みなさん干物の作成はどうされていますか??
我が家の近隣にはカラスや野良猫が多いため、まず屋外で魚を干すことが難しく、かといって冷蔵庫での乾燥は場所を取るので難しく…
今までは、風呂場の乾燥機能を利用して
魚を干してきました
そうなんです。
こんな便利なものがあるなんて知らなかったんです~ヾ(`Д´)ノ
オカモトのピチットシート。
なかなかの優れものですので、
干物の作り方と合わせてちょいとご紹介です^^
塩水の塩分濃度は何%が正解なの~???
3枚に卸したタチウオを塩水に漬けます。
酒をひと回し入れると美味しくなりますよ^^
ところで、干物の作り方は色んなサイトで紹介されていますが、
推奨されている塩水の「塩分濃度」は実にさまざまですよね。
「3~5%」を良いとする方もいれば、
「10~15%」が良いとする方もおられます。
では一体、何%が正解なのでしょう??
とりあえずこちらの図をご覧ください^^
※中型…90cmクラスのタチウオ
※大型…100cmオーバーのタチウオ
1月3日に釣れたタチウオの場合は、
図のような塩分濃度で概ねうまくいきました。
では、何を基準に塩分濃度を決めたのかと言えば、
それはもう経験なんです。
たとえば上図の右列、
「大型の腹身」>「9%の塩分濃度」で「一夜干し45分」にしたのは、
12月23日に釣れたタチウオの試作で、
「大型の腹身」>「4.5%の塩分濃度」で「一夜干し60分」を試したとき、
やや水っぽいと感じたからです。
理屈的なことを言うなら、「脂がのっている魚」ほど塩分濃度を上げて浸透圧を高め「身を締める」ことになりますが、魚の「部位」や「個体差」によっても脂のノリは違いますから、やはり「脂のノリに最適な塩分濃度」をさぐる必要があります。
ですからもしかすると、
「大型の腹身」>「12%の塩分濃度」で「一夜干し30分」でも
美味しかったかもしれませんし、
逆に、夏場のサンマみたいなタチウオを干物にする場合は、
「3%の塩分濃度」で「一夜干し25分」も漬ければ十分かもしれません。
ある程度は想像つくものの、
こればかりはやってみないとわかりませんね^^;
一夜干しの場合は、
塩水に漬けたらあとはピチットシートで挟むだけです。
みりん干し
塩水の「塩分濃度」と「漬ける時間」は上図を参考にしてください。
塩水から取り出してよく水気を切ります。
醤油とみりんを1:1の割合で入れ、
1~2時間漬けます。
今回は型良く脂ノリノリなので2時間としました。
取りだしたら再び水気をよく切り、白ごまを振りかけます。
ピチットシートでらくらく干物
さてピチットシート。
一見してただのビニール袋ですが、これが
「魚の臭み」と「水分」を吸収してくれるそうです。
※「一夜干し」も「みりん干し」も
ピチットシートでの工程は変わりません。
魚を並べてシートで(2つ折りに)挟むだけ~^^
このまま冷蔵庫で放置です。
「干し時間」の目安は箱に記載されています。
12~20時間だそうですね。
私は時間を気にせず、食べる分以外はピチットシートに挟んだまま最大1週間ほど冷蔵庫で保管します。ピチットシートの水分吸収率は決まっているのでカラカラになりすぎることはないという安易な考えがあるからですが、完璧を目指す方は箱のとおりやってください^^;
タチウオのみりん干しは、
激ウマじゃ~ヾ(`Д´)ノ
これは本当に美味しいので、
ぜひやってみてくださいね^^