タチウオもメーター級となると、中型電動リールが悲鳴をあげるほど強烈な引きを味わえますね。そしてオマツリが発生すると、タチウオの大きさに関係なくその鋭い歯によって、道糸が切れてしまうことがあります。
ですから天秤などの仕掛けは、
「安価」で「強靭」なものを2セット持っておくと安心ですね^^
天秤
ヤマリアのK型天秤(写真下)は強さも値段も申し分ありません。
ワンコインで買えるお値段です。
ところで、
天秤のアームは何のためにあるかご存知ですか?
天秤のアームは仕掛けの落下中、または操作中に発生しやすい仕掛けと道糸の「糸がらみ」を防ぐためにあります。つまり仕掛けが長いほど天秤のアーム長も必要になります。
タチウオの仕掛けはそれほど長くありませんから、
アーム長は40センチと短めの天秤が基本です。
ただ、よくやってしまいがちな手前マツリを少しでも回避するため、
天秤はやや長めの50センチをおすすめします^^
手前マツリの原因と回避方法
手前マツリの原因は「潮流れの速さ」が関係しています。
潮流れがあるときは、仕掛けが潮になじみやすいため、海中でただよう仕掛けと道糸に適度な距離ができます。そのため多少、仕掛けを乱暴に操作しても手前マツリしにくいものですが、潮流れがないときは、仕掛けが潮になじみにくいため、海中でただよわない仕掛けと道糸が絡みやすく、仕掛けの操作が荒いと簡単に手前マツリしてしまいます。
慣れないうちは仕掛けが着底したら5秒待ち、指示棚までシャクって再び仕掛けを落とすときも何秒か待つようにしましょう。
オモリ
沼津(駿河湾)では80号、東京湾では100号を使用することが多いです。ただし水深が100メートル以上と深場のときは、オモリ120号を使用することもあります。
オモリはたいてい船宿でも売っていると思いますが、
今時期の使用号数を事前に確認することをおすすめします。
水中ライトとケミホタル
夜沼津では標準の水中ライト。
光モノの好きなタチウオを寄せるための集魚灯です。
効果のほどはわかりませんが
日中の東京湾で使用される方もおられます。
昔と違い、今では小型が主流ですね^^
個人的には通電式のルミカがおすすめです。水中に入れると勝手に光るタイプです。電池の交換はできませんが、交換式のように接触不良等の心配はいらないため、比較的トラブルの少ない集魚灯かと思います。
なお水中ライトの使用は手前マツリを誘発することがあります。比較的「結節が安定」しいやすい水中灯リングサルカンと合わせて使用することをおすすめします。
通常は天秤とハリスの間に取り付けます。
そしてナチュラル派には
ケミホタルという選択もあります。
50センチと75センチを使い分けて明るさを変えることもできます。
もちろん水中ライトのように点滅はしませんし、1回きりの使い捨てですが、そのぶん安価で、色の変更もしやすく、仕掛けをロストしてもお財布には優しいです。
私は2本針仕掛けの幹糸上部(ハリス)に取り付けます。
手前マツリが多いならこちらを使用するのも一手でしょう^^
市販仕掛け
つり幸がおすすめする「ヤマリアのタチウオ仕掛」。
はじめのうちはこの仕掛けでけっこう釣らせてもらいました^^
「つり幸」に行けばサービスで1組もらえますね。
船上での追加購入も可能です。
バランスが良いので自作するときにも参考になりますよ~^^