中深場でもゼロテン!マルイカ穂先の最終型!?(2015/07/25)

 釣行データ
釣行日 2015/7/25(土)
船宿 五エム丸 / マルイカ
竿1 ダイワ(Daiwa) 湾フグ X-180 穂先は自作
竿2 ダイワ(daiwa) メタリア マルイカ MH-150 穂先は自作
リール

Daiwa(ダイワ) スポルザ150R

仕掛け図 仕掛け図  直結5~6本
水温 24.2℃
カメギ根沖: 薄濁り 速い 40~60m
パターン 長潮  (満潮 11:55) 
月輝面 +59.4% 月齢9.1
南西
波高 0.5-1M
天候 晴れ 
船の釣果 マルイカ:2-54 杯
自己釣果(右舷ミヨシ) マルイカ:   54 杯 (ムギ1割)

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7月に入ってすぐのことです。

 

8月から始まるキハダ用のロッドパーツを購入するため、鎌倉にある藤沢つり具センターにお邪魔してきました。

 

するとなんと…∑( ̄□ ̄;) !!

 

 

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達人マルイカ穂先再現したというグラス素材が売っているじゃありませんか…!ヽ(`Д´;)ノ

 

 

 

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「柔らかい穂先」と「硬い穂先」が2種類置いてありましたので、気になった硬いほうを1本買ってみました。

 

※マルイカ終盤の7月現在、在庫があるかはわかりませんので
気になる方は直接お店にお問い合わせください。

 

 

 

DSCN7571d早速色を塗ってガイドをつけてみました。ノギスで測ってみると穂先は0.3ミリ、穂先から10センチくらいの部分が0.6ミリです。

 

達人の穂先はもっと「長い」ものとばかり思っていましたけれど、意外と短いのですね。

 

ただしこの穂先、

 

 

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先日のつり情報に載っていた「達人の答え」ともまたほんの少し違うテーパー(曲がり)でしたから、達人の本当の答えはより感性に頼ったところにあるのかもしれません^^;

 

 

 

 

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そんなわけで1ヶ月前まで長めだった穂先はその後どんどん短くなり、

 

 

 

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現在はこんな感じです。

 

達人の穂先よりはちょっと長め、細めです。

 

理由は、トップガイドが折れても第二ガイドまで詰めて、そのまま使用したいからです。

 

基本的に穂先の長さ

アタリがわかるぶんだけ(またはゼロテンがコントロールできるぶんだけ)あれば良いのですね^^

 

 

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穂先が折れて第二ガイドまで詰めてもちゃんとアタリは出ます^^

 

 

  

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というわけで荒海でバラシまくりでも

 

 

 

DSCN6839b浅場では1番2番が取れるくらいの釣果は得られておりましたが(^o^;)

 

 

 

 

DSCN7028b未知数なのは中深場です。

 

マルイカは、夏場になり水温が上がるにつれ、水温の低い深場に潜っていくそうです。水温がどんどん上昇する梅雨明けから先は、嫌でも中深場ですね。

 

はたして浅場でその威力を発揮してきたゼロテン竿は、

 

 

DSCN7520bライン伸度水深などの影響を受ける中深場でも本当に活躍するのでしょうか!?

 

 

 

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7月に入って以降、

 

 

 

DSCN7528bどんどん水深は深くなり、

 

 

 

33101b7月25日はとうとう水深60メートルの城ヶ島手前までやってきました。

 

中深場です。

 

  

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そんなわけで

 

 

 

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水深が深くでも(^o^;)  

 

 

 

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ゼロテン竿は(^o^;)  

 

 

 

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問題なくその威力を発揮することがわかりましたっ!ヽ(`Д´;)ノ

 

どんなわけだっヽ(`Д´;)ノ!?

 

 

以下、3回の釣行でわたしなりに気づいた
中深場でのメモになります(^o^;)

 

 

硬質のラインを選ぶ

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水深が深くなると、「合わせ」たときや「イカが引いた」とき、水深が深くなったぶんだけPEラインやハリスが伸びます。

 

そしてPEラインやハリスが伸びたぶんだけ
アタリが鈍く小さくなります。

 

そこで、ハリスはできるだけ伸びない硬質なラインを選ぶのが良さそうです。

 

ただし、硬質なラインを使用しはじめてから
ライントラブルが多くなり、穂先を折る頻度が増えました。

 

ですからわたしのように仕掛けの扱いにまだあまり慣れていない方は、硬質なハリスを使用するのはそれなりの覚悟が必要かもしれません。

 

でもきっと効果はあると思います^^;

 

水深とゼロテンコントロールの関係について

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さて本題です。

 

水深が深くなったときオモリの重さはどう変化するのでしょうか。

 

※水中での物体の重さを考えるとき、浮力や水圧の変化を考えがちですが、その内容についてわたしの認識に間違いがあったため、記事の一部を修正しました。以下コメントでいただいた内容になります。 

 

===================

浮力と水圧はオモリの重さと関係ありません。

 ===================

水深10mの時と100mの時で浮力が変わらないのは、上から押さえつける水の圧、すなわち水圧がかかるのと同時に、下からも水圧がかかるからです。この差分が浮力となって現れます。浮力が変わらない=水圧によって押さえつけられる差分が変わらない、ということです。

 

水圧は浮力に影響を与えないし、またオモリの荷重にも影響を与えません。水深が深くなった際に重く感じるのは、ラインの水の抵抗によるものです。

===================コメント終わり

Koga様ありがとうございました\(^o^)/

 

そんなわけで、ラインの水の抵抗により水深が深くなるほどオモリは重く感じるという話でした。ならばラインに抵抗があるぶんだけ余計な負荷が穂先に掛かっていることになります。

 

穂先に余計な負荷がかかるということは、 

 

 

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小さなアタリもラインの抵抗に紛れてしまうことになります。

 

これが深場ではゼロテンが難しい理由なんですね。

 

でも、ゼロテンの真意は穂先に負荷をかけないことです。 

 

 

 

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ですから深場では、浅場よりも意識して穂先に負荷をかけすぎないようにコントロールするのがコツかもしれません。

 

 

結局、

 

 

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前回のように硬い竿でもアタリが取れるということは、
そういうことだと思います。

 

負荷をかけないゼロテンのコントロールさえできれば、硬い竿でも(極小のマルイカ以外であれば)アタリはわかると思うんですね。

  

 

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ですから最近は、

 

 

  

DSCN7646b穂先が折れてもだいたいそのまま使用しています。

 

もちろんアタリはかなり小さくなります。

 

でも集中してさえいればごく微量な変化が穂先に現れます。

 

マルイカをはじめてこれで11回目になりますが、
ようやく一番大事なことがわかりました。

 

それは集中力です。

 

 

 

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基本的にゼロテン釣法は叩いてピタリと止め、

待つわけですが、

 

このときできるだけオモリ負荷を減らすようなゼロテン(でも決して道糸は弛んではいけない)を意識して、1ミリ以下のアタリを取ってやろうという気持ち集中力が、

 

穂先以上に大切だっちゅー話これ本当ヽ(`Д´;)ノ

 

 

 

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ほかリールの性能も「手返し」を重視するならかなり重要です。

 

浅場では快適だった100クラスの「エアド」が中深場ではパワー不足でした。好調なときに手返しが悪くなったときは悔しい思いをしましたが、150クラスのリールに変更したら中深場でも快適でした。

 

ダイワだとスパルタン、シマノだとメタニウムHGが「ダブルハンドル」で「軽く」「パワー」もありオールラウンドで人気あるようです^^