釣行データ
釣行日 | 2018/02/25(日) |
船宿 | 五エム丸 / マルイカ船 |
竿 |
自作竿(2017年度版藤沢ブランク- 並継部分4.5㍉- 先径0.3~0.4㍉) |
リール | |
PE |
シーガーPEX8 0.8号150m |
オモリ |
スカリー60号銀 or ドラゴンシンカー60号 |
ハリス | ホンテロン 4号 or R18 4号 |
仕掛け図 | 仕掛け図 直結6~7本 幹間1m、捨て糸1.5m |
研ぎ器 | カンナくん大成功です |
竿休め | チョイ置きキーパー |
ツノマット | ツノマット300 |
投入器 | Daiwa イカヅノ投入器 6本 ピンク +増設2本 |
水温 | 14.3℃ |
潮 | 三戸浜沖~城ヶ島沖:澄み ゆるい 85M~100M |
パターン |
長潮 (干潮06:30 満潮 11:49) |
月輝面 | 70% 月齢 9.2 |
風 | 北 ほどほど |
波高 | 0-0.5M |
天候 | 曇り |
船の釣果(竿頭は右舷ミヨシ) | マルイカ(ヤリイカ6割、ムギ含む):3-32杯 |
自己釣果(左舷ミヨシ) |
マルイカ:27杯(うちヤリイカ8杯、ムギ1杯) |
柏崎流ゼロテンションが流行りはじめた2015年以来、「自作のゼロテン竿」を使い続けてきた釣り友の戸田くん(以下Tくん)が、この日持ってきたのはオモリ負荷20-60号の汎用的なマルイカ竿。
今さら汎用竿…(=д= )?
「なんで?」と問うと、
「ただ着底して叩いて巻いて掛けて毎週毎週毎週毎週、同じことやっててつまんないんですよ。たまには違ったことやらないと発見がないです」
「初心に帰ります」
….∑( ̄□ ̄;) !!
言ってることは立派ですが…(; ̄Д ̄)
ようは飽きたのね…(´-ω-`)
はたして28歳独身のTくんは
どのような攻略法を見出すのでしょうかw
前半戦!!
しかしイカの活性は最悪で
1流し1回できれば良いほうでした
着乗りはなく、変則的なタイミングで1回こっきり乗ってくるのは11~15㌢の小さなマルイカばかり。
どういうわけか活性が低いとマルイカも小さいです。
不幸中の幸いは、潮が緩く、凪だったこと。水深90㍍の割には低負荷(より細い竿)で、ゼロテンションがキープできました。
こうなると「細かい触り」を拾えるゼロテン竿は有利です。
9時の時点でTくんとわたしの釣果は0-6でした。
Tくん悩むw
やはり汎用竿で深場のゼロテンションは無理があるようです。アタリがまったくわからないと頭を抱えるTくん…。
Tくんは竿を変えたことにより2つの感覚を失いました。
ひとつは、オモリ50号に対して竿の胴からティップにかけてが柔らか過ぎることによる「乗せ感」の喪失です。
合わせたときにオモリ負けして竿がぐにゃっと曲がれば「乗せ感」は怪しくなります。そして「乗せ感」を失えば、極小サイズが乗ったかどうかはもはや煩悩レベル…
そこでTくんは極小サイズを諦めます。乗ったのかどうか怪しいイカはすべて落とし、良型のみを拾う戦法に。これでカラ上げのリスクを減らします。
そしてもうひとつTくんが失ったのは「目感度」でした。ゼロテンションをやるにはちょっと穂先が硬すぎるようです。
一時は、ゼロテンションは厳しいとみて、「宙」も試したそうですが…これもうまくいかず…
そこで彼がとった行動は、
「どのくらいの間隔で合わせたら掛かるか」「イカの活性は今どのような状態か」に集中し、ときには2秒であったり、ときには1秒も待たないくらいの間隔で「タイミングを見計らう」のみ…。
後半戦!!
次第に風が吹いてきて海が悪くなってきました。0.3㍉の穂先(4~6号負荷)ではノイズが出るようになり、意図しないカラ合わせが増えるようになります。
そこで0.4㍉の穂先(6~10号負荷)に変更し、ノイズをキャンセル。その分小さなアタリは消えますが、本アタリのタイミングを失うよりはマシだとこの時は考えました。
ところが0.4㍉の穂先に変更してから墨を付けられるようになります。
まさか直結仕掛けで墨をつけられるなんて…
よほどアタリが見えていないようです。
0.3㍉の穂先に戻すかどうか悩みました。
でもこういった経験は新しい穂先の作成イメージにつながるので
0.4㍉の穂先のまま続行することにしました。
ラスト!!
終わりが近づくにつれ、
イカの足が止まるようになってきました。
ヤリイカ主体ですが
良い流しでは3回くらいできるようになります。
ほとんどの方がヤリイカを着乗りさせる場面も…!
「なんでヤリイカが釣れないんだ?!」とリセットするかのように「巻き落とし」を行うと、ヤリイカが着乗りしたりするのでした^^;
言い訳はしません。(十分してるけど)
いつもなら得意な極小マルイカを諦めながらもTくんは32杯で竿頭。
ヤリイカに有効なタタキ動作を繰り返したそうです。
オモリ着底から、穂先を頭上まで上げ、ストンと落とす。この繰り返しを0~2秒間隔で行う。それで乗らないときは、たまにオモリが着底した状態で竿を叩いたり(俗に言うマルイカのタタキ)、巻き落としを行ったりしたそうです。
秘訣は、穂先を見ないことw
わたしはマルイカ率多めながら27杯。船長曰く「もっとカラ合わせ入れたほうがいいんじゃない? 待ちすぎ」とのことでした。
それにしてもまさか…
穂先を見ることなく竿頭とは…
Tくん参りましたw
気づいたことまとめ1:墨をつけられたら
「スッテに墨をつけられた!!」
これはイカがスッテに一度は乗っていたことを意味します。
考えられるケースとしては、
①極小マルイカが乗った ⇒ アタリがわからなくて気づかずに振り落とした ⇒ 墨を吐かれた。
②アタリがわからずゼロテンションでステイしっぱなし ⇒ その間に乗ったイカがエサではないと見切ってスッテに墨を吐いた。
①は仕方ないと思います。
しかし②は対応できるかもしれません。
「墨を吐かれた」=「見えないアタリがある」=「見えないアタリを捉えるには」=「カラ合わせは1つの手段」
気づいたことまとめ2:カラ合わせのリズム
どうやらイカは活性によって異なるリズムを作るものと思われます。周囲が釣れているのに自分だけ釣れないようなときは特にアワセのリズムを変更してみるのも一手かも?
スッテメモ
朝一のスッテ。左が上です。
曇天といえば黄色が強そうなイメージはあっさり崩れ、この日はクリア系のケイムラやブルー、ピンク、後半は玉露によく乗りました。
黄色や蛍光系も全く乗らないわけではないけれど、
澄み潮だとイマイチな印象…。
たまたまかなー