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青物バスターの有利不利

 

※相模湾の規定は80号です。

 

カツオ・キハダの使用ビシには、大きく分けて2種類あります。

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鉄製のビシ(鉄仮面)と、プラスチック製のビシ(青物バスター)です。

 

どちらを使用するにしても、その特性上、有利不利があるのですが、
私が初心者の方におすすめしたいのは「青物バスター」です。

 

その理由について、見解を1つ…。

 

※コマセの放出性に優れる点はどちらも同じなので
ここでは比較対象にはしません。

 

 

まず鉄仮面が有利なワケ

 

鉄仮面は比重の関係でプラスチック製の青物バスターに比べ仕掛けの落下速度が早いです。そのスピードは体感できるレベルで、鉄仮面のほうが約1割ほど早く仕掛けを棚に到達させることができます。

 

重さの実験をされている方もいますね^^

 

ですから特にスピードが釣果につながるようなカツオ釣りでは
鉄仮面の優位性を無視するわけにはいきません。

 

しかしながら鉄仮面は、商品によって穴の形状が大きく異なることも念頭においたほうが良さそうです。

鉄仮面は商品によって、または穴の埋め方によってコマセの出かたが異なりますから、自分のコマセワークが魚に有効かどうかの判断は自分でするしかありません。

 

これがまた、最初のうちは悩むんですよね…

 

 

その点、青物バスターは多くの方が利用されていますから、もし自分だけ釣れないのであれば、青物バスターで釣れている人のコマセワークを真似することもできますし、窓の開け具合を真似することもできます。

 

そんなわけで、色々と覚えることの多い最初のうちはとくに
青物バスターは有利とさえ思いますよ^^

 

 

なお、青物バスターにはセオリーがあります。

 

メーカーのページによれば、「上窓1/3」を基準として、下はコマセの粒の大きさによって調整するそうですが、カツオであればだいたい下は1センチ~1.5センチくらいが適当です。

 

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青物バスターの仕組みは、しゃくると上窓から海水が入り込み、入った海水の圧力に押されて下窓からコマセが出るというものです。

 

ですから上窓を完全に閉めたらなかなかコマセは出ませんし、逆に下を完全に閉めても上窓さえ空いていれば、中窓からポロポロとコマセを出すことができます。

 

また夏のカツオのように一瞬の時合いでドバッとコマセを出したいようなときは、基本より開け気味(下1.5cm、上窓半開)にしたほうが良いこともありますし、逆に広い範囲を探りたいようなときは、下を閉め気味にして、コマセをポロポロ出しながらしゃくることもあります。

 

細かい調整を行える点がプラスチックビシの最大の利点ですが、あまりガチャガチャ変えると混乱しますから、迷ったときは基準(上窓1/3、下1センチ)に戻すとよいかもしれません。

 

その上でコマセを加減したいときは、コマセの量を調節します。たくさん出したいなら少なめに、あまり出したくないなら多めに入れます。

 

基本は6~7割詰めます。

 

釣りたい気持ちがハヤるとコマセを多く入れてしまいがちですが、
コマセが出なければ釣れませんからここは冷静にいきましょう^^

 

これは鉄仮面も同じです。

 

 

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