みなさまこんにちは~‹‹\(´ω` )/››
サニー商事フィールドテスターのごまプリンです。
今回は、サニー商事が展開するサニービシの兄弟分である「ワンタッチ缶」がマイナーチェンジしましたので、紹介させていただきます。
従来型と比較して変更点が3つございます。
①穴数の変更
マイナーチェンジ一つ目の変更は、穴数です。フタ側にΦ14mm、Φ10mmの穴がそれぞれ1個ずつ追加されました。
新 | 旧 | |
上穴 | 変更なし | |
Φ14 | 4個 | 3個 |
Φ10 | 4個 | 3個 |
本来、ポロポロ設定を謳う「ワンタッチ缶」ですが、今回のマイナーチェンジで穴数が増えたことにより、コマセを多く出したいときにも積極的に使えるようになりました。もちろん留め栓を使えば、従来型とまったく同じポロポロ設定も可能です。
②ツメ形状の変更
フタをロックするツメ形状がより深くなりました。この変更により、不意にフタが開いてしまう不具合を改善しています。
とはいえ、固定天秤との相性が良くなったとは言い切れません。マグロが疾走した衝撃で万が一、フタが開いてしまった場合、予期せぬフタの抵抗が加わり、瞬殺(ハリス切れの原因)となる可能性がございます。
ですから、固定天秤を使用するときは、ワンタッチ缶のフタに輪ゴムをかける等、フタが開かないようにする工夫で、瞬殺の原因のひとつの可能性を潰して頂ければと思います。
③ビシ底の強化
ビシの底面にリブが2本追加され底面が強化されました。
これにより、激しいアタックのあるカツオやマグロの衝撃で稀に底面が割れてしまうという不具合を回避します。
以上っ!ヽ(`Д´;)ノ
対マグロ用に
正常進化を遂げた
ワンタッチ缶のマイナーチェンジ情報でした~^^
青物バスターとワンタッチ缶の使い分け
ところで、今回紹介したワンタッチ缶はあまりメジャーではありません。マグロ・カツオ船では「青物バスター」の使用率が圧倒的に多い現状があります。
そこで、「青物バスターとワンタッチ缶どっちが釣れるの?」という質問をたまにいただくのですが、
どちらも釣れます‹‹\(´ω` )/››
使い勝手と特徴が違うだけで、どちらが釣れてどちらが釣れないということはありません。
強いて言うなら、
追いかけっこの時期は青物バスター。理由は、コマセを瞬時にブワッと出したい追いかけっこのパターンに適しているからです。船の動きがストップ&ゴーを繰り返すようなら「青物バスター」と覚えてくださいね♪
そして秋以降、水温が下がり、流しマグロ※1の時期になったら、ワンタッチ缶の出番です。理由は、真鯛のようにビシの投入に対してナーバスになったマグロの目をあざむくため、コマセをポロポロ撒き続けるようなコマセワークが必要になるパターンがあるからです。
※1…流しマグロとは、マグロが船に付いてコマセを好んで捕食する時期の釣り方をさして「流しマグロ」といいます。真鯛船のように船を流すので流しマグロ。別名「クラゲ」とも。真鯛釣りのようにやや長めのハリスで狙うのが主流となっていますが、船宿により仕掛けの長さには制限があることが多いです。
とはいえ、マグロはやはり青物。流しマグロの時期でも濃く撒いたコマセに反応する高活性パターンも多々見受けられます。そんなときは、青物バスターを使うか、もしくはnewワンタッチ缶を全開にしてお使い頂くことで、高活性パターンにも対応いただけると思います。
という使い分けができます。
以下、青物バスターとワンタッチ缶でわたしがよく使う設定を記載しておきます。(設定には好みがありますので参考までに…。)
青物バスターの参考設定
上窓1/3~1/2。下窓は全閉。(全閉と言っても、1mmほど開けけておくと水の流れがよくなりコマセも出やすい。)
ただしコマセの粒が大きいなどの理由で、コマセの出が良くないときは、下窓も~10mmほど開ける。
2021年版ワンタッチ缶の参考設定
【2021年版ワンタッチ缶(Φ14mm ⇨ 4個、Φ10mm ⇨ 4個)】
留め栓でΦ14を2個塞ぐとポロポロ設定。潮の流れがトロトロのときはΦ14を1個塞ぐとポロポロ設定。
水抜けが悪い構造のため、コマセを出すときは1回1回しっかり振るのがコツです。
主にポロポロ設定用ですが、2021年版は穴数が増えたため、その分「追いかけっこ」や「高活性」にも対応しやすくなりました。