釣れない日の真鯛小話(2013/12/21)


 釣行データ
釣行日 2013/12/21(土)
船宿 五エム丸 / 午後真鯛
竿 ダイワ(Daiwa) ヘルバイパー 270(II)
リール ダイワ(Daiwa) レオブリッツ 270MM
仕掛け ハリス3~4号8メートル1本針、 一刀真鯛8号
ビシとテンビン 夢の天秤    サニービシL80号
水温 17.9℃
葉山沖:うす濁り、ゆるい  棚56-70m
パターン 中潮2日目  (満潮 7:53 干潮 13:15)
月輝面 -87.9% 月齢18.1
北東、弱い
波高 0-0.5M
天候 晴れ
船の釣果 真鯛:1枚  イナダ:0-1  ワラサ:0-2  花鯛4枚
自己釣果(左舳先) イナダ:1

 

 

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天候に恵まれた三連休の初日。

「これはマグロ船か?」と疑うほど
真鯛船には多くの釣り人が集まりました^^

 

 

 

 

そこで、

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右ミヨシに席をとった私は初の「特等席」へ(笑)

 

舳先(へさき)です。

 

慣れるまでは仕掛けの投入に手間どうものですが、個室のようでまさに特等席、慣れてしまえば意外と快適です^^

混み合ったなら、船長に許可を得て、
舳先にのぼってしまうのも一手かもしれませんね^^

 

今回は小話特集?です。

 

 

 

 

相模湾の潮と風向き

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船は「風に向け」「潮に流す」のだそうです。

 

たとえば北東の風なら、船の先端(ミヨシ)は北東を向きます。
そして潮が西から東に流れているならば、船は東に流します。

 

船長曰く、活性が上がり「釣れだす」と、船を「止めぎみ」に操船するそうですから、どちらの方向にどれだけ潮が流れているかは、正確にはこのときにわかりますね。

 

もっとも、仕掛けができるだけまっすぐ落ちるよう船長が操船してくれているわけですから、あまり気にすることない豆知識ですが、

その日の潮が東向きなのか、それとも西向きなのか、データをとっていくと面白いことがわかるかも?ということで、私は毎回見るようにしています^^

 

 

 

 

 

コマセのイメージ

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仕掛けの落下中、漏れたコマセの動きを観察していると、
海底に落ちていくオキアミの動きがなんとなく想像できますね。

 

もちろん、上潮と底潮の流れは違うこともありますから一概には言えませんが、私は釣れない日ほど、コマセワークのイメージとして落下するオキアミの動きを参考にしています。

 

あくまで個人的な意見ですが、潮が速いならコマセワークもテンポよく行い、潮がゆったりならコマセワークもゆったりでしょうか?

 

この日は潮回りよくトロトロと流れ、
コマセの効きもいい感じでした。

 

 

 

 

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たまにこんな根魚が掛かります

 

棚のイメージは、海底からハリスぶんプラス2メートルと「底狙いではない」ものの、舳先は船が揺れるぶん、棚を上げないといけないのかもしれません。

 

しかし海底からハリスぶんプラス3メートルを狙ってみると、
こんどは餌摂りすらなく

 

なかなか本命が顔を見せませんね…。

結果的には船中1枚ですから、
こんな日もあるのだと諦めざるを得ません。

 

こんな日こそ、2本針を試すべきだったでしょうか

 

 

 

 

移動時の仕掛け処理

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船が移動するときは、ハリスが風に飛ばされて手前マツリすることがあります。舳先であれば、写真のように少し水を流しておくと、ハリスがへばりついて風に飛ばされず、良いそうですね。

 

 

 

 

 

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通常は、針先のほうをロッドキーパーのゴムで固定しつつ、

 

 

 

 

 

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ハリスのたるんだ部分をバケツのなかに入れておけば、
風でこんがらがることもないのでおすすめです^^

 

 

 

 

 

 

オキアミの「抱き合わせ」

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最近よくお会いする常連のT様、
今回は舳先でご一緒させていただきました^^

 

T様は活性の良い時合いでワラサを計2本、
しっかり獲られていましたが…。

 

 

 

 

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私はイナダで、T様はワラサ?

 

何が違うのかなと「付け餌」をのぞいてみると、
なんとT様、オキアミの抱き合わせ??

 

イナワラはあくまで外道、狙いは真鯛です。ということは、T様はオキアミの抱き合わせで真鯛を狙っていたことになります

 

T様曰く「毎回抱き合わせだよ?」とのことで、これは、私にとってちょっとした事件。真鯛はなんでもナチュラルが良いと思っていましたが…。

 

なるほどワラサが食うわけです^^;

 

 

 

 

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ちなみにオキアミは、海中でくるくる回らないようまっすぐ付けるのがセオリーですが、写真のように「ちょっと丸まった状態」も良いようです。

大鯛はこれに食いました。

海に漂うコマセは丸まっていることのほうが多いので、
少し丸まっているほうが自然、という理屈ですね。

 

まあ、食うときは何だって食うものですが(笑)

 

 

 

 

 

イカタン

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最近持っていくことの多いスルメイカ。
東京湾でも相模湾でもワラサには有効ですね。

T様いわくイカなら「スミイカ」が良いそうです。なんでもスミイカは光るのだそうで、よりアピール力に長けているそうですね。

 

でも、

「ワラサにスミイカって、もったいないですね?」
「…だね(笑)」

 

というわけで、釣れない日ほど観察です!
常連さんにお近づきになって、色々と教わっちゃいましょう~^^

 

 

 

 

さて、

 

 

 

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活性のある時合いにゲットした貴重なイナダくん。

 

 

 

 

 

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イナダは最高のお土産ですねぇ…。

釣りとしては不完全燃焼となってしまいましたが、
食味は大満足でしたよ~^^