キンメ鯛などの深海釣りを経験されたかたはよくご存知のとおり、胴突き仕掛けに魚が掛かると、魚を巻き上げている最中に仕掛けがヨレます。
これはイカ釣りでも同様で、水深200メートルともなると、イカを掛けたときの仕掛けのヨレが、手前マツリの原因になったりしますね^^;
そこで糸ヨレを防ぐためヨリトリリングを使うわけですが、
糸ヨレはそもそもサルカン部分が回転して吸収します。リングの目的はさらにその上。道糸と仕掛けの間に水中では回転しにくいリングを挟むことにより、仕掛けのヨレを道糸まで伝達させないことが、ヨリトリリング本来の目的なのだそうです。
詳しくはHumdrum++さんのブログがわかりやすいです。
ただ、個人的には、ヨリトリリングは潮の影響を受けやすく、潮が速いと糸がフケてオマツリの原因になると考えています。たとえリングが水中で回転しにくい構造だとしても、息を吹きかけると勢いよく回転することから、潮の影響を受ければやはり回転すると考えていました。
はたしてヨリトリリングは潮流れの影響で
回転するのでしょうか…?!
それともしないのでしょうか…?!
風呂場に水を張って
実験してみましたっヽ(`Д´;)ノ
ヨリトリリング本来の目的
まず、ヨリトリリング本来の目的を確認するため、水中でオモリ(仕掛け)を回転させてヨリトリリングの動きを確認してみました。
結果、オモリ(仕掛け)を回転させてもリングは回転しません。見事リングがサルカンの回転を吸収し、道糸のヨレを防ぐというヨリトリリング本来の目的を果たしています^^
では、このリングに、潮流に見立てた「シャワーの勢い」を与えてみたらどうなるでしょうか?
潮流シミュレーション
ヨリトリリングにシャワーの勢いを当ててみた動画です。
結果、シャワーの勢いに流されてリングが回転、道糸が揺れはじめるのを確認することができました。
う~む
やはり、少なからずリングは潮流れの影響を受けて回転すると思うのですが、 これをどう捉えるかは動画を見てくださった方の判断に委ねようかと思います^^;