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ヨリトリリングの動きを検証!

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キンメ鯛などの深海釣りを経験されたかたはよくご存知のとおり、胴突き仕掛けに魚が掛かると、魚を巻き上げている最中に仕掛けがヨレます。

これはイカ釣りでも同様で、水深200メートルともなると、イカを掛けたときの仕掛けのヨレが、手前マツリの原因になったりしますね^^;

 

 

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そこで糸ヨレを防ぐためヨリトリリングを使うわけですが、

 

 

 

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糸ヨレはそもそもサルカン部分が回転して吸収します。リングの目的はさらにその上。道糸と仕掛けの間に水中では回転しにくいリングを挟むことにより、仕掛けのヨレを道糸まで伝達させないことが、ヨリトリリング本来の目的なのだそうです。

詳しくはHumdrum++さんのブログがわかりやすいです。

 

 

ただ、個人的には、ヨリトリリングは潮の影響を受けやすく、潮が速いと糸がフケてオマツリの原因になると考えています。たとえリングが水中で回転しにくい構造だとしても、息を吹きかけると勢いよく回転することから、潮の影響を受ければやはり回転すると考えていました。

 

はたしてヨリトリリングは潮流れの影響で

回転するのでしょうか…?!

それともしないのでしょうか…?!

 

風呂場に水を張って
実験してみましたっヽ(`Д´;)ノ

 

 

 

ヨリトリリング本来の目的

まず、ヨリトリリング本来の目的を確認するため、水中でオモリ(仕掛け)を回転させてヨリトリリングの動きを確認してみました。

結果、オモリ(仕掛け)を回転させてもリングは回転しません。見事リングがサルカンの回転を吸収し、道糸のヨレを防ぐというヨリトリリング本来の目的を果たしています^^

 

では、このリングに、潮流に見立てた「シャワーの勢い」を与えてみたらどうなるでしょうか?

 

 

潮流シミュレーション

ヨリトリリングにシャワーの勢いを当ててみた動画です。

結果、シャワーの勢いに流されてリングが回転、道糸が揺れはじめるのを確認することができました。

 

う~む

 

やはり、少なからずリングは潮流れの影響を受けて回転すると思うのですが、 これをどう捉えるかは動画を見てくださった方の判断に委ねようかと思います^^;

 

 

師匠に聞く!~エビングシミュレーション~

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わたくし生粋の「餌釣り師」ではありますが…(°д°;)…。

 

 

 

 

 

 

 

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このたび「転職」することに…(;゚;Д;゚;)

 

 

 

 

 

 

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あいなりました!!ヽ(`Д´;)ノ

 

 

 

 

 

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言いすぎました

 

「浮気」程度でございます…( ✧Д✧)

 

 

 

 

 

 

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ともかくエビちゃんでシャクりまくり~のヽ(`Д´;)ノ

 

 

 

 

 

 

 

 

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男巻き~のヽ(`Д´;)ノ!

 

 

 

 

 

 

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やって

みたかったっしょ~!ヽ(`Д´;)ノ

 

 

夢っしょ。

 

 

 

 

 

 

…トゥルルル…

…トゥルルル…



…ガチャ。

 

 

 

 

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…ブツッ!! 

 

 

 

 

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…トゥルルル…

…トゥルルル…



…ガチャ。

 

 

 

 

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※以下の会話は、昨年「エビング」で多くのカツオを釣り上げたT師匠と、エビングはまったくの初心者であるわたくしとの会話を記録した「生」の声です。決してエビングの「セオリー」を語るようなオフィシャルな内容ではございませんのでご留意ください。

 

※エビングの「仕掛け」や「釣り方」の詳細についてはプロアングラー村越正海さんのオフィシャルサイトをご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

エビングシミュレーション1

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師匠、さっそく質問です。

エビングセットの仕掛け図をみて疑問に思ったのですが、ハリスは本当に「直線天秤」にじかに結んでも大丈夫なのでしょうか? ヨレないかと心配です。

やはりサルカンの介入はNGでしょうか。

 

また「ダブルクリンチノット」で結ぶ…って、本当ですか?!!

 

 

 

天秤にはショックリーダーを「漁師結び」でじかに結びます。天秤下側もハリスを「漁師結び」でじかに結びます。

 

仕掛けが絡む絡まないは、ハリスのメーカー・素材などで大きく変わると思います。ナイロンはNGですね。ハリ強めのフロロカーボンを使用しています。

 

サルカンについては使用しません。
詳細は以下で述べます。

 

 

 

 

 

 

 

エビングシミュレーション2

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次いで、ダイワの「DRスティック」について質問です。

棚が浅いときはピンク、深くなったらケイムラと聞きますが、何色メインで使用されていますか。

またカツオ・マグロで色を使い分けますか。

 

 

 

 

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マルキュー特船オキアミ55最強です。

今年から復活みたいですね~。

 

DRスティックは、周りの友人に聞いても、イワシカラー等の釣果は薄いです。あくまでもオキアミに集まった魚を狙いますので、フワフワオキアミのイメージですね。

 

 

 

 

 

 

 

エビングシミュレーション3

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正直、コマセ船に同船される師匠がなぜ、「餌釣り師」より多くのカツオを釣りまくれるのか理解できません。

 

「エビング」の最大の利点を教えてください。

 

 

 

まず餌釣りの方は、「カゴ80号」+「カゴ内のオキアミ」+「天秤」+「クッションゴム」+「接続器具」 = 400g以上の負荷の先に、針があると思います。

 

対してエビングは、針までの負荷が、餌釣りに対して圧倒的に軽いです。さらにタックルは手持ちですから、『前アタリ』に対しての対応ができ、それこそが有利な点と言えます。

 

一瞬ですが、当たった際に少しでも仕掛けを送り込めれば、ヒット率が上がる気がします。その理由で、サルカン類は一切使っていません。

 

 

 

 

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あと、スピニングはドラグ性能が良いので、細ライン・細ハリスが使えるのも大きいですね。

 

私の仕掛けは、

カツオ=ハリス10~12号+ヒラマサ針12号。
キハダ=ハリス18~20号+むつサークルフック1/0。

です。

 

 

 

 

 

 

エビングシミュレーション4

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次いでジグの重さについて質問です。

 

エビングセット」のラインナップには100g、150g、200gとありますが、使い分ける基準はなんでしょうか。

 

またムラジグV以外で有効なジグを教えてください。エビングは「間」を取ると良いそうですが、スロー系のジグは有効でしょうか。

 

 

 

 

ジグの重さ・種類は、検証の余地はありません。

 

 

 

…。

 

 

…は?

 

 

 

『一生懸命に、ワームと同調させていただくコマセ釣り師の「コマセ」こそすべて!』です。ですから「コマセ釣り師」の「仕掛け」に絶対に絡んではいけません。そんなわけで、その日の潮の流れで、仕掛けが飛ばない最軽量のジグをチョイスしています。

 

もちろん「前当たり」を察知するには「軽い」ジグほど有効です。

 

また魚は、オキアミに夢中ですから、ジグの種類、ベイトの動きは無視できると考えます。餌釣りと同船では、ジグの実績はありませんので、ジグはただの【オモリ】の考えで良いのです。

 

40~50号の鉛おもりでも十分です。下手に高級(スロジグ含む)なジグだとドリフトフォールなどの動きをして、オマツリの原因になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

エビングシミュレーション5

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エビングでコマセ船に同船する場合、
仕掛けをコマセに同調させるのがポイントと聞きました。

 

最後の質問になります。

 

師匠のルアーテクを教えてください。

 

 

 

…教えられません。

 

 

 

そこをなんとか。

 

 

 

だって、恥ずかしいんだもん。

 

 

 

そこをなんとか。

 

 

 

夢、壊れるよ。

 

 

 

…。

 

…覚悟します。

 

 

 

 

仕方ないですね…。

皆、恥ずかしいのであまり声に出さないのですが、
特別に必殺技を伝授しましょう。

 

 

…ゴクリ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

必殺!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『棚から、ピクリも動かさない』、です。

 

絶対に動かしては駄目です。

 

ひたすら待ちます。

 

よく、棚下10mからの巻き上げの誘いなどと言いますが、嘘です。

ルアーなので、かっこ悪いから、下から巻いているだけで、心の中では、早く棚に上がれ~って思いながら、棚下10mから、棚まで巻き上げています。

 

あとは、ひたすら前アタリを、待っています…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…トゥルルル…

…トゥルルル…



…ガチャ。

 

 

 

 

 

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最後に

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さて、いかがだったでしょうか^^

 

本当いろんな考え方があって面白いですね!

 

わたしは、師匠の話を聞いて、

 

なるほど、エビングでもここまでコマセを意識して釣るのだ!

 

と感嘆いたしましたが、一方で、コマセ船に同船して「電動エビング」でキハダを掛ける方もおられますから、必ずしも正解は一つではないのだなと改めて感じました。

 

やはり、日によって変化する潮の状況にあわせて釣り方を工夫する方が、釣果をあげるのだと思います。

 

ここで紹介したのは「考え方」の一例でございます。

 

皆さんに素敵な( ✧Д✧)ヒラメキーノ!! がありますようにっ(*≧∀≦*)

 

 

 

PS. 師匠、本当にありがとうございました!
真似させていただきます…( ✧Д✧) ニヤリ

 

考察2013:オキアミの加工(まとめ)

 

オキアミの加工を試しはじめてはや1か月半…。

 

釣行を重ね…

 

DSCN4632b食いの渋いカツオ…

DSCN5038b目の良い真鯛…

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ワラサ…

マメジ…

 

 

 

 

 

 

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キメジと…

 

 

 

 

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それなりの実感を得られましたので、
2013年度版としてオキアミの加工法をまとめました^^

 

 

個人的なオキアミの「加工目的」はただ1つ。

 

「適度に身を硬くして針もちを良くする」

 

これだけなのですが、しかし針持ちを良くするために加工すれば当然
味が変わってしまうので、

 

「美味しさUPで魚が餌を吐き出さない」

つまり「食い込み、針掛かりが良い」

 

ということが、釣行時にもっとも気にしていた加工のテーマでした。

 

 

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オキアミの加工とは直接、関係ないかもしれませんが、
とくにキハダ、真鯛の食い込みが良かったのでアリかなと思っています。

 

 

 

 

 

 

レシピ

 

 

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オキアミは傷みやすいので、
加工はいつも前夜に行っています。

 

※以下、分量は「刺魔王1個」に対する記載です。

 

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50ccの「みりん」に「カツオダシ」と「塩」を
それぞれ大さじ2/3ずつ入れ、火にかけます。

 

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火にかける理由は2つ、「みりんのアルコールを飛ばす」こと、
「カツオだしをみりんに溶かす」ことです。

 

 

 

 

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箸でかき混ぜます。カツオダシが完全には混ざりませんが、

 

 

 

 

 

 

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1時間ほど「みりん液」を冷ましたら、
タッパに移した「刺魔王」にとろ~り。

 

 

 

 

 

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次いで、
原材料が「果糖ブドウ糖液糖」のシロップを130g(11g x 12個)と、

 

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※シロップの原材料は必ずしも 「果糖ブドウ糖液糖」ではない点に注意です。

 

 

 

 

 

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シロップと同量の「ハチミツ」を入れます。
特にかきまぜる必要はありません。

 

 

 

 

 

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夏季であれば、ギリギリまで冷蔵庫で保存。
冬季であれば、そのままクーラーBOXに入れ、車の中へ…。

 

 

 

 

 

 

 

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車に揺られて? 朝にはちゃんと混ざってます^^

 

 

 

 

 

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味は、けっこう「カツオダシ」です。

「カツオダシ」は魚が好むアミノ酸を多く含んでいますから、
これがポイントかもしれませんね^^

 

 

 

なお、

 

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真鯛は本当に目が良いと思うので、オキアミの選別はとくに「ヒゲ」がちゃんと2本あり、「目」がしわしわしていない固体を選ぶようにしています。

 

 

 

 

 

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そのため、真鯛用の付け餌は船宿で購入し、選別した固体のみ
その場で加工液に漬けています。大きさはL、または2Lくらいを選別。
30分ほどで出来上がりです^^

 

※追記:真鯛狙いでは柔らかめがいいかもしれません。加工液に入れる塩の分量で調整できますが、硬くなりすぎるようなら現地で海水を混ぜて調整できます。

 

 

 

 

 

考察2013:K達人

 

2013年10月10日、私の隣で爆釣していたK達人

朝一の仕掛けはハリス16号3~4.5メートル、マグロに切り替えてからはハリス22号6メートルと、状況に応じて仕掛けを変えてはいたものの、

 

 

 

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餌のつけ方も私と全く同じで、

 

針もインターフックの15号をメインに、ところによりジャイアンとキハダ16号を使用と、特筆すべきことは何もなく…。

 

 

 

 

 

 

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ならばなぜ、こうも釣果が違うのでしょうか

 

 

あまりにヒットを連発していたので、私との違いがコマセワークであると気づくまでにずいぶん時間がかかってしまいました

 

 

 

K達人のコマセワーク

 

棚50メートル、ハリス3(6)メートルとした場合

 

  1. 55(60)メートルまで仕掛けを落とす。
  2. 仕掛けが落ちたら間髪を入れず、だいたい3回に分けて棚50(52)メートルまで流れるようにコマセを撒く。
  3. リールを巻きすぎた場合は、だいたい50(52)メートルになるよう道糸を出して調整する。

 

K達人はとても感覚的な方です。毎回微妙に棚が違います。まずセオリー通りではありません。

しかし、ひとたびコマセワークを終えればヒット連発、
何かあるはずなんです。

 

せっかくなので、
私なりにK達人のコマセワークを分析してみましたよっヾ(`Д´)ノ

 

 

 

分析

 

1・より下からコマセを撒くことで糸ふけが取れやすい。
>棚ボケ防止効果

 

2・ビシの中身が減るほどコマセがよく出るというビシの特性により、棚下のほうではコマセ薄く、狙った棚では最大のコマセ量を撒き、より魚の食い気をあおるようなコマセのグラデーションを作っていたのではないか。

 

3・付け餌を「縦に広く」動かすことによるアクションバイト効果。

 

 

も~完全な妄想ですが

 

「棚でコマセを撒く」という既成概念をくつがえすK達人のコマセワークは、考えれば考えるほど「独自の棚」を作っていたように思えてなりません。

 

 

もし、私に失敗があるとするならば…。

それは「コマセの詰めすぎ」です。

 

 

 

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ここ最近、水深が深くなってから、どうもコマセを詰めすぎていたように感じます。仕掛けを回収したときにコマセが残っていないからといって、コマセワーク中にしっかりコマセが撒けているかといえば、話が別です。コマセは、仕掛けの回収中にほとんど出てしまいますからね。(←自分に言ってます)

 

実のところ、昨年私が爆釣したときのコマセ量は、
半分も入れてないかどうかでした。

 

ふむ、なんか見えてきたような気がします…。
次回、試しますよ、K達人のコマセワーク…。
そしてコマセは詰めすぎない…と。

 

 

いや~、最近「課題」が多くて困るなぁ(笑)

 

 

 

 

考察2013:潮の濁りを読む

 

相模湾は「北風に強く」、「南風に弱い」とよく言われますね。

 

でもこれ、単純に「北風」のほうが「波が立ちにくい」から「船が揺れにくい」というような、単純な解釈で終わらせたらもったいないです。

 

風向きからは、「潮の濁り」も読むことができます。

 

 

 

 

 

風向きと潮の濁り

 

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※相模湾、東京湾の場合、その地形等の理由により

 

北風だと「波が立ちにくい」ので

潮が「澄みやすく、

 

南風だと「波が立ちやすい」ので

潮が「濁りやすいそうです。

 

 

船長曰く、さらに一日の中でも潮の濁りは変化するようですよ^^

とくに朝のうちは「澄み」やすく、夕方になるにつれ「濁り」やすいそうですから、朝の潮が「濁って」いたらその日は一日「濁っている」可能性が高いです。

 

 

この情報と、

 

 

カツオは「澄み潮」が好き。

マグロは「澄み潮」だと渋く、サメ率UP。

 

 

という情報を足すと、

 

「北風」=「澄み潮」=「カツオ・キメジ向き」

「南風」=「濁り潮」=「マグロ向き」

 

と言えそうです。

 

(釣り場によっては「潮の濁り」も多少、違うかと思います。大雑把な情報として捉えていただければ幸いです)

 

なお、風が「潮の濁り」に影響するまでの時間を考慮するなら、前日から当日の夜中の風を見るとよさそうですね。

 

 

潮の濁りに対する解釈は人それぞれですが、

 

澄み潮でマグロを狙うならハリス長めがよさそうだ」とか、

濁り潮なら紫外線スプレーが有効?」などなど、

 

仕掛けの選択には役立つかもしれません^^

 

 

 

 

考察2013:オキアミの加工(後編)

 

前回の続きです)

 

うげぺぺぺぺ(°◇°;)

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なんてこったい、

「味の素」の味しかしないじゃないか…。

 

 

このときは正直、
「味の素は入れすぎちゃだめだ!」と思いましたが、
誤解なきよう先に申しあげますと、れは早とちりでした

 

調味料が「素材」になじむまで少し時間がかかるようです。
数日後に味見してみれば、「味の素」にかんしては問題なく、むしろ「みりん」のほうに問題を感じることに…。

 

 

 

 

 

冷凍の記録

 

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冷凍初日はなんのニオイもしなかったオキアミ。

 

 

 

 

…しかし翌日。

 

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あ、

 

 

 

 

 

 

アルコールくさっ∑( ̄□ ̄;)

 

冷凍庫のフタをあけた瞬間ムッとするアルコール臭、
オキアミとみりんの混ざったニオイが充満しているじゃありませんか

 

「冷凍」したのになぜ?????

 

もしや調味料によって
なにかしらの化学反応が起きている…?

 

 

 

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「発酵」について少し調べてみたところ…。

 

「細菌」の活動は-10℃でほぼ停止するそうですが、
「酵素」の働きは-30℃でも働くのだそうです。

 

まさか発酵している…?

 

一度でも解凍したことによって、
オキアミがもつ酵素「プロテアーゼ」が自己分解しはじめたのでしょうか。

 

酵素さえあれば発酵はおきるそうですから、溶液の作成時に「水を加えた」ことにより、オキアミの自己分解酵素であるプロテアーゼが加水分解し、みりんのアルコールと反応して??ニオイが発生したのでしょうか。

 

うーん…。

 

ここまで書いておいて大変申し訳ないのですが、
さんざん調べても原因が特定できず、

私にわかることは「アルコール臭くなった」

という事実だけ

 

みりんはダメかもしれません…。m(__)mスミマセン

 

とりいそぎ、-17℃だった庫内温度を
-20℃以下に下げてみたところ、

 

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翌日の朝にはニオイは止まっていました^^;

 

 

 

こうなったら最後の手段、

 

どんな味になったのか

確認するしかないっ(ノ><)ノ

 

 

 

 

 

 

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3日後、
冷凍庫から取り出した状態のオキアミです。

 

 

 

 

 

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ハチミツ50パーセントでも完全には凍っていませんね^^

 

 

少し話はそれますが、このオキアミを完全に「不凍化」するには、
浸透圧をより高める必要があるそうです。

 

調べてみると、

浸透圧を高めるために古代から利用されてきた「塩漬け」「砂糖漬け」のうち「砂糖漬け」は、分子量の小さいブドウ糖が有効なのだそうです。

 

 

 

ならば、

 

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ブドウ糖100パーセントのシロップ。

 

 

 

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これを100パーセント使用すれば「不凍化」するはずですよね。

 

 

 

 


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オキアミをシロップ100パーセント漬けにして、

 

 

 

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冷凍庫で12時間。

 

 

 

 

 

 

 

 

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シロップ自体が硬くはなっていたものの、
斜めに傾ければとろーり、オキアミは凍っていませんでした^^

 

不凍化するならシロップ(ブドウ糖)は有効ですね^^

 

 

 

 

そして

 

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記事の冒頭で「味の素」の配合に疑問をもった私

 

本当に「こんぶ」から生成したという味の素の「Lーグルタミン酸」は
魚が好む味なのでしょうか。

 

そもそも、マグロやカツオが好む「イワシ」や「シラス」には
どんなアミノ酸が含まれているのでしょう…。

 

調べてみると、なんと各種アミノ酸を多く含む食品に
「シラス」「カツオ節」の名が連なっていることにびっくり!

 

 

 

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カツオ先生には多くのアミノ酸が含まれている模様^^

 

 

 

 

 

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お手軽にいくならコレ?

 

うまみアップの添加剤にはカツオ節が有効そうですが…。

 

いやはや、オキアミの加工は試すべきことが多すぎて
今回の考察はまとまりそうにないです

m(__)mスミマセン…。

 

 

 

 

え?

 

 

 

いや、 ごまかすなんてそんな…

 

 

 

 

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ちゃんと味見しましたヨ^^;

 

 

 

 

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各調味料により(人間にとっては)食べやすくなっており、
「ハチミツ50パーセント」と「塩」の甘じょっぱい感じが思ったよりも自然で、「味の素」もきれいに浸透したようです。

 

しかし「アルコール」の味はやっぱり人間用ですね
いくら保存が効くとはいえ、
「みりん」を魚が好むとはどうも思えません^^;

 

 

※追記

船上で「みりん」漬けにした加工オキアミを使用し、良型真鯛を釣られいる方がおりました。照りも出てよいのだとか。2013年現在、久里浜で流行っているのだそうです。

なんと~。
さっと漬けるぶんには良いのでしょうか?

 

 

 

今後もいろいろ試していくつもりではありますが、
とにかく魚が食ってくれる餌を作らないと話になりませんね^^;

 

ということで次回は、
釣れたときの加工餌を紹介いたします。

 

お粗末様でした!m(__)m

 

 

考察2013:オキアミの加工(中編)

 

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やっぱり

 

 

 

 

 

 

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食べないとダメですかね

 

 

 

流水解凍して間もないので、ほとんどニオイは気にならないものの、
「プランクトン」を食べるという行為そのものが

 

気になって気になって

 

準備はバンタン、あとは心の準備だけ

 

 

よし。

考えても仕方ない。

 

 

 

とりあえず…

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ひとかじり><”!

 

 

 

…ん?
…味がしない。

 

 

 

 

…????

 

 

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困りました

 

かじっただけではなめらかな舌触りを感じるのみで
味を感じることができません…。

 

やっぱり「味わう」しかないのでしょうか

 

えーい、
こうなったらヤケだっ!

 

 

舌でオキアミを潰して

 

 

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うわあああああ ε=ε=ヾ(;゚д゚)/

 

ぶちゅっとした…。

 

 

 

…。

 

 

…え??

 

おお??

 

 

 

 

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ののの濃厚!!!!!!!!

 

 

これは…。

 

 

味がないのではなく、

「味」=「コク」といった感じで、

ひたすらに「濃ゆい」!

 

しかしやっぱりプランクトンだぁ~(;´∀`)
決して「エビの形」から連想するような「エビ味」はしません…。

 

その正体は「高タンパク」そのもの??

 

良くいえばとても栄養価が高そうな味で、
水道水で口をゆすいでも「濃さ」だけが残ります…。

 

南極にすむ動物たちがオキアミを主食とするのには、妙に納得^^;

 

 

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アジアの情報ページさんよりお借りしました)

 

 

 

というか、このオキアミ、
すでに魚が好きな要素が揃っているんじゃないでしょうか。

 

 

 

komase

 

オキアミ自身の消化酵素(プロテアーゼ)によって自己分解したときの
あの強烈なニオイこそ集魚効果ですし、

人間がたべても濃ゆいと感じる「高タンパク」、
魚が嫌いな理由が見当たりません。

 

 

あとは、針に刺したときもう少し硬くなってくれれば、
それで良いのでは…?

 

 

そう思ったのですが、せっかくの加工ですからね^^
どうせならオキアミの「腐りやすさ」を防ぎたいところです。

 

 

なにか、良さげな食材はないものかと探していたところ…。

 

 

 

 

 

お?

 

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これだ!

 

米麹(こうじ)です。

 

 

ウィキペディアによれば、「コウジカビ」は、発酵によって「タンパク質」を分解し、うまみ成分である「アミノ酸」を生成するそうですね!

 

 

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ということは、オキアミの漬けダレに「麹」をまぜれば、(オキアミの)タンパク質がごく自然な「うまみ」に変化するんじゃないでしょうか。

 

しかも米麹に含まれる「植物性乳酸菌」は腐敗や微生物の繁殖を抑え、食品の長期保存を可能にするそうです。

 

すばらしい!

 

発酵ってすごいですね、
より「美味しく」「長持ち」させるんですから^^

 

 

 

 

なんとこの米麹(こうじ)

 

 

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「本みりん」または「みりん(タイプ)」にも含まれており、

 

 

 

 

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さっとオキアミにかけるなら「塩麹」より「みりん(タイプ)」のほうが
お手軽かもしれません^^

 

 

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※追記

本みりんのページのよれば、

本みりんの主な成分は、麹菌によりデンプンやタンパク質を分解して
出来た「生成物とアルコール」だそうです。

ですので「みりん」に期待できるアルコール以外の要素は、
あくまで「糖類」や「アミノ酸」等の「うまみ成分のみ
ということになりそうです。

 

また、塩麹についてのためになる知識はこちらをどうぞ^^

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ということで、

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みりん(タイプ)をひとふりして一口!!

 

 

…うむ!

 

甘みが増してとってもマイルド、
むしろ「甘エビ」っぽくなりましたぞ!

 

 

 

そういえば、刺身を「漬け」にするときの調味料も「醤油」「酒」「みりん」と、どれも発酵調味料です。

なるほど「漬け」にすると、「保存」が効いて「旨み」が増すわけです~^^

 

 

 

 

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さっそくみりんをふりかけて冷蔵庫でやさしく解凍^^

 

 

 

 

 

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前回と同じく

ハチミツと水(1:1)に「塩」 と「味の素」を追加し、

 

 

 

 

 

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3Lサイズのみ小分けして

最後の試食!!

(毎度食べてはいません味見だけです)

 

 

 

 

 

 

果たして…?

 


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…。

 

げ…。

 

 

 

 

 

 

なんっっで不味いのぉ???!!

 

 

 

続く

考察2013:オキアミの加工(前編)

 

 

カツオ・マグロ用のオキアミといえば3L、
いろんな種類のものが販売されていますね。

 

 

 

 

「不凍タイプ」はベトベトしているので
あまり好きではありませんが 

 

 

 

オキアミ職人のように、必要な分だけ現場でプラスして
使用量をコントロールできる商品もあります。

 

 

 

いずれにしても、
腐敗しやすく」「身が崩れやすい」というオキアミの弱点を抑えるため、「浸透圧」を高めて細菌の繁殖を抑制しつつ、「身を締め」、

商品によってはさらに浸透圧を高めることで「不凍化」し、
生での冷凍保存を可能にしています。

 

さらに「ニンニク」と「アミノ酸」を追加して「おいしさをUP」する、というのが加工オキアミの定番のようですが…。

 

 

なんともけっこうな加工量

 

これって

オキアミ本来の味は残ってるんでしょうか…

 

 

 

…。

 

 

 

ということで、

 

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ここはひとつ加工しすぎない程度のナチュラルな
加工餌を作ろうじゃありませんか^^

 

ベースとなるオキアミには船上生産にて「瞬間凍結」しているという生オキアミ、「刺魔王」をチョイス。

「真空パック」のため、酸化防止剤などの余計な保存料が入っていなさそう、というのも選んだ理由の一つです。

 

 

 

 

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「浸透圧」はやりすぎない程度に高めました。

ハチミツと水(1:1)に「塩」をプラスしただけの
シンプルな混合液を用意し、

 

 

 

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「刺魔王」を入れて
釣行日の前日(24時間前)に冷蔵庫でやさしく解凍。

 

 

このときは、「アミノ酸なんて邪道だっ!」
と思っていたのですが…。

 

 

 

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12時間後、ちょっと気が変わり

 

 

 

 

 

 

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旨みがアップするというアミノ酸(味の素)もプラス。

 

 

 

 

 

 

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釣り場に持っていくと、ほどよい締まり具合で、「しっとり感」があり、生のオキアミに似た色に仕上がり好みとなりました^^

ベタつきも最小限です。

 

ただし、「不凍化」するほど「浸透圧」を高めてはいないので、
クーラーBOXで保存しつつ、必要分だけ取り出して使用しました。

 

「塩」だけで「身を締める」より、ワンランク上の加工餌ができた~^^
と、わたくし満足していたのですが…。

 

 

 

 

 

 

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この日は釣れず…。

 

 

 

 

 

 

 

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やっぱ潮が悪い日はダメだなぁ…。

なんて、ぼーっとしながら、

 

 

 

 

 

 

 

 

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ふと、思ったんです。

 

 

 

 

このオキアミ、

 

 

 

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何味なんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

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美味しいんだろうか…。

 

 

 

 

 

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そうだそうだ!

味を確かめもせずに
釣りなんてするから釣れないのだ!

 

 

 

 

こうなったら

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食べるしかないっ!

 

新鮮なオキアミは食用になるというし、
…いや、防腐剤入ってそうだな…。

防腐剤は発ガン性物質が入っていると言うし…。

 

かじるだけにしよっと…

 

とりあえず、
使わずに持ち帰った3㌔のオキアミでもう少し実験です(ノ><)ノ

 

 

 

続く

 

 

 

マグロばらしの原因

 

せっかくのマグロヒットをものにできなかった原因、
それは「道糸の弛み」でした。

今後マグロを獲得するためにも、
ここに失敗例を記します。

 

 

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午前10時すぎ、指示棚50メートルでコマセを巻き終えてほどなく「コンコン」という明確な当たりが到来、体重を乗せるようにフッキングし、「瞬殺」を難なくクリア。ファーストランで80メートル疾走という、おおむね「セオリー」通りのスタートとなりました。

 

それにしても、初めて感じるマグロの重さ。スタンディングで獲りたいという願望はあったものの、とても巻けず、それ以上の考えもなかったので、あっけなく竿をロッドキーパーに固定

 

 

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この日は大シケ、
船はまるで巨大なブランコのようでした。

 

「船の揺れを利用しなよ」という上乗りさんのアドバイスのもと、船が下がったときに巻き、船が上がったときは耐えるという、自分にとっては斬新なスタイルでファイト開始です。

 

いや、相当にキツイ

 

残り20メートルまで巻き上げ、「勝利」を確信したのもつかの間、突発的な走りで再び100メートル出されたときにはもはや体力の限界で、

さらに巻き上げてようやく残り30メートルまで達したころには、
ほとんど腕の感覚がありませんでした

 

でも念願のマグロ獲得まであと少し、
ここまでは良かったと思います。

 

 

 

残り30メートルのところで突然、
糸がフケました。

 

バレた!????Σ(||゜Д゜)

 

かな~り青ざめましたが、「食い上がってるからどんどん巻いたほうがいいよ」という上乗りさんの言葉を信じ、無我夢中でゴリ巻きすると、残り20メートルで再び手応えを感じます。

 

しかし、その手応えが最後の感触となりました。

「ブツっ」という感触も、
同時に伝わってきたからです。

 

 

 

 

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私のリールはティアグラ、
「ローギア」付きのトローリングリールです。

 

あまりの重量に閉口して、ここぞとばかりに「ローギア」でファイトしていたのですが、いざ食いあげられると、今度は巻きあげスピードが全く足りないことに気づきます

 

ハイギアであれば「食い上げ」に対抗できたかは、正直わかりませんが、これは大きな課題となりました。

どうあれ、糸は「張った状態」じゃないと絶対にダメですね

 

 

 

そしてハリス切れの原因。

ヒレで切られたのか、歯で切られたのか、それともハリスがカラダに巻きついてしまったのかは、わかりません。

 

もう少し冷静だったなら、切られた仕掛けを持ち帰り、「ちもと」から何センチのところで切られたのか、分析もできたのですが、今となってはそれもできず

 

 

 

もう一つの課題は「筋力」です。

リールを巻く手が何度も吊りそうになったのは、「握力」がないせいだと痛感。トローリングリールで獲りたいなら、まず「握力」を鍛えるべきでした。

電源コードがないぶん自由度の高いトローリングリールですが、こうなると、誰にでもおすすめできるリールではないです。反省してます。

 

 

 

そして最後に、上乗りさんの名言を記しておきます。

 

 

「糸を出すのも出さないのも自由」

「人それぞれ、道具も違うし、釣り方のスタイルは千差万別」

「最後は、自分の仕掛けを信じられるかどうか」

 

 

これを聞いたとき、私のマグロに対する考えは
非常に甘かったなと、思った次第です。

 

何事も、経験と改善ですね!

 

一刻も早く、
自分のスタイルを身につけたいものです。

 

 

 

考察2013:カツオの食い渋り対策



黒潮の影響でしょうか、
9月のカツオは食いが渋いですねぇ

 

どんな釣りでも食い渋りには「細ハリス」。

 

昨年の経験からすると、加えて「針も小さく」したほうが良く、
「ハリスも長め」にとると食いが良かった記憶があります。

 

これは、より自然に餌を漂わせるための対処法ですから、
やって損はない仕掛けの工夫ですよね。

 

 

harisuFuto

 

 

 

 

 

 

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今回は16号ハリスを用意しました。

昨年は渋くても18号のナイロンに食ったので、「14号まで落とさなくても食うのでは?」というのが個人的な見解です。

 

 

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「フロロカーボン16号」VS「柔らかナイロン18号」

果たしてどちらがカツオに好まれるのか、私としても興味深々^^

 

ほか、 キハダが狙える場合を想定して20号まで用意です。

 

 

 

 

 

針は

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カツオ用としては14号にサイズダウン。
針を軽くすることでより自然なフロート効果を期待。

 

 

 

 

 

 

 

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ビーズは相変わらず「ケイムラ」が好きでして(笑)

 

 

 

 

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「自然にフロート効果を出す」というのが目的です。

 

 

 

 

 

 

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「天然だから違和感なし!」というキャッチフレーズの「天然パール」も

 

 

 

 

 

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最近魅力的^^

 

 

 

 

 


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目玉ビーズも忘れません~^^

これは、まあ、完全に趣味ですね

 

 

 

 

 

 

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ゴム餌は、餌とりがなければ使わないつもりです。
活性が低いときは見破られるような気がします~。

 

あ、でも、隣の人が釣れていたら使うかも
一応、携帯はします。

 

 

 

 

 

 

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そしてハリス長。

いつもどおり3メートルを基準に4.5メートルまで用意しました。

食い渋りのときはどうも「長ハリス」に食う印象なのですが、
みなさんはどう思いますか?

 

 

 

ちなみに、食い渋りに関係なく、

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「潮の流れが早い」ときは、短かすぎるハリスはやっぱり不利かなと思います。

 

 

 

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食い渋りに釣れるようなときって、
長めのハリスであることが多いんですよねぇ。

 

 

 

次回の釣行ではこれらの考察を試しつつ
その結果をお伝えしたいと思います^^