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メダイの漬け丼

 

メダイの定番といえばユッケですよね!

ただ、ユッケは釣船聡丸のレシピが十分に美味しいのでまた今度!

今回は漬け丼の紹介です。

メダイの漬け丼は意外と知られてないようですが、
漬けると身がトロッとして程よい弾力があり、美味しいですよ♪

 

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■材料
・ぶつ切りにしたメダイ
・醤油とみりん 1:1
・生姜、わさび(お好み)
・大葉、ネギ(お好み)
・卵の黄身と刺身醤油(お好み)
・白ごま(黒ごま)

 

私の場合、分量とか結構、目分量なんで、
配合割合だけ書いときます^^

 

 

1・醤油とみりんを1:1の割合で混ぜる

醤油とみりんを1:1の割合で混ぜるとやや「甘め」に仕上がります。
みりんを減らしてそのぶん酒にすれば、辛め、砂糖を足せば甘めです。

好みの味を見つけてください^^

配合したタレは、弱火で沸騰させて、アルコールを飛ばします。

タレが冷めたら、お好みで生姜やわさびを入れてください。
生姜はアクセントになるのでおすすめですよ^^

 

 

2・1~2時間漬け込む

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マグロの漬け丼と違い、メダイの場合は30分くらいだと味が染み込まないので、1~2時間と長めに漬け込みます。漬け時間は好みかな~^^
1日放置しても問題なし♪

冷蔵庫で保管します。

 

 

3・ごま、大葉、ネギ、卵の黄身をお好みで

卵の黄身を乗せる場合は、一緒にわさび醤油も加えると美味しいです。
大葉がない場合はネギでも十分美味しいですし、
ごまに至っては白黒どっちだって合います。

ブラックペッパーをかけるときもありますね。

 

釣り人は魚を捌くところからが料理のスタートなので、
料理は素早く作れてなんぼですよね♪
紹介する料理はそっけないものが多いですが、
参考になれば幸いです^^

 

お刺身を美味しく食べる方法

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釣った魚はやっぱ刺身でしょ~♪
ってことで、まずは定番の「お刺身」からご紹介です^^

 

メダイの捌き方」で紹介した「サク」状のメダイを
やや斜めにスライスして、段々に盛り付けましょう。
盛りつけは、切り身を少しづつずらして盛り付けると、ちょっぴり見栄えが良くなります。
しその葉がよく合いますよ^^
我が家では、腹身だけを贅沢に刺身にして、
それ以外は揚げ物にしちゃいます。

お醤油はやっぱり刺身醤油で決まり♪
お刺身の味が薄れるから刺身醤油は邪道!なんて言う方もいますけど、なんのなんの、お醤油おいしいです~。

 

さて、
お刺身を美味しく食べる方法は、ここからです。

 

 

メダイの刺身は美味しくない?

 

どうもメダイのお刺身は、人気ないみたいなんですよ。

船でお知り合いになった人の話を聞くと、
刺身は美味しくないっていう人が多いんですね。

 

たしかにメダイは大きくなるほど味が良くなると言いますから、
春の小メダイは人気がないのかもしれません。

でも、4月あたりから釣れはじめる中型以上のメダイなら、
とっても美味しいと思うんですけどね^^

 

ここで、刺身を美味しくいただくための
コツをひとつ…。

 

 

一晩以上寝かせる(置いとく)

 

 

これ、とっっても大切です。

 

お刺身というと「鮮度が一番!」ということで、
当日食される方が多いと思いますが、
実はこれ、鮮度の意味がちょっと違います。

 

鮮度というのはまず釣り上げて、
その後どうするかで決まります。

 

  1. 活け締め(瞬殺)にしてから血を抜くか
  2. または氷締めにして

 

はじめて鮮度が保たれるそうです。

 

こうして保たれた鮮度は、今度は時間を置いて、
熟成させることで、
旨みを引き出します。

 

よく「熟成ポーク」とかスーパーで売ってますよね。

あれと同じことをするわけです。

 

熟成といっても、やり方は簡単。

放置するだけ^^

 

肉のタンパク質が、アミノ酸に分解されて、
旨み成分に変化するまでの間、「熟成」します。

お店に出ている肉や魚は、
すでに熟成されたものが陳列されているんですね。

 

放置すると聞くと、腐るイメージがあるかもしれませんが、
でも白身魚はほうっておいてもすぐには腐らないですから、
ご安心ください。

よくよく考えると、果物だって少し「熟れた」ほうが
美味しいですよね^^

 

経験上、

メダイのような1㌔以上ある白身魚は
1~2日くらい寝かせたほうが美味しいです^^

我が家では、その日のうちに刺身を出しても
誰も食べてくれませんが、次の日に出した刺身は、
ぺろっとなくなります。

それくらい味が変わるんですね。

 

釣れたらぜひ、何日か寝かせてお刺身でどうぞ♪

 

※寝かせ方
クーラーBOXに氷を張った状態で、そのまま1~2日放置します。
それが難しい場合は、当日、3枚におろした身をキッチンペーパーでくるみ、さらにラップで包むか、ジップロック等で密封して酸化を防ぎ、冷蔵庫に保管します。

 

メダイの捌き方

メダイの捌き方を紹介します。

 

「できるだけ白身に触れずスピーディに捌く」

 

どんな魚でもそうですが、
これが美味しく食べる捌き方のコツです^^

とはいえいきなりスピード重視で捌いたら危ないですし、最初から白身に触れず捌くなんて神ワザです。最初は慎重にやってください。

ここで言いたいことは、包丁がうまくいかなくても無理せず、手抜きして、ぱっぱと捌いで美味しく食べよう!ってことです^^

 

ではさっそく参りましょう~♪

 

注:魚の内臓が見える写真もあります。苦手な方はご遠慮ください。

 

 

1・ぬめりを取る

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メダイは「ぬるぬる」で有名です。荒塩または普通の食塩をふりかけて、たわしでこするところからはじめます。

 

このとき、魚のヒレに気をつけてください。頭から尻尾にかけて撫でるぶんには問題ありませんが、その逆を撫でると手がヒレに突き刺さります。(これはどんな魚にも共通することです。)特にタイ系の魚はヒレが鋭く、突き刺さるとかなり痛いので、注意して作業しましょう。

 

 

2・うろこを取る

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ぬめりが取れたらうろこを取ります。

うろこ取りというのが¥1,000くらいで売っています。うろこが飛び散らないのでかなり便利ですが、ない場合は出刃包丁の背の部分でこそぐように落とします。

料理のなかにうろこが入ってると家族に避難を浴びますから、ここだけは丁寧にやります

 

 

3・ 頭を落とす

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胸ヒレと腹ヒレの2か所を避けるように包丁を入れます。片側だけで断ち切らず、ある程度包丁を入れたらひっくり返し、逆側から分断するようにします。

 

 

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逆側から分断することで、慣れると内臓を傷つけずに頭を落とすことができます。その場合、最後は頭を引き抜けば、内臓が全部くっついて出てきます。

 

落とした頭は捨てないでください
正直、メダイの部位で一番、美味しいところです。

 

4・3枚におろす

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頭を落とすとこんな↑状態になります。

次に、3枚におろすために、まず半身から捌いていきます。

 

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①・お腹の部分に包丁を入れ、包丁の先端が中骨に当たるのを意識しながら、小骨の上を尻尾のほうにおろしていきます。

 

 

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②・背側のほうも同様に、今度は尻尾から包丁を入れ、包丁の先端が中骨に当たるのを意識しながら、小骨の上を背のほうにおろしていきます。

 

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イメージとしてはこんな↑感じです。
青い線に包丁を入れます。この段階ではまだ中骨がつながっていますから、最後に③に包丁を入れます。

 

 

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③・ 尻尾から包丁を入れ、中骨の上を、頭のほうまで卸します。

 

 

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一枚ゲット~^^

 

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残りの半身も上記と同様の手順で卸します。青丸の部分に血合いが残っている場合は手で取り除きましょう。

 

 

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半身2枚と中骨が1枚取れました。これで3枚おろしの完成です。

中骨は汁のだしになりますから、適当に分断して取っておきましょう。

 

 

5・腹骨を取り除く

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焼き物やみそ漬けにする場合は3枚におろせば完了ですが、刺身やフライにするなら、腹骨を取り除く必要があります。

 

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腹骨をなぞるように、刃を引きながら、腹骨を切りとります。

これは意外と難しいので、失敗したら大胆に切っちゃいましょう^^

 

 

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腹骨を取り除いた状態です。

 

 

6・小骨を切り取る

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小骨の脇に切り込みを入れます。
切り込みを入れたら、手で引っ張って小骨を取り除きます。

 

小骨が取り除けたら、小骨があった部分に刃を入れて皮を切おとし、身を半分にします。

 

7・皮を削ぐ

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尻尾のほうから皮と身の隙間に包丁を入れ、皮を指で押さえながら、皮を引いていきます。

これがなかなか難しい

途中で皮を切り落としてしまうと後が大変なので、最初は少し皮を厚めにとる感覚で皮を引くとよいです。慣れてきたら、皮の厚みを薄くし、身のほうにより多くの脂が残るようにします。

 

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でけた~♪

これが「サク」というやつですね。刺身にもフライにもなります。

 

 

8・ お頭(かしら)

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メダイの骨は比較的やわらかいので頭は割りやすいです。

腹側でなく頭側から包丁を入れます。上図のような角度で包丁を入れ、出刃包丁の上に手を添え、重みで切ります。出刃包丁がない場合は危ないのでやめたほうがいいかもしれません。

 

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頭が割れました。

同様に腹側も出刃包丁で落とします。

 

 

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半分に割れたら、次はエラを取り除きます。青線の部分を目安に切り込みを入れてください。エラは無理やり手で取り除こうとすると手が荒れるので、包丁の刃を当てながら取り除きます。

 

取り除けたら、あとはお酒で洗って軽く血を落とします。

これで料理の下準備は完成です。

お疲れ様でした^^

次回は誰にでもできる定番料理を紹介します!