釣行データ
いやほんと、今年のマルイカさんは数が少ないうえに^^;
水深も50~70メートルと深くて^^;
初心者の方が挑戦するには
ちーと厳しい年になっちゃいましたけど^^;
初心者でもゼロテンション!!
そんな悪条件でも決してチャンスを
逃さないのがゼロテンション!!ヽ(`Д´;)ノ
もはや初心者だからと言ってゼロテンションは
無視できない時代に突入しました。
というわけで今回は、ゼロテンションに特化した釣り方や竿、追い乗りの方法などを、できるだけわかりやすく紹介したいと思います!
(基本的な釣り方や仕掛けについては以前の記事を参考にどうぞ^^)
では、さっそく問題です。
この写真はダイワのゼロテン竿
「極鋭ゲームMC-150AGS」の曲がりですが、
ゼロテンションをキープしている状態として
正しいでしょうか?
正しくないでしょうか?
…(ノ ̄△ ̄;)
いきなり…(ノ ̄△ ̄;)
わかるかーいっ( ‘д’⊂彡☆))Д´) ブベラ
こちらが正解です。
「極鋭ゲームMC-150AGS」でゼロテンションを
保つと上図のような曲がり方になります。
これはいったいどういう理屈なのでしょうか。
たとえばオモリを持ち上げてみるとよくわかります。
オモリを持ち上げてしまうと、小さなイカがスッテを触っても、きっと穂先は微動だにしませんよね。
でもオモリを持ち上げなければ、
きっと小さなイカの触りも見えるはずです。
ゼロテンションは、穂先にかかるオモリ負荷をできるだけ減らす(ゼロにする)ことで、繊細なアタリを取りやすくする釣り方です。
ということは、
このように穂先がオモリを背負っていると
繊細なアタリが取りにくいことになります。
具体的には、オモリを寝かせた状態で糸をピンと張ります。
この状態がゼロテンションです。
やっちゃえゼロテンション!!ヽ(`Д´;)ノ
- オモリが着底したら即、糸フケを取り、オモリを寝かせた状態で糸をピンと張ります。糸を張らないとアタリは見えません。しかし糸を張る力は弱いほどアタリは見えやすくなります。この絶妙かつ不安定な状態をキープできるかが最初の難関です。
イカは着底と同時に触ってくることが多いので、できるだけ早くゼロテンションの体制に入れるよう努力します。
そして穂先を注視します。
- 竿はやや軽めに持つと、船の揺れを吸収しながらゼロテンションをキープしやすいです。
- アタリは、穂先または道糸に、「揺れる」「震える」「跳ねる」といったような変化として現れます。
しかし最初はマルイカどころかムギイカのアタリでさえ「え? 今のがアタリ?!」というくらい小さく感じる(もしくは感じ取れない)ですから、どんなに繊細な変化でも小さく鋭くアワセるようにします。
これもの凄く重要です。
- 船が揺れてゼロテンションのキープが難しいと直感したら、空アワセしましょう。まぐれで掛かることがあります。
- アタリがなければ竿を叩いてスッテを揺らし、イカを挑発。ピタリと動きを止めて、穂先を再び注視します。
- もしくは10メートル以上仕掛けを上げて、巻き落としを行います。イカは忘れっぽいですから巻き落としはかなり有効です。
※ゼロテンションの注意点
オモリを底につけたまま夢中になっていると仕掛けが流されてオマツリの原因になります。なので適度に巻き落としを行って、仕掛けとイカの記憶を同時にリセットしちゃいましょう!
なおこういった手法が有効になるのは、
直結か直ブラのみです。
アタリが最もダイレクトな「直結」こそ
ゼロテンション向きの仕掛けと言えそうです。
ただ、活性が低いときほど「下のスッテに乗りやすい」「直ブラのほうが乗りが良い」という傾向にあるため※、上のほうは直結にして手返しよく、下のほうは直ブラにして低活性とバラシに対応するという、「直結ブラ」仕掛けにするのも有効だと思います。
※活性の良し悪しにかかわらず、乗りが良いのは直ブラ、感度と手返しが良いのは直結ととらえるのが良さそうです。
スッテはダイワの新作、35sミラーを押す方が多いですね^^
ムギイカは何色でも乗ってくるので? スッテ選びはマルイカ主体で考えるのが良さそうです。澄潮だと布系は乗りが悪いので基本的にはクリア主体でいいですかね。
参考までにこの日のムギイカは緑に連発。
下から5番目というスッテの位置が良かったのか、色を好んだのか、どうなんでしょうね^^;
マルイカは、基本的には淡いブルー系によく乗るという話?ですが、わたしの場合はなぜかブルーの相性が悪く、ケイムラや黄色によく乗ります。
※2016/07/04追記:潮の濁りとスッテ色メモ
7/4日は、上潮が澄潮でも、底潮は濁っていたようで、ミラーの黄色やジンジャーの乗りが目立ちました。
そして潮が変わると、黄色系には乗らなくなり、一変してチビエビのケイムラや、ダイワのミラーブルーがアタリスッテに。これだからスッテは万遍なく配色せざるを得ないですね!
またムギイカは、赤帽タイプの乗りが
良いのだと腕ききの方に教わりました^^
んー(。-_-。)
…。
なんか
難しくね(°Д°)?
…はい、難しいんですよねホント(笑)
ムギイカの追い乗り!!
マルイカの外道ムギイカ。
さすがスルメイカのお子様とあって、凶暴な性格で、派手に触ってくることが多く、意図的に追い乗りが狙えるうえ、ギュンギュン引くので、とってもエキサイティングな嬉しい外道です。
どういうわけかムギイカは、ただゆっくり巻くだけでは乗らないのに、1杯掛けてしまえば、あとはゆっくり巻くだけで、
2杯!ヽ(`Д´;)ノ
3杯 !!(`д´/;)/
と追い乗りさせることができます。(もちろんできないときも)
この現象が不思議で仕方なく(^o^;)
船長にその理由を聞いてみたところ、
「ムギイカは墨を吐かせたら勝ち(神様談)」
なんですってー
最初の1杯を掛けて、そのムギイカが墨を吐けば、興奮してバカになった仲間たちが次々と乗ってくるそうです。
追い乗りがうまくいかなかったときは、
掛けたイカさんが墨を吐かなかったのかも?
てゆうかこんな大事なコト…。
もっとはやく
教えてよ船長…(°д°)…。
残念なことにマルイカには
当てはまらないのですけれど^^;
極鋭ゲームMC-150AGS
腕利きの方もこぞって使用している極鋭ゲームMC-150AGS。
ゼロテンションに特化すると崩れがちな3つのバランス、「叩く」「掛ける」「巻き上げる」といった基本要素が気持ちよくバランスされており、決してピーキーではなく扱いやすい仕上がりになっていますね!
ただし、オモリ負荷は30号の竿。
中深場でもストレスなく使用できるのかと言うと…
写真を見てもらえばわかる通り、たとえばオモリ60号だと、イカを掛けたときに胴まで入ってしまうため、重たいオモリを使用するなら意識して深めに合わせる必要があります。
そんな観点から、ゼロテンションでストレスなくイカを掛けられるのは、個人的には40号まで。中深場主体だと落下速度も重要ですから、タングステンの40号は欲しいところです。※
※ムギイカを狙うならぶっこみ勝負、落下速度がものを言うので、わたしの場合は周囲の方の落下速度を見て、負けるようならオモリを増します。たとえ掛けずらくなったとしても^^;
バットパワーがもっとあればなぁというのが正直なところですけど、中深場でも扱えちゃうゼロテン竿!
はやく浅場で試したいですねー^^
竿の長さは、ゼロテンションのやりやすさでMC-180、叩きやすさや疲れにくさでMC-150といったところでしょうか(๑•̀ㅂ•́)و✧
ほかゼロテン竿として「アルファタックル:海人 マルイカ 150 AR-ZEROTEN」も人気がありますね!
オモリ
うーむ。
タングステンスカリー。
落下速度はピカ一なんですけどあまりに高価ですよね
そもそも浅場は、仕掛けの落下スピードもたいして差がつきませんし、根掛かりもするので、タングステンは不要です。しかし中深場となると、あるのとないのとでは雲泥の差があります。
中深場は根掛かりしにくいので
思い切って買っちゃえー(σ≧▽≦)σ
こちらはフジワラのゼロテン専用オモリ。
初心者の方にどうかなーと思って試しに使ってみました。
なるほど、比重が下に偏っているためオモリが底から離れにくく、ゼロテンションは保ちやすいです。「オモリがすぐ宙に浮いちゃうよ!」という方には良いかもしれません。
ただ、逆を言えばオモリ上端は浮きやすいですから、オモリを寝かせたまま状態をキープするのは至難です。またオモリ上端が不安定なことによって、穂先にノイズが発生する(=マルイカのアタリと勘違いする)ことも。
確かにオモリは宙に浮きにくいのですが、
正しい使い方がわからずじまいでした^^;
来年こそは、普通のオモリが使える浅場になりますようにっ!ヽ(`Д´;)ノ