは明確…

 

スッテを1本減らすだけでもだいぶアタリの明確さに違いが出ると、今更ですが思ったのでした^^;

 

【DIY】サニービシの緩みを簡単修正!

DSCN9866b

Lサイズのサニービシと言えば、真鯛やワラサはもちろんカツオやマグロまで幅広く使用できる万能ビシですよねーっ(*≧∀≦*)

 

 

DSCN1166b

もちろんわたしもその愛用者で、

 

 

dscn8548b

毎年良い思いをさせてもらってますけど^^;

 

 

DSCN9887b

ときにマグロやサメの抵抗で想定外の負荷が掛かり、
ビシに不具合が生じることがあります。

 

なかでも起こりがちなのが、

 

DSCN9868c

「上窓のパーツが緩んでしまう」という現象

 

一旦、こうなってしまうと使用中に上窓が全開になったりして、「コマセ出過ぎたー」なんてガッカリしちゃうんだなー^^;

 

でも実はコレ。

 

新品を買い直す必要はありません。

 

簡単に修正できるんですo(-`д´- 。;)

 

 

DSCN9868b

 

  1. 「ネジ」を締め、
  2. 「リング」を下方向に圧着し、
  3. 「トップドラフトキャップ」を硬く締めなおす

 

プライヤーでぎゅーっと締める方向に廻してください^^

 

なんとこれだけで好みの硬さに修正可能です(σ≧▽≦)σ

 

さらに、

 

 

アクリサンデー 

DSCN9861b

アクリサンデーで固着すれば半永久的に緩みを解消できます^^

 

 

DSCN9865b

ネジを緩めてアクリサンデーを流しこむだけ^^

 

なおサニービシを構成するポリカーボネート樹脂は接着剤が効かない樹脂で有名で、アクリルサンデーが現在もっとも有効です。

 

以下、アクリサンデーの使用方法です。

 

DSCN9868d

アクリサンデーには注射器が付属していますので、

  

 

akurisande1

溶剤をちゅーっと吸います。 

 

 

akurisande2

揮発性の高い溶剤ですからフタはすぐ締めます。 

 

 

akurisande6アクリサンデーはビシを溶かして接着するので
垂れると困る部分はタオル等でマスキング
してから作業します。

 

※誤って回転パーツに溶剤が垂れると固着して使用不能になります。 

 

akurisande7アクリサンデーを流し込みます。

 

※一度流しこんだ溶剤は決して吸い込まないよう注意します。吸い込んでしまうと溶けた樹脂が逆流し注射器内で固着、注射器が使用不能になります。

 

約2分で硬化します。

 

 

akurisande8

注射器の溶剤はビンに戻します。 

 

溶剤はすぐに揮発するので注射器の水洗い等は不要です^^

 

 

おまけ

DSCN9862b

Lサイズのサニービシに限り、最新ロットでは、上記の修正が施された商品が店頭に並んでいます。

 

 

DSCN9864b

また軸にはワッシャが追加されました。

 

マグロの走りで軸が上方に飛びだして歪んだりしないよう、
対大物対策のパーツ強化でございます^^

 

 

えっ(^o^;) 

 

最新ロットの見分け方…?(^o^;) 

 

 

DSCN9867b

ここにアクリサンデーの層がありますね…。

 

 

いやー

 

DSCN9580b

8月のお祭りが待ち遠しいですねー σ(≧ε≦o)

 

 

深場マルイカ乗り感考察!硬調ハリスはポリエステル?

DSCN9402bポリエステルというハリスの種類をご存知でしょうか^^

 

アジング等で知られる感度抜群の硬調ハリスです。

 

「伸びることで最大強度を稼ぐナイロン」とは真逆の性質で、最大強度はナイロンやフロロカーボンに比べやや劣るものの、ほとんど伸びない性質をもった超硬調ハリスです。強度限界に達すると予兆なくバチン!と音をたてて切れるような硬い性質を持っています。

 

 

DSCN9696bフロロカーボンも初期伸度こそ伸びない硬めのハリスではありますが、いくらハードタイプでも瞬発的に負荷をかけるとビヨーンと伸びます。

 

ポリエステルと比べると「フロロカーボンってこんなに柔らかかったっけ?」と思ってしまうほどポリエステルは硬いです。

 

それほどに硬いハリスを、
マルイカ釣りで使用する意味はどれほどあるのでしょうか?

 

実のところ、

 

awaseゼロテンションでは、アワセを入れたとき、オモリが持ち上って瞬間的に負荷がかかるため、ハリスの伸びが乗り感に少なからず影響すると感じています。

 

ム…。

 

乗ったような気がする…(꒪⌓꒪)

 

そんな深場でのあやふやな「丸っこい感覚」を、「四角い感覚」に変えてくれるのがポリエステル最大の利点。

 

…と言ったら言い過ぎでしょうか^^;

 

※追記: 浅場ではそもそもアタリが分かりやすいこと、そして浅場ではオモリが軽いためアワセによるハリスの伸びもさほど気にならない…といった観点から、ポリエステルの話は深場限定と思ってもらったほうが良いかもしれません。

 

もちろん良いことばかりではありません。

 

「硬さ」はトラブルも誘発します。

 

私見ではありますが、フロロカーボンと比較したときの
ポリエステルの利点と欠点は以下の通りです。

 

利点

  1. 乗り感がリニア。またはダイレクト
  2. ヨレにくい (ヨレにくいので 直ブラのような連続した長ハリスで絡みにくく、捌きやすい)

 

欠点

  1. 硬質なだけに潰れやすい  (たとえばカンナに引っ掛けるチチワ部分を絞めすぎるとハリスが潰れます。かといってチチワ部分をある程度は締めないと、ハリスが硬質なだけにスッポ抜けするかもしれません)
  2. アワセが強いと小型の足が切れやすいです。
  3. 劣化が早いです。フロロカーボンのように何度も仕掛けを使い回すことはできません。次第に白濁していきます。2回使用したら交換推奨。

 

そんな理由から最近は、

 

まーマニアックですね^^;

 

もしポリエステルに興味を持たれたなら、

やはり多角度的に高性能なのはフロロカーボンであることをご理解いただきつつ、お試し頂ければと思います。

 

 

ホンテロンとR18を直結びにしたハイブリッド仕掛けの作り方 

DSCN9765c

チチワの部分だけフロロカーボンにしてハリスの潰れを防ぎ、それ以外はポリエステルにして感度を稼ぐ。というのがハイブリッド仕掛けの目的です。

 

直結びにするだけです。

 

DSCN9765b2種のラインを先端が向き合うように10㌢ほど重ねます。

 

 

DSCN9765d

重ねた部分を八の字結びにします。

 

 

DSCN9765e

八の字結びを締めた状態です。 

 

 

DSCN9765f結びの両端にできたハリスの余分を3㍉残してカットします。

 

 

DSCN9765gハリスの余分3㍉をライターで焼き、コブを作ります。

 

これで結節は完了^^

 

DSCN9765c

 

 

あとはフロロカーボンの部分で
スナイプビーズ式のチチワを作るだけです♪

 

 

深場マルイカゼロテンションおさらい編!!(2017/03/31)

釣行データ
釣行日 2017/3/31(金)
船宿 五エム丸 / マルイカ船
竿

自作竿(2017年度版藤沢ブランク – 並継部分4.5㍉)

リール ダイワ(Daiwa) エアド 100H (PE0.8号200m)
オモリ タングステン50号
ハリス  直ブラ:ホンテロン (超絶・硬調ハリス)
直結:ホンテロン + R18の直結び (感度良好硬調ハリス)
仕掛け図 仕掛け図  幹間1㍍ 直結ブラ仕掛け3 × 4 = 7本
研ぎ器 カンナくん大成功です
竿休め チョイ置きキーパー
ツノマット スーパーツノマット400 ツノマット300
投入器 Daiwa イカヅノ投入器 6本 ピンク
水温 15.6℃
カメギ根: 薄濁り 60~85m
パターン 中潮2日目  (満潮 06:42 干潮13:09) 
月輝面 12.5% 月齢3.0
北 ほどほど
波高 0-0.5M
天候 曇りのち雨
船の釣果 マルイカ:6-60杯(60杯が2名。次頭30杯。ムギイカ3割)

自己釣果(左舷2番目

&後半は釣り座実験で

右舷ミヨシ)

マルイカ:   60杯(ムギイカ3割)

DSCN6164b
確かに乗せたはずなのに…(꒪⌓꒪)

 

乗った感触はあるのに仕掛けを上げてみると小さな足しかついていない…。そんなときは小型のマルイカであることが多いでしょうか(^o^;)

 

アワセが強くて掛けた瞬間に足がげちゃうんですね…。

 

なので小さな足だけ上がってきたら、
次投ではアワセの強さを調整すべきなのはもちろん、

 

それ以前に、

アワセで「確かな乗り感」を得ても、次の瞬間に手応えが残っていなかったら、ほぼ居ないことが多いので、巻き上げをやめて仕掛けを落とし直す。 

 

こういった判断を的確に行えるかどうかで、小型主体の流しではずいぶんと釣果にも差が出るなと、隣の名人梶さんを見て思った次第です。

 

  

ゼロテンションのコツ おさらい

DSCN9629d

ところで前回の動画を見返してみてハッとしました。

 

写真は自作のゼロテン竿です。
九の字に曲がっているように見えます。

 

でも実は、

 

hosaki1横から見ると緩やかなカーブを描いています。決して九の字ではありません。まだまだ曲がる余力を残しています。

 

いや、むしろ曲がる余力を
90%以上残しています。

 

 

hosaki3穂先に余力があるからマルイカのアタリが見えます。
穂先に余力がなければマルイカのアタリは見えません。

 

もちろん、穂先に余力を作ると言っても、

 

 

DSCN9742cアタリを得るにはある程度ラインにテンションを掛けて仕掛けを張る必要があります。なぜなら仕掛けを張らないとアタリが穂先に伝搬しないからです。

 

 

marukaMC1ですがテンションを掛けすぎると、(小型のマルイカにはこれ以上穂先を揺らすだけの力はないので)繊細なアタリが見えなくなります。

 

 

marukaMC2だから(小型のマルイカでも竿を揺らせるよう)弱い力でテンションを掛けます。

 

穂先にテンションを掛けながらも、そのテンションをコントロールできるギリギリまで抜く。

 

そうすると穂先に繊細なアタリが出るようになります。

 

ゼロテンションは繊細なアタリを視覚化するための技術です。(もしくは直結仕掛けの抱き時間を長くするための技術でもあります)

 

最初の関門はゼロテンションの体制を維持できるかどうかです。

 

船の揺れを吸収しながらゼロテンションの体制をキープしつつ、その上で繊細なアタリを見るだけの集中力を保てるかどうかです。

 

構えは水平に保つとか、斜め45度が良いとか、できるだけ横から見るとアタリがわかりやすいとか、穂先をできるだけ近づけるように構えると見やすいとか、小手先のテクニックには感覚の差もあるので人それぞれです。

 

後からいくらでもついてきます。

 

全神経を研ぎ澄ましてアタリを見る
ことに集中できるかどうか。

 

そこではないでしょうか^^

 

速潮対策の一例

hosaki4潮が早くて仕掛けが船下に入り込んでしまい、意図せず穂先に負荷が掛かりすぎてしまう。だからアタリが見えない…。

 

速潮はやりにくい…。

 

そんなふうに思ったことはないでしょうか^^;

 

でもそれはとんでもない誤解です。

 

確かに速潮はやりにくいです。

 

でも、

 

速潮で船下に仕掛けが入り込むということは、船長が魚群探知機またはソナーで捉えた船下の反応を一番乗りできる最大のチャンスでもあります。

 

この日15連荘以上できた流しは、そんな逆境をチャンスだと思えるかどうかだったと思います。

 

コツを暴露しますと、

 

着乗りだけ見ます。

 

速潮のときは、仕掛けが着底した時点で、仕掛けが斜めに入り込み、どんどん穂先に負荷が掛かってゆき、ものの数秒でアタリが見えなくなります。

  

だからもし、隣人との間隔がそれなりに空いているなら、体ごと潮に合わせて向けてゆき、できるだけ穂先に負荷を掛けないよう工夫します。

 

しかしそれには限界があるので、穂先に負荷が掛かった時点で「アタリは見えない」と諦め、とっとと巻き落として、

 

着乗りだけ見る感覚で集中します。

 

どういうわけか速潮の流しはイカの活性が高いことが多いです。 

 

ですから速潮のときは、「叩かなくても触ってくるか」をまず見極め、触ってくるようなら、巻き落としからの、着乗りで勝負する。

 

なんて、

 

たまたまかもしれませんけど…^^;

 

 

DSCN9727c大きく数を稼げたのはむしろ速潮のときでした^^

 

あ。

 

もちろん、アタリが見えないのにそのまま仕掛けを放置したら、イカをスレさせるだけなので、避けるべきですよね?

 

叩きがうまくできなくても、ゼロテンションがうまくできなくても、誰にでもできる最大の武器は、

 

巻き落とし

 

ではないでしょうか^^

 

イカは上を向いて泳いでいます!