せっかくのマグロヒットをものにできなかった原因、
それは「道糸の弛み」でした。
今後マグロを獲得するためにも、
ここに失敗例を記します。
午前10時すぎ、指示棚50メートルでコマセを巻き終えてほどなく「コンコン」という明確な当たりが到来、体重を乗せるようにフッキングし、「瞬殺」を難なくクリア。ファーストランで80メートル疾走という、おおむね「セオリー」通りのスタートとなりました。
それにしても、初めて感じるマグロの重さ。スタンディングで獲りたいという願望はあったものの、とても巻けず、それ以上の考えもなかったので、あっけなく竿をロッドキーパーに固定
この日は大シケ、
船はまるで巨大なブランコのようでした。
「船の揺れを利用しなよ」という上乗りさんのアドバイスのもと、船が下がったときに巻き、船が上がったときは耐えるという、自分にとっては斬新なスタイルでファイト開始です。
いや、相当にキツイ
残り20メートルまで巻き上げ、「勝利」を確信したのもつかの間、突発的な走りで再び100メートル出されたときにはもはや体力の限界で、
さらに巻き上げてようやく残り30メートルまで達したころには、
ほとんど腕の感覚がありませんでした
でも念願のマグロ獲得まであと少し、
ここまでは良かったと思います。
残り30メートルのところで突然、
糸がフケました。
バレた!????Σ(||゜Д゜)
かな~り青ざめましたが、「食い上がってるからどんどん巻いたほうがいいよ」という上乗りさんの言葉を信じ、無我夢中でゴリ巻きすると、残り20メートルで再び手応えを感じます。
しかし、その手応えが最後の感触となりました。
「ブツっ」という感触も、
同時に伝わってきたからです。
私のリールはティアグラ、
「ローギア」付きのトローリングリールです。
あまりの重量に閉口して、ここぞとばかりに「ローギア」でファイトしていたのですが、いざ食いあげられると、今度は巻きあげスピードが全く足りないことに気づきます
ハイギアであれば「食い上げ」に対抗できたかは、正直わかりませんが、これは大きな課題となりました。
どうあれ、糸は「張った状態」じゃないと絶対にダメですね
そしてハリス切れの原因。
ヒレで切られたのか、歯で切られたのか、それともハリスがカラダに巻きついてしまったのかは、わかりません。
もう少し冷静だったなら、切られた仕掛けを持ち帰り、「ちもと」から何センチのところで切られたのか、分析もできたのですが、今となってはそれもできず
もう一つの課題は「筋力」です。
リールを巻く手が何度も吊りそうになったのは、「握力」がないせいだと痛感。トローリングリールで獲りたいなら、まず「握力」を鍛えるべきでした。
電源コードがないぶん自由度の高いトローリングリールですが、こうなると、誰にでもおすすめできるリールではないです。反省してます。
そして最後に、上乗りさんの名言を記しておきます。
「糸を出すのも出さないのも自由」
「人それぞれ、道具も違うし、釣り方のスタイルは千差万別」
「最後は、自分の仕掛けを信じられるかどうか」
これを聞いたとき、私のマグロに対する考えは
非常に甘かったなと、思った次第です。
何事も、経験と改善ですね!
一刻も早く、
自分のスタイルを身につけたいものです。