釣行データ
釣行日 | 2019/02/02(土) |
船宿 | 幸松丸 / タチウオ早夜船 |
竿 | シマノライトゲームリミテッドTYPE73 H200 |
リール | フォースマスター800(PE1.5号) |
オモリ | |
仕掛け |
ハリス8号3メートル2本針 |
テンビン | ハイブリッド天秤 弓2.0-1.0-400 |
水温 | 15.5℃ |
場所 | 沼津沖 棚:100-110m、50-60m、30-50m |
パターン | 中潮2日目 (満潮 15:36 干潮 22:37) |
月輝面 | 6.7% 月齢27.1 |
風 | 北、弱い |
波高 | 0.5m |
天候 | 晴れ |
船の釣果 | タチウオ:?本(参考:勘栄丸4-25本) |
自己釣果(左舷トモから3番目) | タチウオ: 24 本 |
久しぶりの沼津早夜タチウオ船です!!
お世話になったのは沼津港「幸松丸」さんσ(≧ε≦o)
沼津の早夜タチウオと言えば、てっきりアンカーをおろしてタチウオの回遊を待ち伏せするスタイルかと思っていたら、最近は東京湾のように反応に当てて船を流すんですね!
日没前は水深100mから始まり、日没後は60m前後。ラスト1時間は40m前後という流れでした。
前日までの好調は消え、この日はF2~4ベースの小太刀主体、かつ渋いというアルアルな展開でしたが…(~_~;)
マニアには堪らないゲーム性は堪能できました^^;
というわけで、沼津沖のタチウオについていくつかメモしておきたいと思います。(今回は動画の撮影に失敗したためyoutubeはお休みです)
水中ライトについて
沼津ではみな水中ライトを当たり前のように付けます。【濁り潮】では遠くまでアピールできる青。【澄潮】では水中で吸収されやすいぼんやりの赤。
水中ライトを付ける場所は、好みにより
「仕掛けと天秤の間」または「天秤と道糸の間」となります。
この日は、澄み潮のため、多くの方が赤い水中ライトを使用しており、わたしも右へならえで赤をチョイス。
ところが、使用中に水中ライトが壊れて消灯し、結果的には水中ライトがあってもなくても釣果に差がないことを実験する形に…。
なので澄み潮のときは、「水中ライトなし」という選択肢もあるのかもしれません^^;
タコベイトの付け方と付ける理由
東京湾でこれを付けると「そんなもん付けたって釣れないよ!」と船長に怒られたりするタコベイト。
沼津では良型を狙うため「大きく見せる」という目的で、エサのアピール目的に使うそうです。
タコベイトの足が針にかぶさらないよう、タコベイトは針の1~3センチほど上に装着します。もし、タコベイトの足が針にかぶさると、急に釣果が落ちるそうです。興味深いですね。
わかりやすくパーツを分離して撮影したものです。(タコベイトの大きさは2号を使用し、問題なく釣れたものの、ちょっと大きい気がしました。1.5号が良いですかね?)
タコベイトのアリ、無しではどちらも問題なく釣れましたので、タコベイトは絶対というものではなさそうです。
ただ、タコベイトの有無により、エサの動きと沈下速度が変わるので、そういった意味を含めると奥が深いアイテムかもしれません。
色は、ピンク、夜光を選ぶ方が多いでしょうか。写真のようにケイムラタコの内臓色を夜光にするのもアリかもしれません^^
冬のタチウオの活性を考える
死体も積極的に捕食するタチウオは、冬、基本的には落ちてくるベイトや、近づいてくるベイトを立ち泳ぎしながら待っているのだと思います。
水族館と違うのは、自然では濁りに身を隠し、「薄ぼんやりと光り輝く自身の銀箔」に寄ってきたベイトに、襲いかかるのではないでしょうか。
立ち泳ぎで上を向きながらベイトを待つ…。そう考えると、ジギングではフォールに反応が良いのも頷けます。
さて指示棚はただの情報ですから、喰い気のある棚を見つけなくてはなりません。
慣れている方は「潮がすこし重く感じる層」を、もしくは「水流にざわめきのある棚」を喰い棚と見極めるヒントにするでしょう。
喰い棚を見つけたら、喰い棚の前後1~2mをネチネチ誘う方法で、ベテランの方のみ釣れ続けるという冬の典型的な渋いパターンがあります。
ベテランの方に聞けば、棚は○○mで釣れるよと教えてくれます。しかし棚を真似しても中々釣れないのは、なぜでしょうか。
ズバリわずかな「誘い」のイメージの差だと思います。
ゆっくり落ちてくるものに反応する魚は多いです。タチウオも例外ではないと思います。なので、竿をシャクリ上げてから、竿を下げます。するとエサは潮に漂いながら沈下します。
エサが沈下するまでの何秒かは、タチウオに高アピールできるでしょう。
難しいのは、何秒待てばいいのかという判断です。
待ちすぎれば、大型のタチウオに針を飲まれてハリス切れとなる可能性もありますし、エサをかすみ盗られる可能性もあるため、どこかでアタリを聞いてあげる必要があります。
アタリを得るには、ゆっくりと聞き上げてハリスを張ってあげます。
基本的な誘いは、
- 1~1.5mスーっとシャクリ上げる。
- リール一巻き(0.5m)しながら竿を下げる。
- すると0.5~1m分はエサが漂う計算です。
- 3~10秒待ってアタリが出なければ、1に戻る。
あくまで一例です。当日はだいたい5~10秒で魚信が出るか、もしくは5~10秒経過後、ゆっくり聞き上げる途中で魚信が出ました。
基本的には魚信が出たら即座に竿を止め、食い込むまで待ち、竿が引き込んでから合わせます。
エサは「送りこむ」のが良いのか、「つかず離れずのベイトを演出する」のが良いのか…。そういった駆け引きが面白いですね^^
- 指示棚60-40mの場合、
- まず60mまで落とし、そこからシャクリ上げて誘ってくる。
- 2~3mおきにじっくり探ると効率よいかも。
- 隣人との情報交換でアタリ棚を特定していく。
- アタリ棚がわかったら、アタリ棚の下2~3mほど仕掛けを落とし、棚上2~3mまでじっくり誘う。
一例ではありますが、効率の良い釣り方の参考になれば幸いです^^
もちろん○mシャクる、○秒待つといった内容の差で、手が合わずに針掛かりしないことはよく起こります。そういった場合は、調整をかけていきます。
ちなみに下からの誘いに反応が悪いときは、上からフォールで(置き竿で)狙うやり方もあります。「エサを潮に漂わせる」というフロート効果の原理は同じですので、興味があれば、超~渋いときに試してみてください^^
そうそう、渋いのであれば、シャクリの動作はオモリが跳ねないよう丁寧な操作が好まれると思われます。とくに棚が浅いときは、操作がダイレクトに伝わるため、激しい操作は魚の警戒心を上げてしまう可能性も…。
BGMはピンクパンサーo(-`д´- 。;)
気持ちよ~く忍者を演じさせてあげましょう (((*≧艸≦)