釣行データ
釣行日 | 2015/6/27(土) |
船宿 | 五エム丸 / マルイカ |
竿 | シマノ(SHIMANO) バイオインパクトXマルイカ 82−MH150 |
リール | |
仕掛け図 | 仕掛け図 直結6本 |
水温 | 22.1℃ |
潮 | カメギ根沖: 薄濁り ゆるい 15~30m |
パターン | 中潮1日目 (干潮 7:27 満潮:14:00) |
月輝面 | +74.6% 月齢10.5 |
風 | 南、弱い→やや強め |
波高 | 0-0.5M→0.5-1.0M |
天候 | 曇りときどき晴れ |
船の釣果 | マルイカ:6-73 杯 |
自己釣果(右舷ミヨシ) | マルイカ: 73 杯 |
前回に引き続き、
今回も当たり前のように「新作」を試す予定でした。
しかし…(;゚;Д;゚;)
朝からポッキーこれ
どないしょ~(σ≧▽≦)σ
しかも穂先ではなく並継ぎの
根本からポッキーです(笑)
ブランクも割れてしまったので、修理しない限りこの竿はもう使えません。
しかしこんな日に限って替えの竿を忘れてしまったわたくし
「船長、竿貸して
くださいっ!ヽ(`Д´;)ノ 」
「えっ、今日は
持ってきてないよ…」
…。
…(°д°)…。
…Orz…オワタ…
もはや釣り続行不可能かと思われたそのときです。
「バイオインパクトでよければ使います?」と戸田くん。
…(°д°)…。
( ✧Д✧)ピキン!!
トモヨ━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━!!
こうして九死に一生を得たのでありますっ !!(`д´/;)/
硬い竿でゼロテンションをキープする
というわけで借りた竿は「バイオインパクトX82 MH-150」。
借りておいて失礼な話ですが、最近使用しているペナペナの竿とは比べるまでもなくまるで棒のように硬い竿です。
しかしゼロテンションの利点を知ってしまった以上、
やりたいのはゼロテンション。
なんとかこの硬い竿でゼロテンションをキープするしかありません。
海が凪いでいればなんてことはないゼロテンションですが、
この日、せっかく凪いでいた前半は、「青物」が回遊しており不調
イカの状況が良くなってきた後半には風が吹き荒れてきてしまい
ミヨシに座ったわたしは、1.5メートル近くの高低差を何かしらの方法で吸収する必要がありました。
ここで「ゼロテンションをキープするための基本」をおさらいです。
ゼロテンションをキープするためには基本、
船が下に傾いたら竿を上げ、
船が上に傾むいたら竿を下げる必要があります。
図はちょっと大げさです。
実際には「アワセ」の幅が必要ですので、竿は上げても目線くらいに保ち、できれば常に竿を水平に保ち、アタリが確認しやすい状態を保ち続けたいところです。
これ、海が荒れるとそれなりのテクニックが必要です。
ダイワ(Daiwa)林さんのゼロテン・パーミング
ゼロテンションをキープするために、真っ先に参考にさせてもらったのが林さんのゼロテン・パーミングです。詳細はぜひブログで確認して頂きたいですが、
簡単に説明させて頂きますとその内容は、
「竿とリールの握り方」を見直すだけでゼロテンションが保ちやすくなる、というものです。
竿の重心に中指を当てると、中指を支点に竿のコントロールがしやすくなり、船の揺れに対応しやすくなるという理屈です。
林さんのブログはためになるのでカワハギ釣りの頃から
参考にさせてもらっていました^^
もっともミヨシの場合は「リールの握り方」だけで対処できる波高にも限界があるので、
今回はさらに船から身を乗り出してやってみました。
腰に負担がかかりますが、できるだけ竿を水平に保つためには
これも有効な手段かと思います^^
達人のゼロテンキープテクニック
ところで先日発売されたつり情報 。
以前のゼロテン特集にも増して目を惹いたのが、竿をコントロールせずにゼロテンションをキープするという達人の技です。
詳しくは雑誌を見てほしいのですが、簡単に言うと達人は「道糸の出し入れ」だけでゼロテンションをキープするというのです。
確かに公開されている達人の動画を見る限り、着底後クラッチを入れていませんね…。
そこでわたしが実践したのは、
- 糸フケが出ないように指で軽くスプールを押さえながら着底させ、
- 着底後、クラッチを入れずにそのままゼロテンション。
- 竿を水平に保ったまま、道糸の出し入れのみでゼロテンションをキープする。
これを実践してみました。
具体的には、船が水平のときを基準として、竿を水平に保ちます。
これを基準とします。
船が上に傾いたら、
スプールを押さえている指の力を緩めて道糸を出します。
たまに指がスプールに引っ掛かってミスすることもありますが、これくらいならやってできないこともありません。
…しかし
船が下に傾いたときは、ゼロテンションをキープしたままリールを巻き取らねばならず、難しさがハンパではありません
達人は本当にこんなことやっているのでしょうか…
結局、わたしの腕では、
「船から身を乗り出してゼロテンションをキープする」という鈍くさいテクニックが関の山でした^^;
でもですね。
「クラッチを切ったままゼロテンションする」という部分だけは、やめずに実践し続けました。
なぜなら…
今まで見えていなかったアタリが取れるようになったからです。
一般的に「ゼロテンションに至るまでの動作」は、
- 着底したらリールを「半巻き」してクラッチを入れる。
- 糸フケがある場合はさらにリールを巻いて微調整し、
- ゼロテン状態にする。
という流れになるかと思います。
しかしこの「リールを巻く」「糸フケを取る」という「えっこらせ」みたいな時間があまりにもったいないです。
わたしが考えていたより、もっと速くマルイカはスッテに触っていました。この貴重なアタリが、イトフケを取るという行為のせいで見えなくなっています。
ですから、
- 糸フケが出ないように指で軽くスプールを押さえながら着底させ、
- 着底後、クラッチを入れずにそのままゼロテンション
します。
土日は船も人も多いため、イカがスレるのも早いです。ですからいかに着底直後のアタリを見逃さないかが、釣果を左右すると思うんですよね…。
その魔法のようなテクニックの謎が、今になってようやくひとつ理解できたように思います^^
そんなわけで、だいぶ出遅れてやる気のなかった朝ですが
巻き返して73杯ゲット !!(`д´/;)/
あとは、直結によるどうしようもない水面バラシをなんとかしたいです(笑)
おまけ:アタリの見極め方なんてあるのかどうか
ところでバイオインパクトXは非常に硬い竿ですが、それでもちゃんとアタリが出ていることにビックリしました。
この日は結局、マイクロ級は1杯も取れませんでしたが、アタリがあるときは穂先1・2ミリくらいの小さなアタリがちゃんと視認できます。(大きいアタリは1センチ動くときもありました)
ただ、思い返せば、この小さなアタリに、マルイカ1回目の釣行から気づけたかと言うと、怪しいです。
そして、たとえアタリに気づいたとしても、反射的に掛けられたかどうかは、もっと怪しいです。
わたくしマルイカはこれで7回目ですが、ある程度釣れるようになってきたのは、頻繁に空アワセするようになった3回目からでした。
波だろうがなんだろうが怪しいと思ったら「即合わせ」します。すべてのアタリは1ミリだと思い、空アワセでもなんでも定期的に、真剣に、小さく鋭くアワセます。
この「空アワセ」こそが、上達のコツで、だんだんアタリの感覚がわかるようになる早道だとわたしは思います。
周囲を見ていると、釣れていない方は、アワセる回数も全然少ないです。もっと釣りたいなら、もっと積極的に、アタリの可能性そのものを増やしても良いのでは?と思ったので、「おまけ」として書いてみました^^