ごまプリン のすべての投稿

はじめまして^^ 管理人のごまプリンです。   相模湾を中心に釣らせてもらってます。 もう30代後半なのに頭の中が釣りばっかで困ってます…。   東京都在住。  

ナイロンハリスがダメならなぜ釣れる?

 

ハリスといえばフロロカーボンという時代。

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確かに、ナイロンと比較すると
フロロカーボンはあらゆる点で優れています。

 

  1. 擦れに強い
  2. 比重が高いので潮の影響を受けにくい
  3. ほぼ吸水しない
  4. 紫外線の劣化が少ない。
  5. 屈折率が水に近いので魚に警戒心を与えない。
  6. 伸びない

 

これだけの利点があるのですから、
フロロカーボンを使わない手はありませんね^^

 

しかし、では何故ナイロンハリスはなくならないのでしょう。釣具屋に足を運べばたいていナイロンハリスは売っています。

 

 

 

 

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答えは簡単、
ハリスとして「需要がある」からですよね!

 

ナイロンハリスには、
フロロカーボンより優れている点が2つあります。

 

  1. 柔らかい
  2. 安い

 

なんと値段はフロロカーボンの半値。半値の仕掛けで同じ獲物が釣れるなら、これはすばらしいコストパフォーマンスですよね。

 

そして、なんと言っても、柔らかい

 

柔らかいので「ベイトの動きが良くなる」としてルアーで使用される一方で、太ハリスゆえの「結びにくさ」をも見事に解消してくれます。

 

 

しかし、いくら安くて、結びやすくても、目的は釣りですから、
釣れなければ意味はありませんよね?

 

 

 

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ナイロンならバリバス

 

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お金があって、かつ仕掛け結びも問題なくできるなら、やっぱり良質なフロロカーボンがいいです。

ただ、もし中途半端に安価なフロロカーボンを買うくらいなら、「バリバス」というナイロンハリスをおすすめします。

 

中には「硬すぎて結べない」「巻き癖が取れない」といったように、「フロロカーボンだから良い」とはとても言えないようなハリスもあります。

 

ですから私は、ハリスの種類以上に、メーカーによる特性が大きく左右すると思っています。

 

 

ナイロンハリスの不利な点を独自の技術で解消する「バリバス」

 

私自身、釣ったカツオの9割以上がこのバリバスですし、18号や20号の「バリバス」で、20㌔以上のキハダマグロを釣り上げている方をたくさん見ています。

 

何より、結びやすいので、初心者さんにおすすめしたいハリスとして、
「バリバス」を紹介しました^^

 

 

なお、バリバスを使用するなら、

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留め金ははずさないでください。仕掛け作りでオマツリします(笑)

ハリスがスプールに巻かれていない点が「バリバス・大物ハリス」の難点でしょうかね^^;

 

 

⇒「バリバス」大物ハリスを安い順に検索!

 

 

カツオに最適なサルカンとおすすめの結び方

 

サルカンの結節において、万能かつポピュラーな結び方で知られる「ダブルクリンチノット」。しかし、カツオを釣るなら「ダブルクリンチノット」では頼りないです。

 

「ダブルクリンチノット」は太ハリスとの相性が悪く、突発的なカツオの走りによってハリスがほどけることがあります。おすすめは「猟師結び」です。

※リンクはシーガーの「強いノットはこれだ!」

 

 

 

 

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↑またこのタイプのサルカンは、取り込みのとき魚に走られると金具部分で手を切ることがあります。使用を避けるか、もしくは手袋等で手を保護することをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

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「ハワイアンフック」は比較的安価で強度も十分。しかし、手が濡れると固くてかなり外しずらいため、

 

 

 

 

 

 

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トローリングスナップ」がおすすめです。

 

少々高価ですが、強度があり、なにより扱いやすいです。ベアリングが内蔵されているため、回転力が高いという利点もあります。

 

メーカーによって強力はまちまちですが、
キハダを狙うなら5~6号くらいが適当です。

 

 

 

 

 

 

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カツオ・マグロの特徴から天秤を選ぶ

 

キハダマグロは針掛かりすると一気に走り出し、数百メートルもの道糸を引き出します。多く走らせればそのぶん体力を消耗するので、糸巻き量は多いに越したことはありません。

 

最低300m、巻けるのであれば500mくらいあると安心です。

 

さて、キハダマグロをたくさん走らせるには、ビシにかかる水の抵抗を極力なくすのが良いそうです。ビシの抵抗を無くせる天秤としては全遊動式の「カモシ天秤」があります。

 

 

 

 

カモシ天秤

カモシ天秤図解

カモシ天秤は「天秤」と「道糸」が独立した構造になっています。そのためキハダマグロの走りに関係なく天秤は独立します。つまり、キハダマグロはビシの抵抗を感じずに走ることができます。

 

 

 

kamoshiB

↑たとえ天秤がオマツリしても、キハダマグロは自由に走れるので、「バレにくい」というのも利点の1つだそうですね。

 

 

 

↓これが固定式の天秤となると、キハダマグロが天秤を引きずる形になりますから、ガタガタと動くビシが抵抗になるというわけです。

kamoshiAのコピー

このように「カモシ天秤」はマグロをたくさん走らせるという点において絶大な効果を発揮するわけですが、しかし弱点もあります。

天秤が動くので、天秤を手にとって魚を手繰り寄せることができません。そのため、カツオの取り込みにはむしろ不向きな天秤と言えそうです。

 

 

 

普通の天秤

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ヤマリア(YAMARIA) 船テンビンK型メジカツオSP2.5mm 35cm

 

カツオを主体とする船ではもっとも使用率が高いメジカツオ天秤。可もなく不可もない天秤ですが、「天秤のしなりがクッションの役割を果たす」としてむしろ好んで使用する方もおられます。

 

 

 

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マグロ天秤の使用率も高いですね。No.305式 KH型(アーム長35cm)もシンプルで扱い易く人気があります。

 

いずれにせよ固定式の天秤は、キハダマグロが掛かるとビシがまともに水の抵抗を受け、吹き飛んでしまうことがあります。

 

 

 

 

 

※2014年追記

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ビシが吹き飛ぶのはスナップの弱さ。なので好みの天秤を購入後、スナップのみより強靭なタイプに変更される方もおられます。

 

 

 

 

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No. 305式のタイプの中ではKD型(アーム長さ47cm)が、マグロの走りに対応すべく多重リングを使用しており強靭です。

 

 

 

ただし、

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残念ながらKD型は青物バスターには適合しません。

 

より強靭なのはKD型。
しかしNH型(アーム長43cm)でも十分に強いと個人的には思います。

 

 

 

 

 

 

「半遊動」チドリ式天秤

「半」遊動というくらいですから、「ちょっとだけ天秤が自由」です。

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黒いヒモの範囲内で天秤が自由に動きます。

 

この遊びがあることによって、魚が餌をくわえた瞬間、

 

  1. 魚に天秤の違和感を感じさせにくい
  2. 魚の当たりをダイレクトに感じやすい

 

という利点があります。これは「カモシ天秤」も同じです。「カモシ天秤」と違うのは、天秤が「ちょっとしか動かない」ため、魚の取り込みも「通常の天秤」並みに楽ということです。

逆に、キハダマグロに走られたら、「通常の天秤」と同じようにビシがなくなる可能性があります。

 

 

 

 

 

もし半遊動を試したいなら、チドリ式108MH(アーム長50cm)か、チドリ式108C(アーム長60cm)をおすすめします。

長さは好みですが、真鯛のように長ハリスでなければアームは短いほうが扱いやすいです。

 

 

なおチドリ式天秤は、

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「オマツリ」するとスプリング状の関節に道糸が食い込むことがあるため、その使用を禁止する船宿もあります。

 

※同様にカモシ天秤を禁止する船宿もありますのであらかじめご確認ください。

※カモシ天秤はカモシリングと併せて使用します。

 

 

 

 

 

2015年カツオ・マグロの針選びとおすすめの結び方

※年々針も新作が追加され主流が変わってきましたのでこの記事は2015年7月に内容を一部変更しました。

 

ここでは、カツオ狙いで「実績のあった針」を紹介しつつ、マグロを視野に入れた場合の注意点を見ていきます。

 

 

 環付き針

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カツオであれば平打ち加工された「ヒラマサ針」でも十分に通用します(むしろ針の軽さを好んで使用されるベテランの方もいます)が、太ハリスを使用するので結節が甘くなり、はじめのうちはすっぽ抜けしがちです。その点、「環付き針」は、非常に強度を誇る結び方があるので(後述)マグロを狙わずとも人気があります。

 

 

 

 

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環付き針のメーカーはインターフックがおすすめです。少し高価ですが強さと重さのバランスが良く、またオキアミが針に刺しやすいのでとくにビギナーさんにおすすめです。昨年キハダを掛けたのは2回ともこの針です。

 

 

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針のサイズはカツオ狙いで14~15号を標準に食い渋るようならサイズダウンします。

 

キハダ狙いの場合は人それぞれにノウハウがあるので一概には言えませんが、強さと大きさ、重さ等のバランスを考えて16号を使用される方が多いです。それ以上の号数は太すぎて、オキアミを刺すこと自体が難しくなります。食い気のあるときは18号でも何でも釣れるかと思いますが、マグロは目がとても良いそうですから、オキアミが綺麗に刺さらなければヒットする可能性はやっぱり落ちると思います。ただし掛かったときは、強くて大きな針ほど安心ですから、針の号数はそのバランスを考慮して選ぶことになります。

 

 

 

 

 

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歯の鋭いマグロ対策としては、

 

 

 

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ネムリ形状の「ムツ針」が人気があります。(写真左)

マグロに針を飲み込まれると、その鋭い歯でハリスを切られることがあります。その対策として、飲まれた針を口元に引き出しやすい「ムツ針」を使用します。

 

実際に船でよく見かけるのは、マグロの当たりと同時に、マグロの歯によってハリスを切られるケースです。俗に言う「瞬殺」というやつですが、これを防ぎます。

 

 

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ただしムツ針は難点もあります。↑見てのとおり針先がネムっているうえにヒネリが強いので、オキアミが刺しにくく、ストレート針に比べて扱いにくい面があります。

 

そこで、オキアミが刺しやすいキハダ針として近年登場したのが…

 

 

 

DSCN5265bジャイアンとキハダマグロ。歯の鋭いキハダ対策として針先が少しだけネムっているのでストレート針に比べれば飲まれにくく、それでいてヒネリがないのでオキアミが刺しやすく、16号でもわりと扱いやすいです。

 

 

DSCN4957b周囲をみる限りでは16号の実績が高いです。人気のある針です。

 

 

 

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個人的に気に入っているのはオーナー針の「キハダマグロ 」。針先のネムリとヒネリがけっこう強いのでオキアミは刺しにくいですが、ジャイアンとキハダマグロには設定のない15号があり、強度がありながらもやや軽いです。2014年後半にはこの針で同日に3回キハダを釣り上げた方もいます。 

 

 

 

DSCN6991bこちらは2015年の新作、オーナー針の「閂キハダ」です。「環付き針」ではないので結びに自信がある方向けでしょうか。軽量なぶんだけアドバンテージがありそうですけど、実力は未知数です。

 

 

 

以下、重さ比較の参考までに…。

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環付き針のおすすめ結び

環付き針の結びは「坂本結び」か「中村式カン付き南方延縄結び」がおすすめです。ハリスを内側に通すので↓通常の「カン付き南方延縄結び」よりマグロの歯に切られる確率がぐっと減ります。

 

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補足:針先の復活

 

針は高価なので、私の場合、せこいようですが使えそうなものは持ち帰り、綺麗に水洗いして再利用します。しかし何回か魚を掛けた針は、針先が鈍くなっています。

そこで、ダイヤモンドヤスリ を使用します。カットウフグではごく当たり前のように釣りながら使用するヤスリです。金針は少し色がハゲますが、2~3回くらいまでなら刺さりは問題なく復活します^^

 

 

 

 

2013初ガツオ

釣行データ
釣行日 2013/08/02(金)
船宿 五エム丸
竿 ダイワ(Daiwa) GOUIN BULL HH-220
リール シマノ (Shimano) TYRNOS16(ティアノス)PE8号
仕掛け1 ハリス18~22号1本針3.5メートル、環付きインターフック15号
仕掛け2 ハリス20号1本針3.5メートル、オーナー・ムツサークル1/0号
ビシとテンビン チドリ式天秤108式 MH型   青物バスター80号
水温 25 度
葉山沖:澄み、ゆるい
パターン  若潮  上げ潮 (干潮7:14)
月輝面 -19.8% 月齢24.8
北東、弱い
波高 0-0.5M
天候 晴れ
船の釣果 カツオ:0-4(竿頭:右舷大トモ)
キメジ:0-6(竿頭:右舷ミヨシ2番目)
自己釣果(右舷大トモ) カツオ:4
船の釣果(別船) カツオ:0-18
キメジ:0-5

8月2日、「カツオ・キハダ船」初日。

五エム丸に乗船してきましたよ~^^

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夜中の1時30分に到着するもすでに10名の方がチェックイン!?

 

 

 

開店前から多くの方が集まりました。

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でも五エム丸は2隻体制なので、釣り座には余裕あるんですよね^^

 

 

 

 

 

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今日の仕掛けは小細工なしで、カツオが好むというケイムラビーズとオキアミは抱き合わせ

そして万が一のキハダを考慮して22号の太ハリス~

果たして夢のキハダマグロ初HITなるか?

 

 

 

 

いざ

 

7月のナブラ予告通り、今日は1時間もクルージングしないうちに
葉山沖でカツオの好反応と遭遇!

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間もなく周囲にヒットが訪れ、私の竿も突っ込みます。が、これは途中で針はずれ。

 

 

 

いつも出遅れる私ですが

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それでも魚はたくさんいるようです。

見つけては急発進と急停止を繰り返し、何度か流すうちにHIT~!

 

 

 

 

いやはや、初ガツオなめてました

秋の丸々と太った「戻りカツオ」ほど引きは強くないと余裕かましてたのですが、

 

侮れずΣヽ(`д´;)ノ

 

3㌔くらいに設定したドラグがじょば~っと出ていきます。慌てて増し締め、釣り上げてみれば丸々太った良型サイズをゲット~。

 

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一本目って嬉しい^^

 

 

 

 

30分後にもう一発、痛快な引き込み!

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弾丸のようなカツオの引き込みに竿を立てていなします。しかし、立ったままではカツオに遊ばれてうまくリールが巻けないので(;´д`)ゞ

オマツリ回避のためすかさずロッドキーパーに竿を固定して、ゴリ巻きっ。

 

 

 

 

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2本目ゲット~♪

 

まあ、オマツリしちゃったんですけどね

 

 

 

 

 

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カツオは弱るのが早いので、
次の仕掛けを投入したら早急に血抜きです~。

 

 

 

 

この頃ミヨシでは…

 

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船中カツオのHITが多いなか、
右ミヨシのおじさんだけはキメジを連発しておりました。

 

カツオとキメジ、どうして釣果に偏りがあるのか?
その謎に迫るべく、沖上がり後、おじさんに聞いてみると…。

 

「キメジはちょっとだけ下なんだよ」

 

小声で教えてくださいました。

さらに「ちょっとだけっていくつですか?」と聞くと、

 

「2~3m」という返答をゲット~^^

 

 

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その後1本を追釣し、

 

 

 

 

そこからが厳しかった…orz

若潮だからなのか、潮止まりでもないのにコマセの出方が悪く、潮がユルユルで、魚が餌を食う気配が消えてしまいます。

 

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周囲の船も、ポツポツHITするくらい。

 

 

 

 

 

そんななか、

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キハダマグロを掛けて男巻きしてる人も!!

6:4調子の竿がひん曲がってます。
なんて羨ましい光景…。

 

 

ヾ(*ΦωΦ)ノ ヒャッホゥ (←とりあえず)

 

 

何かネタでもないかなと観察していると

 

 

ででで

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出たあああ!!

 

サメの夫婦?

デカっ!

こんなのがいたら絶対、釣れないって~

 

「あっち行け~」と心のなかで叫びながら撮影に夢中になっていると、

 

「ごまプー当たってるよ!!」

 

と船長。

 

 

ーーーーーーーΣ(°Д°υ)お?

 

振り返ると竿がボインボイン揺れています。よそ見しているときに限って竿が入るのはなぜなんでしょうね

 

そりゃもう、サメを見た直後ですから、サメなんかに取られてたまるもんかと、竿も取らずにキーパーでゴリ巻きですよ。

 

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無事一本を追釣し、これにて終了です^^

 

 

 

最後、船長がキハダ狙いで50m付近を狙わせてくれたのですが、この日はダメでした。

 

結果、2.5㌔~3.5㌔のカツオが4本^^

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余談

 

宿に戻って別船ではカツオ18本と聞いてびっくり!

どうやら最後の流しで爆釣したそうです。水深は10~20mとごく浅い場所で、カツオがコマセについたんだとか。

 

ちなみに昨年、私が爆釣したときもこの条件でした。

 

うむむ、ホント、当たり外れがありますが、
カツオ釣りは面白いです^^

 

青物バスターの有利不利

 

※相模湾の規定は80号です。

 

カツオ・キハダの使用ビシには、大きく分けて2種類あります。

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鉄製のビシ(鉄仮面)と、プラスチック製のビシ(青物バスター)です。

 

どちらを使用するにしても、その特性上、有利不利があるのですが、
私が初心者の方におすすめしたいのは「青物バスター」です。

 

その理由について、見解を1つ…。

 

※コマセの放出性に優れる点はどちらも同じなので
ここでは比較対象にはしません。

 

 

まず鉄仮面が有利なワケ

 

鉄仮面は比重の関係でプラスチック製の青物バスターに比べ仕掛けの落下速度が早いです。そのスピードは体感できるレベルで、鉄仮面のほうが約1割ほど早く仕掛けを棚に到達させることができます。

 

重さの実験をされている方もいますね^^

 

ですから特にスピードが釣果につながるようなカツオ釣りでは
鉄仮面の優位性を無視するわけにはいきません。

 

しかしながら鉄仮面は、商品によって穴の形状が大きく異なることも念頭においたほうが良さそうです。

鉄仮面は商品によって、または穴の埋め方によってコマセの出かたが異なりますから、自分のコマセワークが魚に有効かどうかの判断は自分でするしかありません。

 

これがまた、最初のうちは悩むんですよね…

 

 

その点、青物バスターは多くの方が利用されていますから、もし自分だけ釣れないのであれば、青物バスターで釣れている人のコマセワークを真似することもできますし、窓の開け具合を真似することもできます。

 

そんなわけで、色々と覚えることの多い最初のうちはとくに
青物バスターは有利とさえ思いますよ^^

 

 

なお、青物バスターにはセオリーがあります。

 

メーカーのページによれば、「上窓1/3」を基準として、下はコマセの粒の大きさによって調整するそうですが、カツオであればだいたい下は1センチ~1.5センチくらいが適当です。

 

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青物バスターの仕組みは、しゃくると上窓から海水が入り込み、入った海水の圧力に押されて下窓からコマセが出るというものです。

 

ですから上窓を完全に閉めたらなかなかコマセは出ませんし、逆に下を完全に閉めても上窓さえ空いていれば、中窓からポロポロとコマセを出すことができます。

 

また夏のカツオのように一瞬の時合いでドバッとコマセを出したいようなときは、基本より開け気味(下1.5cm、上窓半開)にしたほうが良いこともありますし、逆に広い範囲を探りたいようなときは、下を閉め気味にして、コマセをポロポロ出しながらしゃくることもあります。

 

細かい調整を行える点がプラスチックビシの最大の利点ですが、あまりガチャガチャ変えると混乱しますから、迷ったときは基準(上窓1/3、下1センチ)に戻すとよいかもしれません。

 

その上でコマセを加減したいときは、コマセの量を調節します。たくさん出したいなら少なめに、あまり出したくないなら多めに入れます。

 

基本は6~7割詰めます。

 

釣りたい気持ちがハヤるとコマセを多く入れてしまいがちですが、
コマセが出なければ釣れませんからここは冷静にいきましょう^^

 

これは鉄仮面も同じです。

 

 

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カツオ・キハダのクッションゴム

カツオ仕掛け

 

魚の突っ込みをいなすために取り付ける「クッションゴム」。しかし「切れると危ない」という理由から、クッションゴムの使用を禁止している船宿もあります。

使用OKな船宿の場合は、
クッションゴムは天秤と道糸の間につけます。

 

もし、↓こんな風に下につけてしまうと、

 

dummy仕掛け

取り込みの際、魚の突発的な突っ込みによってクッションゴムが切れる可能性があり、クッションゴムの端についたサルカンが跳ね返って非常に危険ですから、クッションゴムは必ず天秤と道糸の間につけるようにします。

 

 

 

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クッションゴムを禁止している船宿の場合は、適度な伸びでショックを吸収してくれるナイロンハリス50号前後(100lb~140lb)をリーダーとして代用することも可能です。

 

(その場合、ナイロンハリスの上端に「ボールベアリング系のサルカン」、下端には「トローリングスナップ」を取り付ければ、クッションゴムと同じように使用できます)

 

※追記
PEラインとハリス(リーダー)の接続は、摩擦系ノット最強と言われる「PRノット」で結節するのがおすすめです。実際、キハダが掛かってもノット部分で切れたことはありません。PRノットはボビンという特殊な道具を使用して結びます。

 

またリーダーに使用するハリスは、オマツリ等が心配な場合はフロロカーボンでも大丈夫です。フロロカーボンとナイロンの良いところ取りをしたカーボナイロン というリーダーも売っています。 

 

 

 

ロングライフクッション

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最強と謳うだけあって、3.5mmという太さで48㌔の負荷に耐えるというロングライフクッションは素敵です^^

 

切れたらシャレにならないので
信頼のおけるものを使用したいところですが…。

 

ただ、クッションゴムは太いので潮の影響を受けやすく、そもそもオマツリの原因になるとして好まない方もおられます。あまりにオマツリするようなら、外したほうが良いのかもしれませんね^^;

 

 

 

 

↓以下号数表です。

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相模湾のカツオ船に乗りたい初心者さんへ

 

8月に解禁となるコマセ釣り、「カツオ・キハダ船」

 

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カツオ釣りがはじまると、多くの船がこのお祭りに参戦し、
相模湾のあちこちで船団が見られます。

 

魚が見つかるまではゆったりとクルージングする、
というのがカツオ釣りのスタイル。

 

しかし、ひとたびカツオが見つかると、船は急発進します。猛烈な勢いでカツオの動きを先回りし、急停止するかどうか、船長の合図とともに即、仕掛けを投入します。

仕掛けの投入が遅れると時合いを逃しますから、最初はちょっと慣れが必要な釣りですが、慣れてしまえば非常に興奮度の高い釣りものです。

 

今回はそんなカツオ船に乗るための、心の準備についてです。

 

 

マナー

 

カツオ船は、正直、熱くなります。釣れているときにオマツリしたりすると魚を逃しかねませんから、どうしても熱くなってしまいますね。

ですから朝、「よろしくお願いします^^」
と隣の人に一声かけましょう。

トラブル防止は挨拶が一番。話しかけてみると良い人たちばかりですから、ぜひ、心にゆとりを持って、熱いカツオ釣りにチャレンジしてください^^

 

 

オマツリ

 

カツオは、瞬発力の半端ない魚です。
取り込み直前まで猛烈に横に走ります。

もしオマツリしたら、無理せず船長に指示をあおぎましょう。

 

※オマツリを回避するコツは、針掛かりしたら、魚に遊ぶスキを与えず、竿をロッドキーパーに掛けて、ひたすらにリールを巻く(ゴリ巻きする)ことです。それを可能にするために太い仕掛けを使用します。

※オマツリしたら、誰の魚だろうとまず魚を取り込むことを優先します。その上で、みなで協力してオマツリをはずしましょう。ほとんどの場合、船長の指示があるかと思います。

 

 

到着

 

予約制ではない船宿の場合、早めに行くことをおすすめします。とくに前日の釣果が良いときは、次の日は混み合います。(当たり前ですね^^;)

 

 

タックル

 

マグロとなると貸し竿で捕るのは難しいかもしれませんが、カツオ・キメジ用の貸し竿であれば置いてある船宿も多いので、無理して道具を揃える必要はないかと思いますよ^^

 

なおカツオ用の貸しリールは手巻きですが、8月はたいてい棚が浅いので苦にはなりません。実際に船に乗ってみると、電動リールと手巻きリールの割合は半々です。

 

時合いが良いときは、釣れたカツオの血しぶきが飛ぶこともあります。カッパを着用するなら話は別ですが、着替えはあったほうが無難です。

 

 

 

中乗り(上乗り)さん

 

カツオ、マグロは思いのほか「取り込み」が難しく、取り込み時にバレる(針がはずれる)ことが多いです。慣れないうちは、中乗りさんが面倒を見てくれる船を選ぶと良いと思います。

 

船に乗ってからの手順については、
船で道具をセットするも参考にしてみてください。

 

↓次回は仕掛けについて紹介します。

カツオ仕掛け

 

無視できない竿のステータス「錘負荷」

 

竿選びの際、
とくに「錘(オモリ)負荷」は無視できない要素です。

 

竿の「錘負荷」と、使用するオモリの号数が適していないと、たとえ高価な竿でもその性能が発揮されず、ただの棒切れ同然になってしまいます。

「錘負荷」というのは、

 

品名 全長 (m) 継数 (本) 仕舞 (cm) 自重 (g) 先経 (mm) 元経 (mm) 錘負荷 (号) カーボン 含有率 (%) メーカー希望 本体価格(円)
S-300 3.0 2 154 195 1.7 9.4 40-80 96 58,500
M-270 2.7 2 139 190 1.7 9.4 60-100 96 57,500
M-300 3.0 2 154 200 1.7 9.9 60-100 96 59,500
M-330 2.2 2 164 210 1.7 10.4 60-100 96 61,500
MH-270 2.7 2 139 195 1.9 9.9 80-120 96 59,500
MH-300 3.0 2 154 205 1.9 10.4 80-120 96 61,500
H-330 3.3 2 169 230 2.1 10.9 80-150 97 63,500

 

↑これのことです。

ダイワシマノ等、大手メーカーのホームページで、竿のラインナップを見ると、必ず竿のスペック表が載っています。これはただの数字の羅列ではなく、当然ですが意味があります。

中でも「錘負荷」について、ここでは見ていきます。

 

 

竿と錘負荷の関係

 

たとえば相模湾で「コマセ真鯛」を想定しましょう。

相模湾ではだいたい80号のオモリを使用します。80号という重さは、漁協や船宿の規定ですから、その重さは個人で変更できるものではありません。そうなると、個人のほうでは、80号のオモリに適した竿を選ぶ必要がでてきます。

そこで目安となるのが「錘負荷」です。

 

↓ダイワの真鯛竿「リーオマスター真鯛」

品名 全長 (m) 継数 (本) 仕舞 (cm) 自重 (g) 先経 (mm) 元経 (mm) 錘負荷 (号) カーボン 含有率 (%) メーカー希望 本体価格(円)
S-300 3.0 2 154 195 1.7 9.4 40-80 96 58,500
M-270 2.7 2 139 190 1.7 9.4 60-100 96 57,500
M-300 3.0 2 154 200 1.7 9.9 60-100 96 59,500
M-330 2.2 2 164 210 1.7 10.4 60-100 96 61,500
MH-270 2.7 2 139 195 1.9 9.9 80-120 96 59,500
MH-300 3.0 2 154 205 1.9 10.4 80-120 96 61,500
H-330 3.3 2 169 230 2.1 10.9 80-150 97 63,500

 

「リーオマスター真鯛」の場合、表を見る限り、ラインナップされているすべての型式が80号のオモリに適合しています。ですから、どの型式を選んでも、80号のオモリに対して問題なく性能が発揮されることになります。

しかし、はたしてどの型式も、80号のオモリに対して竿の「感触」は一緒なのでしょうか?

 

 

品名 錘負荷 (号) 竿の固さ
S-300 40-80 柔らかい
M-270 60-100 普通
M-300 60-100 普通
M-330 60-100 普通
MH-270 80-120 やや硬め
MH-300 80-120 やや硬め
H-330 80-150 硬い

 

 

 

 

 

 

 

↑答えは「いいえ」です。竿の「感触」はどれも違います。

 

一般的には、

オモリの最高負荷が高いほど竿は硬く、その分パワーがあり最高負荷が低いほど柔らかく、その分繊細な傾向にあります。

Hの場合は150号Sの場合は80号というところを見ます)

 

↓これはリーオマスター真鯛のメーカー説明です。

汎用性に優れたMを基準に、Sは食い込み重視で細ハリスでの繊細な釣りに最適なモデルMHはアグレッシブに誘い、攻めるためのパワーモデルHはさらにパワーを持たせ、大鯛、青物の突っ込みをもいなすハイパワーモデルとなっております。

↑ダイワの竿は説明がしっかりしているので、「錘負荷」の知識がなくても十分竿を選べますが、こういった説明は必ずしもあるわけではないため、「錘負荷」を読めるようにします。

 

しかしこう見ると、大鯛、青物もカバーしているHが、何でも釣れて良さそうな竿に見えませんか?

 

実は、10年前、Hタイプの竿を購入して失敗したのが私です。

 

Hが大鯛の突っ込みをいなすのであれば、Hは小鯛のささやかな引きは無視します。おそらくは、 Hで小鯛が釣れても、竿が硬すぎてちっとも引きを楽しめないはずです。

東京湾、相模湾で釣れる真鯛は、ほとんどが0.3~2㌔前後ですから、これでは硬すぎるのです。釣れても面白くないので、結局2回ほど使用して買い換えてしまいました。

Hは大鯛専用の竿と考えるべきです。MHもほぼ大鯛専用と考えてさしつかえないでしょう。

 

私が持っている真鯛竿は、リーオマスターに置き換えるならSとMの中間くらい(つまり柔らかいってこと)ですが、それでも3㌔オーバーのメダイや4㌔のワラサも問題なく釣れています。

ですから、私としては少し柔らかめの竿をおすすめしたいです。

柔らかめの竿は、曲がり方が尋常じゃないので、すごく面白いですよ^^

 

⇒リーオマスター真鯛の実勢価格を見てみる

 

活き締めって本当に必要?

※この記事は2015/3月に表現の間違いを書き換えました。

 

釣った魚は美味しく食べたい~♪

ですよね?

 

だからこそ「活き締め」をして鮮度を保つわけですが、やり方を間違えると逆効果なのもまた事実。

活き締め」というくらいですから殺さずに締めます。活きたまま神経を破壊することで、脳に身が死んだことを知らせるすべをなくし、腐敗を遅らせます。

つまり「殺さずに神経を破壊する」のが「活き締め」ですね^^

 

「活き締め」することで腐敗が遅れます。そのぶん鮮度が保たれます。長いこと熟成できるのでそのぶん美味しくなります。つまり 「活き締め」するなら熟成させる必要があります。

ですから熟成期間を必要とする大きめの魚を釣った当日に食べたいなら、むしろ「活き締め」はしないほうが美味しいこともあります。 「活き締め」したら冷蔵庫で数日寝かせて(熟成させて)はじめて美味しくなります。

 

 

ここではyoutubeより動画を引用し、中でも初心者さん向けの締め方について、考察してみたいと思います^^

 

 

 

「活き締め」には大別して3つの方法があります

 

  1. 神経締め
  2. ナイフ締め
  3. 氷締め

 

 

神経締め

「魚の鮮度が全然違う!!必見!神経〆講座.wmv」より引用

 

「鳴門で鯛釣り!神経絞め」より引用

 

 

見ての通りアイスピックと針を用いて締めます。

プロ向けですね~

 

 

 

ナイフ締め

↓これはアイスピックで締めますが、ナイフでも応用できます。

「カンパチを〆る」より引用

 

「マゴチの締め方(茅ヶ崎一俊丸)」より引用

 

 

このようにナイフで締めるやり方が一般的ですが、
それでも最初は敷居が高いですよね。

そこでよりおすすめの方法とは…。

 

 

 

 

万能ハサミ締め

「釣った魚を初心者でも簡単・安全・迅速・確実に締める方法(その1)」より引用

 

この方法は比較的簡単です。
万能ハサミを使用して延髄を切断するわけですね。

 

 

なお私の場合、

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万能ハサミ締めとほぼ同じ要領で、ナイフ で締めます。

エラを開いて内側からナイフを差し込み、「中骨」をブスっと切断。神経を切断します。一瞬ビクッ!と跳ねた後、力なく身が垂れていれば成功です。

 

 

 

うまくいかないとどうなるの?

 

活き締めを失敗すると魚は暴れます。そうなると、旨み成分をより消費して、かえって美味しくなくなる可能性があります。

 

ですから「活き締め」とは真逆の効果です。

 

活き締めが難しいと感じたら、以下の方法をおすすめします^^

 

 

 

氷締め

 

クーラーBOXに突っ込むだけですから、これが一番簡単ですね^^
氷に漬け込むことで、より早く魚の機能が麻痺します。

 

小物に限ってはもともとこれが最善の方法ですが、
大きな魚でも確実に効果が得られます。

 

クーラーBOXにはあらかじめ少量の海水を張っておき、小さな魚はそのまま、大きな魚は血を抜いたらすぐ氷締めにしましょう。

 

 

 

DSCN2798

 

 

 

 

血抜き

DSCN2773

ナイフ等で締めない場合は、真っ先に血抜きします。
エラを切るだけで血は抜けます。

 

だいたい5~10分くらいで血は抜けますから、
血抜きをしたら放置せず、すぐクーラーBOXに放りこみます。

 

 

青物の血抜き

 

青物は血が悪くなるのが早いです。

血が悪くなると臭いですから、釣れたら即、血抜きすることをおすすめします。

 

 

 

小物の血は抜かない

 

アジやメバル等の小物は、放置すると旨み成分がすぐになくなるそうですから、真っ先に氷締めにして鮮度を保ちます。

血抜きは捌くときに行います。

頭を落として内蔵を取り出したら、
中骨をしごいて血を抜きましょう。

 

熟成についての記事も参考までにどうぞ^^