「カツオ・キハダ料理」カテゴリーアーカイブ

カツオ・キメジのカブト焼き

 

「ええ~っ、あたま捨てちゃうんですか!?」

 

焼いて美味しくいただける逸品として、
カブト焼きははずせません^^

 

脂ののった「カマ」はもちろん、ステーキのような肉質の「ほほ肉」、そして「目の奥」にひそむ濃厚な脂質は、釣り人ならではの食味です^^

 

 

 

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キメジの場合は、ヒレが長いので落とします。

「エラ」や「血合い」を取り除き、
あとは酒で洗って塩焼きにするだけ^^

 

※捨てちゃう方はきっと、
半分に割るところで苦労するのかもしれませんね。
カツオ・キメジであれば、15cmの出刃包丁でいけますよ^^

 

 

 

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↑レギュラーサイズのキメジはコンロで焼けるギリギリの高さ。

どうしても丸焦げになりますが

 

 

 

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↑このくらいの焼き加減だと、「目の奥」が半ナマなので、
もったいないんですよねぇ。

焼き加減は目の白さでコントロールです。

 

 

 

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カツオだって侮れません!

 

8月のカツオはパサついて微妙なこともありますが、
9月以降は脂もノリノリ^^

 

「脳みそ」がまた旨いです~。
ビール党にはたまらんですな~(笑)

 

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10分でシーチキン?ツナトーストはいかがでしょう

 

市販されているシーチキンって、
缶詰なのにすごく美味しいですよね^^

 

カツオをツナにする場合、もっとも難かしいのがその臭みをとることです。

自家製の場合は、ローリエを入れて、バージンエキストラオリーブオイルで煮込み、臭みをとったりもするのですが、ちょっと面倒だったりするので…

 

ここでは10分でできるレシピを紹介します!

 

あ、ただ、本来のツナとはちょっと
味が変わってしまうんですけどね(汗)

 

 

 

ツナ

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カツオ(マグロ)のサクを、電子レンジでチンします。

この段階では、完全に熱を通す必要はありません。

 

 

 

 

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電子レンジから取り出したらざっくりとほぐします。

オレガノをまぶしてください。臭みが消えます。
量の加減で味が変わります。

 

そして、オリーブオイル(できればバージンエキストラオリーブオイル)
をひと回しほど入れ、軽くかき混ぜ、もう一度電子レンジでチンします。

 

 

 

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さらにほぐせば完成~^^

塩、こしょうして、マヨネーズであえれば、
かなりナイスなツナに変身です^^

 

 

さて、ここからはツナトーストのご紹介。
昔、飲食店で働いていたときの○秘?レシピなんですよ^^

 

 

用意するのは、

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からしバターと、

 

 

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キャベツの千切りと、
トマトは輪切りにしておきます。

 

 

 

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そしてトースト。

 

 

 

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ツナは、塩こしょうして、マヨネーズであえておきます。

 

 

 

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まず、トースト2枚の片面にからしバターを塗ります。

 

 

 

 

 

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一枚のほうにツナを盛り、

 

 


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キャベツ、トマトの順に乗せ

 

 

 

 

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マヨネーズをかけて

 

 

 

 

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もう一枚のトーストで挟み

 

 

トースターでこんがり焼いてください^^

 

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焼けたら、半分に切って

 

 


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完成~^^

うーん、およそ釣りとは関係ない料理になってしまいましたが

でも、一度食べたら止まらない美味しさなんですよ~^^

 

 

 

 

カツオ・マグロの竜田揚げ

 

竜田揚げって美味しいですよね!

 

…。

 

そうですよね。
せっかくの鮮魚を「揚げる」なんて、私こそ外道かもしれません。

でも、うまいもんはうまい!

もし冷凍庫を掃除するなら、
竜田揚げ」も候補に入れてみてください^^

後悔はさせませんぜ~。

 

 

 

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解凍したカツオをサイコロ状に切り、

 

 

 

 

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15分ほど漬けにします。

 

 

 

 

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タレをよく切って、「ガーリックパウダー」をしこたまぶっかけ、こしょうやカレーに使用する香辛料(コリアンダー)などがあれば一緒にふりかけます。

片栗粉をまぶし、

 

 

 

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あえます。

 

 

 

 

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あとは揚げるだけ~^^

私はこうしてよくフライパンで横着し

 

 

 

 

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衣がぜんっぜんついていませんが問題なし~^^

やっぱり七味マヨネーズですよね!

 

あ~、これもビール必須だ(笑)

 

 

ツナと野菜のスタミナカレー

 

「ツナ料理」は生のカツオからでも簡単に作れます。

お刺身に飽きたら「ツナカレー」という選択支はいかがでしょうか^^

冷蔵庫にのこった野菜を利用して、
夏の熱さをふきとばす激ウマカレーを作りましょう~!

 

 

 

 

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今回使用したのは、解凍した土佐作りのサクと、

 

 


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冷蔵庫にあった野菜、

 

 

 

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そして調味料です。
なくても大丈夫な調味料は緑色で記しています

 

 

 

 

カツオを焼く

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「ひとくち大に切ったカツオ」と、「塩」「こしょう」「ガーリックパウダー」「小麦粉少々」を混ぜ合わせ、

 

 

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強火ででさっと表面を焦がします。
(煮込んだときに「旨み」を逃さないようにします)

 

 

 

 

野菜を炒める

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お鍋で「玉ねぎ」「人参」「ガーリック」のみじん切りを炒めます。

※クミン、コリアンダー、カレー粉を入れるならこのとき一緒に混ぜます。(各小さじ1)

狐色になったら

 

 

 

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残りの野菜を追加してさっと炒め合わせます。

 

 

 

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さきほど炒めたカツオを入れ、水を加えます。

同時に、カツオの臭みを取るため「ローリエ」または「ローレル」を数枚と、「赤ワイン」、「醤油」を大さじ3づつ入れます。

沸騰させ、アクを取り除いたら、 15~30分ほど弱火で煮込みます。

 

 

 

ルーを入れる

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固形のルーと、少量の「オイスターソース」または「中濃ソース」、「カレー屋さんのかくし味」を入れて、弱火でさらに15分~30分煮込みます。

 

 

 

 

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最後にバターを溶かし

 

 

 

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完成~^^

 

夏の熱さをふきとばすスタミナカレー、
きっと家族の人気メニューになりますよ^^

 

 

 

カツオ・マグロの胃袋と心臓のつくだ煮

 

カツオとマグロの「胃袋」が美味しいって知ってました?
それどころか「心臓」まで美味しい珍味になるんです!

捨てるなんてもったいないシリーズ第二弾、
釣った当日にできる「最高のおつまみ」をとくとご堪能あれ~^^

 

 

 

心臓の位置

 

 

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青い矢印の「ラッパ形状」の部分が心臓です。白いポンプの部分もコリコリして美味しいですから、一緒に調理します。

※心臓は、写真のように頭を割らなくても手を突っ込めば簡単に取れます。

 

胃袋は、
コマセが詰まっているからわかりますよね(笑)

 

 

 

ぬめりを取る

 

↓マグロの胃袋

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胃袋を切り開き、流水でごしごししごいて「ぬめり」をとります。

臭みを取るのが理由ですが、完全に「ぬめり」を取ろうとするとけっこう大変ですから、ある程度で大丈夫です。

 

 

 

↓カツオの胃袋と心臓

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心臓は、流水にさらしながら手で揉んで、血を抜きます。
しばらく水に晒しておいても大丈夫です。

 

 

 

 

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下処理が終わったら、適当な大きさにスライスし、
生姜を効かせて甘辛く煮ます。

 

例:カツオ2~4本ぶんの「胃袋」と「心臓」に対して

  • 醤油:大さじ3
  • 酒:大さじ1
  • みりん:大さじ1
  • 砂糖:小さじ2
  • 刻み生姜:たっぷり
  • 水:100cc

上記タレを鍋に入れて落し蓋をし、
タレがなくなる手前まで弱火で煮ます。

 

 

 

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完成!

 

コリコリした食感と、
決して癖のない濃厚な味わいをお楽しみください^^

 

う~ん、ビールが飲みたい(笑)

 

 

カツオの活き締め効果ってどんだけ?

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釣り人ができる範囲で最高のお刺身を食べるにはいったい何日かかるんだ\(^o^)/

 

 

というわけで、ナイフ締めにしたカツオで
最高のお刺身にチャレンジです!

 

(以下緑文字は補足になります

 

 

 

ナイフ締め

 

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エラを開いて内側からナイフを差し込み「中骨」をブスっと切断。神経を断絶します。一瞬、ビクッ!と跳ねた後、力なく身が垂れていれば成功です。

 

※ピアノ線による神経つぶしはやっていません。というかできません^^

※死んだら一時的に魚の体温が上がるそうです。本来であれば活き締め後、すぐに水氷に5~10分ほどつけるのが正解だそうですが、それもやってません。

※尻尾の骨も断ってません。

 

必要最低限の処理のみです^^

 

※追記:ナイフ締めが成功しても尾ひれが痙攣することがあります。その場合は、尻尾の骨を断って痙攣を収めます。

 

 

 

血抜き

 

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↑写真の血抜きは「活き締めしてない」カツオのもので、「活き締め」すると、こんなにどばっと血が出ません。なかなか血が出ないので、尻尾を振って無理やり出します。(尻尾も切ると血がでやすくなります)

15分ほど放置します。

 

 

 

 

クーラーBOXに海水を張る

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魚体を氷に直接つけると「身が焼ける」そうですが、そこまで気にしません。死後硬直までは「5度」がよく、死後硬直がはじまってからは「0度」がよいそうですが、それも管理できないので気にしません。

「海水を張り」さえすれば大丈夫です。
帰宅後には氷が解けてしまいますが保冷は効いています。

 

 

 

 

寝かせるための準備

※血抜き箇所を追記しました。

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頭と尻尾を落とし、内臓は腐りやすいので取り除きます。

↑血は菌が発生しやすいので、矢印の方向にしごいて血を抜きます。腹身の部分は内側からしごきます。割いた腹の中骨あたりもしごいて血を抜きます。(計7箇所)

※血は真水で洗いません。浸透圧の関係で身が悪くなるので、キッチンペーパーで拭くだけにします。

 

 

 

 

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ジップロックに入れば密封できるので最高でしたが、
「大」でも入りませんでしたので

 

 

 

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身が露出している部分にはキッチンペーパーを巻き、酸化を防ぎます。さらにラップでぐるぐる巻きにして、冷蔵庫で保存します。

 

 

 

 

 

当日の状態

午前中に釣ったカツオ(10時間経過)は、死後硬直がはじまってました。
午後に釣ったカツオ(4時間経過)は、まだぶらんぶらんで、死後硬直さえはじまってませんでした。

 

この2本で試します。

さて、美味しくなるのはいつでしょう^^

 

 

 

翌日の状態

 

午前中に釣ったカツオ(30時間経過)は、ちょっと柔らかくなりはじめてました。
午後に釣ったカツオ(24時間経過)は、死後硬直中で、カチンコチン。

 

 

翌々日の状態

 

午前中に釣ったカツオ(54時間経過)は、けっこう柔らかくなってました。
午後に釣ったカツオ(48時間経過)は、まあまあ柔らかいです。

 

 

ここしかないっ!ヾ(*ΦωΦ)ノ 

 

 

と判断し、捌いてみることに…。

 

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結果発表

 

まずは54時間経過したカツオからです。

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↑魚体は綺麗なものでしたが、

 

 

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↑切り口は腐敗がはじまってました。「足が早い」とはこのことですね。
鼻を近づけるとちょっとニオイもしますが、

 

 

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↑中身は無臭で綺麗なものです。
酸化した切り口だけばっさり切り捨てます。

 

 

 

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捌いて見れば

 

 

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ぷるっぷる^^
歯ごたえはありませんが、このしっとり感がたまりません!

 

 

 

 

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結果的には、48時間も54時間もそれほど変わりませんでした。
釣り人の特権、腹身づくし~^^

 

 

 

 

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でもネギたっぷり~(笑)

 

見事なトロカツオでございます^^
これなら誰にでもできるはず!?

 

ちょっと面倒くさいですが、とっても美味しいです!
気が向いたらチャレンジしてみてはいかがでしょうか^^

 

 

※追記:

冷蔵庫の温度設定を下げたら熟成時間がのびました。
熟成は保存状態に左右されるようですから、熟成の目安は「身の硬さ」で判断するのがよさそうです。

 

※追記2

熟成に失敗した例もあります。
よろしければ参考までにどうぞ^^

 

 

カツオの血合いステーキ

 

「カツオの血合いがステーキに!??」

 

昨年お知り合いになった方に教えていただき、はじめて食べたときはびっくりです。これは捨てるのもったいないです、美味い!!

最近雑誌にも載ったとか?

釣り人直伝のシンプルな血合いステーキをぜひお試しあれ~^^

 

 

 

やり方はとっても簡単!

 

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血合い肉に塩こしょうし、

 

 

 

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先にフライパンでゴマ油を熱し、
ガーリックスライスを死ぬほど入れ、軽く火を通します。

 

 

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次いで血合い肉を入れます。

写真は分厚いですが、私は薄いほうが好みでした。
「レア」焼きが「通」だそうですが、私は苦手(笑)

 

 

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完成!
タレは、「わさび醤油」がおすすめです。

ガーリックと一緒に食べてくださいね~^^

 

 

一度はやってみてほしいカツオの「漬け丼」

 

こんなこと書くと叩かれそうですけど、おそらく日本一美味しい!?
「カツオの漬け丼」です!!

まあ、邪道すぎて、誰も紹介しないだけかもしれません(笑)

 

 

 

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一晩寝かせた土佐作りのサクを8mmくらいにスライスし、40分くらいタレに漬けこみます。(お好みで30~60分)

 

※漬けダレ1:醤油100ml : 酒100ml : 砂糖 : 小さじ2杯(お好み)
生姜 : 適宜
※砂糖を使用しないなら、「醤油100ml : 酒50ml : みりん50ml」
生姜 : 適宜

 

↑漬けダレって好みですよね^^

カツオは酸味のある魚なので、少し辛めのタレがよく合います。

 

 

 

 

 

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ご飯にブラックペッパーと刻みネギをたっぷり入れ、混ぜます。このブラックペッパーがアクセントになって、ピリ辛が美味しいです^^

 

 

 

 

 

 

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漬けこんだカツオをごはんに並べ、

 

 

 

 

 

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「刻みノリ」と「カツオ節」をふりかけ、お好みでワサビをぽつり。

 

 

このまま食べてもじゅうぶん美味しいのですが、

 

 

 

 

 

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マヨネーズ~^^

 

色々試しましたがこれが一番ウケがいいです。お子さんがいるならきっと大喜び^^
ドラえもんの絵でも描いてあげましょう!

 

さらに「アボガド」を乗せたり「大葉」を乗せたりすると別の美味しさが待っています。

日々楽しめます。

 

「釣り魚」に「マヨネーズ」、なんて贅沢なんだ~!!

 

 

Σ(°Д°υ)

 

 

本当に美味しいので、ぜひぜひやってみてくださいね!^^;

 

 

補足:漬け丼はかなり自由度高いですから、いろいろやってみてはいかがでしょうか。タレに「ガーリックパウダー」を入れると、好みの人はツボかもです^^

 

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食べて美味しい初カツオ!

 

よく

夏の初ガツオはさっぱりしていて、
秋の戻りガツオは太っていて美味しい

と言われますね。

 

しかし今年の初カツオは最初から太っています!

夏なのにこんなに美味しいカツオは初めてかも!?

 

追記:初ガツオって5月なんですね、失礼しました夏でもビッグサイズが釣れるので、脂が乗っていて美味しいってことです^^

 

 

 

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血抜き処理されたカツオはとても上品です。スーパーのカツオと比べると、とても同じものとは思えないほど。

釣り人ならではの食味ですね^^

 

 

ちなみに、カツオのお刺身は、に釣れたものであれば夕食の時間には熟成されています。当日に食べれるのも魅力ですね!

 

追記:先日試した結果、朝に釣れたものでも、ナイフで完全に締めたものはまだ死後硬直状態でした。血抜き&氷締めにした場合は、完全に締めたものより熟成が早いので、おそらく夕食には熟成されていると思うのですが…。

もし、当日に食べた刺身があまり美味しくなかったら、おそらく熟成不足です。冷蔵庫で放置して翌日食べてみてください^^

 

 

 

 

なお、カツオの腹身にはテンタクラリアという寄生虫がいます。

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食べても人には寄生しないそうですが、
なんとなく気持ち悪いので取り除きます。

しかしこの寄生虫、多いほどカツオは美味しいのだそうで、
私は美味しさのバロメーターとして数えています(笑) 

 

 

 

さて、美味しいカツオは釣らないとはじまりません^^

 

今年は例年になく釣れています!

 

初心者さんがデビューするにはかなりチャンスですから、
この機会をお見逃しなくですよ~^^