深場マルイカ乗り感考察!硬調ハリスはポリエステル?


DSCN9402bポリエステルというハリスの種類をご存知でしょうか^^

 

アジング等で知られる感度抜群の硬調ハリスです。

 

「伸びることで最大強度を稼ぐナイロン」とは真逆の性質で、最大強度はナイロンやフロロカーボンに比べやや劣るものの、ほとんど伸びない性質をもった超硬調ハリスです。強度限界に達すると予兆なくバチン!と音をたてて切れるような硬い性質を持っています。

 

 

DSCN9696bフロロカーボンも初期伸度こそ伸びない硬めのハリスではありますが、いくらハードタイプでも瞬発的に負荷をかけるとビヨーンと伸びます。

 

ポリエステルと比べると「フロロカーボンってこんなに柔らかかったっけ?」と思ってしまうほどポリエステルは硬いです。

 

それほどに硬いハリスを、
マルイカ釣りで使用する意味はどれほどあるのでしょうか?

 

実のところ、

 

awaseゼロテンションでは、アワセを入れたとき、オモリが持ち上って瞬間的に負荷がかかるため、ハリスの伸びが乗り感に少なからず影響すると感じています。

 

ム…。

 

乗ったような気がする…(꒪⌓꒪)

 

そんな深場でのあやふやな「丸っこい感覚」を、「四角い感覚」に変えてくれるのがポリエステル最大の利点。

 

…と言ったら言い過ぎでしょうか^^;

 

※追記: 浅場ではそもそもアタリが分かりやすいこと、そして浅場ではオモリが軽いためアワセによるハリスの伸びもさほど気にならない…といった観点から、ポリエステルの話は深場限定と思ってもらったほうが良いかもしれません。

 

もちろん良いことばかりではありません。

 

「硬さ」はトラブルも誘発します。

 

私見ではありますが、フロロカーボンと比較したときの
ポリエステルの利点と欠点は以下の通りです。

 

利点

  1. 乗り感がリニア。またはダイレクト
  2. ヨレにくい (ヨレにくいので 直ブラのような連続した長ハリスで絡みにくく、捌きやすい)

 

欠点

  1. 硬質なだけに潰れやすい  (たとえばカンナに引っ掛けるチチワ部分を絞めすぎるとハリスが潰れます。かといってチチワ部分をある程度は締めないと、ハリスが硬質なだけにスッポ抜けするかもしれません)
  2. アワセが強いと小型の足が切れやすいです。
  3. 劣化が早いです。フロロカーボンのように何度も仕掛けを使い回すことはできません。次第に白濁していきます。2回使用したら交換推奨。

 

そんな理由から最近は、

 

まーマニアックですね^^;

 

もしポリエステルに興味を持たれたなら、

やはり多角度的に高性能なのはフロロカーボンであることをご理解いただきつつ、お試し頂ければと思います。

 

 

ホンテロンとR18を直結びにしたハイブリッド仕掛けの作り方 

DSCN9765c

チチワの部分だけフロロカーボンにしてハリスの潰れを防ぎ、それ以外はポリエステルにして感度を稼ぐ。というのがハイブリッド仕掛けの目的です。

 

直結びにするだけです。

 

DSCN9765b2種のラインを先端が向き合うように10㌢ほど重ねます。

 

 

DSCN9765d

重ねた部分を八の字結びにします。

 

 

DSCN9765e

八の字結びを締めた状態です。 

 

 

DSCN9765f結びの両端にできたハリスの余分を3㍉残してカットします。

 

 

DSCN9765gハリスの余分3㍉をライターで焼き、コブを作ります。

 

これで結節は完了^^

 

DSCN9765c

 

 

あとはフロロカーボンの部分で
スナイプビーズ式のチチワを作るだけです♪