釣行データ
釣行日 | 2017/07/02(日) |
船宿 | 五エム丸 / マルイカ船 |
竿 |
自作竿(2017年度版藤沢ブランク – 並継部分4.5㍉) |
リール |
shimano スティーレ100XG(PE0.8号200m) |
オモリ | スカリー30~40号(水深30㍍以内で30号、それ以上深い場合は40号を使用しました) |
ハリス | 直結:ホンテロン + R18の直結び (感度良好硬調ハリス) |
仕掛け図 | 仕掛け図 幹間1㍍ 直結5~6本 |
研ぎ器 | カンナくん大成功です |
竿休め | チョイ置きキーパー |
ツノマット | ツノマット300 |
投入器 | Daiwa イカヅノ投入器 6本 ピンク |
水温 | 20.3℃ |
潮 | 葉山沖~佐島沖: 薄濁り 15~25m(ちょっぴり38m) |
パターン |
小潮3日目 (満潮 10:26) |
月輝面 | 60.8% 月齢 8.0 |
風 | 南 弱い |
波高 | 0.5-1M |
天候 | 曇りのち晴れ |
船の釣果 | マルイカ:3-47杯(次頭34杯) |
自己釣果(左舷ミヨシ) |
マルイカ:47杯(うちムギ1杯) |
だって浅場は (誤解を恐れずに言うなら) アタリがダイレクトで分かりやすいもの(^o^;)
その「わかりやすいアタリ」が直結で出ないなら、
もうスッテが悪いと思うしかない^^;
みなが着乗りで終わるところを2回目、3回目と連荘するにはアタリスッテが必要だとつくづく思います。
もちろんそのアタリスッテが毎度変わるから読めないんですけど、読めないからこそ捨てヅノなるものも必要かもしれません。
捨てヅノとは、たとえばそのとき「ピンク」がアタリスッテだったとしても、対極の濃色たとえば「玉露」が同時に必要かもしれないということです。
浅場は、深場と違い、船体の影がモロに影響するため、晴天ならたとえば日陰と日向の境目にスッテがあるかもしれません。
こうなると何色が当たるか想像もつきません。
だから微妙な影の落ち具合で、たとえば左舷では玉露がよくても、右舷ではピンクがよいかもしれず、またそういった現象は、自分の仕掛け内でもよく起こることだと思うんです。
なぜなら海面に入射した光は、急速に赤みを失い、水中で最も届く450~495ナノメートルの青~青緑色に変化していくため、水深が浅いと、自分の仕掛け内でも、クリアから濃色にかけての水色変化がスッテ毎に影響していると思われるからです。
だから浅場のスッテ配色は、上のほうが淡色で下のほうが濃色という基本になるのでしょうけど、それもまた潮色や天候などの組み合わせを考慮しはじめると、難しいですよね^^;
強いて言うなら浅場は(とくに澄み潮は)一概にどのスッテが良いかなんて定義できないので、まんべんなく配色するのが正解だとここ一ヶ月の浅場経験で感じるのでした^^;
さて、本日のアタリスッテを分析する前に…
スッテ考察
長三朗丸に柏崎さんが来るという情報を聞きつけて
マルイカ船に乗り込むと、
「どう?あれからおたまじゃくし活躍した?」
と柏崎さん。
はて(´-ω-`)
おたまじゃくしとは…(꒪⌓꒪)?
「あーチビトトのことですね^^;
柏崎さんが難色を示していたのであれから使ってません笑」
ところでその日、柏崎さんがよく乗せていたスッテは、ダイワのミッドスッテ45Hピンクのウェイト入り。そしてもうひとつ良く乗っていたのはウェイトの軽いチビエビ3.5ブルー…といった結果から、
重いスッテを上に、軽いスッテを下に配置すると互いの動きが良くなるかもしれない。
と、スッテ毎のウェイトバランスも気にするようになりました。
そんなことがあって、
奇しくもチビトトを敬遠する柏崎さんからチビトトの良さを教わることに。
というのもチビトト重いんですよ。
ダイワのミッドスッテ45hはもはや廃版なので、今後は使用できないとして、となると「叩き動作でスッテを揺らす役目」として、チビトトは良い意味でコマセになるのでは?
さらに非対称デザインのチビトトは、ぽっちゃりしたお腹がウェイトになって意外と重心バランスが良い=動きが良さそうなんです。
せっかくなのでガン玉を埋め込んでやりましょう。
45hのウェイトを模倣するなら約0.7g=2B相当のガン玉。
せっかくなので夜光玉も埋め込み、
最後にフィッシングボンドを流し込んで接着しました。
熱した釘でグサグサ穴をあけたことにより内臓感も出たし、
これなら45hより単体の動きも良さそうです♪
残るチビトトの問題はこのお腹ですねー。
メーカー曰く「イカは魚の背中に抱きつくので、背中の形状をフラットにして針掛かりさせやすくした」 とチビトトの優位性を謳っておりますが、そうは言ってもこのおデブなお腹が100%刺さりを邪魔しないとは言い切れません。
そこでカンナを巻き直し、少しでもカンナの足を長くするよう糸巻部分を短くして、イカがお腹に乗っても問題ないよう工夫してみました。
カンナの足を長くする工夫は、とても有効だと思います。なぜならカンナの足が長いほど、イカが乗った瞬間刺さる確率が上がり、明確なアタリを出しやすくなると思うからです。
ただこのままだとハリスの糸巻量が足りず、
カンナ強度に不安が残るので、
「30sミラーss」のカンナ補強を模倣して、カンナに蓋をするイメージでフィッシングボンドを塗り補強しました。
30sミラーssは浅場ではすでに有効の声多数ですね^^
柏崎さん一押しの浅場カラー「黄緑」のバリエーションを作ってみました。イエローボディの頭にアクリル塗料のクリヤーグリーンを塗ったものです。
今までマッキーで塗っていたのですが、マッキーだとグラデーションを出すのが難しいので、アクリル塗料を試してみました。
アクリル塗料はうすめ液で濃度調整ができる上、水洗いできるので扱いやすく、筆塗りでもそれなりに綺麗に塗れるのでおすすめです。もちろんエアブラシで吹いたほうが綺麗なのは間違いないでしょうけど^^;
ブラックライトを照射すると各スッテのケイムラ具合がわかります。赤丸は紫外線に反応したスッテです。
あれ、チビトトの「ケイムラバイオレット/クリア」はケイムラかと思っていたら、ほぼクリアなんですね。
後編では、
- 潮色は薄濁り(どちらかというと澄み)
- 雨から晴天へと変化していく天候
という条件下で
アタリスッテがどう変化していくのか時系列に追ってみたいと思います(σ≧▽≦)σ