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はじめまして^^ 管理人のごまプリンです。   相模湾を中心に釣らせてもらってます。 もう30代後半なのに頭の中が釣りばっかで困ってます…。   東京都在住。  

青物バスター+アルファ

 

ステン缶(鉄仮面)って、仕掛けの落下速度が早いですよね。
号数が同じ80号なら、青物バスターはどうしても不利です。

 

 

そんなときは…

 

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「ナス型オモリ10号」。

 

船のルールにもよりますが、ステン缶に速度を合わせるという意味では、
青物バスターに増しオモリを使用することで、むしろオマツリを防ぐとさえ思います。

 

使用はモラルの問題かと^^

 

 

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ただ、この組み合わせは、内部でオモリが安定せず、
コマセが出にくくなるときがあるんですよねぇ…。

 

 

 

良いアイテムがないかと探していたら…

 

 

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あった!

サニービシシリーズに取り付けられる「増しオモリ」です。

 

 

 

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重さが10号と軽いので、実釣での効果は「やや早くなった?」程度ですが、サニービシの落下速度に不満を感じる人にはナイスアイテム^^

 

 

 

 

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「プラスミキサー」を携帯しつつ、周囲の状況を見て、
不利だと感じたら使用するのもアリかと思います。

規則が厳しい船宿の場合は、
利用可能か、船長にご確認くださいね^^

 

 

サニー商事 プラスミキサー 10号

プラスミキサー

まだまだ未熟、どうすればバラしは解決できる!?

 釣行データ
釣行日 2013/09/7(土)
船宿 五エム丸
竿 ダイワ(Daiwa) GOUIN BULL HH-220
リール シマノ (Shimano) TIAGRA30A(ティアグラ)PE8号
仕掛け1 ハリス20号1本針2.5~4.5メートル、環付きインターフック15号
ビシとテンビン チドリ式天秤108式 MH型   青物バスター80号
プラスミキサー10号
水温 ? 度
葉山沖:澄み、ゆるい  棚15-50m
パターン 中潮1日目  (満潮5:56)(干潮12:10)
月輝面 +3% 月齢1.6
北東、弱い
波高 0.5M
天候 曇り/晴れ
船の釣果 カツオ:2-10(竿頭:右舷ミヨシ2番目)
キメジ:0-1
自己釣果(左舷ミヨシ2番目) カツオ:3 キメジ:1

 

9/6日より「キハダ専門船」を開始した五エム丸!!

 

すごく乗りたかったですが、

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メンツが猛者すぎるので(笑)

 

 

 

あっさりカツオ.キハダ船に乗りましたよ~(/ω\*)

 

 

 

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どんより曇って過ごしやすい朝です^^

こんな日はケイムラビーズが効果的。

同様に「疑似餌」もケイムラ系がいいのでしょうが

 

 

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ピンクを試したくてここからスタート^^

 

 

 

 

結果的には、

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色に関係なく怒涛の入れ食いでした!
のっけからなんと6連続HIT!

 

 

今日は朝から非常に活性が高く、
流しにハズれのない好スタートとなりました。

 

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しかしことごとく水面バラしです…orz

こんなこと初めて

 

 

 

今回のテーマは「バラシ」です。

 

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↑前回、
水面バラしの最たる原因は「強引にたぐっての口切れ」でした。

 

その反省点から、今回は取り込みに慎重だったのですが…。
それがむしろ良くなかったようです。

 

ハリスを手繰っているとき、ふとテンションがゆるんだ瞬間、
針が外れちゃうんですよ。

 

船底でハリスがこすれ、切られることも…。

 

悩んだあげく、仕掛けの長さを3.5メートルから2.5メートルに詰めました。
物理的に「たぐる長さ」を短くすれば…。

 

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なんとかかんとか^^;

 

 

やっぱり取り込みは強引がいいですね!

 

強引にたぐると口切れの可能性もありますが、
カツオは顔が水面にでてしまえばそれ以上暴れないので、
「まずは水面まで引っ張りあげる」のが良いかと、思い直した次第。
(当たり前ですよね^^;)

 

 

 

 

 

道具のせいにするつもりはありませんが、

 

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「指ゴム」は濡れると思いのほか滑るんですよねぇ。
もっと強力な指ゴムってないだろうか^^;

 

 

 

 

昨年使用していた手袋は、

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グリップが超強力なのでぐいぐい引っ張れるのですが、
オキアミを刺すためにいちいち脱着するのが面倒封印してました。

 

 

 

 

しかし…。

 

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そろそろ召喚すべきだろうか…。

 

 

 

 

 

 
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そうそう、↑写真のように、カツオは口が大きく開かないんですって!

なので、擬似餌にスーパーオキアミを使用する場合、LよりMのほうが針掛かりが良いそうです。(本日お知り合いになった常連さんより)

 

 

 

 

ここで、(個人的に)キハダ狙いに変更です。

カツオの20mくらい下を、のんびり狙うことにしました
(五エムはかなり自由度が高いです^^)

 

 

 

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パールが効いた」という友人のキメジ情報により、

 

 

 

 



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今回初投入した「パールビーズ」と、
「ケイムラ」の組み合わせに変更。

 

 

 

 

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だいぶ晴れてきたのでパールのキラキラは確かに効きそうです。
仕掛けは20号、4.5メートル。

 

 

 

それにしても、「ゲンかつぎ」って本当にあるんでしょうかね!
私の「ゲンかつぎ」アイテムは「ケイムラ玉ソフト4号」なのですが、

 

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13時30分、
なんとケイムラビーズ2個の仕掛けに変えたらHIT!

 

 

 

道糸がビュンビュン出るので心臓ドッキドキでした^^;

でも、15メートルくらいで止まってしまったのでちょっとがっかり

 

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上げてみればキメジくん。

 

 

 

 

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レギュラーサイズでした。

 

サメゾーンでキメジが走りはじめたときは一瞬、ドキっとしましたが、
キメジに任せて走らせたところ、無事だったようです。

「任せる」か、「ごり巻き」か。

こればかりは運ですよねぇ^^;

 

 

 

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最後に大好きな「ハリミツの目玉ビーズ6号」を投入も、不発。

 

 

 

 

 

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取り込みに課題の残る一日でした^^;

 

 

 

 

カツオのナメロウ「梅茶づけ」

 

 

9月を過ぎ、脂ノリノリになったトロカツオの「ナメロウ」は
知る人ぞ知る逸品!

 

白飯にのせてかき込むのも良し、ビールのつまみとしてもよし、
「お茶漬け」にしてもよし~^^

 

ナメロウはアジの専売特許ではありません(笑)

「カツオのナメロウ」×「お茶漬け」の絶妙な組み合わせを、
この機会にぜひお試しくださいね^^

 

 

 

 

カツオのナメロウ

 

※2.8㌔のカツオを2/3使用しています。

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ボウルに味噌を入れ、みりんでトロッと伸ばします。

 

お茶漬けにする場合は写真のように味噌「多め」

おつまみにする場合は味噌「少なめ」
みりんも少なめで調節します。

 

 

 

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叩いた「カツオ」と細かく切った「大葉3~4枚」「ネギ1本」

 

 

 

 

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「生姜」「砂糖大さじ1」を入れ、「醤油」をひと回し入れます。

※写真の生姜はチューブです。生ならみじん切りにします。

 

 

 

 

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混ぜれば完成です^^

一日寝かせるとより味がなじんで美味しいですが、
そのままでもイケます。

 

 

 

 

(梅)茶づけ

 

だしを作ります。

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お茶と水を半分ずつ入れ、沸かします。

 

※今回は「綾鷹」を入れましたが、お茶は何でもいいです。
忙しいときは「お湯」だけでも大丈夫。

※お好みで「皮」を入れると脂が浮いて濃厚になります。

 

 

 

 

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あつあつのご飯に「ナメロウ」をたっぷり乗せ、
「白ごま」「天かす」をお好みで乗せます。

 

 

 

 

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ナメロウの上からだし(またはお湯)をぶっかけ、
「海苔」をふりかければ出来上がり~!

 

 

 

 

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ねり梅」「ワサビ」はお好みでそうぞ^^

甘酸っぱい梅の酸味は「ナメロウ茶漬け」にぴったり^^
なんともおすすめな組み合わせです。

 

 

 

 

カツオ・キメジのカブト焼き

 

「ええ~っ、あたま捨てちゃうんですか!?」

 

焼いて美味しくいただける逸品として、
カブト焼きははずせません^^

 

脂ののった「カマ」はもちろん、ステーキのような肉質の「ほほ肉」、そして「目の奥」にひそむ濃厚な脂質は、釣り人ならではの食味です^^

 

 

 

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キメジの場合は、ヒレが長いので落とします。

「エラ」や「血合い」を取り除き、
あとは酒で洗って塩焼きにするだけ^^

 

※捨てちゃう方はきっと、
半分に割るところで苦労するのかもしれませんね。
カツオ・キメジであれば、15cmの出刃包丁でいけますよ^^

 

 

 

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↑レギュラーサイズのキメジはコンロで焼けるギリギリの高さ。

どうしても丸焦げになりますが

 

 

 

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↑このくらいの焼き加減だと、「目の奥」が半ナマなので、
もったいないんですよねぇ。

焼き加減は目の白さでコントロールです。

 

 

 

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カツオだって侮れません!

 

8月のカツオはパサついて微妙なこともありますが、
9月以降は脂もノリノリ^^

 

「脳みそ」がまた旨いです~。
ビール党にはたまらんですな~(笑)

 

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10分でシーチキン?ツナトーストはいかがでしょう

 

市販されているシーチキンって、
缶詰なのにすごく美味しいですよね^^

 

カツオをツナにする場合、もっとも難かしいのがその臭みをとることです。

自家製の場合は、ローリエを入れて、バージンエキストラオリーブオイルで煮込み、臭みをとったりもするのですが、ちょっと面倒だったりするので…

 

ここでは10分でできるレシピを紹介します!

 

あ、ただ、本来のツナとはちょっと
味が変わってしまうんですけどね(汗)

 

 

 

ツナ

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カツオ(マグロ)のサクを、電子レンジでチンします。

この段階では、完全に熱を通す必要はありません。

 

 

 

 

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電子レンジから取り出したらざっくりとほぐします。

オレガノをまぶしてください。臭みが消えます。
量の加減で味が変わります。

 

そして、オリーブオイル(できればバージンエキストラオリーブオイル)
をひと回しほど入れ、軽くかき混ぜ、もう一度電子レンジでチンします。

 

 

 

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さらにほぐせば完成~^^

塩、こしょうして、マヨネーズであえれば、
かなりナイスなツナに変身です^^

 

 

さて、ここからはツナトーストのご紹介。
昔、飲食店で働いていたときの○秘?レシピなんですよ^^

 

 

用意するのは、

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からしバターと、

 

 

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キャベツの千切りと、
トマトは輪切りにしておきます。

 

 

 

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そしてトースト。

 

 

 

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ツナは、塩こしょうして、マヨネーズであえておきます。

 

 

 

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まず、トースト2枚の片面にからしバターを塗ります。

 

 

 

 

 

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一枚のほうにツナを盛り、

 

 


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キャベツ、トマトの順に乗せ

 

 

 

 

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マヨネーズをかけて

 

 

 

 

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もう一枚のトーストで挟み

 

 

トースターでこんがり焼いてください^^

 

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焼けたら、半分に切って

 

 


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完成~^^

うーん、およそ釣りとは関係ない料理になってしまいましたが

でも、一度食べたら止まらない美味しさなんですよ~^^

 

 

 

 

超便利!!激安フィッシングスケール

 

先日フィッシングスケールというのを買いました^^

 

DSCN3851

 

言わずと知れたお魚計量器、「バネ測り」というやつです。

 

今までは、魚をもって「体重計」に乗り、
そこから自分の体重のみ引いて魚の重さをはかっていましたが、
これでもう魚を持って体重計にのらずに済みます(笑)

 

 

ところで、このフィッシングスケール、
面白い使い方があるんですよ^^

 

 

 

 

ドラグ測定器

 

 

ドラグ力をはかるとき、
皆さんどんな方法で測定していますか?
DSCN3848

 

 

フィッシングスケールがあれば測定も簡単です。

 

道糸に引っかけて、引っ張るだけ^^
ドラグが滑りはじめたときの数字が設定したドラグ力ですね。

今までの「○㌔くらい」という曖昧な設定も、
バッチリ正確にはかれます^^

 

 

 

 

安い

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なんと、
関東であれば送料なしの310円ぽっきり!!
(値段は変動しています)

 

正直、安すぎるので、その能力を疑っていましたが…

 

 

 

 

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なんのなんの!

思いっきり引っ張っても壊れそうな感じはありません^^
40㌔まで測定できるそうです。

 

※追記
本体はプラスチックです。

計量時に側面を持つと表示がおかしくなるため、
上部のヒモを持って計測します。

 

 

 

 

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電源を入れたとき、
または測定しているときのみブルーに点灯し、

 

 

 

 

 

 

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しばらく触ってないとブルー表示が消えます。

 

表示単位は、「kg」以外に、「lb」表示や、「oz」表示もあります。

「JIN」ってなんの単位だろう

 

 

 

 

 

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収納もスッキリ!

 

 

 

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説明書は英語表記なので私には呪文にしか見えませんが

触ってみれば説明書なんていらないレベルの
簡単操作!

 

 

 

メール便で封筒にて届きましたよ~^^

 

 


※上記コンパクトフィッシングスケール 10g/40kg
2018年現在いまだに使えています。

でもいつの間にかアマゾンからは姿を消してしまったようです

 

ソリッドとチューブラー

 

※この記事は未完成です。ご了承ください。

 

ブランクスの作りには大きくわけて2種類あります。

 

blanks2

 

 

船竿に関しては「ソリッド竿」のほうがやや高級志向にありますが、どちらが万能ということはなく、ソリッド、チューブラーともにそれぞれの利点があります。

 

ソリッドとチューブラー、どう選ぶべきでしょうか?

 

 

 

チューブラー

 

tube

小突くと音が響きそうな、中身が空っぽのチューブラー。
チューブラーは、振動が伝わりやすいという特性を持っています。

 

ブルブルッ!

という繊細な当たりをいち早くキャッチし、「合わせ」ることが重要な釣りものなら、チューブラー竿は向いています。(さらにカーボンだといいですね)

チューブラーは「感度特性」に優れながら、
中空なので「軽い」という点も魅力です。

 

 

ただしチューブラー竿は、
中空なので折れやすい傾向にあります。そのため、たとえば「粘強」といった胴部分にのみパワーを持たせて調子を作るにはひと工夫必要です。

 

シマノであればたとえば胴部分にはカーボンを使用して強度を確保し、穂先にのみ「UDグラス」※を使用して食い込みをよくすることで「粘強」としたり、ダイワなら「チューブラーパワーマキシマム」を採用するなど、独自の技術で「粘強」を得ています。

 

つまり、チューブラーでも自在に「調子」を作れるのですね^^

 

※UD(ユニディレクション)グラスとは、縦方向にグラス繊維をそろえることで、縦方向の曲がりに素直な粘りと伸びを実現するそうです。これは食い込みをよくしますが、そのぶん横方向の曲がりに弱いため、メーカーによってはさらに別の方法でこの弱点をカバーしたりします。

 

 

 

 

 

ソリッド

 


solid

中身が詰まった「ソリッド」はいかにも「強そう」です。

もちろん「強い」のも売りですが、
なんといっても「削れる」のが最大の売りです。

削れるということは、どのように曲がるのか、職人次第でその「調子」を自在に決定できるということです。

 

※ダイワの場合は、先に成形したソリッド芯にカーボン(またはグラス)シートを巻きつけて調子を作ります。削るのとは逆ですね。軽く作るのが目的だそうです。

 

NCO_2950

 

 

↑詰まるところ、「粘り」と「強さ」を共存できます。

 

チューブラーと違って素材をぎゅうぎゅうに詰めるソリッドは、
やや感度を失うかわりに「強さ」を得、さらに削ることで「粘り」を出せるというのが一般的な特徴です。

 

しかしながら、上で説明したように、チューブラーであっても技術によって「粘強」は作れますから、ソリッド竿の一番の特徴はやはり「質感」でしょうか。値段はソリッド竿のほうが高い傾向にあります。

 

チューブラーが軽っぽいならソリッドは重厚。
釣れるか釣れないかとは別に、好みの問題かもしれませんね^^

 

 

 

※申し訳ありませんが、より良い記事の書き方を思いついたらこの記事は書き直します。ご了承くださいm_m

 

 

カツオ・マグロの竜田揚げ

 

竜田揚げって美味しいですよね!

 

…。

 

そうですよね。
せっかくの鮮魚を「揚げる」なんて、私こそ外道かもしれません。

でも、うまいもんはうまい!

もし冷凍庫を掃除するなら、
竜田揚げ」も候補に入れてみてください^^

後悔はさせませんぜ~。

 

 

 

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解凍したカツオをサイコロ状に切り、

 

 

 

 

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15分ほど漬けにします。

 

 

 

 

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タレをよく切って、「ガーリックパウダー」をしこたまぶっかけ、こしょうやカレーに使用する香辛料(コリアンダー)などがあれば一緒にふりかけます。

片栗粉をまぶし、

 

 

 

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あえます。

 

 

 

 

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あとは揚げるだけ~^^

私はこうしてよくフライパンで横着し

 

 

 

 

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衣がぜんっぜんついていませんが問題なし~^^

やっぱり七味マヨネーズですよね!

 

あ~、これもビール必須だ(笑)

 

 

押さえておきたい「ブランク」の知識

 

※この記事は未完成です。ご了承ください。 

 

横文字だらけの難解なメーカーページを読み解くには、
最低限「ブランク」に使用されている素材の特性を知る必要があります。

 

まず、ブランクというのは、

blanks

↑これのことです。

 

グリップやガイドを除いた「竿の素材」を指して
「ブランクス」といいます。

 

※「ブランク(ス)」についての詳細をメーカー(ダイワ)に問い合わせてみたところ、「ブランクスとは竿の節=カーボン(またはグラス)で生成した筒状のもので、本来はガイド取り付け前で、塗装もされていない状態のもののことを指します」とのことです。

 

さて、現在「ブランク」に使用されている素材のほとんどは「カーボン」か「グラス」です。それぞれ、どのような特徴があるのか見てみましょう。

 

 

 

一般的なカーボンとグラスの特徴

 

カーボン: 軽い | 高強度 | 高感度 | 低粘度=高反発 | 高価

グラス : 重い | 低強度 | 低感度 | 高粘度=低反発 | 安価

 

カーボンはその生成過程の中で、レジンという接着剤を使用しています。その配合割合によって、高反発にも低反発にも作ることができるそうです。船のショックを吸収する必要のある船竿の多くは、どちらかというと柔らかめのカーボンが使用されているそうですね。ダイワの船竿ならHVFを基準とし、より細身、軽量でパワーを得たい場合にはSVFを使用との旨、商品ページに記載されています。

 

このように、カーボンとグラスを比べると、ほぼ正反対の特徴を持っています。

おおむね「軽く」て「強い」カーボンのほうがよさそうですが、必ずしもそうとは限りません。

より具体的な素材の特徴を見ていきましょう。

 

 

 

 

時代の主流はカーボン

 

なかでも「強い」という特徴が「カーボン」を時代の主流にしています。

 

カーボンはグラスに比べ、より少量の素材で「強度」が得られるので、「細身」かつ「軽量」に作ることができます。なおかつ「感度がよい」ので、ゲーム性があり、ライトタックル化が進む昨今の主流になっています。

 

一例をあげてみましょう。

 

たとえばカットウフグの場合、「引っかけて」釣りますから、手に伝わるべき竿の「感度」がひとつの攻略ポイントになります。竿は常に手持ちですから「軽い」ほうが疲れなくていいですね。この場合は圧倒的にカーボン素材が有利です。

※感度を優先するならさらにチューブラーのほうが良いですし、強さを優先するならソリッドとなります。このあたりは事項でより詳しく説明しております。

 

 

 

 

グラスソリッド竿の利点

 

グラスソリッドの無垢竿※には優れた粘度特性があります。というより、名匠の手によって削られたグラスソリッドには粘度特性があると言ったほうが良さそうです。グラスソリッドは基本、削って調子を作り出します。たとえば胴の部分は太いまま強く、穂先ほど削って粘りのある調子を(名匠の意思通りに)作ります。

 

※ソリッド=無垢。同義です。たとえばカーボンソリッドと言ったら、繊維状のカーボンをレジン(接着剤)と混ぜて押し固めたブランクをカーボンソリッド(無垢)と言います。

 

これは、たとえばロッドキーパーに竿をかけたままでもその粘度特性によって船の揺れを吸収できます。魚にも竿の違和感を与えずらいので、自然に餌を「食わせ」るのに有効です。

 

また、口の弱い魚が暴れても竿の粘度が吸収してくれるので、口切れによるバラし減少に効果があります。真鯛のような突然の突っ込みにも対応しやすいですし、小魚を泳がせて大物を狙うような泳がせ釣りにも向いています。

 

ただ、弱点であるグラス素材の「弱さ」を克服するためには、太くする必要があり、そのぶんグラス竿はカーボン竿に比べて重い傾向にあります。弱いのはあくまでグラス素材であって、竿ではありません。

 

また、見た目で当たりを判断する「目感度」については、(穂先の柔らかい)グラスが上ですが、手に伝わる「手感度」にかんしてグラスはあまり期待できません。一般的に、以下の順に感度が高いです。

 

感度低い

グラスソリッド<
グラスのチューブラー<
カーボンソリッド<
カーボンチューブラー

感度高い

 

 

いやあ、竿の説明って難しい!

つまるところメーカーの技術でどうとでも変わりますから、上記の説明はあくまで基本(一例?)として捉えていただければ幸いです。グラスソリッドひとつとっても、削って調子を作るのが本来ですが、ダイワであればカーボンソリッド芯にカーボン(またはグラス)シートを巻きつけて調子を作りますから、世のソリッド竿のすべてが削って作られたわけではないのです。しかもダイワの場合、昔のソリッドパワースリムに使われていたソリッド芯はグラスであり、現在はカーボンです。チューブラーとソリッドでもその質感は大きく変わりますし…。申し訳ありませんが、より良い記事の書き方を思いついたらこの記事は書き直します。ご了承くださいm_m

 

 

 

 

ダイワ(Daiwa) ゴウインブル(GOUIN BULL) HH-220

DSCN1299bゴウインブルHH-220はカツオ・マグロ釣りのために購入したお気に入りの一本です。

 

実勢価格は3万円台とかなりリーズナブルなお値段設定。
それでいて、触ってみればとても楽しい^^ おすすめできる1本です。

 

ただ、アリゲーター技研や剛樹のように「グラスソリッド100%」にこだわるハンドメイド竿とは、当たり前ですが、違った特性を持つわけで…。

 

ゴウインブルの売りは「チューブラーパワーマキシマム」

もともと「感度」特性に優れたチューブラーを肉厚にすることで「粘強」を持たせたという設計は、いったいどのような持ち味なんでしょうか^^

 

ここでは、「ゴウインブル」のオモリ負荷特性を見つつ、
所有するHH-220のレビューをしていきたいと思います。

 

 

 

ゴウインブル(ダイワホームページから引用)

品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先経
(mm)
元経
(mm)
適合ハリス
(号)
錘負荷
(号)
カーボン
含有率
(%)
メーカー希望
本体価格(円)
HH-190 1.90 1 154 415 2.6 17.9 ~30 80-250 55 48,800
HH-220 2.20 1 184 445 2.6 17.9 ~30 80-250 54 49,800
HHH-190 1.90 1 154 420 2.8 17.9 ~40 80-300 75 50,000
HHH-220 2.20 1 184 450 2.8 17.9 ~40 80-300 73 51,000

 

 

 

 

 

 

 

 

オモリ負荷

 

NCO_2926

オモリ負荷80号。

スペックどおりの7:3調子です。

ソリッド竿ほど詰まった感じはしないものの、チューブラー竿のように叩けばビンビン伝わるような空洞感もありません。かといって鈍くなく、ほどよい張りがあり、当たりはしっかり手に伝わります。

 

 

 

 

NCO_2932

オモリ負荷200号。

負荷を上げると、竿先がクッと入り込みます。ちょうど魚が食い込んだ瞬間、このような曲がり方になります。

 

粘強とはいえソリッド竿のようにどこまでも曲がる印象はありませんが、当たりを感じるまでは7:3調子、魚の食い込みに応じてより胴調子に近づく印象です。粘りと張りが共存しているような感覚で、バット部(竿元)にはパワーを感じ、ティップ(竿先)との中間で粘るような印象です。

 

とにかく感度が良いので、当たりから魚の食い込みまでが手に伝わってきます。長さのあるHH-220であればコマセワークもしなやかです。ただ、胴からティップにかけての張りがやや強いため、コマセワークは勢いをつけすぎると跳ねることがあります。

 

船の揺れは「思ったより吸収してくれる」といったレベルです。

 

 

 

 

NCO_2938

人力。

魚とファイトしているときは胴まで曲がります。私の場合これが楽しいです。良い演出だと思います^^

 

特筆すべきはパワーを担うバット部(竿元)です。パワーがあるので気持ちよくやり取りできる反面、反発力をやや強めに感じます。

 

もちろん、この反発力があるからこそ「ゴウイン」に魚を浮かせられる設計だと思いますが、魚が食い上がったりすると、竿が跳ねることもあり、まれに扱いにくく感じる場面もあります。

 

 

 

 

長さについて

 

HH-220は「長さ2.2m」と長めですから、弾性のあるカーボン竿とはいえ「横に走るカツオ」を相手にするにはやや扱いづらいです。

慣れれば220でも問題なく扱えますが、カツオ・キメジオンリーで狙うなら190のほうが扱いやすいでしょう。

 

ただ、マグロの場合はすぐに当たらないことが多いので、ちょっと悩みます。「食うまで」を重視して「長め」にするか、「食ってから」を重視して「短め」にするか、好みのわかれるところです^^

 

 

 

 

総評

粘る竿を好む人にとって「ゴウインブル」のやや「跳ねやすい」という特性はすこし慣れが必要かと思いますが、「感度」で当たりを察知し、「バットパワー」で「ゴウイン」に魚を起こすというやりとりは、実に楽しいです^^

手持ちで攻めてこそ真価を発揮する竿ではないでしょうか。
不思議と飽きません^^ 

 

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