釣行データ
釣行日 | 2015/6/5(金) |
船宿 | 五エム丸 / マルイカ |
竿 | ダイワ(Daiwa) A-ブリッツ タチウオ M-195 |
リール | ダイワ(Daiwa)スポルザ150R |
仕掛け図 | 仕掛け図 直結 |
水温 | 20.1℃ |
潮 | カメギ根沖: 薄濁り ゆるい 15~40m |
パターン | 中潮2日目 (満潮 5:46 干潮:12:49) |
月輝面 | -92.8% 月齢18 |
風 | 北、弱い |
波高 | 0-0.5M |
天候 | 曇り |
船の釣果 | マルイカ:23-84 杯 |
自己釣果(左舷胴の間) | マルイカ: 77 杯 (ムギ1) |
マルイカはくそ小さいからきっと面白くないっ!ヽ(`Д´;)ノ
と決め込んで今まで手を出さずにきましたが(^o^;)
アタリがくそ
小さくて…( ; ゜Д゜)
ムズ面白いっすね~(σ≧▽≦)σ
前回はマグレで64杯 (^o^;)
でも最初は訳がわからず船長にスッテを選んでもらったもんです( ̄▽ ̄)
というわけで今回は、はじめのうち迷いやすいスッテや仕掛け、タックルについてのごく基本的なことについてメモしてみたいと思います^^
基本的なスッテの知識
えっ?!
こんなにカラフルなスッテなのに 「ケイムラ系」とか「ピンク系」とか分類できるんですんか?!
最初はこんなレベルから始まったわたくし(^o^;)
一見メチャクチャに見える色でも、そのスッテには「ケイムラ系」とか「ブルー系」とかの系統があるそうな。
その見分け方は…
超簡単!ヽ(`Д´;)ノ
基本はボディ色で判断します。どう見てもカラフルにしか見えない派手なスッテも、まずはボディ色で判断します。
そして実際の見え方は、
(暗い海の中を模して) 光に透かすと予測できるそうな^^
たとえばこのスッテ。
パッと見は「布巻きのレインボー」ですが、
ボディはクリアな「ピンク」。
光に透かすとボディ色で屈折し、布の色で柔らかく拡散します。
色の分類は…しづらいですが、
一応「ピンク系」ですかね(^o^;)
布巻きスッテの定番は「ゼブラ」でしょうか。
状況を選ばない「茶色」と
濁り潮に強い「黄色」を持ってると重宝しますぞ^^
※2017年追記:最近は布系を使っている方をあまり見なくなりました^^;
そしてガス糸巻きのスッテは、
布より光を通しにくい感じです。
なかでもグリーンはなかなかの実力派。
日並みを選ばず強い印象です^^
こちらはメタルです。
補足=================
※スッテの種類は、その沈み具合によって「メタル」「シンキング」「フローティング」の3種類があります。基本は「シンキング」。店頭に置いてあるスッテのほとんどはシンキングです。
「フローティング」は通常、ブランコ仕掛けのみで使用します。
=================
メタルは他のスッテと違い「重い」ので、スッテの一番上に配置すると、竿を叩いたとき仕掛けの動きが良くなるそうです。
浅場で使用している方はあまり見かけませんが、中深場で動きの伝達が鈍いときなどに、より実力を発揮するようです。
またウェイト入りのスッテも、
シンキングの中では誘い効果の高いスッテです。
竿を叩く(シェイクする)と中身が分散して
これがアピールになるそうです。
とまあ色んな種類がありますけれど^^;
スッテの基本はクリアタイプ。
daiwa宮澤さんの解説ページを引用しますと、
「基本的には、最近流行りの布をまとっていないクリア(はだか)なタイプをメーンにするのが無難だろう。ケイムラボディーとピンクボディーを交互に配色しながら、間に緑や黄色、赤を上下や中間にコマセヅノとして配置する」
とあります。
もっとも日によってアタリスッテがコロコロ変わるマルイカ釣り。
スッテは本当に好みだと思いますが、
チビエビ3.5は人にも人気です(笑)
どの色も実績が高く、個人的にはグリーンと黄色がお気に入り。
ほかFNネオンツートンがやたらと強い日があったり、
FNブルのグリーンにしか乗らない流しがあったりと、
ま~スッテ地獄ですね(笑)
ほか一番安いハダカボディのスッテを購入して
オリジナルスッテを作るのも面白いです。
マッキー で塗るだけ…
と船長に教えてもらいました(^o^;)
今のところ黄色いボディに赤マッキーを塗ったものが高実績を誇っております(笑)
配色の一例です。決まりごとはありませんが、同色は一つ見破られたら全滅するので並べません。
そして下のスッテにイカが掛かると手返しが悪くなるため、アタリスッテは真ん中より上に配色し直すようにします。
※追記:
イカの活性次第ではイカが上に浮いてこないときもあります。ですから配置換えは状況次第。下でアタリがあったスッテは下につけたままにしておくのも一手です。
また、スッテの良し悪しは日時や海況によって変化します。青系がよかったりピンク系が良かったりと様々ですので、触らないと思ったらどんどんスッテを変えてアタリスッテを探しましょう!
直ブラ仕掛け
アタリのわかりやすさは面白さに直結しますっヽ(`Д´;)ノ
それでいて取り込みでバラすと失意のどん底に落ちますっ!ヽ(`Д´;)ノ
というわけで、まずは「アタリがわかりやすくバラしにくい」という「直ブラ」からはじめて、取り込みに慣れてきたら「手返しの早さ」を求めて「直結」にするというのはいかがでしょう^^
仕掛け作りが面倒くさければ直ブラリーダーというのが売っています。浅場のときは幹間100センチ、本数は5本で十分でしょうか^^
部品をバラバラで買うなら
- イカフックS
- 直ブラビーズM1cm(枝スの長さを調整したいなら回転ビーズM またはD-ビーズマーキングM )
- スナップサルカン
- 幹糸ハリス3~4号
ビーズ周辺の結びは「八の字結び」さえできれば結べます。
ほか直結ブラリーダーというのも売っています。手返し重視のため上3本を「直結」にし、下2本を「直ブラ」にしてバラシを防止するという組み合わせです。この組み合わせも人気ありますね^^
直結仕掛け
- イカフックS
- ローリングスイベル10号
- スナイプビーズ3mm
- スナップサルカン
直結仕掛けは「スナイプビーズ」を介して
スッテを脱着できるようにします。
3.ハリスの先端に八の字結びでコブを作ります。
3mmのスナイプビーズに対し、ハリス4号なら八の字結び1回、ハリス3号以下を扱う場合はすっぽ抜け防止のため2重にコブを作ることをおすすめします^^
※追記:どうやらスナイプビーズの穴の大きさにはムラがあるようです。2重コブだけでは抜けてしまうこともあるので、より確実な方法を紹介します。
ハリスの太さにかかわらず、2番の後、ハリスの先端にもう一本「別のハリス」をあてがいます。そうしてハリスを2重にした状態で、八の字結びを行います。「別のハリス」の余分をカットすれば出来上がりです。メインのハリス、別のハリスともに、わたしは4号で作成しています。
こうして作った輪っかを、
カンナに引っ掛けて、締めます。
※追記:輪っかはカンナの中央に引っ掛けます。12本あったら6本と6本の間に引っかけます。 中途半端な場所にひっかけるとすっぽ抜けることがあるのでご注意ください^^;
できあがりー^^
一番上と一番下に「10号くらいの小さなローリングスイベル」をつけると糸ヨレ解消になります。もちろんすべてのスッテにつけても良いです。
※追記:ローリングスイベルをすべてのスッテにつけると、糸ヨレは起きにくくなりますが回転方向のアタリ(震え系)が消えやすくなります。腕と相談してスイベルは減らせるなら一番上だけに減らすと良いかもしれません。
わたしの仕掛けは(達人の仕掛けを参考に)こんな感じです^^
なお、底にオモリをつけたまま誘うと「根掛かり」することがありますので「捨て糸」は付けるにこしたことはありません。
わたしは4号の幹糸に対し、2号の捨て糸で対応しています。
※追記:実際に根掛かりしてハリスを切りたい場合、捨て糸2号だとやや切りにくいため最近は1.5号を使用しています。ただし、仕掛け投入時、なにかに引っかかるとオモリだけ飛んで行く確率も増えるのでご注意です^^;
リーダーシステムのすすめ
ぐああああ道糸が
竿に絡んだっ!(`д´/;)/
なんて経験はないでしょうか^^;
マルイカ釣りのPEラインは1号前後と非常に細いため、取り込みの際にPEラインが竿に絡みがちです。
こうなると再投入が遅れるばかりか最悪ライン切れなんてことも。
そんなライントラブルを解消するため「リーダーシステム」を組みます。
「リーダーシステム」とか言われると
うっ
と拒絶反応を示される方もおられるかもしれませんが(^o^;)
サルカンを使用しないで
PEラインとハリスを直接結ぶだけです。
一度リーダーシステムを組んでしまえば、一番上のスッテギリギリのところまでハリスを巻き取ることもできますし、PEラインと竿が直接、干渉することなく糸絡みを防げます。
また、下のほうについたイカも
素早く取り込むことができますね。
PEラインとハリスを結ぶには、ルアーでおなじみの摩擦系ノット、
「FGノット」が向いています。
見てください(笑)
こんなにヘタクソでも結節強度が保てるほど摩擦系ノットは強いです。
FGノットで一番難しいと感じるのはおそらく「編み込み」ですが、PEラインの色が飴色に変わるほど締めるという点さえクリアすれば摩擦系ノットは非常に強いです。
最初は細ラインだと難しいかもしれませんので
太めのラインで練習すると良いと思います。
それでも難しいと感じたらEZノッター やラインツイスター(電動)というような(FGノットの編み込みを補助してくれる)器具もありますぞ^^
マルイカの竿とリール
ダイワ商品であれば、詳しくはマルイカ最前線に竿とリールの選び方が載っています。
シマノTVも参考になりますね^^
基本的に浅場は柔らかめの竿で攻めるのが主流のようですが、
叩く。
止める。(アタリを見る)
掛ける!(`д´/;)/
この三点を重視して攻めるマルイカ釣りのこと、
繊細なアタリを見るため穂先は柔らかく、「叩く」「掛ける」といった操作性を確保するため胴は硬いほうがやりやすいと感じております。
使用してみた竿の一例を挙げますと、
たとえば「深場向き」とされるメタリアMH-150。
深場向きなので非常に硬く、浅場に多いマイクロ級のアタリを取るのは難しいです。
対して「浅場向き」とされるレッドチューンM-140は、負荷をかけると胴まで曲がる6:4調子の非常に柔らかい竿です。
柔らかいのでアタリはわかりやすいです。しかし柔らかいのでどうしても叩きづらいです。また胴まで柔らかいので、反射的に掛けても間に合わないことが多くなるかもしれません。
こういったバランスを考えて好みの竿を探すことになるわけですが、浅場のマルイカは竿で半分勝負が決まると思いますので、慎重に選んでくださいね^^
※追記
2016年のゼロテン竿「極鋭ゲームMC-150AGS」のインプレッションはこちら。
2017年のゼロテン竿極鋭マルイカレッドチューンMCの動作確認youtubeはこちら。
ゼロテンションの攻略についてはこちら。
イカを掛けたら反射的にリーリングしますので、ハンドルが一つしかないと咄嗟にハンドルを握れず「空振り」することがあります
浅場のみで使用するなら100サイズの軽い「エアド」や「スティーレ」「ステファーノ」、中深場も考慮に入れてリールの剛性を確保するなら「スパルタン」など、
いずれも「ハンドル1回転あたりの巻き取り長」が70センチ前後のハイスピード仕様を選びます。
竿置き
第一精工の「フリースタンド 」と「置太郎 」を組み合わせて使用する方が多いです。置き太郎は「オモリ置き」として使用するみたいですね。
チョイ置きホルダーは比較的リーズナブルで使い勝手も良いのですが
船穴の間隔でしか設置できないのが玉にキズ。
チョイ置きキーパーは好きな位置に固定できるので
混雑時の微妙な調整も可能です。
またツノマットは直結仕掛けをセットできるので便利です。とりあえずスッテを掛けておきたいときや、スッテの本数を投入器の穴数以上につけたいときなど、あると便利です。
オモリについて
マルイカといえば「落下速度が速く」「感度の良い」タングステンが有名ですが、タングステンは高価すぎるので根掛かりの可能性がある浅場には向きません^^;
スカリータイプにしましょう!
六角、または六宝タイプは
落下速度が遅いので避けたほうが無難です
軽いほど感度が上がりますが、あまりに軽いとなかなか落ちないので30号くらいが無難かなと個人的には思います^^(浅場なら30-40号、水深50-70メートルなら50号、水深80メートル以深なら60号が目安です)
カンナを研ぐ
針先が鈍くなれば当然、掛かりが悪くなります。その針先をピカピカに復活してくれる「カンナくん大成功です!ⅱ」
写真のものは11センチと14センチに対応しています。
ちょっと値段は張るんですが
一つ持ってると重宝しますぞ^^
歯ブラシは…
あったほうがいいですね^^
※追記
いつの間にか勝手に飛び出して、勝手にお亡くなりになるイカさんの哀れな事故を防ぐため、「魚飛出し防止ネット」なるものを使いはじめました。
あると便利です^^