以前、ベイトリールの「スプールの回転持続」を飛躍的にのばす方法として、ドライベアリングチューニングを紹介しました。
ベアリングは「オイル」より「ドライ」のほうが遥かに回る!!
だからベアリングに「レボリューションBB」を塗布して
「硬質の皮膜」を形成し!!ヽ(`Д´;)ノ
そうしてドライ性能を得たリールが
どれだけ凄いのか海で試してきたんですけど!!ヽ(`Д´;)ノ
その結果はなんとー!!ヽ(`Д´;)ノ
まさかの…!ヽ(`Д´;)ノ
自分の釣りにドライベアリングは合いませんでした…( ;-`д´-)
ドライベアリングが合わなかった理由
まず、ドライベアリングで性能が保てるのは朝のうちだけでした。
使用中まもなくスプールに海水が浸入し、やがてベアリングのドライ性能が保てなくなり、はては通常のオイルメンテナンスと大差ない使用感となってしまいました。
もしかすると「バス釣り」のようなルアーであれば、
一日中ドライ性能が保てるのかもしれません。
しかし「マルイカ」や「タイラバ」のように水深がある釣りものだと、リトリーブ中に跳ね上がった海水がスプール内に進入し、まもなくベアリングは海水の影響を受け、ドライ状態が保てなくなり、潤滑性能が低下します。
まずいのは、今回のようなドライ処理では「オイルのような防錆処理」に期待できなかったことです。
しっかりドライコーティングされた「ベアリング内部」は錆びなかったものの、「シールド部分」はうっすら錆びた回がありました。
防錆処理が施されたダイワのCRBBは錆びませんでした。
やっぱり海で使うなら、
防錆処理が施されたベアリングは耐久性の面でも安心感がありますね…。
それでもなお、
このSAEX ELITE、淡水リールでありながら
恐ろしくマルイカ釣りに適しています。
巻き上げ中でもマイクロの重みがわかる等、手感度に優れ、それでいて巻きが重過ぎないため、剛性と感度のバランスが(自分にとっては)絶妙です。
なんとか海で使いたいです。
オイルメンテナンスは防錆処理できる?
やむなくその後はオイル(=通常のメンテナンス)で釣行を重ねました。
- 錆びない
- 性能低下も最小限
で使用可能であることがわかりました。
釣行回数にして10回以上、約三ヶ月使用した結果ですので、
オイルの防錆性能は確かである
ということが確認できたと思います^^
メンテナンスなんて本当は面倒くさい
正直、ダイワやシマノのベイトリールって丈夫じゃないですか。
初期不良のハズレさえ引かなければ
1年放っておいたって簡単には壊れたりしません。
だからついついメンテナンスを放置してしまう…。
そこが落とし穴であることに今更ながら気づきました。
釣行毎にオイルは劣化していきます。
メンテナンスで新しいオイルを追加したとしても、
残留したオイルは劣化しています。
なので徐々にではありますが、
釣行を重ねるほど
スプールの回転性能は落ちていきます。
困ったことに使用感はそんなに変わらないから
性能低下に気づきにくいんですよね…。
では。
スプールの回転性能は
どのくらいの割合で落ちていくのでしょうか?
スプールの回転性能を確認する
- オーバーホール後 ⇒ 12.5秒(MAX)
- 1回使用後 ⇒ 12.5秒
- 2回使用後 ⇒ 12.2秒
- 3回使用後 ⇒ 11.8秒
- 10回使用後 ⇒ 8.0秒
だいたいのイメージですが、
こんな感じでジワジワ性能が落ちていきます。
ちなみにダイワのスパルタンRTTWは
オーバーホールしたら20秒以上回りました。
もし、お手持ちのリールのスプール性能が落ちているなと感じたら、
スプールの性能回復に特化したメンテナンス動画を作ってみましたので、よろしければ参考にしてみてください^^
せっかくのリール愛用しましょー^^
余談
この2機種はしばらく使用し続けますので、
ベアリングに異変を感じたらまた報告したいと思います^^