釣行データ
釣行日 | 2015/11/7(土) |
船宿 | 川崎つり幸 / タチウオ |
竿 | ダイワ(Daiwa) 極鋭ヤリイカ AGS 167 TUNE |
リール | ダイワ(Daiwa)レオブリッツ300J |
仕掛け |
ハリス8号2.5メートル2本針(DビーズマーキングLL) |
テンビン | ヤマリアK型天秤50cm |
水温 | 20℃ |
潮 | 下浦沖: 濁り メインの棚:底から20m以内 |
パターン | 若潮 (満潮 7:07 干潮 13:53) |
月輝面 | 18.2% 月齢25.1 |
風 | 北東、弱い |
波高 | 0.5m |
天候 | 曇り |
船の釣果 | タチウオ:7-26 本 |
自己釣果(左舷舳先) | タチウオ: 26 本 |
広範囲に棚を探ったあげく、ようやく小さなアタリを得られたというのに、竿の動きを止めるとパッと餌を放してしまったりしますよね
「渋タチ」攻略はかねてからの課題でした ( ˘•ω•˘ )
さて本日は、「観音崎」に比べればテクニック不要と言われる「下浦沖」での楽勝タチウオ釣り…のはずでしたが、
奇しくもここで「渋タチ」に
遭遇し!!ヽ(`Д´;)ノ
以前船長に「名人の竿はかなり硬いよ」というアドバイスをもらっていたためこれを実践、その結果でございます^^
なんと今回
掛け損ねはたったの1回!(๑•̀ㅂ•́)و✧キター
今回の使用竿は「極鋭ヤリイカ AGS 167 TUNE」。「オモリ負荷80-180号」とあってタチウオの竿ではラインナップがないほど硬い竿です。
なぜ、この硬い竿が「渋タチ」に有効なのでしょうか。
ちょっと遠回りなようですが「渋タチ」が餌をパッと放してしまう理由から順に考えて参りましょう!(๑•̀ㅂ•́)و✧
渋タチが餌をパッと放してしまう理由
なぜ渋いときのタチウオは
餌を「パッ」と放してしまうのでしょうか。
言わずもがな、咥えた餌に「違和感を感じる」からに他なりません。
ではどうしたらタチウオに
違和感を与えずに済むでしょうか。
もっとも簡単な方法は「仕掛けを吹き流す」ことかと思います。
(たとえば80cmシャクって誘いあげ、50cm巻き取りながら竿を下げるなどしてハリスを弛ませたうえで、その時間を長めにとってヒットを狙えば、タチウオに違和感を与えずに食わせられるはずです。過去の釣り方はそんな感じでした。)
しかしハリスが弛んでいる時間を長くとると 自分もアタリに気づくのが遅れがち。結果、気づかないうちに餌を取られたり、針ごと飲み込まれてハリスが切れてしまったりします。
こうした餌取りを攻略するために、
前回のような「名人の釣り方」で常にハリスを張った状態で誘いあげ、アタリを取っていくのが一つの手段になるかと思います。
が、こうして「常にハリスを張る」ということはまた、
では、
ハリスを張った状態で誘いながらもヒットの瞬間タチウオに違和感を与えない
そんな釣り方はできないものでしょうか。
とここで、アタリの取り方を見直すべく「柔らかい竿」と「硬い竿」の「アタリの取り方」の違いについて、考えてみたいと思います。
柔らかい竿と硬い竿のアタリの違い
前回まで長らくわたしが愛用してきた竿はA-ブリッツ タチウオ M-195。誘いと食い込みのバランスを重視した7:3調子のタチウオ専用竿です。
穂先が柔らかめなので、前アタリを「目感度」で察知するのに優れており、アタリも弾きにくいほうなので初心者の方にオススメす^^
しかし渋いときのタチウオは、「目感度」でこちらがアタリを察知してピタリと動きを止めると、餌をパッと放してしまうことがあります。
これ、もしかして、「目感度」でアタリに気づいてからでは時すでに遅しなのではないでしょうか。
ここで名人の釣り方を例に、タチウオのアタリを想像してみます。↓
- 水面から頭上まで竿先をゆっくりめに聞き上げ、
- 聞き上げたぶんだけリールを巻き取りながら竿先を下げる
↑タチウオのアタリは1番のとき、
竿先をゆっくり聞き上げているときにアタリがあります。
聞き上げているのでハリスは「張った状態」ですが、潮の流れもあるのでハリスはほんの少しだけ「弛んだ」状態であると想像できます。
パクリ。
タチウオが餌を咥えた「瞬間」はまだ、
ハリスはちょっとだけ弛んでいます。
ハリスが弛んでいるので
タチウオはまだ違和感に気づいていません。
そしてこちらもアタリに気づきません。
しかし聞き上げているので
間もなくハリスは張った状態になり、
自分もタチウオもアタリに気づきます。
さて柔らかい穂先の場合、このアタリは「目感度」として現れるわけですが、
- ハリスが張ったから
- 「目感度」として穂先に変化が現れる
ということは、「目感度」で自分がアタリを感じたときには、すでにタチウオはハリスの抵抗を感じていますね!
なるほど警戒心の高い「渋タチ」となると、この微妙なハリスの抵抗に違和感を覚え餌を放してしまう可能性があるわけです。おそらくですけど。
ならば一旦、「目感度」というアタリを捨てようじゃありませんか。
というわけで硬い竿、
「極鋭ヤリイカ AGS 167 TUNE」の登場です。
穂先が硬いので「目感度」よりも先に「手感度」が得られます。
たとえば竿先をゆっくり聞き上げているときにアタリがあると、
「船が揺れてもちあがったとき竿が少し重くなるような感覚」で「手感度」が得られます。ハリスが張った感触です。竿を柔らかめに持って集中していれば、ハリスが張りきった瞬間、タチウオの存在を感じてピタリと竿の動きを止めることができると思います。
この感覚がつかめれば、前アタリと同時に竿の動きをピタリと止めた後、タチウオの動きに合わせて「穂先を送り込む」ことも「聞き上げる」こともでき、タチウオに違和感を与えない程度に「ハリスを張った状態を維持」することができます。
この状態を維持することができれば「渋タチ」でも簡単に食い込みます。
すみません、文章力が足りずこれ以上の説明が難しいですけど
とにかく渋タチ攻略には硬い竿が良さそうです!(*≧∀≦*)
9:1調子のヤリイカ竿は「渋タチ」に最適なのかも?!!
ニュースタンダード針
余談になりますが「餌が綺麗についている」ことも重要ですよね。
個人的に、餌がズレにくいのは最重要なので「ケンの数」「ケンの大きさ」を重視して今まではワームフック 2/0を愛用してきました。
そして今回、はじめてダイワのD−MAX 2/0を使用してみたのですが
これ素晴らしいですね!
ケンが大きいぶん餌がズレにくく、「驚異の貫通力」と言うだけあって刺さりも秀逸なD−MAX !
今後のタチウオスタンダート針になりそうです^^