渋メダイ考察(プラス初心者さん向け釣り方メモ)(2014/04/26)


 釣行データ
釣行日 2014/4/26(土)
船宿 五エム丸 / メダイ船
竿 ダイワ(Daiwa) ヘルバイパー 270(II)
リール ダイワ(Daiwa) マグマックス500
仕掛け ハリス:ジョイナー8号
針:ヒラマサ14号 太地ムツ18号
他: 厳選ゴムヨリトリ真鯛2.0mm
ハリス幹糸4号、エダス2号のスーパー回転ビーズM仕様 (全長2.2m、3本針)
ムツ針9号(金)
テンビン 夢の天秤ヒラマサ1.5ー60cm
水温 17℃
城ヶ島沖~沖の瀬 : うす濁り ゆるい~早い  棚100m前後
パターン 中潮1日目  (満潮 8:41 干潮 14:41)
月輝面 -11.8% 月齢26.3
北東~南西 弱い
波高 0-0.5M
天候 晴れ
船の釣果 メダイ:0-4   アジぽつぽつ
自己釣果(左舷ミヨシ) メダイ:4 アジ:2   (ごまサバ:2)

 

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本日はどういうわけかメダイのヒット独占状態…

 

(;゚;Д;゚;)…。 

 

潮下だったのでしょうか…。

 

それとも餌…?

 

それとも釣り方…?!

 

釣れた理由は正直、自分でも特定できませんが、ヒット時にはとある一定のパターンがありましたので今回はそのあたりをお伝えしようかと思います。

 

ただですね。

 

なんとこの日の翌日は

釣り人13名でボウズなしの爆釣デー!?

 

なにそれズルくない!?(笑)

 

 

 

 

 

 

というわけで、

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この記事のノウハウはどんな日に通じるかわかりませんから、
あくまで渋い日の参考の一例としていただければ幸いです^^

 

そして今回はいつもの釣行記に加えて「指示棚」についてもちょっぴり触れておこうかと思います。初心者の方向けです。

 

まずは指示棚の解釈を間違えると迷いますからね^^

 

 

 

 

 

 

 

指示棚

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指示棚100mと言ったら、

 

 

 

setsumei

こんな風に仕掛けを落としますよね。
海面ぴったりから100mの位置にビシを合わせます。

 

「海面より上の道糸の長さ」は、図では約1mと書いていますが、お使いの竿や船の高さによっても変わりますから、ご自身の道具に合わせてください。

 

もっともこう書くとメダイの棚はシビアだと思うかもしれませんが、むしろそんなに神経質にならなくとも釣れるのがメダイという魚です^^

 

メダイは上を向いて餌を探すそうですね。ですからその指示棚は
メダイの遊泳層のやや上あたりです。

 

そんなわけでメダイは、棚が1・2m変わったところで食わなくなるようなシビアな魚ではないのですが、メダイは目が良い魚とも言われていますから、潮が濁らないと食い渋ることもあります。

 

コマセワークは、たとえば指示棚100mを仕掛け4mで狙う場合は、海面から104m(指示棚 + ハリス分)の位置までビシを落とし、 その場でコマセを振っては2m巻いてを2回繰り返し、水面から100mの位置(指示棚)にビシを合わせてヒットを待ちます。

 

基本は置き竿スタイルで「指示棚」を狙います。
もちろん手持ちでもOK!

 

 

 

 

 

 

さて…。

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本日の仕掛けはヒラマサ針14号にデコレーションなしの4.5m。

 

渋メダイを予想して超シンプルな
1本針の基本仕掛けからはじめました。

 

これが功を奏したのかどうか、

 

 

 

 

 

 

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コマセを振り終えて指示棚で待つこと30秒。

 

何も当たらないので外道を狙うべくスプールにテンションをかけてスルスルと仕掛けを落としている最中、なんと指示棚から2m落としたあたりで突然のヒット!!

 

 

 

 

 

 

 

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リアクションバイトってやつですかね!

 

しかしモーニングサービスはこれっきり単発で終わってしまい、

 

 

 

 

 

 

 

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当たりがアジに変わったので速攻で幹糸4号の3本針に変更です。
釣れるときに釣れるものを釣って、

 

 

 

 

 

 

 

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お土産確保作戦~^^;

 

 

 

 

 

 

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クロムツ狙いでホタルイカも付けてみましたが

 

 

 

 

 

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これにはサバしか掛かりませんでした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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沖の瀬に移動する際には、

 

 

 

 

 

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サバ餌を作成し、

そして「身の弱いホタルイカ」を守るように
「サバ」と「スルメイカ」の切り身で「ホタルイカ」をサンドして、

 

 

 

 

 

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贅沢極まりない「3色丼」ここに完成~ヽ(`д´;)/!

 

…からの…。

 

 

またも奇跡!!ヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)ノ
やはりコマセを振り終えて30秒のことです。

 

今度は指示棚から仕掛けを落下させて
4m落としたところでピタッと止めたところ 、

 

 

 

 

 

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間をおかずにズドン!ヽ(`Д´;)ノ!

 

これもリアクションバイト?

 

 

 

 

 

 

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いずれもある程度コマセを撒いて魚を寄せたあとに
指示棚から仕掛けを落とすと食いつくパターンで、

 

 

 

 

 

 

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ヒット5回のすべてがこの落とし込みによるものでした。

 

最初から棚を低くしても食わないのですからアクションバイト効果だと思うのですが、しかしシャクリ上げているときにも食わないのですから、これは落とし込みバイト?

 

カマスのようにストン!と仕掛けを落とすと
食いが良くなる日だったのでしょうか…。

 

 

 

 

 

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なお渋いときに「銀針」はどうかという検証も兼ねて
ムツ針を試したところ、

 

これにもヒット!

 

ただ、ムツ針ということを忘れており
食い込ませかたが足りずに針掛かりさせられませんでした…。

 

無念…。

 

 

 

 

 

 

 

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特餌とばかり思っていたゲソも本日ばかりは反応がなく、

 

 

 

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食った餌が「3色丼」のみとなると
もうどの餌が良かったのか特定できません!(゚Д゚;)

 

 

こうなるとメダイの胃袋の中身がとても気になりますね…。

 

 

 

 

 

 

 

胃袋考察

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というわけで捌いてみました!

 

なんと!!

 

捌いたメダイ3本のうち2本の胃袋からオキアミが大量に出てきました。メダイはそんなにコマセを食うイメージがなかったのですが、こんなにコマセ食うこともあるのですね…。

 

ということは…。

 

 

 

 

 

 

1・オキアミのほうが釣れる日もあるのかもしれない

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そもそもメダイは真鯛の外道としても知られますから、オキアミを食うこと自体にそれほど疑問はありませんが、メダイを専門で狙うときは針も大きいため、オキアミを付けるなら「それなりに大きなオキアミ」が必要かもしれません。

 

カツオ釣りを倣うなら3Lのオキアミでしょうか。

 

ただカツオと違って水深の深いメダイ釣りではサバ等の外道も掛かりやすく、付け餌がオキアミだけでは何かと不安です。

 

オキアミの餌摂り対策として疑似餌を試すというのも面白そうですね。
これは今後、機会があれば試してみたいと思います^^

 

 

 

 

 

 

 

2・メダイはコマセでお腹がいっぱい!

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こんなに食べたらあとは寝るだけですよね普通~^^( 笑)

 

もしかしてメダイは、コマセに寄ってきながらも、底潮が澄んでいる等何かしらの理由で、ビシを恐れ、落ちてくるコマセのみ拾って、下のほうで静かにお食事していたんじゃないでしょうか。

 

メダイは上を向いて餌を探すそうですから、潮が澄んでいたなら
その視界にはビシもイカの付け餌も見えていたはずです。

 

そこへ餌が、逃げるように落下してきたので
思わずパクリ!!

 

 

…。

 

 

う~ん。

 

どうなんだろ…

 

 

 

 

 

 

 

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本日は貴重なメダイを4本ゲット^^

 

 

この釣りは…

なかなか飽きませ~ん^^;