「ハリス」タグアーカイブ

ナイロンハリスがダメならなぜ釣れる?

 

ハリスといえばフロロカーボンという時代。

DSCN3111

 

確かに、ナイロンと比較すると
フロロカーボンはあらゆる点で優れています。

 

  1. 擦れに強い
  2. 比重が高いので潮の影響を受けにくい
  3. ほぼ吸水しない
  4. 紫外線の劣化が少ない。
  5. 屈折率が水に近いので魚に警戒心を与えない。
  6. 伸びない

 

これだけの利点があるのですから、
フロロカーボンを使わない手はありませんね^^

 

しかし、では何故ナイロンハリスはなくならないのでしょう。釣具屋に足を運べばたいていナイロンハリスは売っています。

 

 

 

 

DSCN3112

答えは簡単、
ハリスとして「需要がある」からですよね!

 

ナイロンハリスには、
フロロカーボンより優れている点が2つあります。

 

  1. 柔らかい
  2. 安い

 

なんと値段はフロロカーボンの半値。半値の仕掛けで同じ獲物が釣れるなら、これはすばらしいコストパフォーマンスですよね。

 

そして、なんと言っても、柔らかい

 

柔らかいので「ベイトの動きが良くなる」としてルアーで使用される一方で、太ハリスゆえの「結びにくさ」をも見事に解消してくれます。

 

 

しかし、いくら安くて、結びやすくても、目的は釣りですから、
釣れなければ意味はありませんよね?

 

 

 

DSCN3221

 

 

 

 

ナイロンならバリバス

 

DSCN3116

お金があって、かつ仕掛け結びも問題なくできるなら、やっぱり良質なフロロカーボンがいいです。

ただ、もし中途半端に安価なフロロカーボンを買うくらいなら、「バリバス」というナイロンハリスをおすすめします。

 

中には「硬すぎて結べない」「巻き癖が取れない」といったように、「フロロカーボンだから良い」とはとても言えないようなハリスもあります。

 

ですから私は、ハリスの種類以上に、メーカーによる特性が大きく左右すると思っています。

 

 

ナイロンハリスの不利な点を独自の技術で解消する「バリバス」

 

私自身、釣ったカツオの9割以上がこのバリバスですし、18号や20号の「バリバス」で、20㌔以上のキハダマグロを釣り上げている方をたくさん見ています。

 

何より、結びやすいので、初心者さんにおすすめしたいハリスとして、
「バリバス」を紹介しました^^

 

 

なお、バリバスを使用するなら、

DSCN3149

 

DSCN3150

 

留め金ははずさないでください。仕掛け作りでオマツリします(笑)

ハリスがスプールに巻かれていない点が「バリバス・大物ハリス」の難点でしょうかね^^;

 

 

⇒「バリバス」大物ハリスを安い順に検索!

 

 

ヒロ

沖釣りでは、仕掛けの長さを「ヒロ」という単位で表現することがあります。

1ヒロ=約1.5メートルとされています。

では、なぜ、「1.5メートル」とストレートに表現せず、
「1ヒロ」と言うのでしょうね?

 

「ヒロ」という単位は、
古くは漁師たちの「時間節約術」として生まれました。

仕掛けを作るとき、ハリスの長さをいちいち巻尺で測っていたら時間がもったいないですよね。

そこで、両手を広げたときの長さを1ヒロとし、両手を巻尺の代わりにすることで、素早く仕掛けを作れるようにしたわけです。

 

「1ヒロ=両手を広げたときの長さ」 

 

これが本来の1ヒロです。

 

さて、ここで人によっては疑問が生じます。

両手を広げたときの長さはだいたい身長に等しいですから、1ヒロの長さは人によってまちまちです。必ずしも1.5メートルになるとは限りませんよね。

実は、両手を巻尺の代わりにすることが本来の目的ですから、1ヒロ=何メートルでもいいのです。

 

ただ、1ヒロ=何メートルとした場合、他人との共通言語としては使えなくなりますから、できれば自分なりの1.5メートルをしっかり測っておくのがベストです。

 

仕掛けを自分で作るようになると「ヒロ」という単位はとても便利です。
ぜひ活用しましょう^^

 

1ヒロ以外にも、体の部位で「1メートル」と「50センチ」を測れるようにしておくと、細かい仕掛けを作るときとても役立ちます。

 

戻る