8月に解禁となるコマセ釣り、「カツオ・キハダ船」
カツオ釣りがはじまると、多くの船がこのお祭りに参戦し、
相模湾のあちこちで船団が見られます。
魚が見つかるまではゆったりとクルージングする、
というのがカツオ釣りのスタイル。
しかし、ひとたびカツオが見つかると、船は急発進します。猛烈な勢いでカツオの動きを先回りし、急停止するかどうか、船長の合図とともに即、仕掛けを投入します。
仕掛けの投入が遅れると時合いを逃しますから、最初はちょっと慣れが必要な釣りですが、慣れてしまえば非常に興奮度の高い釣りものです。
今回はそんなカツオ船に乗るための、心の準備についてです。
マナー
カツオ船は、正直、熱くなります。釣れているときにオマツリしたりすると魚を逃しかねませんから、どうしても熱くなってしまいますね。
ですから朝、「よろしくお願いします^^」
と隣の人に一声かけましょう。
トラブル防止は挨拶が一番。話しかけてみると良い人たちばかりですから、ぜひ、心にゆとりを持って、熱いカツオ釣りにチャレンジしてください^^
オマツリ
カツオは、瞬発力の半端ない魚です。
取り込み直前まで猛烈に横に走ります。
もしオマツリしたら、無理せず船長に指示をあおぎましょう。
※オマツリを回避するコツは、針掛かりしたら、魚に遊ぶスキを与えず、竿をロッドキーパーに掛けて、ひたすらにリールを巻く(ゴリ巻きする)ことです。それを可能にするために太い仕掛けを使用します。
※オマツリしたら、誰の魚だろうとまず魚を取り込むことを優先します。その上で、みなで協力してオマツリをはずしましょう。ほとんどの場合、船長の指示があるかと思います。
到着
予約制ではない船宿の場合、早めに行くことをおすすめします。とくに前日の釣果が良いときは、次の日は混み合います。(当たり前ですね^^;)
タックル
マグロとなると貸し竿で捕るのは難しいかもしれませんが、カツオ・キメジ用の貸し竿であれば置いてある船宿も多いので、無理して道具を揃える必要はないかと思いますよ^^
なおカツオ用の貸しリールは手巻きですが、8月はたいてい棚が浅いので苦にはなりません。実際に船に乗ってみると、電動リールと手巻きリールの割合は半々です。
時合いが良いときは、釣れたカツオの血しぶきが飛ぶこともあります。カッパを着用するなら話は別ですが、着替えはあったほうが無難です。
中乗り(上乗り)さん
カツオ、マグロは思いのほか「取り込み」が難しく、取り込み時にバレる(針がはずれる)ことが多いです。慣れないうちは、中乗りさんが面倒を見てくれる船を選ぶと良いと思います。
船に乗ってからの手順については、
船で道具をセットするも参考にしてみてください。
↓次回は仕掛けについて紹介します。