2014タチウオ初戦でまさかの竿頭?!(2014/01/03)


 釣行データ
釣行日 2014/1/3(金)
船宿 川崎つり幸 / タチウオ
竿 ダイワ(Daiwa) A-ブリッツ タチウオ M-195
リール ダイワ(Daiwa) レオブリッツ 270MM
仕掛け ハリス8号3メートル2本針(自作)
ヤマリア(YAMARIA) タチウオ針 WF 2/0
オーロラスレッズ(ケイムラ、ピンク、蛍光)、ムラムラパイプ
テンビン ヤマリアK型天秤50cm
水温 14℃
観音崎:濁り、速い~ゆるい  棚65-75m
パターン 中潮1日目  (干潮 12:04)
月輝面 +4.4% 月齢1.7
北東、弱い
波高 0-0.5M
天候 晴れ
船の釣果 タチウオ   0-16本
自己釣果(右舷胴の間>左舷舳先) タチウオ      16本

 

2014年1月3日。

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年末に引き続き、
相変わらずの人気を見せるタチウオ船にて初釣りです^^

昨日の釣果はあまり奮わなかったようですが、
はたして本日やいかに…?

 

 

 

 

 

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本日は、全体的に渋いながらも朝のうちは潮流れゆるく、
「おじさん釣法」によりコンスタントに2時間で4本をゲット^^;

 

 

 

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おじさん釣法とは:

(海面まで下げた竿先を、目線よりやや下くらいまでスッと「柔らかめ」に誘いあげ、ここで1秒ほど待って、リールを一巻きしながら竿先を下げます。

すぐにちょん、とテンポをつけるように海面で1回、竿先を動かしてから、ふたたび目線よりやや下くらいまでスッと、「柔らかめ」に誘いあげます)
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しかし潮流れが速くなると、サミングしても道糸がフケてしまい、
どうにもオマツリが避けられず、釣果も伸びず

 

このままでは隣同士でお互いに撃沈しかねないので、
意を決して大移動することに…。

 

 

 

 

 

 

舳先へ

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11時40分、舳先へお引越しです。

 

舳先は、海面から高い位置にあるので、決して釣りやすい席ではありませんが、なにより席の間隔が広くて快適です。

 

 

 

 

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さっそく釣りはじめた11時45分。

 

ちょうど潮替わりの直前で潮が速く、道糸がどんどんフケていきます。しかしオマツリしないなら速い潮は大チャンス?!

 

舳先の利を生かして超ロングストロークで速めに誘い上げます。

 

 

 

 

ところで、

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おじさん釣法がなぜ釣れるのか、
自分なりに分析してハッとしたことがあります。

 

そもそも天秤仕掛けは吹き流しなので、
「餌を流してこそ釣れる」わけですよね。

 

究極的な吹き流しは「真鯛」のように超ロングハリスで餌を吹き流すわけですが、タチウオのように3mと短い仕掛けでは、自然な吹き流しに期待できないため、たとえば「おじさん釣法」のように80cmシャクり上げては、リールをひと巻き(約50cm) しながら80cm竿先を下げ、結果的に天秤を約30cm沈めることで餌をフワッと潮に流し、「吹き流し効果」を得るわけです。

 

つまり…。

 

シャクリ上げることでスゥ~っと気持ちよさそうに泳ぐ餌が、
次の瞬間には脱力したように潮に流される。

 

かと思ったら、また気持ちよさそうに泳いでいく…。

 

 

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タチウオはこの「脱力からの~泳ぎ動作」に対して、
テンションが上がるのかもしれません^^

 

ならば、手っ取りばやく棚を探るために、
タチウオを魅力的に誘えそうなロングストローク釣法がありそうです。

 

 

 

 

 

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潮流れが超速いとき

竿先を3mシャクりあげては、リールを3巻き(約1.5m)しつつ竿先を3m下げ、1寸の間をおいて、再びシャクり上げる。

 

潮流れが速いとき

竿先を2mシャクりあげては、リールを2巻き(約1m)しつつ竿先を2m下げ、1寸の間をおいて、再びシャクり上げる。

 

 

これら2通りのロングストローク釣法で、
潮止まりまでの20分間にタチウオを4本追加。

全体的に渋いなか一人で入れ掛かり状態でした^^;

 

 

 

 

 

舳先でのヒラメキ

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潮流れが緩くなると、
ロングストローク釣法では針掛かりしなくなりました。

 

しかしこの日は当たり棚が散乱しており、万能な「おじさん釣法」では
当たり棚を探すのにものすごく時間がかかります。

 

じれったいのでもう一度ロングストローク

 

すると…?

 

これは「当たり」なのかと疑うほど、
超~繊細な「お触り」があるじゃありませんか

 

今まで逃していたかもしれませんね…。

 

 

ここでヒラメキました。

 

 

 

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もしやタチウオは、ロングストロークでの誘いに強く惹かれながらも、
「誘いが速いと食えない」というだけではないでしょうか。

 

ならば、あえてロングストロークでタチウオを誘い、活性を上げつつ、タチウオが餌に触れたなら、ストロークしすぎた分仕掛けを落とし、今度は同じ棚をゆっくりめに誘い、活性の上がったタチウオを確実に食わせるという釣法はどうでしょう…?

 

 

 

ということで、名付けて…

 

 

 

 

ロングからのおじさん釣法:略して2段構え釣法~ヾ(`Д´)ノ

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基本的には2mのロングストロークで
棚の上限プラス数m上まで誘いあげます。

 

その最中に、わずかでもタチウオが触れたなら、へたに止めず、すぐに仕掛けを1~2mほど落とし、タチウオが触れた棚周辺を、今度は「おじさん釣法」でじっくり誘います。

 

 

 

これがまた面白いように釣れまして…

 

 

ロングストローク時の当たりはほんのわずかでしたから、これを「当たり」と気づけないと釣れませんが、そこはさすがにA-ブリッツ タチウオ 。カーボン竿なりの感度の良さを光らせて、当たり棚を直撃!

 

 

 

 

 

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果たして仕掛けを落としているときにも「当たり」があることに気づきます。やはり今まで見逃していたであろう繊細な当たりですが、当たりを感じたら仕掛けの落下を止めて、そのまま「おじさん釣法」でゆっくり目に誘い上げると、竿が入りました。

 

 

 

 

 

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2時間半で12本追加し、計16本。

初釣り大成功です^^

 

せっかくの2段構え釣法、
どうか今回限りの釣法じゃありませんように