考察2013:オキアミの加工(後編)

 

前回の続きです)

 

うげぺぺぺぺ(°◇°;)

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なんてこったい、

「味の素」の味しかしないじゃないか…。

 

 

このときは正直、
「味の素は入れすぎちゃだめだ!」と思いましたが、
誤解なきよう先に申しあげますと、れは早とちりでした

 

調味料が「素材」になじむまで少し時間がかかるようです。
数日後に味見してみれば、「味の素」にかんしては問題なく、むしろ「みりん」のほうに問題を感じることに…。

 

 

 

 

 

冷凍の記録

 

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冷凍初日はなんのニオイもしなかったオキアミ。

 

 

 

 

…しかし翌日。

 

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あ、

 

 

 

 

 

 

アルコールくさっ∑( ̄□ ̄;)

 

冷凍庫のフタをあけた瞬間ムッとするアルコール臭、
オキアミとみりんの混ざったニオイが充満しているじゃありませんか

 

「冷凍」したのになぜ?????

 

もしや調味料によって
なにかしらの化学反応が起きている…?

 

 

 

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「発酵」について少し調べてみたところ…。

 

「細菌」の活動は-10℃でほぼ停止するそうですが、
「酵素」の働きは-30℃でも働くのだそうです。

 

まさか発酵している…?

 

一度でも解凍したことによって、
オキアミがもつ酵素「プロテアーゼ」が自己分解しはじめたのでしょうか。

 

酵素さえあれば発酵はおきるそうですから、溶液の作成時に「水を加えた」ことにより、オキアミの自己分解酵素であるプロテアーゼが加水分解し、みりんのアルコールと反応して??ニオイが発生したのでしょうか。

 

うーん…。

 

ここまで書いておいて大変申し訳ないのですが、
さんざん調べても原因が特定できず、

私にわかることは「アルコール臭くなった」

という事実だけ

 

みりんはダメかもしれません…。m(__)mスミマセン

 

とりいそぎ、-17℃だった庫内温度を
-20℃以下に下げてみたところ、

 

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翌日の朝にはニオイは止まっていました^^;

 

 

 

こうなったら最後の手段、

 

どんな味になったのか

確認するしかないっ(ノ><)ノ

 

 

 

 

 

 

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3日後、
冷凍庫から取り出した状態のオキアミです。

 

 

 

 

 

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ハチミツ50パーセントでも完全には凍っていませんね^^

 

 

少し話はそれますが、このオキアミを完全に「不凍化」するには、
浸透圧をより高める必要があるそうです。

 

調べてみると、

浸透圧を高めるために古代から利用されてきた「塩漬け」「砂糖漬け」のうち「砂糖漬け」は、分子量の小さいブドウ糖が有効なのだそうです。

 

 

 

ならば、

 

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ブドウ糖100パーセントのシロップ。

 

 

 

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これを100パーセント使用すれば「不凍化」するはずですよね。

 

 

 

 


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オキアミをシロップ100パーセント漬けにして、

 

 

 

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冷凍庫で12時間。

 

 

 

 

 

 

 

 

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シロップ自体が硬くはなっていたものの、
斜めに傾ければとろーり、オキアミは凍っていませんでした^^

 

不凍化するならシロップ(ブドウ糖)は有効ですね^^

 

 

 

 

そして

 

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記事の冒頭で「味の素」の配合に疑問をもった私

 

本当に「こんぶ」から生成したという味の素の「Lーグルタミン酸」は
魚が好む味なのでしょうか。

 

そもそも、マグロやカツオが好む「イワシ」や「シラス」には
どんなアミノ酸が含まれているのでしょう…。

 

調べてみると、なんと各種アミノ酸を多く含む食品に
「シラス」「カツオ節」の名が連なっていることにびっくり!

 

 

 

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カツオ先生には多くのアミノ酸が含まれている模様^^

 

 

 

 

 

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お手軽にいくならコレ?

 

うまみアップの添加剤にはカツオ節が有効そうですが…。

 

いやはや、オキアミの加工は試すべきことが多すぎて
今回の考察はまとまりそうにないです

m(__)mスミマセン…。

 

 

 

 

え?

 

 

 

いや、 ごまかすなんてそんな…

 

 

 

 

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ちゃんと味見しましたヨ^^;

 

 

 

 

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各調味料により(人間にとっては)食べやすくなっており、
「ハチミツ50パーセント」と「塩」の甘じょっぱい感じが思ったよりも自然で、「味の素」もきれいに浸透したようです。

 

しかし「アルコール」の味はやっぱり人間用ですね
いくら保存が効くとはいえ、
「みりん」を魚が好むとはどうも思えません^^;

 

 

※追記

船上で「みりん」漬けにした加工オキアミを使用し、良型真鯛を釣られいる方がおりました。照りも出てよいのだとか。2013年現在、久里浜で流行っているのだそうです。

なんと~。
さっと漬けるぶんには良いのでしょうか?

 

 

 

今後もいろいろ試していくつもりではありますが、
とにかく魚が食ってくれる餌を作らないと話になりませんね^^;

 

ということで次回は、
釣れたときの加工餌を紹介いたします。

 

お粗末様でした!m(__)m

 

 

考察2013:オキアミの加工(中編)

 

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やっぱり

 

 

 

 

 

 

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食べないとダメですかね

 

 

 

流水解凍して間もないので、ほとんどニオイは気にならないものの、
「プランクトン」を食べるという行為そのものが

 

気になって気になって

 

準備はバンタン、あとは心の準備だけ

 

 

よし。

考えても仕方ない。

 

 

 

とりあえず…

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ひとかじり><”!

 

 

 

…ん?
…味がしない。

 

 

 

 

…????

 

 

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困りました

 

かじっただけではなめらかな舌触りを感じるのみで
味を感じることができません…。

 

やっぱり「味わう」しかないのでしょうか

 

えーい、
こうなったらヤケだっ!

 

 

舌でオキアミを潰して

 

 

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うわあああああ ε=ε=ヾ(;゚д゚)/

 

ぶちゅっとした…。

 

 

 

…。

 

 

…え??

 

おお??

 

 

 

 

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ののの濃厚!!!!!!!!

 

 

これは…。

 

 

味がないのではなく、

「味」=「コク」といった感じで、

ひたすらに「濃ゆい」!

 

しかしやっぱりプランクトンだぁ~(;´∀`)
決して「エビの形」から連想するような「エビ味」はしません…。

 

その正体は「高タンパク」そのもの??

 

良くいえばとても栄養価が高そうな味で、
水道水で口をゆすいでも「濃さ」だけが残ります…。

 

南極にすむ動物たちがオキアミを主食とするのには、妙に納得^^;

 

 

img_101183_37093637_0

アジアの情報ページさんよりお借りしました)

 

 

 

というか、このオキアミ、
すでに魚が好きな要素が揃っているんじゃないでしょうか。

 

 

 

komase

 

オキアミ自身の消化酵素(プロテアーゼ)によって自己分解したときの
あの強烈なニオイこそ集魚効果ですし、

人間がたべても濃ゆいと感じる「高タンパク」、
魚が嫌いな理由が見当たりません。

 

 

あとは、針に刺したときもう少し硬くなってくれれば、
それで良いのでは…?

 

 

そう思ったのですが、せっかくの加工ですからね^^
どうせならオキアミの「腐りやすさ」を防ぎたいところです。

 

 

なにか、良さげな食材はないものかと探していたところ…。

 

 

 

 

 

お?

 

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これだ!

 

米麹(こうじ)です。

 

 

ウィキペディアによれば、「コウジカビ」は、発酵によって「タンパク質」を分解し、うまみ成分である「アミノ酸」を生成するそうですね!

 

 

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ということは、オキアミの漬けダレに「麹」をまぜれば、(オキアミの)タンパク質がごく自然な「うまみ」に変化するんじゃないでしょうか。

 

しかも米麹に含まれる「植物性乳酸菌」は腐敗や微生物の繁殖を抑え、食品の長期保存を可能にするそうです。

 

すばらしい!

 

発酵ってすごいですね、
より「美味しく」「長持ち」させるんですから^^

 

 

 

 

なんとこの米麹(こうじ)

 

 

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「本みりん」または「みりん(タイプ)」にも含まれており、

 

 

 

 

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さっとオキアミにかけるなら「塩麹」より「みりん(タイプ)」のほうが
お手軽かもしれません^^

 

 

=============================

※追記

本みりんのページのよれば、

本みりんの主な成分は、麹菌によりデンプンやタンパク質を分解して
出来た「生成物とアルコール」だそうです。

ですので「みりん」に期待できるアルコール以外の要素は、
あくまで「糖類」や「アミノ酸」等の「うまみ成分のみ
ということになりそうです。

 

また、塩麹についてのためになる知識はこちらをどうぞ^^

=============================

 

 

 

ということで、

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みりん(タイプ)をひとふりして一口!!

 

 

…うむ!

 

甘みが増してとってもマイルド、
むしろ「甘エビ」っぽくなりましたぞ!

 

 

 

そういえば、刺身を「漬け」にするときの調味料も「醤油」「酒」「みりん」と、どれも発酵調味料です。

なるほど「漬け」にすると、「保存」が効いて「旨み」が増すわけです~^^

 

 

 

 

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さっそくみりんをふりかけて冷蔵庫でやさしく解凍^^

 

 

 

 

 

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前回と同じく

ハチミツと水(1:1)に「塩」 と「味の素」を追加し、

 

 

 

 

 

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3Lサイズのみ小分けして

最後の試食!!

(毎度食べてはいません味見だけです)

 

 

 

 

 

 

果たして…?

 


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…。

 

げ…。

 

 

 

 

 

 

なんっっで不味いのぉ???!!

 

 

 

続く

考察2013:オキアミの加工(前編)

 

 

カツオ・マグロ用のオキアミといえば3L、
いろんな種類のものが販売されていますね。

 

 

 

 

「不凍タイプ」はベトベトしているので
あまり好きではありませんが 

 

 

 

オキアミ職人のように、必要な分だけ現場でプラスして
使用量をコントロールできる商品もあります。

 

 

 

いずれにしても、
腐敗しやすく」「身が崩れやすい」というオキアミの弱点を抑えるため、「浸透圧」を高めて細菌の繁殖を抑制しつつ、「身を締め」、

商品によってはさらに浸透圧を高めることで「不凍化」し、
生での冷凍保存を可能にしています。

 

さらに「ニンニク」と「アミノ酸」を追加して「おいしさをUP」する、というのが加工オキアミの定番のようですが…。

 

 

なんともけっこうな加工量

 

これって

オキアミ本来の味は残ってるんでしょうか…

 

 

 

…。

 

 

 

ということで、

 

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ここはひとつ加工しすぎない程度のナチュラルな
加工餌を作ろうじゃありませんか^^

 

ベースとなるオキアミには船上生産にて「瞬間凍結」しているという生オキアミ、「刺魔王」をチョイス。

「真空パック」のため、酸化防止剤などの余計な保存料が入っていなさそう、というのも選んだ理由の一つです。

 

 

 

 

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「浸透圧」はやりすぎない程度に高めました。

ハチミツと水(1:1)に「塩」をプラスしただけの
シンプルな混合液を用意し、

 

 

 

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「刺魔王」を入れて
釣行日の前日(24時間前)に冷蔵庫でやさしく解凍。

 

 

このときは、「アミノ酸なんて邪道だっ!」
と思っていたのですが…。

 

 

 

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12時間後、ちょっと気が変わり

 

 

 

 

 

 

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旨みがアップするというアミノ酸(味の素)もプラス。

 

 

 

 

 

 

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釣り場に持っていくと、ほどよい締まり具合で、「しっとり感」があり、生のオキアミに似た色に仕上がり好みとなりました^^

ベタつきも最小限です。

 

ただし、「不凍化」するほど「浸透圧」を高めてはいないので、
クーラーBOXで保存しつつ、必要分だけ取り出して使用しました。

 

「塩」だけで「身を締める」より、ワンランク上の加工餌ができた~^^
と、わたくし満足していたのですが…。

 

 

 

 

 

 

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この日は釣れず…。

 

 

 

 

 

 

 

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やっぱ潮が悪い日はダメだなぁ…。

なんて、ぼーっとしながら、

 

 

 

 

 

 

 

 

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ふと、思ったんです。

 

 

 

 

このオキアミ、

 

 

 

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何味なんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

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美味しいんだろうか…。

 

 

 

 

 

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そうだそうだ!

味を確かめもせずに
釣りなんてするから釣れないのだ!

 

 

 

 

こうなったら

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食べるしかないっ!

 

新鮮なオキアミは食用になるというし、
…いや、防腐剤入ってそうだな…。

防腐剤は発ガン性物質が入っていると言うし…。

 

かじるだけにしよっと…

 

とりあえず、
使わずに持ち帰った3㌔のオキアミでもう少し実験です(ノ><)ノ

 

 

 

続く

 

 

 

オマツリの本当の怖さ

 

オマツリしていても、
魚が付いているとそう冷静ではいられませんよね^^;

 

しかし、お互いに道糸を引っ張りあえば、
当然、道糸が船下にもぐり込みます。

 

PEラインは擦れに弱いので、
道糸が船底でこすれれば最悪、切れる可能性も。

 

船のスクリューに巻き込まれたりすれば、
仕掛けはもちろん、天秤やビシごと一貫の終わりです。

 

ですから、「オマツリ」した場合には、できるだけ声を掛け合い、

「どちらが仕掛けを上げるのか」

これを明確にしたいですね^^

 

 

魚が付いている場合は、

「魚ついてるんで、こっちで上げますっ!」

と言って、上げさせてもらいましょう^^

 

 

でも、

 

 

「こっちにもいるんだよ!!」

 

と返事が帰ってきたら…

 

 

 

( ゜д゜)

 

 

 

こういう場合はどうすればいいんでしょうね

 

私は気が弱いのですぐ相手に委ねてしまいますが
落ち着いたらドラグをゆるめてすぐ裏へ回り、魚の存在を確認します

 

 

いずれにしても、
引っ張り合いだけは避けたいものです~^^;

 

 

 

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さてさて、
とはいえPEラインは傷つくもの。

 

PEラインのチェック、やってますか?

 

 

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↑今季3回目です(p_q)

 

だいたい10メートル以内で傷つくことが多いですから、
洗うときにでもチェックするのが良いかと思います。

 

これにマグロがかかっていたらと思うと…( ゚д゚)

 

10メートル単位で詰めちゃいましょう!

チェックしておいて損はないですよ^^

 

 

 

アシシゲクカヨウ(2013/0928)

 釣行データ
釣行日 2013/09/28(土)
船宿 五エム丸
竿 ダイワ(Daiwa) GOUIN BULL HH-220
リール シマノ(SHIMANO) ティアグラ30A
仕掛け ハリス26号4.5メートル、ジャイアンとキハダ16号
ビシとテンビン チドリ式天秤108式 MH型   青物バスター80号
プラスミキサー10号
水温 24.5 度
葉山沖:濁り、ゆるい  棚40-70m
パターン 小潮3日目  (満潮12:01)
月輝面 -41.1% 月齢22.6
北東、普通
波高 0.5~1M
天候 曇りのち晴れ
船の釣果 0
自己釣果(右舷大トモ) 0

 

18号ハリスで64.5㌔のキハダをキャッチ!??
9月27日の「秀吉丸」の釣果を見てド肝を抜かれました!!

 

20130927HIDEKICHI

(写真は秀吉丸のブログより)

 

もちろんキハダを獲られた本人も凄いのですが、プレッシャーのなか、最後に18号という細ハリスをたぐった船長、そして、ギャフを打ってキハダを取り込んだ仲間たちも同様に素晴らしいですね!

手に汗握る連携プレーが想像できました^^

 

私は秀吉丸に乗ったことはありませんが、
カツオ・キハダ船の船長が書くブログが好きで、毎日見ています(笑)

 

そして「秀吉丸」を「いいなぁ」と思いながらも、
私が願うのはあくまで、「五エム丸」で20㌔オーバーのキハダを釣りあげ、
船長にハリスをたぐってもらうことです。

 

 

 

 

本日の釣果はだいぶ厳しかったですが…

 

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今季中に1本は釣りたいなぁ^^;
五エム丸で…。

 

今日の群れは移動が猛烈に早く、
「追いかけ」ても「追いつかない」といった印象で、
早々に「追いかけず」に「コマセで寄せる」作戦に変更した船が、
勝ち星をあげたようです。

 

 

 

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運もありますよね…。
こればっかりは…。

 

でも、通っていればいずれ船長が釣らせてくれるでしょう!(笑)
今日はスーパーのお刺身で我慢です

 

 

 

マグロばらしの原因

 

せっかくのマグロヒットをものにできなかった原因、
それは「道糸の弛み」でした。

今後マグロを獲得するためにも、
ここに失敗例を記します。

 

 

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午前10時すぎ、指示棚50メートルでコマセを巻き終えてほどなく「コンコン」という明確な当たりが到来、体重を乗せるようにフッキングし、「瞬殺」を難なくクリア。ファーストランで80メートル疾走という、おおむね「セオリー」通りのスタートとなりました。

 

それにしても、初めて感じるマグロの重さ。スタンディングで獲りたいという願望はあったものの、とても巻けず、それ以上の考えもなかったので、あっけなく竿をロッドキーパーに固定

 

 

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この日は大シケ、
船はまるで巨大なブランコのようでした。

 

「船の揺れを利用しなよ」という上乗りさんのアドバイスのもと、船が下がったときに巻き、船が上がったときは耐えるという、自分にとっては斬新なスタイルでファイト開始です。

 

いや、相当にキツイ

 

残り20メートルまで巻き上げ、「勝利」を確信したのもつかの間、突発的な走りで再び100メートル出されたときにはもはや体力の限界で、

さらに巻き上げてようやく残り30メートルまで達したころには、
ほとんど腕の感覚がありませんでした

 

でも念願のマグロ獲得まであと少し、
ここまでは良かったと思います。

 

 

 

残り30メートルのところで突然、
糸がフケました。

 

バレた!????Σ(||゜Д゜)

 

かな~り青ざめましたが、「食い上がってるからどんどん巻いたほうがいいよ」という上乗りさんの言葉を信じ、無我夢中でゴリ巻きすると、残り20メートルで再び手応えを感じます。

 

しかし、その手応えが最後の感触となりました。

「ブツっ」という感触も、
同時に伝わってきたからです。

 

 

 

 

DSCN3387

 

私のリールはティアグラ、
「ローギア」付きのトローリングリールです。

 

あまりの重量に閉口して、ここぞとばかりに「ローギア」でファイトしていたのですが、いざ食いあげられると、今度は巻きあげスピードが全く足りないことに気づきます

 

ハイギアであれば「食い上げ」に対抗できたかは、正直わかりませんが、これは大きな課題となりました。

どうあれ、糸は「張った状態」じゃないと絶対にダメですね

 

 

 

そしてハリス切れの原因。

ヒレで切られたのか、歯で切られたのか、それともハリスがカラダに巻きついてしまったのかは、わかりません。

 

もう少し冷静だったなら、切られた仕掛けを持ち帰り、「ちもと」から何センチのところで切られたのか、分析もできたのですが、今となってはそれもできず

 

 

 

もう一つの課題は「筋力」です。

リールを巻く手が何度も吊りそうになったのは、「握力」がないせいだと痛感。トローリングリールで獲りたいなら、まず「握力」を鍛えるべきでした。

電源コードがないぶん自由度の高いトローリングリールですが、こうなると、誰にでもおすすめできるリールではないです。反省してます。

 

 

 

そして最後に、上乗りさんの名言を記しておきます。

 

 

「糸を出すのも出さないのも自由」

「人それぞれ、道具も違うし、釣り方のスタイルは千差万別」

「最後は、自分の仕掛けを信じられるかどうか」

 

 

これを聞いたとき、私のマグロに対する考えは
非常に甘かったなと、思った次第です。

 

何事も、経験と改善ですね!

 

一刻も早く、
自分のスタイルを身につけたいものです。

 

 

 

濁り潮に効く!?(2013/09/23)

 釣行データ
釣行日 2013/09/23(月)
船宿 五エム丸
竿 ダイワ(Daiwa) GOUIN BULL HH-220
リール シマノ(SHIMANO) ティアグラ30A
仕掛け ハリス20号1本針4.5メートル、環付きインターフック15号、ジャイアンとキハダ16号
ビシとテンビン チドリ式天秤108式 MH型   青物バスター80号
プラスミキサー10号
水温 25 度
葉山沖:濁り、ゆるい  棚40-90m
パターン 中潮2日目  (干潮12:47)
月輝面 -85.5% 月齢17.6
北東、強い(風速7~5)
波高 1.5~2M
天候 曇り
船の釣果 カツオ:0-1(左右胴の間1人づつ)  マグロ:0-1(左舷トモ2番目、棚50m)
自己釣果(左舷ミヨシ) 0

 

今日は北風びゅうびゅうで波高2メートル!

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カツオの群れを発見して船が走ろうものならしぶき確定、ミヨシに乗ったもんだからまあ、ケツが浮く浮く^^;釣りができるギリギリの荒れ具合だったため、最初の1、2投のみカツオ、それ以外はマグロ狙いとなりました。

 

9月に入ってから台風のせいか海が荒れてずっと「濁り潮」です。今までもビーズや発光系のスーパーオキアミを使用して付け餌を目立たせたりと工夫はしてきましたが、今回はより「濁り潮」に効きそうなアイテムを使用してマグロに挑戦です!

 

なんたって前回はボウズ^^;

今回こそは(なんでもいいから)釣りたいと
自分なりに考えた結果がコレ!

 

 

 

 

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まあ、ご存知ですよね^^

紫外線加工スプレー(左)と紫外線加工液(右)です。

 

どちらの商品も(オキアミを)水中の紫外線で光らせるのが目的です。

 

吹いて5秒で完成するのがスプレー、
漬け込んで30分で完成するのが加工液です。

 

「澄み潮におすすめ」だったり「普通潮に効く」タイプなど種類があり、
なかでも今回は「濁り潮」におすすめという紫外線加工液を使用。

 

 

 

DSCN4246

 

写真ではわかりませんが、塩をまぶして「締め効果」もプラスしました。

なんか臭い液体なのかなと思いきや、無臭です~^^

 

 

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↑30分後、こんな感じになります。
至って普通な感じですね。

 

 

 

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↑でも普通のオキアミに混ぜてみるとどうでしょう?
明らかに目立ちそうじゃないですか^^

ケイムラビーズより発光は控えめで、自然な感じで好みでした^^

 

 

さてこの紫外線加工液、「オキアミ3匹の房掛け」にしてチャレンジしたところ、なんと!?

 

DSCN4250

 

ファーストヒットは左トモ2番目でマグロゲット!

次いで左大トモでバラシ。

右でも2回当たっていたようですが、私の席(左ミヨシ)からは見えなかったのでおそらくトモ周辺で、結果はバラシ。

 

ミヨシにはことごとく当たらず、今日もダメか~なんて思っていたんですが、なんとラスト(5番目)に順番が回ってきました!!
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20分のやり取りの末、無念のハリス切れ!うーん、残念。でも、1日に5回しかなかったマグロのヒット、その当選確率をあげてくれたのは?

 

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もちろん、たまたまかもしれませんが、
「たまたま」当たってしまうと、ラッキーアイテムとして次回も同じ仕掛けでチャレンジしたくなりませんか(笑)

 

まあ、結果は、ボウズです~orz

 

つぎこそは…!

 

 

 

冷凍ストッカーと温度計

 

そもそも「-18℃」ってどのくらいなんでしょう。

 

冷凍ストッカーの説明書には「いったん-18℃まで冷やしてからご使用ください」とあるのですが、冷凍庫内に温度計はありませんから、
-18℃を知るにはどうしても「温度計」が必要です。

 

 

 

ということで

DSCN4158

温度計を購入~^^

 

 

 

 

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↑今回は「外部センサー付き」で
-「50℃」まで測定できる温度計を購入しました。

 

庫内に入れるのは「センサー」のみなので、
これならフタの開閉による温度上昇に悩むことなく温度測定ができます^^

 

 

 

温度測定

 

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電源を入れてから5日間、やや強めの設定「6」で通しました。
さすがに-18℃には下がっていると思い、計測すると…。

 

 

 

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-19℃?

商品ページには設定「5」で-20℃とあるので
もしかして電化製品によくある「個体差 」でしょうかハズレ?

 

うむむ。
考えても仕方ないので、ひとまず計測を進めます。

 

どこまで冷えるのか、
「急速冷凍スイッチ」ON!

 

DSCN4164

急速冷凍スイッチの使用は1時間と制限があります。果たしてたったの1時間でどこまで温度が下がるのか。

 

 

 

 

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-23℃。

うーん、「急速冷凍-35℃」という謳い文句にはほど遠いですね。

となると「急速冷凍」の機能は、メーカーの説明にあるように「扉の開閉による温度上昇を防ぐ」程度の使い方しかできないんだろうか。

 

 

 

では次に、保証の圏内でどこまで温度が下がるのか測定です。

DSCN4168

最強設定は「8」かと思いきや、「8」は「急速冷凍スイッチ」に等しく、1時間以上の使用は保証圏外となるため、「7強」に設定、これが最強設定ということになります。

 

 

 

「7強」にして待つこと12時間。

 

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-22℃まで下がりました。

 

 

 

この状態で再度急速冷凍スイッチを入れると、

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-25℃まで下がります。

 

 

しかし切るとまた-22℃に戻ってしまうので、この冷凍ストッカーは
「-22℃の冷凍ストッカー」といっても良さそうですね^^;

 

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でもせめて「10年ものの我が家の冷蔵庫」には勝って欲しい!
ということで、比較です。

 

 

 

我が家の冷蔵庫はシャープの345L。

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通常の冷凍設定で、

 

 

DSCN4218

-14℃でした。

水であれば6時間で完全に凍る設定なので、
こんなものでしょうか^^

 

 

 

 


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MAXまで下げて、待つこと12時間。

 

 

 

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おお、-22℃まで下がった!

やるじゃんシャープの冷凍室^^

 

 

 

 

結果

 

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詰まるところ「レマコムの冷凍ストッカー」は「安いのが魅力」ですが、「冷凍機能」は通常の冷蔵庫とほぼ変わりませんでした。

 

そんなもんか~^^;

 

本格的に鮮度にこだわるなら、やはり-60℃をうたうダイレイの冷凍ストッカーなんでしょうかねぇ。

 

 

 

 

ちなみに、

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↑10年ものの冷凍室は常にパンパンなのに比べ、

 

 

 

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↑冷凍ストッカーはまだスカスカでしたから、今後、食材が増えればより冷えるような気がしないでもありません。

 

魚を冷凍したときの鮮度については、追ってまたレポートします~^^

 

 

 

 

 

 

カツオで撃沈(2013/09/21)

 釣行データ
釣行日 2013/09/21(土)
船宿 五エム丸
竿 ダイワ(Daiwa) GOUIN BULL HH-220
リール シマノ(SHIMANO) ティアグラ30A
仕掛け ハリス16~20号1本針4.5メートル、環付きインターフック15号
ビシとテンビン チドリ式天秤108式 MH型   青物バスター80号
プラスミキサー10号
水温 25 度
葉山沖:濁り、ゆるい  棚30-70m
パターン 大潮4日目  (干潮11:40)
月輝面 +96.7% 月齢15.6
北東のち南西、弱い
波高 0.5M
天候 曇り/晴れ
船の釣果 カツオ:0-1  キメジ:0-1(竿頭:左舷ミヨシ2番目)
自己釣果(右舷ミヨシ2番目) 0

 

 

 

カツオ0-1(゚Д゚)!?

 

 

釣行日の前日、五エム丸の釣果があまりに低いのを見て愕然とし、
他船ではどうだったのか釣果ブログをチェックしまくったところやはりどの船も「撃沈」状態で、なかには「撤退宣言」する船まであるじゃないですか!

撤…

ええええええええええええ!?

それは早すぎるでしょそれは~(((( ;゚Д゚)))

 

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こうなったら1本釣れるだけでも恩の字です!
さっそく行ってきましたよ! カツオ船にo(≧▽≦)

 

 

 

 

 

 

結論から先にいいますと…。

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「撃沈」

したんですけど^^;

 

 

 

 

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ただ、カツオはまだ終わっていなかったということを
今回はお伝えしたく…。

 

 

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正直なところ、魚の群れを探すだけのクルージングに終わるかもしれないと覚悟していましたが、それは杞憂でした。

むしろ魚は常にいて、怒涛のブレーキに急発進、仕掛けを下ろしてはカツオを追いかけるといういつものスタイルは健在。

 

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ただ、台風の影響なのか潮が非常に濁っていて、

 

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澄み潮を好むカツオはこの暗い潮を嫌い
下に潜ってしまうんだそうです。

 

そのせいか平均40メートルと棚は深く…。


 

カツオの行動を先読みするのが非常に難しそうな感じで、当たりがあっても単発ヒット、どの船もカツオの群れを追いかけるのに右往左往していました。

 

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また高志船長曰く、

 

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カツオが濁り潮を嫌うのは、
意外と獲物を「目で追ってる」からだそうです。

 

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潮が濁っていると先が見えないので、カツオは濁り潮が嫌い。

なるほど納得、潮が濁って「コマセが見えない」から「反応の割に食わない」というのも理屈にあうというものです。

 

 

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いずれにしても、カツオがいてくれてホッとしました^^

 

今回は3回ヒット。

1回目はオマツリによる水面バラシ(ノ><)
2回目は隣人の針と同時食いだったので譲りました(p_q)
3回目はタモ入れに苦戦して口切れでぽちゃん(ノД`)

 

 
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手袋は活躍したんだけどな~^^;

 

 

そして、カツオはみんな4㌔サイズです!

 

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うーん、
リベンジせねばヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ

 

 

 

考察2013:カツオの食い渋り対策



黒潮の影響でしょうか、
9月のカツオは食いが渋いですねぇ

 

どんな釣りでも食い渋りには「細ハリス」。

 

昨年の経験からすると、加えて「針も小さく」したほうが良く、
「ハリスも長め」にとると食いが良かった記憶があります。

 

これは、より自然に餌を漂わせるための対処法ですから、
やって損はない仕掛けの工夫ですよね。

 

 

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今回は16号ハリスを用意しました。

昨年は渋くても18号のナイロンに食ったので、「14号まで落とさなくても食うのでは?」というのが個人的な見解です。

 

 

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「フロロカーボン16号」VS「柔らかナイロン18号」

果たしてどちらがカツオに好まれるのか、私としても興味深々^^

 

ほか、 キハダが狙える場合を想定して20号まで用意です。

 

 

 

 

 

針は

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カツオ用としては14号にサイズダウン。
針を軽くすることでより自然なフロート効果を期待。

 

 

 

 

 

 

 

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ビーズは相変わらず「ケイムラ」が好きでして(笑)

 

 

 

 

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「自然にフロート効果を出す」というのが目的です。

 

 

 

 

 

 

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「天然だから違和感なし!」というキャッチフレーズの「天然パール」も

 

 

 

 

 

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最近魅力的^^

 

 

 

 

 


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目玉ビーズも忘れません~^^

これは、まあ、完全に趣味ですね

 

 

 

 

 

 

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ゴム餌は、餌とりがなければ使わないつもりです。
活性が低いときは見破られるような気がします~。

 

あ、でも、隣の人が釣れていたら使うかも
一応、携帯はします。

 

 

 

 

 

 

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そしてハリス長。

いつもどおり3メートルを基準に4.5メートルまで用意しました。

食い渋りのときはどうも「長ハリス」に食う印象なのですが、
みなさんはどう思いますか?

 

 

 

ちなみに、食い渋りに関係なく、

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「潮の流れが早い」ときは、短かすぎるハリスはやっぱり不利かなと思います。

 

 

 

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食い渋りに釣れるようなときって、
長めのハリスであることが多いんですよねぇ。

 

 

 

次回の釣行ではこれらの考察を試しつつ
その結果をお伝えしたいと思います^^