タチウオ撃沈に見た達人の腕(2013/12/14)


 釣行データ
釣行日 2013/12/14(土)
船宿 川崎つり幸 / タチウオ
竿 ダイワ(Daiwa)リーディングスリルゲーム64M
リール ダイワ(Daiwa) レオブリッツ 270MM
仕掛け  ヤマリア(YAMARIA) タチウオ仕掛
テンビン 夢の天秤
水温 14℃
観音崎:濁り、ゆるい  棚65-75m
パターン 中潮1日目  (満潮 7:43 干潮 13:39)
月輝面 +90.0% 月齢11.1
南西、強い
波高 0.5-1.5M
天候 晴れ
船の釣果 タチウオ 0-9(竿頭: 左舷大トモ)
自己釣果(右舷胴の間) タチウオ 1

 

 

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ここ最近、絶好調の観音崎タチウオ。
本日は、川崎のつり幸さんで久々のタチウオ釣りです^^

 

連日好調をキープしていたので
けっこう期待していたのですが…

 

 

 

 

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タチウオはやっぱり幽霊魚…。
シケ続きのあとは博打ですね~

 

集結した船の数とはうらはらに、
タチウオのヒットは皆無に等しく…。

 

 

 

もちろん私も、

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撃沈ですっ!(T-T;)

 

 

単純に当たりがなく、
何をやっても、まず「当たり」がなく…。

 

 

 

 

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かろうじて1本獲ることができましたが、どう「掛けるか」に至らないわけですから、これはもう「テクニック」や「仕掛け」うんぬんではなく…。

 

タチウオは寝ていた

 

そう、思っていました。 

 

 

S達人の釣果を聞くまでは…。

 

 

 

 

 

 

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(*0д0*)9本?!

 

この激シブシブシブシブで、9本?!

 

 

「ツ抜けできませんでした」
とS達人はにこやかに言います。

 

いや、ツ抜けとか、
そういうレベルの日じゃなかったような…

 

※ ツ抜け=釣果10匹に到達すること。

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実はS達人、先週末には、
混み合う土日船で44本のタチウオを獲られています。

 

そして本日は、「2番手の2本」を大きく引き伸ばしての9本、
これはもうただものではありません。

 

 



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タチウオの釣り方は、
つくづく「竿による」と思います。

 

柔らかい竿では、急ピッチでの「攻めの誘い」は難しいですし、
逆に硬い竿では、「粘るような誘い」ができません。

 

タチウオをしばらくやっていると、
竿の硬さは人によって好みのわかれるところです。

 

私は「柔らかい竿」にそれなりの自信をもっていましたが、
その自信は本日、打ち砕かれました

 

達人は硬い派?柔らかい派?
もう気になって仕方なく、

 


見ました。(p_q)

 

聞きました。(pロq)

 

 

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S達人の竿は、ダイワのメタリア・タチウオM-195。
ダイワが誇るメタルトップ採用の、7:3調子の攻めの竿です。

 

そして誘いは、ショートピッチ。

短くシャクり、シャクったぶんだけテンポよくリールを半回転ずつ巻き取るという、ルアーに似た釣法です。

 

やってみると意外と難しく、安定した誘いを演出するには熟練が必要ですね竿にも適度な硬さが必要で、柔らかい竿で真似してもおそらく期待通りの効果は得られないでしょう。

(私が下手くそなだけかもしれませんが

 

 

 

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もちろんこの釣法、船宿が教えてくれる
「タチウオの基本」ではありません。

 

基本はあくまで、海面まで下げた竿をスッと目線までシャクリ上げ、その場で仕掛けを安定させて数秒待ち、当たりを待ちます。当たりがなければリールを巻き取りながら竿を下げ、またシャクるというパターンを繰り返します。

 

本来なら、こういった基本をベースに応用していくのがセオリーですから、ルアーに似たショートピッチでの誘いは、おおむね「餌釣りのタブー」をくつがえすような釣法と言えるでしょう。

 

ただしこの釣法、
水深が深い場合には効果がないそうです。

水深が深いと、ショートピッチでは「竿の動きが仕掛けに伝わらない」のだそうで、本日のような70メートル立ちでは有効ですが、100メートルを超えるような深場では、やはり大きく誘う必要があるそうです。

 

 

 

 

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メタリアかぁ…。

なるほどネットでは売り切れまくってますね
キャスティングにも問い合せましたが、2013年12月現在入荷未定だそうです。品薄が続いているようですね…。

 

とにもかくにも、S達人のワザを拝むには
川崎のつり幸さんですよ^^